キールロワイヤルのレシピ!女性に人気な味とは?誕生の歴史やアレンジなど

キールロワイヤルは数あるカクテルの中でも女性を中心に人気で、カシスリキュールをシャンパンで割った甘酸っぱく爽やかな味わいが特徴です。今回はキールロワイヤルの誕生秘話から名前の由来、作り方レシピ、おすすめのアレンジなどを一挙大公開!キールロワイヤルをより楽しむための情報が満載です。バーやおうち飲み会でキールロワイヤルを120%楽しむためにぜひチェックしてみてください!

キールロワイヤルのレシピ!女性に人気な味とは?誕生の歴史やアレンジなどのイメージ

目次

  1. 1キールロワイヤルとは?
  2. 2キールロワイヤルの歴史
  3. 3キールロワイヤルの作り方レシピ
  4. 4キールロワイヤルのアレンジレシピ
  5. 5爽やかなキールロワイヤルを楽しもう!

キールロワイヤルとは?

キールロワイヤルというカクテルを知っていますか?カシスリキュールをシャンパンで割ったお洒落なカクテルで、女性を中心に人気です。

今回はこのキールロワイヤルについてその特徴や味わい、歴史、作り方レシピ、おすすめアレンジなどを大特集。意外な生い立ちについても紹介していきます。バーで知識をお披露目して人気者になってみませんか?

キールとは?

キールロワイヤルの元になったのは、キールと呼ばれる世界的に有名なカクテルです。キールは白ワインとカシスで作られたもので、ワインベースのカクテルの中でも絶大な人気を誇っています。キールが最初に作られたときは辛口の白ワインアリゴテと、クレームドカシスというリキュールを混ぜて作られました。

カシスの赤い色が華やかな印象であったこと、食前酒としてもぴったりのすっきりとした味わいがたちまち人気となりました。今やワイン好きやグルメ通の間で定番のカクテルで、世界中で愛されています。

キールロワイヤルの特徴

キールロワイヤルはキールをアレンジして生まれたカクテルです。キールと作り方はほぼ同じですが、カシスリキュールを割るのが白ワインではなくシャンパンに代わります。カシスの甘酸っぱさときりっとしたシャンパンののど越しの良さが抜群のコンビネーションです。

キールロワイヤルの見た目は発泡性のシャンパンかスパークリングワインを使用するため、キールより華やかさが増します。グラスの中でシュワシュワとピンク色の泡がはじける様はとてもロマンチックです。デートの食前酒としてキールロワイヤルを選んであげると彼女も喜んでくれそうです。

味わい

キールロワイヤルの味は、カシスのふくよかな果実味と酸味が程よく共存しています。そこに口当たりを軽くしてくれるシャンパンを混ぜ合わせることで、爽快感と甘酸っぱさを一度に味わえる魅力的なカクテルです。甘みも強すぎず酸味も立ちすぎていないバランスの良さが一番の持ち味と言えます。

キールロワイヤルの歴史

今や世界中でスタンダードなカクテルとして親しまれているキールロワイヤルですが、そこにどんな歴史があったのか知っていますか?ここではキールロワイヤルの知られざる歴史を深堀りします。

キールの由来

キールは1945年のフランスブルゴーニュ地方でディジョン市長であったフェリックス・キール氏が作ったものが始まりとされています。当時地元の白ワインを広めるためにキールを考案し、自らが作ったキールをレセプションのたびに使って農業振興を行っていたそうです。

キールという名前はこの市長の名前から名づけられました。市長が考案したキールはその華やかさと美味しさからたちまち人気が出て、フランスを飛び出しヨーロッパ各地へと広がっていきました。

キールロワイヤルの歴史

キールロワイヤルが誕生したのは、フランスのお隣にあるオーストリアのウィーンです。ウィーンにある「インターナショナル」のフーベルト・ドヴォルシャック氏がキールを元にして創作したと言われています。

キールロワイヤルは王室のキールという意味です。フランス語で王の王室という意味を持つキールロワイヤルは本来白ワインで割るところをシャンパンにしたことで贅沢さが増しています。華やかな見た目とシャンパンの豊潤な味わいは、まさに王室のキールと呼ぶのにふさわしい一杯です。

キールロワイヤルはカシスリキュールを使いながらもシャンパンが入っているため、すっきりと喉を潤してくれるカクテルです。フランス料理を食べる時は食前酒がよく用いられますが、食事を始める前のすっきり感を得ることができるということであっという間に人気の定番になりました。胃の活動を促し料理をおいしくいただける効果もあるそうです。

キールロワイヤルの作り方レシピ

キールロワイヤルはバーやレストランで提供されていますが、自材料さえ揃えれば自宅でも簡単に作ることができます。ここではキールロワイヤルの作り方レシピを詳しくお伝えします。簡単なレシピなので、気軽に作ってみてください。

レシピ

キールロワイヤルはビルドと呼ばれる材料を直接グラスに入れて作るレシピで作ります。ビルドはロングカクテルを作るときに使用されるシンプルなレシピで、グラスにベースとなるリキュールを入れ水やシャンパンなどを注ぎグラスの中で直接混ぜ合わせて作られます。特別なカクテルの材料がなくても作れるのがビルドのメリットです。

カクテル作りを始める時、初心者の方が一番作りやすいのがビルドのレシピです。カクテルを作る上で基本的なレシピのひとつなので、覚えておいて損はありません。

材料

  • カシスリキュール 10ml
  • シャンパン 120ml

キールロワイヤルのレシピに必要なものはカシスリキュールとシャンパンの2つ材料のみです。このほかに背の高いフルート型のシャンパングラスと、混ぜるためのバースプーンを用意しておいてください。

作り方

  1. シャンパングラスにカシスリキュールを注ぎます。
  2. シャンパン泡立たないようゆっくりとグラスに満たします。
  3. バースプーンで1回転ステアしたら、出来上がりです。

キーロワイヤルの作り方レシピはとてもシンプルです。グラスにカシスリキュールを注ぎ、上からシャンパンを注いで混ぜたらOKです。カクテルのレシピに慣れていない方もチャレンジしやすいので、入門編としてもおすすめです。

美味しく飲むポイント

キールロワイヤルを美味しく飲むポイントをお伝えします。シンプルなレシピであるため、ちょっとしたコツで仕上がりが全然違ってきます。特に始めて作る方はレシピのポイントをしっかりと頭に入れておきましょう。

キールロワイヤルは氷を使わないカクテルなので、事前にシャンパンやグラスをしっかりと冷やしておくことが大切です。それぞれの材料を冷やしておくことで仕上がりがきりっと冷たく、おいしくなりますので大切なポイントです。

またレシピで使うシャンパンはなるべく気泡が生きている状態のものが好ましいので、その場で開けたものを使用してください。

もしシャンパンを開栓したものを使う場合は、シャンパンストッパーという気泡を長持ちさせる道具を使用しておくとよいでしょう。もうひとつのポイントは、キールロワイヤルは混ぜすぎるとせっかくのシャンパンの炭酸が抜けてしまうため、混ぜる時は1回だけそっと混ぜて下さい。カシスリキュールのピンクのグラデーションが美しく出ます。

飲む時の注意点

キールロワイヤルは爽やかな飲み口なのでグラスが進んでしまいますが、アルコール度数が12~15度と高めです。飲みやすいからと言ってどんどんグラスを開けていては悪酔いする可能性もあるため、適度な量を楽しむようにしましょう。フランスでは食前酒としてキールロワイヤルを1杯たしなむとされていますので、覚えおいてください。

キールロワイヤルのアレンジレシピ

キールロワイヤルの基本のレシピをマスターしたら、ぜひチャレンジしてほしいのがアレンジです。キールロワイヤルはベースがシンプルなので、多彩な材料をミックスすることで幅広いアレンジが楽しめます。ここではおすすめのアレンジを紹介しますが、ぜひ自分流でもアレンジを楽しんでみて下さい。

キール

キールロワイヤルの元になったキールのアレンジを紹介します。ワイン好きの方には御馴染みのカクテルですがお酒が得意でない方も飲みやすいのがポイントです。基本のキールのワインとカシス4:1で混ぜますが、お好みでアレンジしてもOKです。甘めが好きな方はカシスを多めに、辛口が好きな方は辛口の白ワインにアレンジするなど思い思いに楽しんでみて下さい。

作り方

  1. ワイングラスにクレーム・ド・カシスを35cc注ぎます。
  2. よく冷やした白ワインを145cc注ぎ、軽くステアして完成です。

アレンジのポイントとしてはキールに使うワインは辛口でよく冷やしてあるものを使うこと。キールロワイヤル同様氷を使わないカクテルなので、事前にしっかりと冷蔵庫で材料を冷やしておくことが大切です。

ここでは甘口のカシスリキュール「クレーム・ド・カシス」を使用していますが、キレのある味わいが好みの方は普通のカシスリキュールでアレンジしても良いです。

キールインペリアル

キールインペリアルはシャンパンを木苺のリキュールで割った甘酸っぱいカクテルです。実はこのキールインペリアルはキールロワイヤルよりもワンランク上のカクテルで、インペリアルは王様の上をいく皇帝を意味します。木苺のリキュールはカシスリキュールよりもやや酸味が強いので、キールロワイヤルよりは甘酸っぱい仕上がりになります。

作り方

  1. ワイングラスに木苺リキュールを35cc注ぎます。
  2. よく冷やしたシャンパンを145cc注ぎ、軽くステアして完成です。

キールインペリアルで使用する木苺リキュールは、フルールリキュールの名門「ルジェラグート」社のものがおすすめです。

地中海沿岸のよく熟した木苺をオークの大樽でスピリッツと混ぜ合わせじっくりと熟成させて作られるため、香りの高さと甘酸っぱさのバランスが絶妙です。ルジェグラート社のリキュールはリカーショップなどでも販売されていますので、ぜひ手に取ってみて下さい。

キールインペリアルはシャンパンがベースのカクテルであるため、ガスが逃げないようフルート型のシャンパングラスがベストです。飲み口が少しすぼまったフルート型のグラスは、グラスの底から湧き上がる泡の表情まで楽しむことができます。

キールインペリアルを作るときはシャンパングラスも事前に冷蔵庫で冷やしておくと、より冷たくおいしいアレンジを楽しめます。

シャンパンブルース

シャンパンブルースは1980年代に生まれたシャンパンベースのアレンジカクテルです。鮮やかなブルーのリキュール、ブルーキュラソーの美しい透明感が青い夜の雰囲気を醸し出しています。

シャンパンブルースの名前は1979年に出版された小説シャンパンブルースに由来し、小説がアメリカでベストセラーになったことをきっかけに誕生したと言われています。

作り方

  1. ブルーキュラソーを35cc注ぎ、グラスを回して内側をまんべんなく濡らします。
  2. よく冷やしたシャンパンを145cc注ぎ、軽くステアします。
  3. レモンピール1片をグラスの斜め上から絞りかけ、香りを付けたら出来上がりです。
     

シャンパンブルースはキールロワイヤルと同様ビルドという製法を用いて作られます。作り方はとてもシンプルですが、仕上げに使うレモンピールの扱い方には少し慣れが必要です。レモンピールはレモンを2cmほどの大きさにカットしたもので、グラスのやや斜め上から搾り入れることがポイントです。

グラスに程よい大きさにカットしたレモンを飾ってアレンジするとより美しい仕上がりになります。また、シャンパンブルースの決め手であるブルーリキュールを使いすぎると見た目が良くありませんので、入れすぎには注意して作りましょう。

ミモザ

シャンパンをオレンジジュースで割った綺麗な黄色が愛らしいカクテルのミモザミモザは花の名前で、春から初夏にかけて花を咲かす小さな黄色い植物です。シャンパンをベースにアレンジされたミモザは、1925年にパリで生まれました。

当時はシャンパンとオレンジジュースを混ぜたものをシャンパン・ア・ロランジュと呼んでいました、ミモザの方が呼びやすいためその名が定着しました。

ミモザの特徴は、オレンジジュースの爽やかな酸味とシャンパンのふくよかな香りです。フランスではウェルカムドリンクとしても愛飲されているカクテルで、特に暑い夏には最適なドリンクです。

作り方

  1. グラスにオレンジジュースを60ml入れます。
  2. よく冷やしたシャンパンを60ml注ぎ、軽くステアしたら完成です。

ミモザのアレンジポイントは何といっても材料を冷やすことにつきます。冷蔵庫でオレンジジュースとシャンパンがしっかりと冷えるまで保管しておいて下さい。仕上げにスライスしたオレンジをグラスの淵に飾ってアレンジするとより可愛らしいカクテルが完成します。

爽やかなキールロワイヤルを楽しもう!

キーロワイヤルの歴史や成り立ち、作り方レシピ、アレンジまで紹介してきました。レストランやバーで楽しむのも良いですが、自宅でも意外と簡単に作ることができるのでおうち飲みを楽しんではいかがでしょうか?

ベースとなるシャンパンとカシスリキュールのほか、木苺リキュールやブルーキュラソー、オレンジジュースなどを数種類用意しておけば自由自在にアレンジを楽しめます。

夫婦でゆっくりとグラスを傾けるもよし、友達みんなでワイワイいただくもよし、キールロワイヤルが楽しい席をより素敵に彩ります。今回の記事を参考にぜひ自宅でキールロワイヤル作りにチャレンジしてみて下さい!

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