ワッサーは信州の美味しいフルーツ!桃やネクタリンとの違いや食べ方を紹介
桃とネクタリンの掛け合わせとして注目のフルーツ『ワッサー』!注目されているとはいえ、まだまだ知名度が高いわけではないワッサーですが、一体どの様なフルーツなのでしょうか?今回は、ワッサーの食べ方について調査すると共に、桃やネクタリンとの違いを調査してみました!
目次
『ワッサー』というフルーツが今アツい!
あなたは『ワッサー』というフルーツをご存知でしょうか?実は今、『ワッサー』というフルーツがとても注目されています。今注目のフルーツとはいえ、「聞いたことない…」「想像つかないんだけど…?」なんて方も多いと思いますので、まずは『ワッサー』というフルーツがどのようなものであるか調査してみましょう。
『ワッサー』ってどんなフルーツなの?
『ワッサー』は、長野県須坂市で農園を営んでいる中村渡さんが育成したフルーツです。1968年に『山根白桃』と『水野ネクタリン』の混植園で自然交配から生まれたハーフです。1988年に登録出願し、平成2年には品種登録された比較的新しいフルーツです。『ワッサー』という名前は中村渡さんの幼少期の愛称であった『わっさん』からとったものだという事です。
ネクタリンと桃のいいところ取りをした『ワッサー』は、時間が経っても軟らかくなりにくいので贈答用としても重宝されているフルーツです。主な産地は長野県須坂市であり、ほとんどのワッサーがここで生産されています。また、ワッサーには早生と中生があるようで、早生のワッサーは7月下旬頃から8月中旬が旬となっており、中生は8月中旬から下旬にかけて収穫・出荷されています。
ワッサーは少し固めの果肉ですが繊維質は感じられず、噛むと口の中にワッサーの果汁がじゅわっと広がります。香りは強くなく甘味や酸味はほどよくなっていますので甘すぎたり酸っぱすぎるフルーツは苦手だという方にもおすすめです。
信州生まれフルーツ・ワッサーは桃やネクタリンとどう違う?
信州生まれ、桃とネクタリンのハイブリッドフルーツ・ワッサー。桃とネクタリンのハイブリッドフルーツと言いますが、ワッサーと桃やネクタリンは一体どのような違いがあるのでしょうか?お次は、ワッサーと桃やネクタリンの違いについてチェックしてみましょう!
信州生まれフルーツ・ワッサーと桃・ネクタリンの違い
そもそもネクタリンや桃にはどんな特徴がある…?
ワッサーと桃・ネクタリンの違いを調査していく前に、そもそもネクタリンや桃にはどんな特徴があるのかご存知ですか?ワッサーと桃・ネクタリンの違いを調査する前に、まずは桃とネクタリンの特徴を調査してみましょう。
まず『桃』についてですが、桃はバラ科桃属の木になる果実です。『桃』と一口に言っても品種が多種多様なのですが大きく三つの系統に分けると、ジューシーで甘い『白鳳系』、果肉が白くジューシーな果実の『白桃系』、ジューシーで甘味が強く適度な酸味の『黄金桃系』の三つになります。
桃の主な産地は山梨県・福島県・長野県となっています。また、桃の種類によって収穫時期は異なり、大きく分けると『早生種』『中生種』『晩生種』の3つに分かれます。そんな桃といえば、詩の世界では秋の季語とされていますが、桃の旬は夏から初夏の時期となっています。
続いて、『ネクタリン』は、バラ科モモ属の木になる果実で、桃の一種です。桃と比較するとネクタリンは果肉が固めなので加熱したりカットする際にも身崩れしにくいです。また、味覚についてですが、ネクタリンは酸味が桃よりも強く、甘酸っぱい味となっています。ネクタリンの見た目はスモモに似ていますが、味や果肉の香りは桃そのものになっています。
ワッサーと桃・ネクタリンの違い
ワッサーの見た目は、よく見るとやや黄色がかった桃のようですが果肉は綺麗なオレンジとなっています。そのため、ワッサーは少し黄身がかったような見た目になっているのだと言われています。また、ワッサーは実が固いといった特徴があります。食感はサクサクとした歯ごたえです。
桃は実が柔らかくて皮を剥こうとするとべちょべちょになってしまいがちですが、ワッサーは実が固いので皮がむきやすくなっています。しかし、実が固いからといってみずみずしさがないわけではありません。ワッサーにはしっかりとフルーツならではのジューシーさを持っています。
続いて、気になるワッサーのお味ですが、ネクタリンと桃のハーフであるワッサーは、両方の良いところを受け継いでいます。ネクタリンのほどよい酸味と桃の甘さが絶妙なバランスで調和しており、爽やかな味になっています。甘さが先行するフルーツが苦手な方にもワッサーはオススメとなっています。
信州生まれフルーツ・ワッサーの食べ方は?
信州生まれのフルーツ・ワッサー。ネクタリンと桃のいいところを受け継いでいるフルーツとして注目されていますが、どのような食べ方がおすすめなのでしょうか?お次は、ワッサーの食べ方について学んでみましょう!
ワッサーは比較的固めな食感が楽しめるフルーツなのですが、日を置くと少し柔らかくなりますので、柔らかめなフルーツが好きな方は日を置いて食べるようにするのがおすすめです。また、ワッサーを生で食べる時は冷やし過ぎると甘みを感じにくくなるので食べる前に1~2時間ほど冷蔵庫で冷やすとよいでしょう。
冷蔵庫で冷やして皮をむいて食べるのもよいですし、ワッサーは桃と違って表面の毛がないフルーツなので、水洗いしてそのまま丸かじりすることもできます。実が固めの時はリンゴの皮を剥く時と同様、包丁で皮を剥けますし、ワッサーの実が柔らかくなっていれば、手で皮を剥くこともできます。
そのまま食べるのはもちろん、サラダに加えたり、コンポートやジャム・ゼリーなどがおすすめです。因みにワッサーの食べごろについてですが、全体的に赤く色づいて緑や黄色の部分が少なくなっていたり、触って少し柔らかいと、ほどよい甘さといえるでしょう。
信州生まれフルーツ・ワッサーはどこで買える?
信州生まれフルーツ・ワッサー。主な産地は長野県須坂市であり、ほとんどのワッサーが長野県で生産されているそうですが、ワッサーはどこで買えるのでしょうか?やはり長野県でしか購入できないのでしょうか…?お次はワッサーの購入方法について調査してみましょう!
ワッサーの購入方法
今注目されているとはいえ、ワッサーはまだまだ栽培地域が狭いフルーツです。そのため、長野県ではスーパーにも高確率で置かれている様ですが、遠方の地域のスーパーなどにはまだあまり出回っていない様です。「長野県なんて遠すぎる…」「ワッサー食べてみたいけど近くで売ってない…」という方は、通販などのオンラインショップでの購入がお勧めです。
先ほどもご説明させていただいた様に、ワッサーには早生と中生があります。早生のワッサーは7月下旬頃から8月中旬に収穫・出荷、中生のワッサーは8月中旬から下旬にかけて収穫・出荷されています。オンラインショップなどで購入する場合は、予約なども行っているサイトが多い様ですから、収穫・出荷前に予約しておくと長野県に行かずともワッサーを購入することができるでしょう。
信州生まれフルーツ・ワッサーは冷凍保存できる?
信州生まれフルーツ・ワッサーの食べ方や購入できる場所について学べたところで、次に学んでいきたいのが『ワッサーは冷凍保存できるの…?』ということです。長野県やその周辺の県であれば一般的なスーパーなどでも多く売られていますが、遠方にお住まいの方はやはり通販などでワッサーを購入することが多いでしょう。
そのため、どうしても大量に購入してしまいがちです…。食材を大量購入した際、多くの方は冷凍保存をすると思いますが、ワッサーも冷凍保存することが可能なのでしょうか?そこでお次は、ワッサーの冷凍保存について学んでみましょう!
ワッサーは冷凍保存できる!
結論からお話しさせていただくと、ワッサーは冷凍保存することができます!ワッサーは桃よりも水分が少なめですし果肉に色があるので、カットして冷蔵保存をしても変色しにくくなります。ワッサーを大量に購入してしまった時やすぐに食べることができない時は、冷凍保存しておくと便利です。
《まとめ》信州生まれフルーツ・ワッサーの食べ方調査
信州生まれフルーツ・ワッサーの食べ方調査まとめのご紹介はどうでしたか?長野県須坂市で誕生した桃とネクタリンのハイブリッドフルーツ・ワッサー。そんなワッサーは、桃とネクタリンの良いところを引き継いただフルーツとなっており、今注目されているハイブリッドフルーツです。
注目されているとはいえまだまだ収穫地域も狭いワッサーですから、遠方の方はなかなかお近くのスーパーなどでは購入することができません。そのため、「ワッサーを食べたい!」と思っている場合はオンラインショップでの購入がお勧めです。ネクタリンのほどよい酸味と桃の甘さがナイスバランスとなっているワッサーは、一度食べるとクセになること間違いなしなので試してみてくださいね!