2019年09月26日公開
2024年09月28日更新
もずくの美味しい食べ方まとめ!下ごしらえ・塩抜きの手順も詳しく解説
もずくの美味しい食べ方を集めてみました。もずくといえば酢の物が有名ですが、他にも汁物や天ぷらなど色々な食べ方がありレシピを添えて紹介します。さらに生もずくの下ごしらえ・塩抜きの方法も詳しく解説します。
もずくはどんな食べ方がおすすめ?
磯の香りを満喫できるもずくはどんな食べ方があるのでしょうか。酢の物をはじめ沖縄の家庭料理などおすすめの食べ方とレシピを紹介します。
もずくの美味しい食べ方・レシピ
もずくには色々な食べ方があり、もずくを使った定番ともいえる酢の物・温かい味噌汁・天ぷら・だし巻き玉子のレシピを紹介します。
もずくときゅうりの酢の物
- モズク・100g
- キュウリ・1本
- 塩・適量
- 酢・大さじ1.5
- 砂糖・大さじ1
- 醤油・大さじ1/2
- すりおろし生姜・適量
- キュウリを薄切りにし塩をまぶしておく
- モズクを食べやすい長さに切る
- ボウルで酢・砂糖・醤油を混ぜ合わせ、モズクと水気を絞ったキュウリを加えてよく混ぜ合わせる
- 器に盛り付けてすりおろし生姜を添えればできあがりです
もずくと相性抜群の酢を使ったレシピで、キュウリと合わせることでサッパリとした味わいに仕上がります。特に油っこい料理の付け合わせにおすすめの食べ方で、お酒のおつまみにもピッタリなレシピです。
もずくは水洗い不要タイプか、生のものを使う場合は一度湯通ししてください。 キュウリは薄り切りにしましたが、薄くスライスしてもよいです。 酢と砂糖の分量はお好みで調節してください。
もずくと卵の味噌汁
- 水・400ml
- 顆粒和風だし・小さじ1
- 卵・1個
- モズク・100g
- みそ・大さじ1
- 刻みねぎ・適量
- 卵を溶く
- 鍋に水を入れて強火で沸騰させ、中火にして顆粒和風だしと味噌を入れ溶けたら弱火にする
- モズクを食べやすい大きさに切り、ボウルに入れて卵と混ぜ合わせる
- 鍋にモズクを入れ、中火で優しく混ぜ沸騰直前で火を止める
- 器に盛り付けて刻みねぎをふりかけたらできあがりです
もずくと卵の味噌汁は、ふんわり優しい卵にもずくを合わせた身体が温まるレシピです。もずくは酢の物など冷たいレシピが多いですが、味噌汁にすることで温かい料理を楽しめる食べ方です。
生のものか塩蔵のもの使用する場合には塩抜きして使ってください。 味噌を入れた後は沸騰させると香りが飛んでしまうので火を加減を注意してください。
もずく天ぷら
- モズク・200g
- 薄力粉・40g
- 揚げ油・適量
- 塩・小さじ1/2
- 衣の材料
- 卵・1個
- 水・100ml
- 薄力粉・100g
- 顆粒和風だし・小さじ1
- 塩・ひとつまみ
- モズクはあらかじめ水気を切っておく
- ボウルにモズク・薄力粉を入れてよくまぶす
- 別のボウルに衣の材料の卵・水・薄力粉・顆粒和風だし・塩入れて混ぜ合わせ、そこにモズクを入れて混ぜる
- 鍋の底から4cm程の揚げ油を入れ、衣を混ぜ合わせたモズクをおたまですくい入れ、180℃で揚げ、きつね色になったら取り出す
- 器に盛りつけ、塩を添えればできあがりです
もずく天ぷらは沖縄の家庭料理の食べ方で簡単にできるおすすめレシピです。もずくに薄力粉を軽くまぶすことで、外はサクサク・中はモチモチの美味しい天ぷらに仕上がります。このレシピでは塩を添えましたが、天つゆなどでも美味しくいただけます。
もずくのだし巻き玉子
- モズク・40g
- カニカマ・20g
- 卵・3個
- ぬるま湯・大さじ2
- 顆粒和風だし・小さじ1/2
- 酒・小さじ1
- 塩・小さじ1/4
- サラダ油・小さじ1
- モズクは5cmくらいの幅で切り、カニカマは手でほぐす
- ボウルにぬるま湯・顆粒和風だし・酒・塩を入れよく混ぜ合わせ、顆粒和風だしがとけたら卵を割り入れてほぐし、さらにモズクとカニカマを混ぜる
- 卵焼き器を温めてサラダ油を加え、キッチンペーパーを使って全体になじませる
- 卵焼き器を中火にして混ぜ合わせたモズクの1/3の量を入れ巻き、さらに1/3の量を入れ巻き、最後に残りを入れ巻く
- 弱火で両面ゆっくり焼いたら、粗熱をとって食べやすく切ればできあがりです
もずくのだし巻き玉子は、出汁ともずくの風味がきいたレシピで子供でも美味しくいただけます。もずくは水洗い不要タイプか、生のものを使用する場合は一度湯通ししてください。焼きあがったら巻きすで巻いてから冷ますと綺麗な形になります。塩は加えずに焼いたり、大根おろしや醤油を添える食べ方もおすすめです。
生もずくの下ごしらえ・塩抜き
もずくは生産量の90%以上が沖縄県で、店頭に並んでいるものの99%は養殖されたものです。全国の生産地で養殖され、もずく酢や長期保存を目的に塩漬けなどの加工を行う場合が多いですが、採れたてのもずくを生のまま出荷されるものを生もずくといい、毎年4月から6月にかけ産地近くのスーパーや産直などの店頭に並びます。
生もずくの他にも海岸近くに自生する希少な天然もずくという種類もあります。どちらも生のまま店頭に並ぶことが多く採れたてのまま販売されるので、食べる前に下ごしらえとして塩抜きをする必要があります。
塩辛さや磯臭さが苦手なら塩抜きするとよい
海から採れたてのもずくは直前まで塩水に浸かっていたのでかなり塩辛い味がします。また磯の香りも強く大好きな方もいますが苦手な方は食べることができないほど臭いがあります。
生もずくや天然もずくは軽く水洗いしているものの、塩辛く磯臭さもあるので食べる前に塩抜きをしましょう。塩抜きは水道水で行い、用意するものはザルとボウルです。
下ごしらえの手順①
ボウルに中にザルを入れ水を半分くらい入れます。生もずくを適量手に取り、ザルに入れ手で揉んで、もずくをバラバラにほぐしながら洗います。揉み洗いしたら一度ザルをボウルからあげると、汚れた水がボウルに残るので捨てます。この揉み洗いを水が綺麗になるまで何度も繰り返します。
下ごしらえの手順②
途中少し手にとり味見して、少し塩味があると感じるくらいが丁度良いです。またヌメリを全部取るのではなく少し残るくらいが美味しくいただけます。塩抜きが完了したらシッカリと水切りすればできあがりです。たくさんある場合には食べる分だけ塩抜きをし、残ったものは小分けにして冷凍保存してください。
もずくは健康に良い栄養がたっぷり
もずくは100gあたり4kcalから6kcalとかなり少なく、糖質量も限りなくゼロに近くエネルギーに変換できる栄養価がほとんどない食材です。しかし健康に良い栄養素がタップリと含まれていて摂取することで色々な健康効果を得ることができます。
ヌルヌル成分に含まれるフコダイン
もずくの表面にあるヌルヌルとした独特のヌメリ成分は水溶性の食物繊維のフコイダンです。フコダインはガン抑制効果があるといわれ現在医学界で注目を集めている成分です。フコイダンのガンに対する代表的な作用としてガンに対するアポトーシス作用・免疫力強化作用・血管新生抑制作用があるといわれています。
ガンに対するアポトーシス作用とはガン細胞が自ら死を選んで消失することを促す効果で、ガン細胞を死滅に導きます。免疫力強化作用はガン細胞と戦う細胞を増やしガン細胞と戦わせる作用です。血管新生抑制作用はガン細胞が栄養を取り込む場合が血管なので、ガンに新しい血管を作らせない作用のことです。
その他にも抗凝血作用、ウイルス感染からの細胞保護、抗炎症作用、抗腫瘍作用などがあるといわれていて現在も研究が続けられています。特にオキナワモズクはコンブに比べフコイダンの含有量が5倍から8倍あるといわれていて、フコイダンを能率よく摂取することができます。
ミネラルも豊富
もずくには色々なミネラルが含まれていて、特にカルシウムとマグネシウムが豊富です。カルシウムは現在の日本人に不足しがちな栄養素でもあり、骨や歯を造る主な成分で不足すると骨粗しょう症の原因になります。もずくのカルシウムは牛乳と同じ100gあたり100mgも含まれているのでタップリと摂取することができます。
マグネシウムは骨へカルシウムが沈着するのを促進したり、血管を拡張させて血圧を下げ血栓を作りにくくしたりする作用があります。
その他にはナトリウム・カリウム・鉄・亜鉛などが含まれていて、さらに赤ちゃんの骨や脳を正常に発達させるために必要なヨウ素も含んでいるため、妊娠中の方にもぴったりです。
もずくの食べ方まとめ
この記事ではもずくのおすすめの食べ方とレシピを紹介しました。おすすめは相性が抜群の酢と合わせる食べ方で一緒にいれる野菜などを工夫すればさらに美味しく楽しめます。味噌汁・スープなど温かい汁物料理にもピッタリの食材で色々とアレンジして楽しめます。
カロリーや糖質が少なくダイエットにも使えそうな食材ですが、一番は身体に良い効果があるフコイダンとミネラルが豊富なことで、食べ方やレシピを参考に美味しくいただいて健康作りに役立てましょう。