2019年07月25日公開
2024年09月23日更新
体にいい油ランキング!健康効果が話題のオメガとは?体に悪い油も解説
体にいい油はどのような油か知っていますか?体にいい油はその健康効果が期待され、メディアでもよく取り上げられています。一方体に悪い油も世の中に多く溢れており、知らず知らずのうちに摂取していることがあります。今回は体にいい油、悪い油がどのようなものかや健康効果が話題のオメガについてまで詳しく紹介します。米油やえごま油など普段の食生活に使える市販の体にいい油のランキングを紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。安全で美味しいと評判のおすすめの商品に厳選して紹介します。
体にいい油と悪い油を見極めて安全に使う
スーパーなどに行くと種類豊富な市販の油がたくさん売られており、どれにしようか迷ってしまう人も多いのではないでしょうか?サラダ油や米油など従来ある油に加えて、アマニ油やえごま油、MTCオイルなどメディアで話題になっている油もたくさんあり、数ある市販品の中から1つを選ぶのはとても難しいです。
市販の油の中には体にいい油と悪い油があり、安全で体にいい油かを見極めることがとても重要です。体にいい油は健康効果が期待されますが、悪い油を摂取し続けると体に不調をきたしてしまいます。体にいい油と悪い油を見極めて将来の健康を手に入れましょう。
体にいい油が必要な理由
なぜ体にいい油が必要なのでしょうか?まずは体にいい油がもたらす健康効果についてみていきましょう。
脂溶性の栄養素の吸収を補助
油は脂溶性の栄養素の吸収を補助する役割を持っています。ビタミンには水に溶ける水溶性のビタミンと油脂に溶ける脂溶性ビタミンがあり、ビタミンA、E、Dなどの脂溶性ビタミンは油と一緒にとることで吸収が良くなることが知られています。体に必要不可欠な油は安全で健康効果の高いものを選びたいです。
体内の約60兆個の細胞膜の材料となる
油は体内の約60兆個の細胞膜の材料となります。細胞膜には酸素や栄養素を細胞内に吸収したり、老廃物を排出したり、細菌やウイルスの侵入を防ぐ働きがあります。摂取した油によって体の組織をつくる細胞膜をはじめ、神経細胞、ホルモン、血液の構成成分などが作られるので、質のがよくて安全な体にいい油を摂取することがとても重要です。
肌が潤う
皮脂は皮膚の皮脂腺から常に分泌されて皮膚を覆っています。適度に体にいい油を摂取することは肌の水分蒸発を防ぎ、各層に潤いを与えたり細菌から皮膚を守ってくれる効果が期待できます。また体にいい油を摂ることで肌が潤い、乾燥肌対策になるという口コミも多くあります。
体にいい油の市販品おすすめランキング
ここからは健康効果が期待できる体にいい油の市販品おすすめランキングを紹介します。たくさんある市販品の油の中からここで紹介しているのは10選のみなので、ぜひ自分に合った体にいい油の市販品を見つけるきっかけにしてみてください。
10位:平田産業 純正菜種油 一番搾り
菜種油は酸化しにくく味や香りに癖がないのが特徴です。そのためお菓子つくりや揚げ物などに向いています。遺伝子組み換えの菜種油は健康への影響がわかっていないため、遺伝子組み換えでないものを選ぶようにしましょう。市販の油の中には遺伝子組み換えの商品が多く存在しています。
おすすめポイント
オーストラリア産の遺伝子組み換えしていない菜種を原料としています。普段食べる揚げ物を安全に食べたいという人におすすめの体にいい油です。また菜種油は植物性油の中でもリノール酸が少ないという特徴があります。価格はAmazonで1250g1476円です。
9位:まいにちのこめ油
米ぬかを原料とした米油は天然のビタミンやミネラルが豊富に含まれています。オメガ6、オメガ9の成分が豊富でがんや生活習慣病の予防効果が期待できる油です。また酸化しにくく食べた後の胃もたれが少ないので揚げ物などの加熱調理にも向いています。
まいにちのこめ油は国産の玄米表皮、胚芽から搾った米油で毎日の揚げ物や炒め物に最適です。価格はAmazonでは1500g1037円です。
おすすめポイント
国産の原料で遺伝子組み換えがなく安全に使用できます。バリア性の高いフィルムの紙パックタイプになっているため品質劣化がしにくいのもこの商品のおすすめポイントです。
8位:TSUNO米油
8位も米油のおすすめ商品です。TSUNO米油は国産のお米100%を使った米油で遺伝子組み換えの心配がない商品です。酸化しにくいので揚げ物調理にも適しています。
おすすめポイント
TSUNO米油は匂いもなく毎日の食事に安全で使いやすい米油と口コミでも人気があります。Amazonでは750g1134円と比較的リーズナブルに購入できるのも魅力です。
7位:マルホン太白胡麻油
ごま油はがん予防、動脈硬化予防が期待できるオレイン酸を多く含む体にいい油です。油の中でも加熱しても酸化しにくいのが特徴です。太白胡麻油はごまを焙煎せずに生のまま絞って作ります。マルホン太白胡麻油は1650g2050円となっています。
おすすめポイント
マルホンの太白胡麻油はごま油でも無色透明に近い色で油っぽくないのが特徴です。ごま油特有のクセがなく、揚げ物をしてもカラッと揚がります。ヘキサンなどの化学溶剤を使用せずに圧搾製法で作られているため安全性の高いごま油です。
6位:仙台勝山館 MCTオイル
MCTオイルは体内で素早く分解されてエネルギーとして使われる中鎖脂肪酸100%のオイルで、認知症予防や腸内機能の改善などの健康効果があると注目を集めている体にいい油です。ただし加熱調理には向きません。サラダにかけたりコーヒーなどに入れて食べるのがおすすめです。
おすすめポイント
テレビ番組でも紹介された商品でココナッツオイル由来100%、中鎖脂肪酸100%のオイルです。余計なものが入っていないので安全で、安心して飲むことができる体にいい油です。360g2160円とMCTオイルの中でも高コスパなのもおすすめなポイントです。
5位:有機JAS認証エキストラバージンオリーブオイル ゾットペラ社
オレイン酸を多く含むオリーブオイルは悪玉コレステロールを減らして動脈硬化や高血圧などの生活習慣病を予防してくれる働きがあります。加熱にはあまり向いていないので、サラダやドレッシングに利用するのがおすすめです。
おすすめポイント
ゾットペラ社のエキストラバージンオリーブオイルはコールドプレス製法で作られた酸度0.18%以下の最高品質のオリーブオイルです。フルーティーな味わいと上品な香りが楽しめます。国際オリーブコンテストで6年連続金賞を受賞している安心安全の本物のオリーブオイルです。Amazonでは500ml3980円です。
4位:ゴヤ エキストラヴァージンオリーブオイルUNICO
4位の商品もオレイン酸を多く含むエキストラバージンオリーブオイルのおすすめ商品です。amazonでは500ml1873円です。
おすすめポイント
キレのある辛味と苦みが調合された味わいのオイルです。国際オリーブコンテストで何度も上位に入賞している商品なので安全性と品質が保証されています。また安全に飲める一本ですが価格面でも比較的リーズナブルに購入できるので、これからオリーブオイルを試してみたい人にもおすすめです。
3位:ニップン アマニ油
アマニオイルは亜麻という植物の種子からつくられます。オメガ3脂肪酸のa-リノレン酸が豊富です。がんや生活習慣病の予防効果など様々な健康効果が期待できます。
おすすめポイント
カナダ産ゴールデン種の亜麻を100%使用したアマニ油です。アマニ油独特の苦みがないのではじめてアマニ油を使う人も抵抗感なく使用できます。Amazonでは150g906円です。
2位:オーサワ玉締め一番搾りえごま油生
えごま油はシソ科の1種であるえごまから抽出された油です。えごま油もアマニ油同様a-リノレン酸が豊富に含まれているため、生活習慣病予防などの健康効果、美肌効果やダイエット効果が期待できる体にいい油です。
おすすめポイント
オーサワのえごま油は国産の無添加にこだわった商品です。毎日とる油には安全性を求めたいという人におすすめのえごまオイルです。Amazonでは140g3140円となっています。
1位:ニュー・サイエンス 亜麻仁油
体にいい油の代表格であるアマニ油にもたくさんの種類がありますが、安心安全にこだわりたい方にはオーガニックのアマニ油がおすすめです。口コミでもお通じの改善やアトピーの改善など健康、美容効果を実感している人が多い人気商品です。
おすすめポイント
Amazonでは370ml4104円です。少し値段は高めですが、保存料・着色料が不使用になっているオーガニックのアマニ油なので安全性や添加物を気にする方におすすめの商品です。アマニ油特有の香ばしさと苦みがあります。
体に悪い油とは?
市販の油の中には体にいい油もあれば悪い油もたくさん出回っています。体に悪い油とはどのようなものなのでしょうか?体に悪い油について知って自分や家族の体を守りましょう。
トランス脂肪酸
体に悪い油の一つ目はトランス脂肪酸です。トランス脂肪酸の代表的なものはマーガリンやショートニングで、これらは植物性の油に水素を添加して化学的に作られています。自然界にないものなので体内で消化や分解が難しく、摂取すると体に負担がかかってしまいます。
また活性酸素を体内で作り出してしまうことにより、老化が進んだり病気になったりすることがわかっている体に悪い油です。そのためマーガリンやショートニングに欧米では規制がかけられているのですが、日本では規制がかけられず販売されていたり市販の食べ物に入れられたりしています。知らず知らずのうちに口にしていることも多い油です。
酸化した油
体に悪い油の二つ目は酸化した油です。油は空気や光、加熱などによって酸化します。酸化した油を体内に摂取すると、脾臓にダメージを与えられてしまい、免疫を低下させてしまいます。また体が酸化してしまい、老化の進行も招いてしまいます。例えば揚げ物などで高温調理した油を再利用すると酸化しているので危険です。
リノール酸の多い油
体に悪い油の三つ目はリノール酸の多い油です。リノール酸は血中コレステロール値を低下させて血管の硬化を防止してくれる働きがあります。しかしリノール酸の多い油を過剰に摂取すると逆に高血圧や肺ガン、大腸ガン、乳ガン、花粉症やアトピー、喘息などの病気を引き起こしてしまいます。
また、血液をドロドロにしたり、脂肪が増加して肥満になってしまったり、炎症を増大、促進させることにもつながります。肌が荒れたり、精神面でも不安定になったり記憶能力や学習能力の低下が懸念されるため過剰摂取は避けるのが賢明です。
リノール酸は主にサラダ油などの植物性油に含まれる成分で多くの食品に含まれています。例えばドレッシングやマヨネーズ、揚げ物、炒め物、スナック菓子、大豆、小麦、米などリノール酸がたくさん含まれている食品は世の中にたくさん出回っています。
オメガとは?
体の細胞膜の重要な構成成分である不飽和脂肪酸にはオメガ9系、オメガ6系、オメガ3系があります。オメガ9系はオレイン酸と呼ばれ、オリーブオイルやアボカドオイル、カメリアオイルなどに含まれています。オメガ6系はリノール酸と呼ばれ、べに花油、コーン油、グレープシードオイル、ごま油などに含まれます。
そしてオメガ3系にはa-リノレン酸、青魚に含まれるEPA、DHAがあり、a-リノレン酸と呼ばれるのがえごま油、アマニ油です。
オメガ3の健康効果
オメガ3系脂肪酸は中性脂肪を減らしたり血栓ができるのを防いだり、不整脈の発生を防いだりするなど生活習慣病の予防として重要な役割を果たすことでその健康効果が注目を集めています。
オメガ3必須脂肪酸のa-リノレン酸は体内で合成できないという特徴があります。そのため食品から積極的に摂取する必要があります。しかしオメガ3系のa-リノレン酸はとりすぎると前立腺がんのリスクが高まるという報告もあるので、とりすぎには注意しましょう。1日大さじ1程度が摂取量の目安です。
多く含まれる食品
出典: https://epark.jp
オメガ3系脂肪酸のa-リノレン酸を多く含むのはえごま油、アマニ油です。どちらもオメガ脂肪酸が約60%含まれています。熱に弱く酸化しやすいのが特徴なので、食べる時はサラダや出来上がったスープにかけて食べるなど加熱せずに摂取しましょう。a-リノレン酸はナッツのくるみにも多く含まれています。
またオメガ3系脂肪酸のDHAやEPAが豊富に含まれるのはマグロやイワシ、ブリ、サバ、サンマといった青魚類です。
体にいい油を適量摂取で健康維持!
今回は体にいい油の市販品のランキングを紹介しました。市販品の油には米油や菜種油、サラダ油やごま油など多くの種類が存在します。市販品の中には体に悪い油が多くあり、自分で気をつけなければ知らず知らずのうちに摂取してしまっていることが多いです。そのまま摂取し続けると体に支障をきたしたり生活習慣病になってしまったりすることもあります。
一方で体にいい油を摂取することがとても重要です。普段使っている市販のサラダ油を米油に変えたり、アマニ油を数滴コーヒーに入れるようにしたりと毎日の食生活に体にいい油を取り入れることで多くの人が健康を実感しています。体にいい油と悪い油を見極めて体にいい油を適量摂取しながら健康な毎日を送りましょう。
※ランキングは編集部が独自に調査したものです。