黒にんにくは食べ過ぎると副作用を引き起こす？一日の摂取量目安は？

黒にんにくは、その高い健康効果で大きな話題を呼んでいる健康食品です。さまざまなメーカーから発売されている点を見ても、この黒にんにくが如何に注目を集めているかが伺えます。実はこの黒にんにくは意外と簡単に作ることができる食品で、そういった点も黒にんにくブームに拍車を掛けているのかも知れません。

一見すると良いとこ尽くしな黒にんにくですが、一部で黒にんにくには副作用があると噂されています。ただ、どの様な症状の副作用を起こすのか？等、具体的な内容については分からぬままです。そこで本記事では黒にんにくに噂される副作用の真相について徹底調査を行いました。果たして本当に黒にんにくには副作用があるのでしょうか？

早速本題である黒にんにくの副作用についての調査結果を紹介していきます。健康食品としてブームを呼んでいる黒にんにくには、本当に何らかの副作用があるのでしょうか？

黒にんにくの副作用について、結果から申し上げると重篤な副作用は一切存在しません。そもそもその様な重大な副作用のある食品ならば、製造販売元が危険性を隠して販売を行う筈がありません。万が一大きな健康問題が発生した場合、大変な責任問題になるのは明確です。そのようなリスクを取る企業があるとは到底考えられません。

恐らくこの副作用というのは、にんにくにはアリシンが含まれていることに関係しているのではないか？と推測できます。このアリシンという成分を大量に摂取すると、腸内環境を乱す恐れが有ります。つまり、にんにくを食べ過ぎるとお腹を壊すということです。しかしながらこのアリシンは黒にんにくの中にはほぼ残っていないので、この心配はありません。

そもそもどんな食べ物だろうと食べ過ぎ自体身体によくありません。健康食品である黒にんにくだろうと、食べ過ぎれば悪影響となるのは当然です。かといって食べ過ぎが原因でお腹を壊したことを、黒にんにくの副作用といってしまうのもまた違う話でしょう。取り敢えず、黒にんにくには副作用が無いということで間違いありません。

黒にんにくは一般的な白にんにくと比較すると、刺激も少なくマイルドな味わいです。普通のにんにくを生で食すと胃にピリッとした刺激を感じますが、これは先程副作用のところで説明したアリシンの影響です。このアリシンが黒にんにくになると殆ど抜けているので、にんにく独特の刺激がなくマイルドな味わいになるのです。

にんにく独特の刺激が身体に合わないという人は少なからずおり、これらの人々はにんにくを口にすると胃痛や胸焼けを起こします。黒にんにくにはそうした心配もないので、にんにくを苦手としていた人達も安心して食べることができるのです。

黒にんにくには重篤な副作用を起こすような成分は含まれていないと説明しましたが、食べ過ぎてしまうと身体に悪い影響を与える場合もあります。実際に黒にんにくを食べ過ぎてしまった結果、胃の不快感や下痢などの悪影響が出たという声もあります。何にせよ食べ過ぎそのものが身体によくありませんので、摂取する際には適量摂取を心掛けて下さい。

黒にんにくを口にする上で、一つ注意しなければ為らない点があります。それはある薬との複合摂取です。実は黒にんにくと風邪薬は相性がよくありません。これは黒にんにくに限らずにんにく全般に言えることで、風邪薬とにんにくを同時に摂取してしまうと、胃壁などに大きな負担が掛かってしまうために、胃痛等の症状を引き起こす原因となってしまいます。

また、抗凝血薬とにんにくの組み合わせもNGです。抗凝血薬とにんにくを併せ呑みしてしまうと、ちょっとした切り傷でも血が止まらない状態になってしまいます。こういった相性の悪い飲み合わせはにんにく以外にもあるので、興味がある方は一度調べてみると良いかも知れません。

続いては黒にんにくの食べ方について説明しておきましょう。正しい摂取量とおすすめの食べ方を知り、上手に美味しく黒にんにくを頂きましょう！

黒にんにくの摂取量について、明確な推奨量は提示されておりません。なので、適量を食べるのが摂取量としての目安としか言えないのですが、取り敢えずは一回一粒を一日三回程度から始めるのが妥当なラインといわれています。それで様子を見て、増やして問題無さそうであれば増やしていくのも良いでしょう。

続いては黒にんにくの食べ方について、おすすめの方法を紹介しましょう！そのまま食べても美味しい黒にんにくですが、少し手を加えるだけで更に美味しく食べやすい状態にすることができます。そうした調理法の中から、特におすすめの調理法を紹介します。

• 黒ニンニク：1房
• 有塩バター：8オンス（226グラム）

1. バターの全体がすっかり柔らかくなるまで、室温に置いておきます。
2. 黒ニンニクは薄皮をやさしく取り除きます。
3. 皮をむいた黒ニンニクをフードプロセッサーの容器に入れます。
4. バターを4等分して加え、ニンニクとバターが混ざり合うまでプロセッサーにかけます。
5. 容器の側壁にバターがこびりつくようならヘラでぬぐいましょう。
6. プロセッサーから容れ物に移し替えたら出来上がりです。

• 酢：大さじ2杯
• 醤油：大さじ2杯
• 砂糖：大さじ1杯
• ごま油：大さじ1杯
• ネギ：1/2本
• 生姜すりおろし：小さじ1杯
• 豆板醤：小さじ2杯
• 黒にんにく：2片

1. ネギ1/2本と黒にんにくは、みじん切りにしておきます。
2. ボウルに１の材料と生姜、すべての調味料を入れて良くかき混ぜます。
3. 容器に移して出来上がりです。

とにかく刻んで混ぜるだけの簡単調理で、保存もきくため忙しい人の味方です。ドレッシングや、ツケダレとして色々なお料理に応用できるので、とっても便利です。酸味と辛味が食欲をそそり、塩分を気にされる方にもピッタリです。瓶に保存をしておけば、冷蔵庫で1ヶ月は持ちます。

最後に、黒にんにくに含まれている栄養が齎す効果効能について紹介しておきます。黒にんにくを食べ続けることでどの様な健康効果を見込めることができるのか？しっかりと覚えておきましょう！

黒にんにくを食べ続けることで、生活習慣病を予防することができます。黒にんにくには動脈硬化を抑える成分や血管を正常に保つ成分が豊富に含まれており、これらが抜群の効果を発揮します。血圧が気になる方は、この機会に黒にんにくを試してみてはいかがでしょう？

にんにくはスタミナやパワーの源といわれておりますが、黒にんにくを摂取することで疲労回復効果を期待することができます。仕事が忙しくて疲れが溜まっている時などは、進んで黒にんにくを摂取してみましょう。

黒にんにくにはアレルギー改善にも効果を発揮するといわれています。黒にんにくを摂取すると免疫力をUPすることができるので、これがさまざまアレルギーにも効果を発揮するという訳です。ただし、効果が出るまでにはそれなりの時間が掛かりますので、ゆっくりと粘り強く摂取を続けていくことが肝心です。

黒にんにくに噂される副作用ですが、調査した結果を見る限り問題の有る副作用は存在しないとみて間違いありません。ただ、副作用は無くとも食べ過ぎはよくありませんので、くれぐれも程々に摂取して下さい。また、手軽に摂取できる黒にんにくのサプリメントも多数販売されているので、気になる方はそちらもチェックしてみて下さい。