カンパーニュの基本の作り方とアレンジレシピ!アイデア次第で食べ方が豊富!

カンパーニュは色々な食材にあう美味しい食事パンです。フランスパンの一種であるこのパンは小麦粉、塩、水、イーストのみで作られており、田舎パンと呼ばれる素朴な見た目と味わいが人気のパンです。今回はそんなカンパーニュについて徹底調査!カンパーニュの意味や基本の作り方を調べてみました。また、小麦粉以外の材料を使ったアレンジレシピや、サンドイッチやオープンサンドなどのおすすめの食べ方も紹介します。

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目次

  1. 1カンパーニュとは?
  2. 2カンパーニュの基本の作り方
  3. 3カンパーニュのアレンジレシピ
  4. 4カンパーニュのいろいろな食べ方【サンドイッチ】
  5. 5カンパーニュのいろいろな食べ方【オープンサンド/ピザ】
  6. 6カンパーニュのいろいろな食べ方【ディップ】
  7. 7カンパーニュをおすすめレシピで楽しもう!

カンパーニュとは?

カンパーニュはフランスパンの一種でスープによく合う食事パンです。焼きたてより冷めてからのほうが美味しく頂けるパンで、そのままでも数日間は日持ち可能です。

カンパーニュは小麦粉、塩、水、イーストのみで作られるため、加水率や発酵時間によりできあがりに違いが出てきます。匂いが香ばしく、外はカリカリ、中はフワフワの食感で食べ応えのある美味しいパンです。

小麦粉に他の材料を混ぜ込むアレンジレシピがたくさんあり、サンドイッチ、オープンサンド、ディッシュを乗せたり色々な食べ方も楽しめます。

フランスパンの一種

カンパーニュは基本的にはフランスパンの一種です。フランスパンとはパリ発祥のパンの総称をいい、副材料を使わないためクラストと呼ばれる外皮部分が硬くできあがる特徴があります。フランス語で杖という意味がある硬くて長いバゲットや、バゲットより長さが短く太いバタールが有名です。

カンパーニュはもともとパリ郊外で作られパリで販売されていたパンで、一般的なフランスパンより丸く大振りに焼かれています。粗く挽かれた小麦粉を使うことが多く、焼き上がりの素朴な外観と味わいがありパリの方にも人気があるパンです。

カンパーニュの意味

カンパーニュの正式名称はパン・ド・カンパーニュといい、フランス語で田舎パンや田舎風パンという意味があります。名前の由来は、素朴な見た目が田舎のパンを想像させることから名付けられたと言われています。

カンパーニュの大きさは直径15cm・300gから30cm・1kg位で作られることが一般的で、通常丸く作られますが卵型やラグビーボール型のものもあります。丸く作られたカンパーニュはブール・ド・カンパーニュと呼ばれることもあります。

カンパーニュの基本の作り方

丸や楕円形に作られるカンパーニュは、田舎パンと呼ばれる素朴な見た目と味わいが特徴です。副材料を使わないフランスパンの一種ですので、材料や作り方により味わいが変わると言われています。ここではカンパーニュの基本的な材料と作り方を説明します。

材料

  • フランスパン専用粉・190g
  • グラハム粉・30g
  • 塩・小さじ1(5g)
  • モルトパウダー・1g
  • 水・160g
  • ドライイーストまたは生種・大さじ1(18g)

カンパーニュを作るときのイーストは、市販のドライイーストやインスタントドライイースト、天然酵母パン種から生種起こししたもののどちらでもかまいません。

必要な道具は、発酵に使う発酵カゴ、ボウル、ゴムベラ、スクレッパー、こね台、ラップ、クリープナイフ、オーブンシートなどです。

作り方

  1. ボウルにフランスパン専用粉、グラハム粉、塩、モルトパウダーを入れ軽く混ぜ合わせる
  2. イーストを水と混ぜ合わせ、生地に加え粉気が無くなるまでゴムベラで混ぜ合わせる
  3. 粉と水が馴染むようにラップをして30分置く
  4. 生地をこねる(くっつく場合が打ち粉をする)
  5. 生地を丸くまとめラップをかけ室温で発酵させる
  6. 発酵を始めてから3時間から4時間経ったら、ラップを外してスクレッパーで生地の両端を持ち上げ折り畳みを繰り返し、再度丸めてラップをかけ発酵を続ける
  7. あらかじめ発酵カゴにタップリと打ち粉をしておく
  8. 発酵させ2倍くらいに膨らんだ生地とこね台に打ち粉をする
  9. 生地をこね台に移し、直径30cmの円状に手で延ばす
  10. 生地の上下1/3くらい折り込み、左右も1/3くらい折り込み、丸い形に成形していく
  11. 発酵カゴに生地を入れ表面を軽くおさえ平らにする
  12. ビニール袋に入れ室温20度前後で2時間から3時間、二次発酵させる
  13. オーブンを250度に予熱する
  14. 発酵カゴの上にオーブンシートと板をのせひっくり返す
  15. クリープナイフで十字に切り込みを入れる
  16. オーブンの天板を取り出し、オーブンシートごと生地をのせオーブンに入れる
  17. オーブンの温度が250度で10分焼き、さらにオーブンの設定温度を230度に下げ20分焼く
  18. 焼き上がったら取り出し冷ませばできあがりです

生地をこねるときは強く力を入れ過ぎないことがポイントです。軽く折り込むようにこねることで、外の皮が固く中がモッチリしたフランスパン独特の食感に仕上がります。

最初の発酵時間は室温によって変わり、目安は15度で18時間、20度で約15時間、25度で12時間くらいかかります。

カンパーニュのアレンジレシピ

カンパーニュは基本レシピに他の材料を混ぜ込むことで色々なアレンジを楽しむ事が出来ますし、全粒粉やライ麦を混ぜ込むとより香ばしく焼き上げる事が可能です。ここでは生地にドライフルーツなどを混ぜ込み、パン屋で販売されているようなおしゃれなカンパーニュが楽しめるアレンジレシピを紹介します。

ライ麦入りカンパーニュ

  • 準強力粉・190g
  • ライ麦粉・60g
  • 水・180g
  • インスタントドライイースト・2g
  • 砂糖・10g
  • 塩・4g

ライ麦入りカンパーニュは基本のレシピにライ麦を混ぜ込むだけの簡単アレンジレシピです。ライ麦を使うことでカンパーニュの香ばしさがアップし酸味も少しプラスされます

クラストと呼ばれる外皮部分が抜群に美味しく、中は柔らかい食感で素朴な味わいが楽しめるおすすめのアレンジレシピです。ポイントはこね過ぎないことで、基本レシピと同じように折り込むようにこねてください。

ベリーとナッツ入りのカンパーニュ

ベリーとナッツ入りのカンパーニュは、生地にフルーツや木の実を混ぜ込んだおすすめのアレンジレシピです。基本レシピにクランベリー、チェリー、オレンジピール、マカダミアナッツなどお好みのフルーツや木の実を混ぜて作ります

クランベリーやチェリーなどのフルーツはドライタイプがおすすめで、あらかじめ適度な大きさにカットしておきます。オレンジピールはカットされて市販されているセミドライタイプが最適です。マカダミアナッツは先に150度のオーブンで15分程ローストしておいてください。

カンパーニュのいろいろな食べ方【サンドイッチ】

カンパーニュの外側の固い皮を使い、薄くスライスしたり切り込みを入れただけでサンドイッチにして食べることができます。

カンパーニュのBLTサンド

  • カンパーニュ・4枚
  • ベーコン・4枚
  • レタス・2枚
  • トマト・1/2から1個(5ミリ厚輪切り)
  • 玉ねぎ・1から2枚(1cm厚輪切り )
  • 粒マスタード・適量
  • マヨネーズ・適量
  • 塩こしょう・少々
  • チューブのからし・適量
 
  1. バターにチューブのからしを混ぜマスタードバターを作る
  2. フライパンに油をひいて、1cm厚輪切りにした玉ねぎを飴色になるまで焼く
  3. ベーコンにジューシーさが残る程度にさっと火を通す
  4. カンパーニュを表面が乾く程度に軽くトーストする
  5. トマトを5mmから1cm厚に輪切りにする
  6. 2枚のカンパーニュにマスタードバターを塗る
  7. 下側のカンパーニュに、レタス、トマト、塩こしょう、玉ねぎ、粒マスタード、マヨネーズ、ベーコンの順に重ねる
  8. 上側のカンパーニュで閉じたらできあがりです

カンパーニュのBLTサンドは、トーストしたカンパーニュをさらに美味しく頂く事が出来るおすすめの食べ方です。ジューシーに焼いたベーコン、シャキシャキのレタス、フレッシュなトマトの酸味、3つの食材の相性とバランスが最高のサンドイッチです。

ハムとキャロットラペのカンパーニュサンド

  • カンパーニュ・厚さ1cmを2枚
  • ハム・2枚
  • にんじん・1本(150g)
  • オリーブオイル・大さじ1
  • 酢・大さじ1
  • はちみつ・小さじ1
  • 塩・小さじ1/4
  • 黒こしょう・少々
  • 有塩バター・5g
 
  1. バターを常温に戻しておく
  2. にんじんを皮をむいて千切りにする
  3. オリーブオイル、酢、はちみつ、塩、黒こしょうを混ぜ合わせる
  4. 調味料に千切りしたにんじんを加え混ぜ、味が馴染むまで10分ほど置く
  5. カンパーニュにバターを塗りハムを挟む
  6. ラップで包み5分ほど馴染ませたら、ラップごと半分に切ればできあがりです

ハムとキャロットラペのカンパーニュサンドは、にんじんをタップリと使ったヘルシーサンドです。カンパーニュは1cmの厚さで切り分け千切りしたにんじんを挟みます。

オリーブオイルやはちみつで調味料を作りに混ぜることで、にんじんの独特の味わいを抑えています。栄養価の高いにんじんを美味しく頂く事が出来るヘルシーでボリューム満点なおすすめの食べ方です。

カンパーニュのいろいろな食べ方【オープンサンド/ピザ】

パン自体がしっかりした作りのカンパーニュは、パンの上に具材を乗せるオープンサンドも人気の食べ方です。また、カンパーニュをピザ生地のようにアレンジするおすすめレシピもあります。

ズッキーニと生ハムのオープンサンド

  • カンパーニュ・4枚
  • 生ハム・4枚
  • ズッキーニ・1/2本
  • ニンニク・1/2片
  • ミニトマト・4個
  • サワークリーム・小さじ4
  • EVオリーブオイル・適量
  • バジル・適量
  • 塩こしょう・少々
 
  1. ズッキーニはヘタを取り、5mmの厚さの輪切りにする
  2. ミニトマトはヘタを取り、縦に5mmの厚さに切る
  3. ニンニクは半分に切る
  4. カンパーニュをオーブントースターで2分焼いた後、ニンニクをこすりつけの香りをつける
  5. パンの上にサワークリームを塗り、ズッキーニとミニトマトを順にのせ、生ハムを盛り付ける
  6. バジルを飾り、塩こしょうとEVオリーブオイルをかければ出来上がり。

ズッキーニと生ハムのオープンサンドは、トーストしたカンパーニュに良く合うおすすめの食べ方です。生のズッキーニにミニトマト、生ハムと相性の良い食材とサワークリームを合わせた定番レシピで、トマトとの相性抜群のバジルの風味も効いています。

彩りも鮮やかで野菜もタップリ採る事が出来ます。オリーブオイルと塩こしょうというシンプルな味付けですが、生ハムの塩気が効いて美味しく仕上がっています。

カンパーニュでピザトースト

カンパーニュのピザトーストは、カンパーニュをピザ生地の代わりに使った簡単レシピです。カンパーニュの片面にピザソースを塗ってハムとチーズをタップリと載せます。そのままトースターで5分焼き上がればできあがりです。

トーストする事でパンの香ばしさが増し、生地にピザソースとチーズが絡まって抜群の美味しさです。ピーマンやブロッコリーなどの緑色の野菜やトマトなどをトッピングすると、本格的なピザにも負けない味わいを楽しめます。

カンパーニュのいろいろな食べ方【ディップ】

カンパーニュやバケットなどのフランスパンにディップを乗せる食べ方はとても人気があります。パンの外側の皮部分が固くディップを乗せやすく、タップリ乗せても崩れたりしません。

ハニーアボカドのディップ

ハニーアボカドのディップはカンパーニュとの相性が抜群なおすすめの食べ方です。アボガドのディップは塩こしょうを使った味付けが一般的ですが、こちらはハチミツ入りのほんのり甘いタイプです

アボガドを半分に切って種を取り除き、皮をむいてフォークで潰します。そこにハチミツ、マヨネーズ、レモン汁を加え良く混ぜ合わせたらできあがりです。アボカド独特の味と食感が良く、ハチミツを加えたことでほんのり甘味があり一味違ったアボカドのディップが楽しめます。カンパーニュともベストマッチで食事が進むおすすめの食べ方です。

サーモンディップ

サーモンディップはカンパーニュともよく合うおすすめの食べ方です。栄養バランスが良く、ボリュームがあるディップでお腹いっぱい食べる事ができます。カンパーニュはパン自体が美味しいので、塩味を抑えたディップにするとパンとのバランスがよくなります

材料はスモークサーモン、酢漬けのケッパー、サワークリーム、レモン汁で全てを混ぜ合わせて作ります。スモークサーモンとケッパーは大きめに刻みますが、スモークサーモンには塩分があるので味見しながら調整が必要です。こしょうはお好みで入れても良いですし、バルサミコ酢があれば少し加えると甘酸っぱい味に仕上がります。

カンパーニュをおすすめレシピで楽しもう!

今回はカンパーニュについて紹介いたしました。カンパーニュは田舎パンと呼ばれる素朴な味わいのプランスパンの一種で、日持ちも良く、冷めてからのも美味しくいただけます。

原材料は小麦粉、塩、水、イーストのみですが、2度発酵させたり手間と時間が掛かります。ですが材料の分量とレシピを守れば上手に焼き上げることができます。基本レシピを参考にカンパーニュ作りにチャレンジしてみてください。

小麦粉以外に他の材料を混ぜ込むアレンジレシピもたくさんあり、食材を色々試して工夫すれば自分好みのカンパーニュを作ることができます。サンドイッチやオープンサンドなど、おすすめの食べ方も紹介していますので、是非この機会にチャレンジしてみてください。

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