タカアシガニの味は美味しい?まずい?旬の時期や料理レシピも紹介

タカアシガニの味や値段、そして気になる旬の時期や料理レシピなどをまとめてみました。なかなか食べる機会の少ないタカアシガニですが、その味は一体どの様なものなのでしょうか?世界最大の蟹であるタカアシガニの魅力について迫ります!

タカアシガニの味は美味しい?まずい?旬の時期や料理レシピも紹介のイメージ

目次

  1. 1タカアシガニの味を徹底解説!
  2. 2タカアシガニの特徴
  3. 3タカアシガニの味を活かした料理レシピ
  4. 4タカアシガニの味に関する口コミ
  5. 5タカアシガニの味まとめ

タカアシガニの味を徹底解説!

タカアシガニは世界最大の大きさを誇る蟹として有名ですが、味についてはあまり知られておりません。確かに毛ガニやズワイガニといったメジャーな蟹と比べると流通量も少ないので、食べる機会もそう多くは無いでしょう。それ故にタカアシガニの味は美味いのか?それともまずいのか?と、話題に上ることも珍しくはありません。

本記事ではそのタカアシガニについて徹底調査を行いました。特徴や値段、旬の季節から美味しく頂けるおすすめの料理法まで、タカアシガニを徹底解説!果たしてタカアシガニはどのような味がするのでしょうか⁉

タカアシガニの特徴

まずはタカアシガニの特徴について説明を行います。タカアシガニといえばどのカニよりも分かりやすい特徴を有するカニですが、その味の特徴や値段、旬の季節などはどうなっているのでしょうか?

タカアシガニの見た目

タカアシガニは世界最大のカニです。その見た目は我々が想像するカニの大きさを遥かに上回るサイズ感で、カニよりも蜘蛛を連想させるような姿をしています。それもそのはず、このタカアシガニはクモガニ科に分類されるカニであり、その特徴的な見た目によって生きている化石ともいわれることもあるそうです。

とにかくそのサイズ感は桁違いで、大きなオスにもなると甲羅は40cmにもなり、体重も19kg程になるといわれています。また、足を広げるとその大きさは3.8mに達することもあるとか。カニとしては明らかに規格外の大きさで、ちょっとした小型犬よりも大きいというのですから驚きです。

タカアシガニの味

続いてはタカアシガニの味です。昔から「大きな物は味も大味」等といわれておりますが、やはり巨大サイズなタカアシガニも漏れなくこの例に当てはまってしまうのでしょうか?結論から言うと、実はタカアシガニの味は中々の美味で、どちらかと言うとカニというよりは伊勢海老などに近い味わいを持っています

一般的なカニの味とは違った味わいが口の中に広がりますが、その味がこれまた上々です。濃厚でクリーミーな味わいは、他のカニでは愉しめない独特の味と言ってよいでしょう。また、弾力性も抜群で、しっかりとカニ身を食べていることを実感させてくれます。甲殻類が好きなかたなら、まず間違いなく気に入る味であるといえます。

ただし、一つだけ注意しなければ為らない点があります。それは鮮度です。実はタカアシガニは生きていないとスカスカになり、味も一気に落ちてしまうのだそうです。時間が経ったタカアシガニは、それはもう散々な程にまずいのだとか。

タカアシガニの旬

タカアシガニの旬ですが、旬の時期は12〜3月とされています。4月になるとタカアシガニは産卵期を迎えるので、その間は漁も禁止となります。故にタカアシガニを食べるのであれば、やはり旬である初春頃がベストであるといえそうです。ただ、漁そのものは9月辺りから行われているので(駿河湾の場合)、旬の時期以外でも食べることは可能です。

タカアシガニの値段

タカアシガニが美味しいカニであることは分かりましたが、やはりそうなると気になるのは値段です。カニと言えばやはりそれなりの値段は覚悟しなければならない物ですが、具体的にはどれ位の金額で手に入れることができるのでしょうか?そこで、タカアシガニが販売されている平均的な値段について調べてみました。

その結果、食用のタカアシガニの値段は1杯で20,000円程度で、脚だけで構わないのであれば、何と5,000円位でも手に入れることができるのだそうです。安いとは言えませんが、超が付くほどの高級ブランド蟹と比べると充分割安です。これ位の値段であれば、充分に許容できるといっても差し支えないでしょう。

タカアシガニの選び方

タカアシガニを選ぶ際は、見た目の大きさではなく重さを重視しましょう。タカアシガニは身が重くてギッシリと詰まった個体ほど旨味が強いといわれています。いくら身体が大きくても、身が詰まっていないタカアシガニでは意味がありません。よって重量感を重視して個体を選ぶことを心掛けてください。

タカアシガニの味を活かした料理レシピ

では続いてタカアシガニの味を活かした料理レシピを幾つか紹介します。どれもかに料理の定番として知られる料理ばかりなので、まずはこの辺りからチャレンジしていきましょう!

蒸しガニ

  • タカアシガニ:1パイ
 
  1. タカアシガニは生きているもの又は新鮮なものを入手します。
  2. 甲羅をはがし、鰓とカニミソを取り除きます(カニミソは臭みがあり美味しくありません)
  3. 蒸し鍋の大きさに合わせて足を切断します。水蒸気が上がってから10分ほど蒸します。
  4. 蒸しあがったカニ足は、足先側の関節の付け根を折り、引き抜くと身が綺麗に取れます。

タカアシガニに限らず、蒸しガニはかに料理の中で最も定番とされる方法です。毛ガニやタラバガニなども、この蒸しガニで食べられることが多いといわれています。茹でたタカアシガニは身にカニミソの臭みが移りやすく、焼きタカアシガニは手間が掛かります。しかし蒸しタカアシガニになら身離れも良く、手間も掛からず簡単です。

ただ、タカアシガニはサイズがサイズだけに、通常の家庭ではそのまま丸ごと一杯を蒸し上げることは不可能でしょう。その場合は脚と身体を別々に蒸し上げて下さい。それでも恐らくは相当大きな鍋が必要になるので、蒸しガニをするならその辺りの道具も忘れずに用意しておきましょう。

焼きガニ

  • タカアシガニの脚:好きな量
  • 米酢:大さじ2
  • みりん:大さじ2
  • 薄口醤油:大さじ2
 
  1. 殻をそのままにして予熱したグリルに入れ強火で5分焼きます。
  2. 焼いている間に、ボウルで酢とみりん、薄口醤油を合わせ三杯酢を作り小鉢に移します。
  3. 取り出したらキッチンバサミで側面を切り、表の面の殻だけ外します。ツメも同様です。
  4. 皿に盛り付け、三杯酢を添えて出来上がりです。

カニ本来の旨味を最も堪能できる料理法と言えば、やはり焼きガニでしょう。香ばしいカニの香りは実に食欲を唆ります。海鮮BBQなどにタカアシガニを用意すれば、参加者も盛り上がること間違いなしです。焼き上げの際は半解凍の殻付きのまま焼くのがコツで、旨味が逃げずにしっとりとジューシーな焼き上がりになります。

ただ、焼きガニは調理すること自体は容易でも、食べるのが割と面倒な調理法です。いわゆる「カニを食べると無口になる」的な話なので、これはこれで致し方ないとも言えます。食べることに真剣になっても構わないメンツであれば、この焼きガニがおすすめです。

カニしゃぶ

  • ズワイガニ:適量
  • 昆布:1枚
  • 柚子の皮:少々
  • ポン酢:適量
 
  1. 土鍋に水を入れ、昆布を一枚いれ30分程置きます。
  2. 土鍋を火にかけ沸騰したら火を弱め、しゃぶしゃぶします。
  3. あとはポン酢をつけて頂きます!(そのまま食べてもOKです)

出汁を張った鍋にカニ身を浸し、しゃぶしゃぶと湯掻いて頂くカニしゃぶも、タカアシガニの旨味をじっくりと堪能することができるおすすめの料理です。最後は残ったカニ身を入れて、カニ雑炊にして頂くのも良いでしょう。

元々タカアシガニ自体に塩気があるので、ポン酢をつけずそのまま食べても美味しく頂けます。昆布が無い場合は白だしを薄めて代用してもOKです。柚子が無い場合には市販の柚子ポンやかぼすポン酢を付けても問題ありません。

タカアシガニの味に関する口コミ

最後にタカアシガニについての口コミをまとめてみました。どうやら産地に住まわれている方の間では、既にタカアシガニの美味しさは充分知れ渡っているいるようです。また、その美味さを聞きつけ、実際に食べに行ってみた人達の感想も概ね上々で、評価の高いモノばかりでした。

タカアシガニの味まとめ

世界最大のカニとして知られるタカアシガニについてまとめてみました。「デカいものは味も大味」そう世間で一般では言われておりますが、タカアシガニについては例外とみて間違い無さそうです。採れる地域はそれほど多くはありませんが、機会があればぜひ一度タカアシガニを味わってみてください!

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