2019年06月19日公開
2024年09月19日更新
カップ麺をレンジでチンして生麺風にする方法!容器を変えるなどの注意点も
カップ麺をレンジで作るといつもと違う食感が楽しめることを知っていますか?いつも食べている低価格のラーメンがお店で食べるような生麺感覚の美味しいラーメンに変身する裏技です。容器を移し替えたり、水を沸かしたりと、カップ麺にひと手間を加えるだけでいつもとは違う麺の食感を味わうことが出来ます。レンジを使ったカップ麺のアレンジレシピも紹介していますのでぜひ試してみてください!
カップ麺はレンジでも作れる?
たくさんの種類が販売されているカップ麺ですが、ひと手間加えるだけでさらに美味しいラーメンに変身させる裏技を知っていますか?その方法は電子レンジを使う方法です。カップ麺の電子レンジ調理は危険だと思いがちですが、正しい方法を守れば安全に美味しいラーメンを食べることが出来ます。
今回はカップ麺を美味しくする裏技を紹介していきます。いつものラーメンでは物足りない方は、ぜひひと手間加えてみてください。
カップ麺をレンジで温めると生麺のようになる
お水を沸かして3分待つだけで麺料理が出来上がるカップ麺は、そのままでももちろん美味しいのですが、レンジで温めるとさらに美味しく仕上がると今話題です。実際にレンジで作ったカップ麺を食べてみた方は「生麺みたいな食感になった」とリピーターも多いです。
モチモチの生麺食感のカップラーメンは販売されていますが、少し高めの値段設定です。そんな生麺食感が100円ほどで販売されている普通のカップラーメンでも味わえるのでぜひ試してみてください。
口コミ
カップ麺の裏技やってみた🍜
— くっきー❤ (@primoff_rin) January 22, 2017
元々もっちり麺のやつでやったから、かなりトゥルトゥルになった笑
次は是非ともどん兵衛のうどんでやりたい🤗 絶対美味しい!#レンジ で #加熱 #ラ王 #カップ麺 #裏技 pic.twitter.com/aHOn3iSHmb
レンジでの裏技カップラーメンを体験した方が口コミを上げています。低価格のカップ麺でやっても生麺食感が味わえるのですが、ちょっと高めの生麺食感を売りにしているカップ麺でレンジを使うと、さらに食感が良くなると好評です。
生麺のようになる理由は?
裏技カップ麺が生麺食感になる理由は、カップ麺の出来上がる工程に秘密があります。カップ麺は麺を一度茹でたものを油で揚げるなどの加工をして長期保存可能な状態にして商品化されています。加工される前の麺は本来のモチモチの生麺食感です。
加工されたカップ麺をレンジで加熱することによって、鍋で茹でている状態と同じになり加工前の生麺食感になり美味しく仕上がるのです。麺を鍋で茹でる方法でも生麺食感になりますが、レンジを使うことでさらに簡単に生麺食感が出せるようになりました。そのため、レンジを使った調理法が裏技として話題になっています。
メーカーで推奨はしていない
この裏技はカップ麺のメーカーが発信したものではないので、メーカー側はレンジでの調理を推奨しているわけではありません。カップ麺の大手メーカーの日清食品は「熱湯で調理するカップ麺を電子レンジにかけるのはおやめください」という注意事項を公式サイトにのせています。
カップ麺の容器は電子レンジ対応ではないので、レンジで加熱することで変形したり、火災の原因にもなる可能性があるので大変危険です。日清食品は「やむを得ず電子レンジを使用される場合には、必ず電子レンジに対応した器に移し替えてください。」とメッセージも添えています。
今回の裏技を実行するときも、必ずカップ麺の容器から耐熱容器に移し替えてから行うようにしてください。
カップ麺をレンジで生麺風にする作り方
いつものラーメンがつるつるモチモチになる正しい裏技カップ麺の作り方を見ていきます。安全に美味しく仕上げるには必ず作り方を守ってください。使用する容器や加熱時間を間違えると、美味しく仕上がらない原因や事故の原因にもなりますので注意してください。
用意するもの
- カップ麺
- 熱湯
- ラップ
- 耐熱容器
必要なものは以上です。耐熱容器はカップ麺の容器に合わせたものを用意すると熱湯を注ぐ量も見やすいので作りやすいです。熱湯ではなく、水から作ると麺がほぐれないので通常のカップ麺を作るときを同じく熱湯を準備するようにしてください。
使用するカップ麺はどんなものでも大丈夫ですが、どん兵衛やカップそばなど麺がしっかりしているもののほうが裏技効果が出やすいのでおすすめです。
作り方
- カップラーメンを耐熱容器に移します。
- 付属のかやくなどがある場合は麺の上にのせます。(後乗せ用の具材・スープの素は入れないでください)
- レンジ加熱で蒸発するので、お湯を通常の量より少し多めに注いでラップをします。
- 電子レンジ(500w)で表示時間の約半分の時間で加熱します。
- スープの素をいれて完成です。
仕上がりは、通常の作り方でカップ麺を作った時よりも透き通った感じの麺になります。熱湯で作った時の待機時間より短く調理することが出来るので、時間がない時にラーメンを作りたい方にもおすすめです。出来上がった時はかなり器が熱くなっているので取り出す時に注意してください。
カップ焼きそばでもこの裏技が可能です。裏技を使ってレンジで生麺食感にした後、通常のカップ焼きそばのようにお湯を捨ててソースをかければ出来上がりです。
人気ユーチューバーのヒカキンさんが、日清のどん兵衛でレンジの裏技バージョンと通常バージョンの比較動画を上げています。どん兵衛などの太麺のもののほうが裏技の触感が活きるので好評です。
レンジ加熱の時間の目安
熱湯でラーメンを作るときより、レンジで加熱する時のほうがかなりあつくなってしまうので、加熱時間は少なめにする必要があります。500wの電子レンジで、カップ麺の表示時間に0.6をかけた時間がちょうどいい加熱時間になります。
例えば「熱湯3分」と記載されているものは3×0.6=1分50秒で加熱してください。必要以上に加熱してしまうと美味しく仕上がりません。あまりおすすめはしませんが、熱湯ではなく水から温める場合は記載されている時間プラス30秒ほどで様子を見ながら加熱してください。
きつねうどんなどの具材が大きい物を作るときは、具材が重なってうまく麺がほぐれない可能性もあるので、最初は具材なしでチンして最後の30~50秒ほどを具材ありでチンするとうまくいきます。
カップ麺をレンジで作るときのコツと注意点
簡単すぎる裏技ですが、紹介した調理法を守らなければ失敗してしまうこともあります。ではどのような点に注意すると失敗が少ないのでしょうか?裏技の効果を最大限に活かすために覚えておきたいポイントや注意することをまとめてみました。
カップ麺は必ず耐熱容器に移す
出典: http://labaq.com
市販のカップ麺の容器は電子レンジ対応には作られていません。メーカーも公式サイトで「電子レンジを使用しないでください」と注意喚起をしているので、この裏技をやるときは必ず耐熱容器に移し替えてから行ってください。
そのままのカップ容器を使ってしまうと、吹きこぼれたりカップ容器が発火したり、火傷の原因にもなってしまいます。容器だけでなく蓋の部分もアルミ白を使用しているので発火の原因にもなり、火災の恐れがあります。
またカップ容器は科学物質で出来ているため、高温の加熱で化学物質がお湯に溶けだす可能性もあり、健康にも害があります。器を移し替えるだけの簡単作業をひと手間怠るだけで危険な要素が満載な裏技になってしまうので、必ず守る様にしてください。
水は少し多めに入れる
通常のカップ麺を作るときと同じく、水を沸かしておく必要があります。その際、いつもの量より少し多めの水を用意して沸かすようにしてください。加熱する際、水分が蒸発ししてお湯の量が少なくなってしまい、麺がうまくほぐれない可能性もあります。
熱湯の量は、カップ容器の通常の目安線の2~3mmほど多く注ぐようにしてください。移し替える変える前に湯の量を計ってから移し替えるとわかりやすいです。
お湯を沸かす時間がなくて、水を入れてレンジで加熱したいという方もいますが、水で作ってしまうと麺がうまくほぐれない可能性もあります。どうしても水で作りたい場合は裏技の加熱時間よりも長めに加熱して様子を見ながら時間を調節するようにしてください。
細麺より太麺の方がおすすめ
裏技を使用する麺は、どの種類でも可能なのですが太麺のもののほうが、より生麺の触感が楽しめます。うどん麺の日清の「どん兵衛」やコシがしっかりしているカップそばなどが裏技を試した方には好評です。
カップヌードルなどの細麺の種類は、少し麺がねちょねちょしやすいので、生麺食感とはちょっと違う食感になってしまう可能性があります。細麺の場合は、過熱時間を若干少なめにするなど工夫をしてみてください。
スープの素が麺に入っている種類は、スープが麺に染み込みすぎてしまって味が濃くなってしまう可能性があります。濃い味が好きな方にはおすすめですが、いつもの味で生麺感覚を味わいたい方は、スープの素が別になっているものを使用してください。
カップ麺のレンジで作るアレンジレシピ
生麺食感になるだけで十分いつもと違うラーメンなどを楽しめるのですが、さらに美味しくなる方法がたくさんあります。ネットで話題になっているちょい足しして美味しくなるアレンジレシピを紹介します。すべてレンジをつかって簡単に出来るのでぜひチャレンジしてみてください!
食べ終わった後に「カップラーメンの残り汁で茶碗蒸し」
- ラーメンの残り汁
- 溶き卵1個分
- 耐熱容器に、ラーメンを食べた後の残り汁と溶き卵を入れます。
- ラップをしてレンジ(500w)で2分~2分30秒加熱して完成です。
裏技を使った生麺食感のラーメンなら耐熱容器にはいっているので、そのまま溶き卵を投入しても大丈夫です。お好みでシイタケやネギなどの具材を入れても美味しく仕上がります。
茶碗蒸しを一から作ると手間暇がかかりますが、このレシピなら余計な味付けをしなくてもおいしい茶碗蒸しを味わえます。ラーメンのおいしさを余すところなく味わえるだけじゃなく、カップ麺だけでは物足りない方も満足できるレシピです。
野菜不足解消に「野菜たっぷりカップラーメン」
- カット野菜1袋
- カップラーメン1個
- カット野菜の袋の端に、蒸気を逃がすための穴をあけます。
- カット野菜をレンジで3分加熱します。
- その間にカップ麺に熱湯を注ぎます。
- カップラーメンにカット野菜をたっぷり盛り付けてスープの素を入れたら完成です。
カップラーメンの調理はレンジを使用してもいいのですが、カット野菜の加熱時間とカップラーメンの待機時間が同じなら熱湯で作ると時短にもなって待つことなくラーメンが完成します。レンジを使うことで野菜を茹でるための水もなく、洗い物も少ないので便利です。
カップラーメンばかりの食生活ではどうしても野菜不足になりがちです。そんな時はコンビニでも販売されているカット野菜をプラスしてあげると美味しくビタミン・ミネラル・食物繊維の補給になります。ドレッシングなどの味付けも必要ないので、いつでも気軽にお店のような野菜たっぷりラーメンが食べられるのでおすすめです。
濃厚な味わい「カップラーメンドリア」
- ラーメンの残り汁
- ご飯200g
- とけるチーズお好みで
- ミックスベジタブルお好みで
- シーフードミックスお好みで
- 耐熱容器に残り汁とご飯を入れます。
- お好みでミックスベジタブルやシーフードミックスなどを入れます。
- チーズをたっぷりかけます。
- レンジでチーズが解けるまで加熱して完成です。
こちらも裏技で作った生麺食感のラーメンなら耐熱容器にはいっているので、そのまま材料をいれて作ることも可能です。入れる具材はなくてもスープの味がしっかりしているので十分美味しいリゾットが出来あがります。
ちょっとおしゃれにお腹も膨れるアレンジレシピです。普通の醤油や味噌ラーメンなどでも美味しいですが、味が濃いカレー味などを使ってもカレードリア風になるのでおすすめです。チーズが合う味のカップ麺ならどんなものでも美味しくなるので、ぜひいろいろな種類で試してみてください。
たんぱく質と食物繊維たっぷり「納豆ラーメン」
- カップラーメン(味噌がおすすめ)1個
- ひきわり納豆1パック
- 裏技を使って生麺風のカップラーメンを作ります。
- ひきわり納豆をタレをつけて混ぜておきます。
- カップ麺の上に納豆をのせて完成です。
納豆は大粒のものより、麺に絡みやすいひきわりのほうがおすすめです。カップラーメンの味はお好みでいいのですが、味噌ラーメンが同じ大豆食品のひきわり納豆にあっていて味もマッチします。
ラーメンに納豆はあまりメジャーではない組み合わせですが、カップ麺をヘルシーに食べたい方に好評のレシピです。ひきわり納豆をふわふわに混ぜておくと、麺やスープの味がまろやかになるのでキムチ味など辛みが強いラーメンでもよく合います。
まろやかな味わい「ミルクカレーヌードル」
- カレー味のカップラーメン1個
- 牛乳適量
- 電子レンジで牛乳をカップラーメンに書いてある必要なお湯の量分温めます。
- カップ麺にお湯の代わりに牛乳を注いで記載されている時間待ったら完成です。
牛乳は吹きこぼれる可能性もあるので、牛乳の温めモードなどを使って暖め過ぎないように注意してください。カレー味の他にもトムヤムクンなどの辛いラーメンでもよく合います。
いつものカレーラーメンに飽きてしまった時や、賞味期限ぎりぎりの牛乳を消費したい時などにおすすめのレシピです。牛乳の栄養もたっぷりで辛さもまろやかになるので、小さな子供でも安心して食べられます。
カップ麺はレンジで作るとモチモチになる
安くて簡単に出来るいつものカップ麺をレンジで調理することで、お店のようなモチモチ食感の生麺風味に大変身します。さらにちょい足しでいつもの味とは違うレシピを試してみると、いつも食べているラーメンにも飽きることはありません。
いろいろな種類のカップ麺で試せる裏技とレシピなのでぜひ毎日のお食事の参考にしてください。耐熱容器に移し替えるなどのひと手間を忘れずに、手軽に美味しいラーメンを楽しんでください!