ラーメンライスの人気の食べ方!炭水化物のセットは高カロリーで当然太る?

ラーメンライスはラーメンスープにご飯を入れて食べる食べ方です。炭水化物をおかずに炭水化物を食べるので当然高カロリーで、太る原因にもなりやすい食事メニューです。そんなラーメンライスはどのお店が発祥なのか、どんな食べ方のルールがあるのかを紹介します。カロリーが気になるけどどうしても食べたい方に、太りにくい食べ方も解説していきます。ぜひ、健康的に美味しくラーメンライスを楽しみましょう。

ラーメンライスの人気の食べ方!炭水化物のセットは高カロリーで当然太る?のイメージ

目次

  1. 1ラーメンライスとは?
  2. 2ラーメンライスの人気のある食べ方
  3. 3ラーメンライスのカロリーと太る原因
  4. 4ラーメンライスを食べても太りにくくする方法
  5. 5ラーメンライスは美味しいがほどほどに

ラーメンライスとは?

ラーメンだけでは物足りない!という方に強い味方のメニュー「ラーメンライス」は、今やラーメン店では定番メニューになっています。ではこのメニューは、いつからどのお店で始まったものなのでしょうか?ラーメンライスの発祥などを紹介します。

ラーメンとライスのセット

「とにかく安く、手っ取り早くお腹いっぱいになりたい!」という男性が良く利用するラーメンライスは、その名の通りラーメンとライスのセットメニューです。炭水化物をおかずに炭水化物を食べるというかなりカロリー・糖質が高いメニューですが、食べ盛りの男性には安く満足できるお手軽メニューです。

ラーメンライスの発祥

一体どのお店が最初にラーメンライスを始めたのでしょうか?はっきりと元祖が決まっているわけではありませんが、ラーメンライス発祥のお店と言われている2店を紹介します。

北海道の味の三平説

まず最初に紹介するのは北海道の「味の三平」です。札幌ラーメンの基礎を作ったといわれる元祖札幌味噌ラーメンのお店としても有名なお店です。昔、ラーメンだけでは足りないという若いお客さんが、ラーメンライスを注文したことがきっかけで全国に広まったという説があります。

味の三平は札幌地下鉄大通駅12番出口の近くで11:00~18:30の営業です。(毎週月曜・第二火曜定休)お店自慢の味噌ラーメンのお土産セットやおみやげシューマイなども販売されているのでぜひ立ち寄ってみてください。

東京の三朝庵説

もう一店舗は、明治創業の歴史がある東京の「三朝庵」が発祥の地という説です。残念ながら今は惜しまれながら閉店してしまったお店ですが、卵とじカツ丼やカレー南蛮発祥のお店としても有名で学生の方に人気のお店でした。このお店の支那そばライスというメニューがラーメンライスの元祖とも言われています。

ラーメンライスの人気のある食べ方

いつもラーメンライスを注文する人達は、どのような食べ方をしているのでしょうか?一般的な食べ方から、びっくりするような豪快な食べ方まで、ラーメンライスのいろいろな食べ方を調べてみました。

ラーメンの具をおかずにする

具沢山ラーメンの時はかなりおすすめなのが、ラーメンの具をおかずにライスを食べる食べ方です。ラーメンの麺は通常のラーメンのようにスープと絡めて食べて、上に載っている具材をライスのおかずにすると、ラーメンライスならぬ「ラーメン定食」のように豪華な気分が味わえます。

ライスを口にいれてスープを飲む

スープが美味しいお店では、口の中で猫まんまにするようにライスを口に含んでスープを飲む方法も人気です。スープがライスに絡んで麺に絡めた時とはまた違った味わいになり、同じスープで2度楽しめるラーメンライスになります。スープもたっぷり味わえて飽きさせません。

麺とライスを同時に食べる

ラーメンとライスが同時進行で減っていって効率がいいのは、麺とライスを同時に食べる食べ方です。ラーメンの麺を普通にスープや具材と絡めて食べてからライスを食べるという、一見マンネリに見える食べ方ですが、食べることにメリハリがついてどんどん食が進みます。

ライスの上に麺を乗せて食べる

細かいことは気にせず、ラーメンライスが来たらすぐにラーメンにライスをドン!とのせてしまう豪快な食べ方も試してみてほしい方法です。ライスが猫まんまのようにスープをすって、麺とライスを絡めてもいいよし、麺は別で食べながらスープとご飯を楽しむもよし、具材とライスを楽しむもよし、いろいろな味わいが楽しめます。

麺を半分食べたらライスを投入する

最初は純粋にラーメンを楽しみたいけど、味や食感をマンネリ化させたくないという方には、麺を半分食べてからライスを投入する食べ方もあります。ラーメンの後半にスープや麺に絡んだライスがアクセントになって飽きがなく、麺とライスが絡んで新しい味わいになります。

麺を全て食べたらライスを投入する

最後の最後までライスをとっておいて、麺をすべて食べ終わった後にスープにライスを入れる方法は鍋料理の〆のように楽しめます。ラーメンを食べ終わってももう少し食べたいなという物足りなさを、スープの染み込んでおじやのようになったライスが満たしてくれます。スープも一滴残らず味わえてお得感もあります。

麺や具材をおかずにライスを均等に食べる

ラーメンライスをじっくり味わいたい方は、麺・具材をおかずにして均等にライスを食べる方法が王道です。麺とライスを交互に食べたり、ラーメンの海苔でご飯をくるんだり、チャーシューをご飯にのせてみたり、いろいろな楽しみ方をラーメンライスだけで味わえるのでお得な気分になります。

どの食べ方が正しいいうことはありませんが、自分では考えもしなかった食べ方をしている方もたくさんいます。こちらで紹介した方法以外の食べ方もたくさんありますので、ぜひいろいろなやり方を試してラーメンライスの新しい味わいを研究してみてください。

「美味しんぼ」の作法

有名なグルメ漫画の「美味しんぼ」でもラーメンライスを扱ったエピソードがあります。美味しんぼ29巻のお話で、お嬢様に恋をした男性がお嬢様と行くフランス料理にしっくりこなくて、振られる覚悟で自分が大好きなラーメンライスを食べて自分をさらけ出すというストーリーです。

そのお話に出てくる男性が持っているこだわりのラーメンライス食法を、漫画でわかりやすく解説しています。その食べ方を少しだけ紹介していきます。

汁麺飯汁

基本型と言われる食法その1、汁麺飯汁の作法はラーメンの汁をすすり、麺をすすります。その麺を口にいれたままライスをガバッと大きく一口食べて一緒に咀嚼するやり方です。口の中がいっぱいになるので女性には少し難しい作法ですが、勢いよく食べることが出来ます。

汁海苔飯麺汁

少しバリエーションを加えた食法その2、汁海苔飯麺汁の作法は汁をすすり、すぐに海苔をすくってライスに巻いて食べて、その口に麺をすすります。食べ方にメリハリがついて麺と具材とライスが三者混合の味の深みを楽しめます。

乱汁乱麺乱飯乱汁

最後の食法の乱汁乱麺乱飯乱汁の作法は、その名の通り何も考えずとにかく「ガツガツズルズルサバサバやるべし!」というルールがない食べ方です。とにかくお腹が空いてラーメンライスで満足したいときには味に集中して思いのまま食べることも大切です。

その他にも登場人物が名付けたこだわりの「ラーメンライス食法」があります。どのような食法なのか、男性の恋の結末と合わせて「美味しんぼ」29巻をぜひ読んでみてください。

ラーメンライスのカロリーと太る原因

ラーメンライスは最強の炭水化物メニューですが、最大の欠点がカロリーが高くて太る原因にもなってしまうという点です。では、実際にどのくらいのカロリーがあるのでしょうか?ラーメンライスの栄養面を見て、太る原因になる理由を解説していきます。

ラーメンライスのカロリー

まずはラーメンとライス、別々にカロリーなどの栄養面を見ていきます。どちらも炭水化物で、生きるためには必要不可欠な栄養素ですが摂りすぎには注意が必要です。

ラーメンのカロリー

ラーメンライスのメインとなるラーメンのカロリーは一般的な醤油ラーメンで1人前約480kcal、味噌ラーメンで約500kcal、とんこつラーメンや塩ラーメンも約500kcalです。ですが、家系ラーメンなどのこってりしたラーメンでは1杯約800kcal~1000kcalにもなります。

 

ライスのカロリー

ライスはサイズにもよりますが、一般的な普通盛りのご飯で約270kcalほどです。そこまで高カロリーではありませんが、丼の大盛りご飯を食べると約440kcalまでカロリーが増えてしまいます。また、ラーメン屋で人気の漬物などの付け合わせ食べ放題などでご飯の上に盛ってしまうとさらに高カロリーになってしまう可能性もあります。

塩分と油分が多い

味付けは関係なく、ラーメンはかなり塩分が高い食べ物です。成人1日あたりの塩分摂取量は男性11.3g、女性9.6gですが、一般的な醤油ラーメンを汁まで食べてしまうと1杯で5.5gも塩分を摂取してしまいます。ご飯にはほとんど塩分はありませんが、付け合わせ味付けご飯などで塩分過多になってしまいます。

また、ラーメンは調理工程で油を多く使っているので油分も多く、脂質が高いラーメンだと1杯あたり40gも摂取することになってしまいます。女性なら、一日に必要な脂質のほとんどが含まれていることになります。ですがシンプルな醤油ラーメンなどは脂質は3g程度に抑えられているものもあります。

塩分も油分も体を健康に保つためには必要なものですが、摂りすぎると太る原因になることはもちろん、高血圧などの生活習慣病を引き起こす原因にもなるので注意してください。

炭水化物の取り過ぎ

炭水化物をおかずに炭水化物を食べるラーメンライスは、当然たくさんの炭水化物を摂るメニューです。炭水化物は生きるために必要不可欠な栄養ですが、摂りすぎはNGです。

炭水化物を食べると体の中で糖に変わり血糖値が上がります。適度に摂ると糖は体を動かすエネルギーになるのでいいのですが、摂りすぎると脂肪を蓄える原因になってしまうので太る原因になります。

血糖値の上昇率を数値化したGI値はラーメンは61、ライスは84です。GI値は70を超えると高いといわれるのでラーメンとライスの組み合わせでGI値はさらに上がってしまいますので、かなり太りやすい食事メニューになってしまいます。
 

ラーメンライスを食べても太りにくくする方法

太るのはわかっていてもラーメンライスはやめられない!という方に、少しでも太りにくくするための食べ方を紹介します。太る原因になる炭水化物や塩分・油分を少しでも吸収しにくくする方法を気にしながら食事を楽しんでください。

ヘルシーなラーメンを選ぶ

今は女性にも人気のラーメンなので、いろいろなお店がヘルシー志向のラーメンメニューも販売しています。こってりなラーメンとライスを食べるのも楽しみなのですが、健康的に食べるならラーメンをヘルシーなものに変えてみるのもおすすめです。

スープの塩分・油分が少なめなラーメンや麺がこんにゃく麺を使用しているお店などもあります。いつものお店ではなく、たまにはヘルシー志向のラーメン屋さんに行ってみるのも新境地開拓にもなって楽しいです。

酢を入れる

テーブルに餃子用のお酢が置いてあるラーメン屋さんもたくさんありますが、実はこのお酢がラーメンの太る原因を少し緩和してくれる役割もあります。

お酢を入れることで血糖値の上昇を抑えられる効果があり、さらに内臓脂肪を落としてくれる働きもします。強い酸味を感じるお酢をラーメンにいれると味が変わってしまって美味しくなくなるのではと心配する方もいますが、少量を垂らす程度なら味はそこまで変わりません。味に飽きてきたときには酸味がアクセントにもなるのでおすすめです。

ですが、とんこつラーメンや味噌ラーメンなど味が濃いラーメンでは、お酢の酸味と喧嘩になってしまう可能性もあるのであまりおすすめは出来ません。醤油ラーメンや塩ラーメンなどのあっさりしたラーメンで試してみてください。

夜は食べない

飲み会の〆にラーメンを食べたくなる方も多いですが、夜に食べてしまうと食べたものは消化されにくく脂肪を貯め込みやすいのでおすすめは出来ません。特に炭水化物・塩分・脂質が多いラーメンライスはたくさんの脂肪・糖質を貯めこむ原因になり太るもとになってしまいます。

一日の中で最も脂肪を貯め込みにくい時間帯は14時~15時と言われています。ラーメンライスなどの高カロリーな食事はその時間に食べるのが一番太りにくい食べ方です。どうしても夜に食べたい方は夜8時には食べ終えておくといいですが、なるべくヘルシーなラーメンを選ぶようにしてください。

野菜も一緒に食べる

炭水化物を食べる前に野菜などの食物繊維を摂ると、血糖値の上昇が緩やかになる効果があります。ラーメンを選ぶときになるべく野菜たっぷりめのラーメンを選ぶと太りにくいのでおすすめです。野菜などの具材をたっぷりにして麺を少なめにするという注文もできるお店もあるので、自分で炭水化物の量を調整することも大事です。

ラーメンは、メニューによっては野菜不足を補ってくれる効率のいい食事メニューにもなります。うまく野菜を取り入れてヘルシーにラーメンライスを楽しんでください。

ラーメンライスは美味しいがほどほどに

ラーメンライスは安くお腹いっぱいになれる庶民の味方のメニューです。食べ方にこだわりを持っている方も多く、毎日食べたい!という方もたくさんいますが、カロリー・塩分・脂質が多いメニューなので食べ過ぎには十分注意する必要があります。

食べ方などを注意して太る原因になる要素をなるべく摂らないように工夫することによって健康的に美味しいラーメンライスを楽しむことが出来ます。ぜひ自分だけのルールを見つけて、ラーメンライスを楽しんでください!

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