もずくの賞味期限はいつまで?開封後の日持ち&保存方法も解説!

もずくの賞味期限は加工の仕方や保存状態、また未開封か開封後かで大きく異なります。では、そんなもずくは賞味期限が切れて腐ると一体どんな状態になるのでしょうか?もずくの種類別の賞味期限、開封後の日持ちと保存方法についてまとめました。

もずくの賞味期限はいつまで?開封後の日持ち&保存方法も解説!のイメージ

目次

  1. 1もずくの種類ごとの賞味期限が知りたい!
  2. 2もずくの賞味期限
  3. 3もずく開封後の日持ちと保存方法
  4. 4賞味期限切れのもずくは食べられる?
  5. 5もずくの賞味期限を知って美味しく食べよう!

もずくの種類ごとの賞味期限が知りたい!

ざるに置かれたもずく

もずくは冷蔵庫に常備しておくと便利な食品です。つるつるとした食感と素朴な味わいで、老若男女問わず人気の副菜です。スーパーなどで定期的にパック商品が安売りしていることも多く、買い置きすることもあると思いますが、ではそんなもずくの賞味期限について皆さんは一体どの程度知っているでしょうか?

一般的にもずくの賞味期限は長いと考えている方の方が多いのではないでしょうか?実際に1週間以上の賞味期限がある商品は少なくありません。ですが、ひと口でもずくと言っても種類が多く、賞味期限は種類ごとに大きく異なるのが実情です。今回はそんなもずくの賞味期限について調査しました。

もずくの賞味期限

もずくは賞味期限の比較的長い食品と言えるかもしれません。しかしながら、生か乾燥かなど状態によって大きく賞味期限が異なるのも事実です。本項ではもずくの種類別にそれぞれの賞味期限をまとめています。いずれも未開封の状態での賞味期限です。

生のもずく

生のもずくは、流通量の少ないタイプです。収穫時期である4月から6月までの間でしか流通しておらず、味付きパックの商品等と比べると希少価値があります。生もずくの味わいは加工品に比べ香りが高く、何よりシャキシャキとした弾力ある食感が特徴です。旬ならではの美味しさを味わえるので好きな人も多いでしょう。

生もずくの賞味期限は冷蔵庫で2週間程度です。後述しますが、生もずくは冷凍しておくことも可能で、冷凍すれば約1年ほど賞味期限を延ばすことができます。

塩蔵もずく

生もずくのうち、塩蔵品と呼ばれる種類の商品があります。収穫されたばかりの生もずくを塩に漬けおくことで長く保存できるというものです。水揚げされたもずくのほとんどが塩蔵加工され、全国各地に出荷されたのち塩抜きをして加工されています。個人で塩蔵商品を購入した場合は、使用前に塩抜きをする必要があります。

塩蔵もずくの賞味期限は塩抜きをする前の状態で約半年と言われています。その味わいは塩漬けされていないものと比べれば、味、香り、食感共に落ちるのが特徴です。しかし、塩蔵もずくは塩蔵されていない生のものと異なり、冷蔵庫ではなく常温保存が長期間可能ですので、生もずくをよく食べたい人にはおすすめです。

塩抜きもずく

生のもずくを塩抜き加工して販売している商品があり、こちらはインターネットなどで購入することができます。塩抜き加工された生もずくの賞味期限は冷蔵であれば10日ほど、冷凍されていれば1ヶ月ほどと言われています。塩蔵された商品と異なり自分で塩抜きをする必要がなく便利です。

乾燥もずく

収穫したもずくを高温乾燥させたものが乾燥もずくです。水に戻すと磯の香りともずくの食感を楽しめます。賞味期限は製造から1年程度です。乾燥タイプは水に戻すと3~5倍程度に膨らみます。戻さずに乾燥したまま天ぷらに使っても美味しいです。

塩抜きが不要でそのまま味噌汁やスープにも入れられるなど、その汎用性の高さも特徴です。頻繁に食べたいけれど少量で充分という人や、賞味期限は長い方が良いと思う人におすすめです。

冷凍もずく

この冷凍もずくは、その名の通り生もずくを冷凍した商品です。実際は収穫した生もずくの異物を取り除き、洗浄した後に冷凍します。洗浄しているので解凍後はそのまま洗わずに使う事が可能で、大変便利な商品です肝心の賞味期限ですが、この冷凍もずくの賞味期限は約1年と成っております。

味付きもずく

最もポピュラーなのがこの味付きもずくです。3連パックで販売されているのをよく見かけるこの商品には、三杯酢や黒酢などで味付けが施されているので、パックごとそのまま食卓に並べる事ができます。

この味付きもずくの賞味期限は20日前後です。メーカーによって多少異なりますが、殆どの商品でその程度の賞味期限を設定しております。生の商品と比べてもずく本来がもつ香りや食感、味わいは劣りますが、味付けがされている点が便利で人気を集めています。

もずく開封後の日持ちと保存方法

前項でお伝えしたもずく各種類ごとの賞味期限は未開封の状態での期限の目安です。では、もずくを開封した後ではどれくらいの日持ちがするのでしょうか?開封後は空気にさらされ、光や湿気など劣化の原因となる環境のなかで徐々に鮮度を失っていきます。

原則として開封後は賞味期限に関わらず、なるべく早めに食べる事をおすすめしております。また、もずくを食べる際は事前に状態を確認し、食べられるかどうか各自で判断する必要があります。ここではそんなもずくの大まかな日持ちの目安についてチェックしてみましょう。また、種類ごとに適した保存方法についても紹介しています。

生のもずく

生もずくは一般に大きめのサイズで販売されており、一度に食べきれないことも多いです。必要量をとったら密閉できる容器などに移し替えて保存するのがおすすめです。最適な保存方法であれば生もずくの日持ちは冷蔵で1週間程度になります。

また、冷蔵庫ではなく冷凍庫で保存することもおすすめです。冷凍なら約半年程度保存することができます。冷凍した場合でも風味はあまり落ちないそうなので、すぐに食べきれない場合は冷凍庫を活用しましょう。

保存方法

生もずくを保存する時のコツですが、まずは流水で軽く異物を取り除くように洗います。この時洗いすぎると栄養成分まで失われるので気をつけましょう。その後は密閉容器に入れて冷蔵または冷凍しますが、おすすめはジップ付きの保存袋に入れる方法です。

平らに均してもずくを入れ、空気をしっかり抜いてから封をします。こうすれば酸化を防ぐことができますし、使う際にも使用したい量の分だけ簡単に折って取り出すことができます。

生の塩蔵・塩抜きもずく

生の塩蔵もずく、生の塩抜きもずく共に開封後の賞味期限は約1週間です。塩蔵もずくは先述した通り、未開封であれば賞味期限は半年と長いのが特徴ですが、開封後は光や空気、湿気等の影響を受けるので日持ちもあまり長くはありませんので注意しましょう。塩蔵もずくを自分で塩抜きした場合も、日持ちは冷蔵で1週間です。

また、開封後であっても冷凍庫で冷凍することができれば日持ちを長くすることができます。塩蔵もずくなら冷凍で約1年塩抜きしたもずくなら冷凍で2~3ヶ月程度です。

保存方法

保存方法は清潔かつ密閉できるタッパーなどに移し替えて冷蔵庫で保存しましょう。できるだけ空気を抜ける容器がおすすめです。冷凍する際にはジッパー付きの保存袋に平らに均して入れるのがやはり使い勝手がよくおすすめです。

乾燥もずく

乾燥もずくは開封後も開封前と同じように日持ちが長いのが特徴です。ただし、粉類など他の乾物と同様気をつけなくてはいけないのが、虫の混入です。開封後はハエやゴキブリ、それに目に見えにくい小さなダニなどが付きやすくなりますので十分に対策を取る必要があります。

乾物に付きやすい害虫の多くが湿気を好み、清潔でない場所や高温になる場所を好みます。一度虫が発生すると次々に虫をおびき寄せやすいので、保存時には虫を寄せ付けない工夫が大切です。

保存方法

乾燥したもずくを保存する際には、虫の混入を防ぐという観点から密閉できる容器に保存するのがおすすめです。輪ゴムやクリップ等を使って封をすると小さな虫が簡単に侵入してしまえるので止めておきましょう。

次に高温多湿を好む害虫から守るために、風通しがよく涼しい場所に保管しましょう。家の中に最適な場所が見つからない場合は、冷蔵庫内で保存するのもおすすめです。

冷凍もずく

生もずくであろうと塩蔵もずくであろうと、解凍後の日持ちは1週間ほどです。嬉しいことにもずくは再冷凍してもぬめりや食感に変化があまりないと言われています。冷凍もずくは基本的に使う分だけを解凍するのがおすすめですが、もし解凍後に余ってしまったなら再冷凍しておけば長く保存することができます

保存方法

冷凍もずく解凍後は、普通の生もずくと同様にタッパーなどの密封できる容器に保存しておきましょう。できるだけ空気に触れないようにしておくと酸化しにくくなります。ジップ付きの保存袋に入れて空気を抜いてから保存するのもおすすめです。もちろん解凍後は冷蔵庫に入れるのを忘れないようにしましょう。

味付きもずく

味付きもずくを開封後に食べきれなかった場合、密封容器やジップ付き保存袋に移してから食べきってしまいましょう。この味付きもずくも冷凍保存することが可能で、冷凍保存なら日持ちは1ヶ月程度です。

保存方法

開封後の味付きもずくで箸をつけていない物は、密封容器等に入れて冷蔵庫で保存するのがおすすめです。ただし、気をつけなくてはいけないポイントは、あくまでも箸をつけていないものであるという点です。

一度箸を入れた食品は簡単に雑菌が付き、驚くほど速いスピードで繁殖してしまいます。取り箸を使わずに食べてしまったもずくの残りは保存には不向きです。例え賞味期限が切れていなくても、箸を付けたもずくには注意が必要であるという事を覚えておきましょう。

冷凍したもずくの解凍方法

ガラスボウルに入ったもずく

すぐに食べきれないもずくは、密閉容器やジップ付きの保存袋に入れて冷凍するのが良いでしょう。冷凍したもずくを解凍する方法には、自然解凍のほかに流水で解凍する方法があります。自然解凍は使いたい日の前の晩から必要量を冷蔵庫に移すだけです。

流水で解凍する時は自然解凍をする時間がない時におすすめです。ざるに一度あけて流水を当てるようにすると簡単に解凍することができます。注意したいのは、もずく販売の専門店によれば電子レンジを使った解凍は食感が悪くなる可能性があるため推奨されていないという点です。

賞味期限切れのもずくは食べられる?

もずくはお手軽に副菜を一品増やすことができ、値段も手ごろな食品です。冷蔵庫に常備している人も少なくないでしょう。なんとなく賞味期限が長いイメージがありますが、気が付いたら賞味期限が切れていたということはありませんか?もずくは賞味期限が切れたらいつまで食べられるのか、腐るとどうなるかについて調べてみました。
 

賞味期限切れ後は自己責任

お腹を押さえる女性

もずくは腐るイメージがあまりない食品です。賞味期限が長く、賞味期限が少々切れても大丈夫そうと思う人が多いからかもしれません。安全に食べられる目安である消費期限と異なり、賞味期限はあくまでも美味しく食べられる目安の期限です。賞味期限か切れたからといって、もずくがすぐ腐る、食べられなくなってしまうという意味ではありません。

とはいえ、賞味期限が切れたもずくを食べて安全かどうかは自己責任にかかっています。賞味期限が切れてしまったもずくを食べる際には、しっかりともずくの状態を確認しましょう。そのためにもあらかじめもずくが腐るとどうなるのかについて知っておくのがおすすめです。

腐ったもずくの見分け方

口を手で押さえる女性

もずくが腐るとどんな状態になるのか知っていますか?もっとも分かりやすいのは腐ると大きく変化する匂いです。どこか酸味を感じるような異様な匂いがしたら要注意です。決して食べないようにしましょう。

次に、腐ると見た目でも判断できるようになります。ぬめりのあるのが特徴のもずくですが、一本一本がはっきりせずドロドロに溶けたような状態になっているのは腐敗している証拠です。表面に白いカビが生えていることもあります。

また、未開封であっても包装のパックがパンパンに膨れている時も食べてはいけません。これは包装のパックが膨れるのは腐ると炭酸ガスが発生し、そのせいで容器が膨れてしまうからです。

もずくの賞味期限を知って美味しく食べよう!

小鉢に入ったもずく

ひんやりつるつると喉ごしが良いもずくは、和食では定番の副菜です。比較的安価で賞味期限が長く、お手軽に調理できるため冷蔵庫にもずくを常備しておくと大変便利です。生もずく、乾燥もずく、冷凍もずくと種類や状態によって賞味期限が大きく異なります。

美味しく食べられる期限を意味する賞味期限は、切れるとすぐに腐るという目安ではありません。とは言っても、出来れば腐る前に確実に食べておきたい所です。賞味期限が数日切れてしまったもずくを食べる場合は、注意深く状態を確認してから判断しましょう。

今回はもずくの種別ごとの賞味期限と、保存方法、腐るとどのような状態になるかについてなど、もずくを安心に食べるための情報をまとめました。もずくを購入する際に参考にしてみてください。

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