2019年07月25日公開
2024年09月23日更新
クロテッドクリームはスコーンに欠かせない!代用や使い方まとめ
クロテッドクリームというイギリスが発祥の、甘みのあるクリームを知っていますか?ティータイムのお供になる、スコーンの横にジャムと一緒に添えられていることの多いクロテッドクリームは、まだ日本ではそこまで馴染みがない方も多いといいます。今回はそんなクロテッドクリームの魅力を引き出し、紹介していきます。その他にもクロテッドクリームの使い方から、自宅で作れる代用品を使用した作り方まで豊富な内容を解説していきましょう。
クロテッドクリームとは?
クロテッドクリームという乳製品の名前を聞いたことがあるでしょうか?アフタヌーンティーなどを嗜む方の中では有名な食材になりますが、それ以外の方にはまり知られていないのが現状です。
イギリスで生まれたクロテッドクリームは乳脂肪分が60%ほど含まれているクリームになり、クセがあまりないので乳製品があまり得意ではない方でも、取り入れやすさを感じられます。海外でも発祥地のイギリスでは多くの人がクロテッドクリームを堪能している姿を見ることができますが、日本ではまだまだそこまで名前が知られていません。
スコーンに添えられることが多い
日本でもクロテッドクリームを添えられる料理の一つにスコーンがあります。スコーンにジャムとクリームが添えられているのを見かけたことはないでしょうか?このクリームこそが、クロテッドクリームなのです。独特な食感で、バターやマーガリンに砂糖が混じっているだけでは?と思う方も少なくないようです。
スコーンはシンプルな味わいが魅力的で、ジャムやクロテッドクリームのように甘みのあるものを付けて頂くのが主流になります。イギリス風に食べられるため、多くのカフェなどではスコーンにクロテッドクリームを添えていることがあります。
濃厚さはバターと生クリームの中間くらい
ここで気になってくるのが、クロテッドクリームの味わいです。クロテッドクリームを知っている方や、名前は知らずとも食べたことがある方はなんとなく味の印象を思い出せますが、一切食べたことがない方はどのような味わいなのか気になるところでしょう。
クロテッドクリームは乳製品になるので濃厚なコクを感じることができます。味で示すとバターと生クリームの丁度中間あたりの味わいと言えるでしょう。バターのようにまったりとはしておらず、かといって生クリームのように滑らかな感じではないのでこの表現をされる方が多いといいます。
良く言えばバターと生クリームの良いとこ取りともいえるでしょう。乳製品を代表する牛乳の香りは強くないため、牛乳が苦手という方でも食べやすい味わいが口の中に広がります。
クロテッドクリームが買える場所
クロテッドクリームはなかなか日本のスーパーでは見かけることができません。ですが、デパートでは入手することができるとされており、大きめのデパート内で購入することが勧められています。他にもスコーンを販売しているお店では、スコーンに合うクロテッドクリームを入手できる可能性もあるので店員さんに聞いてみるのも良いでしょう。
一番確実なのは通販で購入することです。通販では様々なブランドから出されているクロテッドクリームを入手することができるので、一度食べてみたいと思った方は通販の利用がおすすめといえるでしょう。
クロテッドクリームの使い方
いざクロテッドクリームを手に入れても使い方を知らないと、どのように使ったら良いのか分からないという事態を引き起こします。スコーンに添えるだけでは?と思っている方も多いかもしれませんが、正しい使い方や保存方法を知っておくことで美味しくクロテッドクリームを堪能することができるでしょう。
よくかき混ぜてから使う
クロテッドクリームを開封すると、表面には黄色い膜が張っているものが多く存在します。これはクロテッドクリームに含まれている糖分が固まってできたものになり、そのまますくってしまうと糖分だけを使用してしまうことになるので、使用前にはよく混ぜてからスコーンなどに添えるようにしましょう。
この糖分が固まっているクロテッドクリームは本格的な商品に起こります。クラストと呼ばれるものになるので、クラストが全体に行き渡るイメージで混ぜ合わせてみましょう。
日持ちはどのくらい?
クロテッドクリームは残念ながら日持ちはしない食品です。開封をしていなければ1ヵ月前後は持ちますが、開封をしてしまったら3日程でカビが生えてしまうとされています。乳製品であることからこのようにカビが生えてしまうのでしょう。
そのため開封後はすぐに食べ切るようにして、カビの繁殖を防ぐことが第一といえます。またカビが繁殖する理由には、栄養分が詰まっていることも挙げられています。
冷凍保存はできる?
開封後は長くは持たないとされるクロテッドクリームですが、冷凍保存ができたら良いと思う方も少なくないでしょう。ですが、クロテッドクリームは冷凍には不向きの食材とされています。冒頭でも紹介をしたように、クロテッドクリームはバターと生クリームの丁度中間地点の位置に値します。
バターの冷凍保存は可能ですが、生クリームが冷凍保存に不向きであることが多くの人が知っていることでしょう。そのため生クリームの特徴も持っていることから、冷凍を行っても解凍時に水分と油分で分離をしてしまうのです。通販などで購入する場合は冷凍で届く場合もあり、その後自身で解凍を行って普通に食べることはできます。
ですが冷凍方法が一般家庭の冷凍庫と業務用とでは全く異なるため、自宅での冷凍はできないとされているのです。クロテッドクリームを扱うメーカーも、保存時の冷凍保存はおすすめできないと発していることもありお墨付きなのでしょう。
スコーン以外の活用方法
ここまででクロテッドクリームの使い方として、スコーンに乗せて食べることのみを伝えてきましたが、その他にも活用方法が存在します。クロテッドクリームはバターよりもなめらかさも感じられるので、食パンなどに塗って食べても美味しく頂けます。反対に固形感も強いのでクラッカーなどに乗せても食べられるでしょう。
その他にも、料理を作る際に調理過程でコクを出すために使用するなど、様々な使い方ができるのも魅力といえます。開封後は期限が短いことも懸念して、色々な料理に使用してみると新たなクロテッドクリームの使い方を見出すことができるでしょう。
クロテッドクリームがないときの代用品
クロテッドクリームは一から自分で作ろうと思うと、かなりの時間を要し、尚且つ成功する確率も低いものになります。初心者には到底難しいとされていますが、クロテッドクリームに代わるクリームを作り出すことはできます。作り方も簡単なので、ティータイムのお供に作ってみてはいかがでしょうか?
生クリーム
クロテッドクリームはバターと生クリームの中間ということもあり、近い味わいや食感を楽しむには生クリームを代用として使用するのがおすすめです。作り方はとても簡単で、生クリームをひたすら振るだけです。
紙パックに入っている生クリームをそのまま振っても良いですし、別の振りやすい容器等に入れ替えてから振ると上手くいきます。振り続けると生クリームがホイップクリーム状になりますが、その後も振り続けてください。固形に近くなったところで取り出すとクロテッドクリームのような見た目のクリームを堪能することができます。
発酵無塩バターとコンデンスミルク
発酵無塩バターとコンデンスミルクでも代用が可能です。生クリームで作るよりも、少し本格的なクロテッドクリームに近いものに仕上がります。バターに対して4分の1のコンデンスミルクを使用します。
常温に戻したバターにコンデンスミルクを足して、よくかき混ぜましょう。混ぜ合わせていくと、クロテッドクリームのような生クリームよりも少々硬さのあるクリームが仕上がります。
ヨーグルトとコンデンスミルク
バターをヨーグルトに変えても、クロテッドクリームの代用品を作り出すことが可能です。バターを使用することでカロリーが気になるという方も少なくないですが、ヨーグルトを代用して使用することでカロリーを抑えるメリットもあるのです。ヨーグルト200gに対してコンデンスミルクを大さじ1~2杯用意して混ぜ合わせるだけです。
ヨーグルトは事前に水切りをしておくとスムーズに作業を進めることができます。水切りをしっかりと行ったヨーグルトで作ることで、本格的なクロテッドクリームに近いものが仕上がるので手を抜かずに行ってみましょう。代用品を使用して、手軽にクロテッドクリーム風のクリームを自宅で楽しんでみてはいかがでしょうか?
クロテッドクリームで素敵なティータイムを
イギリス生まれのクロテッドクリームは、おしゃれにティータイムを楽しみたい方には必要不可欠な食材です。少し甘さのあるスコーンに添えて、いつものティータイムに華を咲かせてみてはいかがでしょうか?おもてなしの際にも喜ばれるので、ぜひ一度購入してみてください。
また代用品を使用しても美味しく頂けます。なかなか食べ慣れないクロテッドクリームは、一度食べたらハマってしまう方も多いのでまずは一度お試しください。