2019年03月20日公開
2024年09月08日更新
二日酔いの予防方法5選!二日酔いを回避する対策/ポイントは?
二日酔いの予防方法を皆さんは知っていますか?お酒を飲んで盛り上がってくるとついつい飲み過ぎてしまい、翌朝辛い思いをしたこともあるのではないでしょうか?美味しいお酒を楽しく飲み翌日に持ち越さない為にも、栄養ドリンクやサプリを使う、水分補給をするなど二日酔いの予防方法や飲み方をまとめたので参考にしてみて下さい。また、二日酔いになってしまった時は糖分を摂りアルコールを分解するなど、おすすめの対策ポイントや飲酒で起きるさまざまな原因なども紹介していきます。
二日酔いの予防方法が知りたい!
お酒を飲みすぎて辛いのが、翌日起きる二日酔いなのではないでしょうか?お酒を飲んで楽しい時間を過ごしたり、ストレスの発散にもなったりしますが、飲みすぎてしまうと頭痛や吐き気などの症状が出て、仕事にならなかったり、予定が台無しになってしまうなどは避けたいものです。
また、お酒を飲む場合は、二日酔いにならないように自身の体調を考えて飲むことが大切ですが、思いっきり飲みたい時もあるかと思います。そこで、二日酔いがトラウマにならないようにする為にも予防方法や飲み方、飲酒で起きる原因などを知っておきましょう。二日酔いの予防方法や回避する対策が分かれば、より美味しく楽しく飲めるはずです。
二日酔いが飲酒で起きる原因は?
では、二日酔いが飲酒で起きるさまざまな原因にはどのようなことがあるのでしょうか?主な原因について解説していきます。
二日酔いの原因になる有害物質
二日酔いは「アセトアルデヒド」という有害物質が原因で引き起こします。アルコールは、体内に入ると肝臓の働きで分解され、アセトアルデヒドと言う成分に変化します。さらに、酵素の働きによって無害な酢酸と言う物質に分解されます。そして最終的に炭酸ガスと水になります。アセトアルデヒドは毒性を持つ物質です。
肝臓で分解しきれなかったアルコールは、肝静脈を通って心臓へと送られ、また血中に戻されて全身へと巡っていきます。そして再び肝臓戻って分解されます。その時に酢酸に分解されていないアセトアルデヒドも一緒になって血中に戻されることにより二日酔いの症状を引き起こします。
有害物質が体内に残ると頭痛などの原因に
肝臓はアルコールを分解しつつ、アセトアルデヒドを分解して体外に排出しますが、それ以上処理できないほどのアルコールを摂取すると、アセトアルデヒドが体内に残り神経細胞に影響を与えて頭痛や吐き気、全身のだるさなどの二日酔いの原因を引き起こします。
上記で紹介したアセトアルデヒドと言う有害物質は、お酒を飲んだ時に顔が赤くなったり、悪酔いや頭痛、動機や吐き気の原因となる物質です。
水分不足は喉の渇きを引き起こす
飲酒時は脱水症状になりやすく、その原因としてアルコール類には利尿作用があり、尿として水分を外に出していってしまうことにあります。また、二日酔いの原因の1つのアセトアルデヒドと言う有害物質を分解するのに水が必要となる為です。
このように体内の水分が奪われることで、アセトアルデヒドが溜まりやすくなり、二日酔いを引き起こす原因の1つとなります。また喉が渇いたからと言ってアルコールを摂取してしまっては、逆に水分不足に陥り喉の渇きの原因ともなります。アルコール以外に水分補給をすることが大切です。
胃腸が乱れると吐き気などの原因に
飲み過ぎた翌日、胃がムカムカし吐き気などの症状が出ることも少なくありません。その最も多い原因の1つに、アルコールによる胃酸過多があります。胃酸が必要以上に分泌されることを言い、アルコールは胃酸の分泌を促し、過剰に増えた状態となり、さらにアルコールは胃粘膜を直接傷つけます。
お酒を多量に飲むと胃が強く刺激され、胃酸と胃粘膜のバランスが崩れて胃粘膜が荒れる原因となります。他の原因に、アセトアルデヒドやアルコールに含まれるメタノールの働きも考えられます。また、咀嚼すると胃酸がさらに分泌されるので、食欲がないときに無理に食べることは控えた方が良いでしょう。
二日酔い予防になる飲み方と方法5選
二日酔いを予防するためにも、アセトアルデヒドを体内に残さないように肝臓の働きを高めて肝臓の解毒作用を促すことがポイントとなります。二日酔い予防となるその飲み方や方法を紹介していきます。
栄養ドリンクやサプリなどを摂取する
二日酔いを予防するためにも、飲酒前に栄養ドリンクやサプリなどを摂取して、体の負担を軽減させておきましょう。また、アセトアルデヒドを分解してくれるものを選ぶことも大切です。二日酔いに効くと有名なウコンやヘパリーゼを摂取することも二日酔いの予防におすすめです。
ウコンに含まれているクルクミンはウコンの色素成分でポリフェノールの一種です。肝臓を保護する効果があり、胆汁の分泌を促し、アルコールとアセトアルデヒドの分解を早める作用があります。またクルクミンは、秋ウコンに豊富に含まれていることを覚えておきましょう。
飲酒前に炭水化物を先に食べる
空腹の状態での飲酒は、肝臓や胃に負担がかかる上に、他に摂取するべき栄養がないのでアルコールが胃から一気に吸収してしまいます。二日酔いを予防するためにも、飲酒前に炭水化物や脂肪を含む食品を摂取しておきましょう。
お米などの炭水化物やオリーブオイルやバター、サラダのドレッシング(ノンオイルは避けましょう)などの脂肪分を飲酒前に摂取しておくとアルコールの吸収速度を抑えてくれます。脂肪は吸収するのに長い時間が必要となる為、アルコールの胃での吸収を大幅に防ぎ、腸での吸収速度をゆっくりにするので二日酔い防止に効果的です。
飲酒中や飲酒後にしっかり水分を摂る
上記でも紹介しましたが、アルコールには利尿作用があり水分が失われていきます。水分不足による頭痛や脱水、倦怠感などの二日酔いの症状を引き起こさない為にも飲酒中や飲酒後にはしっかりと水分を摂るようにしましょう。
飲酒時は脱水症状になりやすく、1Lのビールを飲むことで1,1Lの水分を失うと言われているようです。またアルコールを分解するのには水が必要です。飲酒で摂取した水分以上の水分が失われいるので積極的に水分を摂ることが大切です。就寝中の脱水症状を防ぐためにも、飲酒後は寝る前に必ず水分を摂取しましょう。
チャンポンの飲み方は避ける
ビールや焼酎、チューハイ、ウィスキーなどと違う種類のお酒を飲む飲み方のことをチャンポンと言います。乾杯に始まって、進められたお酒、自分の好きなお酒といろいろな種類のお酒を飲んでしまうこともありますが、二日酔い予防の為にもチャンポンすることは避けましょう。
このいろいろな種類のお酒を飲むことが悪いわけではなく、どれくらいの量を飲んだのかお酒の摂取量が分からなくなり飲み過ぎてしまうのです。お酒の種類によってアルコール濃度は異なるので、全て同じペースで飲んでしまうと体内のアルコール摂取許容量を超えてしまい二日酔いの原因ともなります。
また、アルコール度数のある程度高い醸造酒や混成酒をチャンポンする飲み方は、悪酔いしたり二日酔いの原因となるようなので注意しましょう。
アルコールが残ったまま寝ない
飲み過ぎて次の日のことを考えると早く寝ようと考える方も多いのではないでしょうか?ですが、それは逆効果で起きているときよりも寝ているときの方がアルコールの分解能力が低下するようなのでアルコールが残ったまま寝ることは避けましょう。
お酒を飲んですぐに寝てしまうと、血中のアルコールの分解が遅くなり二日酔いの原因となってしまうので、酔いがさめるまで待ち、アルコールの分解を促すことが大切です。また、起きていると喉が渇くので、アルコールの分解に必要な水を摂取しながら酔いがさめるのを待ちましょう。アルコールが残ったまま寝ないことも二日酔いの予防となります。
飲みすぎで二日酔いになってしまったら?
二日酔いの予防になる飲み方や方法を紹介してきましたが、それでも飲み過ぎて二日酔いになってしまったときはどのような対処をすれば良いのでしょうか?二日酔いの辛い思いを軽減するためにも、対処方法を覚えておきましょう。
スポーツドリンクなどで水分補給
二日酔いになってしまったら、体の水分が不足している状態なので水などを飲み水分補給することが大切なのですが、スポーツドリンクなど体に吸収されやすい飲み物を摂取することがおすすめです。
水分や糖分、ミネラルと言った脱水症状を回復させる栄養素を摂取するにはスポーツドリンクが良いそうです。また、塩分も同時に補給することが出来るポカリスエットもおすすめです。ただ、スポーツドリンクの飲み過ぎは糖分過剰になる可能性もあるので注意しましょう。
糖分を摂取してアルコール分解を促す
肝臓は糖分の供給をする働きもあるのですが、アルコールを大量に摂取するとアルコール分解に肝臓が使われることで、体内の糖分が不足し低血糖を引き起こすこともあります。糖分が不足すると吐き気や頭痛、体のだるさなどの二日酔いの原因となってしまいます。
糖分を素早く摂取するには、果糖が優れているのでオレンジジュースやレモンを絞ったものが良いとされています。また、吐き気を抑えてくれたり頭痛にも効果があると言われているはちみつもおすすめです。糖分を摂取してアルコールの分解を促しましょう。
飲み過ぎによる頭痛はカフェインがおすすめ
二日酔いの時に起こる辛い頭痛は、アセトアルデヒドが血管を拡張することが原因です。コーヒーに含まれているカフェインは、血管の拡張を抑えて収縮させる効果があので、二日酔いの辛い頭痛を和らげてくれます。脳の血液の循環を良くすることで頭痛が解消されるようです。
カフェインには、眠気防止効果や利尿作用を促す効果もあるので、アルコール分解を促進して二日酔いに効果的なのでおすすめです。また、お茶にはカフェインに加えてアルコールの吸収を抑える働きもあります。
栄養ドリンクやサプリを飲む
二日酔い予防をしていても、二日酔いになってしまうこともあります。そんな場合は、肝臓をサポートしてくれる栄養ドリンクやサプリを飲むこともおすすめです。二日酔いになった時には、水分や糖分、ビタミンを補給することが重要です。
栄養ドリンクやサプリにもいろいろ種類がありますが、アルコールやアセトアルデヒドの分解を早め、手助けをしてくれる栄養ドリンクやサプリを摂取しましょう。
二日酔いをしっかり予防して楽しいお酒を
二日酔いの予防方法や回避するポイント、対策などおすすめの方法を紹介してきましたがどうでしたか?お酒を飲む前や飲んでいる時、飲んだ後とそれぞれ二日酔いに効果的な方法を覚えておくことで、頭痛や吐き気、全身のだるさなど少しでも軽減することが出来るのではないでしょうか?
楽しいお酒を飲むためにも二日酔いにならないように飲むようにしましょう。また、栄養ドリンクやサプリなど自分に合ったものを選ぶようにしたり、アルコールやアセトアルデヒドの分解するものを摂取することも効果的です。二日酔い予防をすることも大事ですが、お酒を飲む場合は、自分自身の適量を知り飲み過ぎに注意して飲むことが大切です。