2019年09月25日公開
2024年09月28日更新
ホウボウの美味しい食べ方を解説!おすすめの部位はどこ?厳選レシピも紹介
ホウボウは其程馴染みのある魚ではありませんが、食べ方を知る事でとても美味しく頂く事ができる魚です。本記事ではそんなホウボウの美味しい食べ方やおすすめのレシピ等を紹介します。肝が抜群と言われるホウボウは、刺身でも食べられるのでしょうか?
ホウボウの食べ方はいろいろある
ホウボウはカサゴの仲間
ホウボウはカサゴ目ホウボウ科に属する魚類です。カサゴ同様見た目が特徴的ですが、味の方は抜群です。
刺身で食べられる?
ホウボウの見た目から刺身はあまり想像が付きづらいところですが、実はホウボウの刺身はかなりの美味です。弾力のある身と濃厚な味わいが特徴で、その深い味わいは鯛にも匹敵すると言われています。もしお刺身居酒屋などで見かけた際は、必ず食べておきたい一品です。
肝がおすすめ
ホウボウの肝は非常に濃厚で、おつまみとしてこの上なく美味な一品です。特にこの肝をポン酢で和えたホウボウの肝ポン酢和えは、数有るホウボウを使ったレシピの中でも抜群の美味しさを誇ります。
ホウボウの肝ポン酢和えのレシピ
- ホウボウの肝:1尾分(肝、胃、皮、浮き袋)
- 水:50cc
- 酒:50cc
- 塩:少々
- 万能ネギ(小口切り):適量
- もみじおろし:適量
- ポン酢:大さじ2
- キュウリ(細切りorツマ):半分
- 浮き袋、胃袋、肝を水50cc、酒50cc、塩少々をあわせたものに1時間ほど漬ける。
- 水分を拭き取ったら皮、浮き袋、胃袋を細切りにして茹であげ、氷水に入れて締める。
- 蒸した肝をみじん切りにして、ポン酢大さじ2と合わせる。
- 2と3を混ぜ合わせ、薬味などを乗せたらできあがり。
ホウボウの食べ方と厳選レシピ
ホウボウの下処理方法
ホウボウの下処理ですが、ウロコ取り⇒頭落とし⇒内蔵除去⇒兜割りの順番で処理を行っていきます。特に難しい点はありませんが、浮き袋を取り除く際に内蔵を傷つける事があるので、この部分の作業だけは慎重に行いましょう。
焼く
まずはホウボウを焼き上げるレシピを紹介します。焼き魚は魚の食べ方として基本中の基本ですので、ホウボウ本来の味を楽しみたいという方には焼きがおすすめです。
ホウボウの塩焼き
- ホウボウ:1尾
- 塩:適宜
- ホウボウのウロコを取る。(ウロコが小さいので丁寧に)
- 頭を血付けたまま腹開きにして腹ワタを取り出し、水洗いする(浮き袋は捨てない)
- 水気をふき取り、軽く塩をふって20分くらい置く。
- 浮き出た水をふき取り、再度軽く塩をふる。
- 表から焼きはじめ、裏返して十分に火を通す。
- 浮き袋にも軽く塩をして、同じように焼き上げる
- 器に盛り付けて出来上がり。
ホウボウのポワレ
- ホウボウ:3尾
- オリーブオイル:大さじ4
- 完熟トマト:2個
- セロリ:1本
- ズッキーニ:1本
- にんにく:1片
- 塩・胡椒:適宜
- 白ワイン:大さじ3
- ホウボウは壷抜きで内臓とエラを取り除き、塩を振って10分程おく。
- 水が出たらキッチンペーパーで吸い取り、背ビレの両側に隠し包丁を5cm程入れる。
- トマトを湯剥きするか、冷凍して表面の皮を剥く。
- セロリは5~6cmの細い棒状に切り、ズッキーニは3cmの輪切りにする。
- フライパンにオリーブオイルを引いて中火にかけ直ぐにホウボウを並べる。
- オイルをスプーンで掬いながら、表面の色が変わるまで満遍なく繰り返し掛けまわす。
- セロリとズッキーニを端に並べ、蓋をして7~8分蒸し焼きにして皿に盛り付ける。
- 潰したにんにくをソテーし、香りを油に移し、粗く切ったトマトを加えて煮る。
- 白ワインを加えてアルコールを飛ばし、塩・胡椒で鯵を整えホウボウに回し掛けて完成。
煮る
続いては煮物系のレシピです。魚の煮付けにはバリエーションがありませんが、それは和食の場合です。ここでは和食の洋食の煮付けレシピを紹介します。
ホウボウの煮付け
- ほうぼう:1尾
- 水:150cc(A)
- お酒:100cc(A)
- 砂糖:大さじ2(A)
- 醤油:大さじ2(A)
- みりん:大さじ2(A)
- 生姜スライス:4~5枚(A)
- 付け合わせ野菜(ネギや人参):好みを適量
- ホウボウの下処理を行う。
- スライスした生姜と(A)の調味料を合わせて鍋に入れ、火に掛ける。
- 沸いたら鍋にホウボウを入れ、蓋をして中火で煮込む。
- 煮汁にとろみが出るまで煮込み続けて、野菜を盛り付けたら完成。
ホウボウのアクアパッツァ
- ホウボウ:1匹(30センチ程)
- ニンニク:2片
- アンチョビ:2〜3本
- ケイパー:10粒
- グリーンオリーブ:5個
- ブラックオリーブ:5個
- 白ワイン:50cc
- 水:50〜80cc
- バーニャカウダソース:適量
- バジルソース:適量
- 塩、白胡椒:適量
- ホウボウの鱗を取り、腹を裂き内臓を出し綺麗に洗う。
- 極薄く塩、白胡椒をし10分程置いておき、出た水分を拭き取る。
- ニンニクを包丁で叩き、アンチョビはみじん切り、ミニトマト、オリーブは半分に切り分ける。
- フライパンにオリーブオイルとサラダ油を大さじ2ずつ入れ、ニンニクとアンチョビを入れて弱火の中火で香りを出す。
- 香りが出てきたらホウボウを入れ、油をスプーンで何度もかけるように焼いていく。
- ケイパー、オリーブ、トマトを入れてオイルに馴染ませ、白ワインと水を入れて10分〜15分程煮こむ。
- バーニャカウダソースを小匙1程度入れて味を整える。
- 器に盛り付け、バジルソースを適度にちらして出来上がり。
揚げる
最後は揚げ物です。ホウボウは油で揚げる事によって、焼きや煮付けとはまた違った味わいが楽しむ事ができます。ここでは定番の唐揚げのレシピを紹介します。
ホウボウの唐揚げ
- ホウボウ:2尾
- 醤油:小さじ2
- 酒:小さじ2
- みりん:小さじ2
- 生姜:5g
- 片栗粉:適量
- サラダ油:適量
- レモン:10g
- 岩塩:お好み
- ホウボウを3枚おろしにして、小骨を取り除く。
- 生姜のすりおろし、醤油、みりん、酒で30分漬け込む。
- 2に片栗粉適量をまぶし油で揚げる。
- お皿に盛り付け、岩塩とレモンを添えて完成。
ホウボウの食べ方でお気に入りを見つけよう
本記事ではホウボウの美味しい食べ方を紹介してきました。ホウボウは食べ方によってさまざまな味を楽しむ事ができる魚です。いろいろな食べ方がありますが、どれも割と簡単に食べる事ができる物ばかりです。ホウボウを手に入れた際は、ぜひこれらのレシピにチャレンジしてみてください。