2019年03月19日公開
2024年09月08日更新
中華麺(ラーメンの麺)のカロリーと糖質は?太りにくい麺はどれ?
中華麺はラーメンの麺として使われますが、カロリーや糖質が高いことで有名です。ダイエット中は麺類を避けるのが一般的です。中華麺は生麺やインスタントラーメン、蒸し中華麺など様々ですが、どれもカロリーは高めです。しかし食べ方を工夫すれば、カロリーを抑えることも可能です。中華麺のカロリーと糖質について紹介します。太ると言われている中華麺もスープやその種類によってカロリーを抑えダイエット中でも食べることができます。中華麺以外の麺類とのカロリー比較も紹介します。
中華麺のカロリーや糖質は高くて太る?
ラーメンは日本のソウルフードにもなっているメニューです。地域によって異なる味や麺の種類、そして店によって異なる味付けなど様々な味が楽しめるのもラーメンの魅力です。ラーメンに使用する麺は中華麺です。麺類は太るからとダイエットをしている人には敬遠されがちなメニューでもあります。
中華麺のカロリーや糖質について紹介します。中華麺の歴史や使用される中華麺の種類、他の麺類との比較なども紹介します。
中華麺とは?
中華麺は名前の通り中国が発祥の麺です。主にラーメンに使用される中華麺には、太さや形状、サイズなど様々な種類があります。
中国発祥の麺
中華麺は中国が発祥です。中国では漢の時代にはすでに中華麺が製造され食べられていたという記録が残っています。日本に中華麺が伝わったのは室町時代です。現代のラーメンに似た製法で既に当時には調理されていました。
小麦粉にかんすいを混ぜて作る中華麺の製法は当時も今も変わっていません。こね水にかんすいを加えることで茹でたときに麺が膨張して膨らむ特性を持っています。
使用する主な料理
中華麺を使用する一般的な料理はラーメンです。ラーメンでも生麺からインスタントに至るまで幅広い種類があります。他にも焼きそばやちゃんぽん麺、あんかけ焼きそばにも利用されます。パスタの麺の代わりに中華麺を使う中華パスタも登場しています。幅広いレシピで愛されているのが中華麺です。
中華麺の種類
中華麺はサイズと形状で多くの種類に分類されます。サイズは極細麺、細麺、中細麺、中太麺、太麺、極太麺の6種類があります。ラーメンの種類やスープ、食べ方などによって使い分けられます。また、中華麺の形も丸型、四角型と分類されます。
さらに形状は、ストレート麺、ちぢれ麺が存在します。また調理中に中華麺の茹で時間によって固さを変えられるなど中華麺と一言でいっても多くの種類や調理方法が存在します。
中華麺のカロリーと糖質
中華麺には麺の状態によっても種類分けされます。生麺やインスタント、蒸し中華麺などです。それぞれの中華麺によってカロリーや糖質の量は異なります。太ると言われるだけありカロリーは全般的に高めです。
生麺
一般的に中華麺として使われるのが生麺です。ラーメン店などでは生麺を使用しています。スーパーでも生麺の中華麺を販売しており、ラーメンを作る時にはよく利用する種類です。
生麺のカロリーは100gあたり281kcalです。これは生の状態で中華麺を茹でるとカロリーは変化します。茹でたあとは149kcalに減少します。一食換算すると309kcalです。糖質は100gあたり50gです。一食換算では100gです。
中華麺自体のカロリーや糖質は少なく見えますが、これは中華麺単体のカロリーや糖質です。ラーメンにして食べるとスープや具材が加わるため、カロリーや糖質はこれ以上になることに注意が必要です。
インスタントラーメン
インスタントラーメンの中華麺は、袋めんやカップ麺に入っている中華麺です。誰でも簡単に作れる手軽さが魅力の中華麺です。生麺と異なり乾燥めんであることが特徴です。
インスタントラーメンのカロリーは、100gあたり458kcalです。インスタントラーメンもお湯を入れて調理するとカロリーが変化します。調理後のカロリーは412kcalです。インスタントラーメンの糖質は80g程度あり、ほとんどが糖質で占められていることになります。
蒸し中華麺
焼きそばに利用される中華麺が蒸し中華麺です。蒸し中華麺のカロリーは、100gあたり198kcalです。蒸し中華麺は茹でて使用することはないため、カロリーの変化はありません。一食あたりのカロリー換算では297kcalです。
蒸し中華麺の糖質は63gです。100g当たりの糖質なのでその60%以上が糖質で占められてる事になります。一食換算で126gの糖質です。中華麺は、いずれの種類でもカロリーも糖質も高めな食品です。
スープのカロリーと糖質
ラーメンにして中華麺を食べる場合、ラーメンスープが必ずセットになります。大きくラーメンスープは醤油味、味噌味、塩味、とんこつ味に分かれます。それぞれのスープによってカロリーも異なります。もちろん出汁の違いや店による製法の違いなどで個別差はあります。
ラーメンスープのカロリーは、塩味が452kcal、醤油味が約441kcal、とんこつ味が約427kcal、味噌味が約437kcalです。大差はありませんが、あっさりとしているイメージの塩味のラーメンスープのカロリーが一番大きいのが特徴です。
ラーメンスープに含まれる糖質は1食あたり2gから10g程度です。糖質は見た目通りで塩味や醤油味などは糖質が少なく、それと比較して味噌味やとんこつ味のスープは糖質が多めです。
中華麺以外の他の麺と比較
麺類はカロリーや糖質が多いとダイエットしている人からは敬遠されがちです。ラーメンや焼きそばに使用する中華麺以外のカロリーや糖質を紹介します。
うどん
うどんは小麦粉がメインで作られている麺です。うどんは通常乾麺の状態です。乾麺のカロリーは100gあたり348kcalです。茹でるとカロリーは105kcalとなります。うどん一食あたり200gが相場ですので一食換算では210kcalです。
糖質は小麦粉が主原料であるため高めです。一食あたりの糖質は42gです。うどんの場合つゆは比較的あっさりしているため、麺に含まれる糖質がほとんどです。
そば
ヘルシーな麺類という印象が強いそばですが、カロリーや糖質は比較しても少なくはありません。そばも乾麺の状態ですが、カロリーは100gあたり344kcalです。茹でるとカロリーは100gあたり132kcalになります。一食あたりのカロリーに換算すると211kcalです。
そばの糖質は一食あたり43gです。うどんと比較しても同じくらいです。糖質が変わらないのにそばの方がダイエットに良いと言われているのは血糖値が高くなりにくいためです。
そうめん
そうめんも乾麺の状態で販売されています。そうめんのカロリーは乾麺の状態で100gあたり356kcalです。茹でるとカロリーは127kcalになります。
そうめん糖質は25gです。麺類の中では一番糖質が少ないのが特徴です。糖質やカロリーの少なさは麺の細さにも関係しています。一番細い麺であるため、乾麺では変わらないカロリーですが、摂取量が少なく済むのがそうめんの特徴です。
パスタ
最後にパスタです。パスタも乾麺の状態が調理前の状態です。パスタのカロリーは乾麺の状態で100gあたり378kcalです。茹でると149kcalになります。一食は250gですので372kcalになります。
パスタの糖質は100gあたり70gです。一食換算にすると175gになります。パスタが最も糖質が多い麺類です。
中華麺を太りにくくする食べ方
中華麺はカロリーも高め、糖質も多めとダイエットにはあまり向かない食事です。しかし貴重なたんぱく質などが含まれていることもあり栄養バランスを保つためには重要なメニューです。太りにくい食べ方を工夫することでダイエット中に中華麺を食べることもできます。
スープと具材に注目する
ラーメンを食べる時には中華麺を単体で食べることはなく、スープと具材が入っています。おすすめは具材が多いラーメンをセレクトすることです。野菜や肉が入ったラーメンは、食物繊維やたんぱく質を摂取することができ、血糖値の上昇を抑えることができます。
また、スープはできるだけ飲まないことをおすすめします。スープは味に関わらず高カロリーです。カロリーを抑えるのであれば、スープを残すのがベストです。カロリーだけでなく脂質や塩分摂取を抑える効果もあります。
糖質ゼロの麺を使用する
中華麺にも様々なタイプが開発され販売されています。人気なのは糖質オフの中華麺です。特にカップラーメンやインスタントラーメンなどで販売されています。中華麺は糖質が高いのが特徴です。糖質が多いと太る要因にもなります。糖質ゼロの麺のラーメンを食べることで大幅にカロリーオフできます。
食べ過ぎたら他の食事で制限
具材やスープも併せると1000kcalに軽く届いてしまうのがラーメンです。カロリー制限や糖質制限のダイエットをしている人にとって過剰なカロリー摂取はダイエットの妨げになります。しかしどうしても食べたいものを我慢するとストレスがたまりダイエットに影響を与えてしまいます。
ラーメンを満足するまで食べたら、次の食事は軽く済ますなど他の食事でカロリーコントロールすることが大事なポイントです。我慢するより食べ方を工夫してトータルバランスでコントロールするのが得策です。
比較的太りにくいラーメンは?
ヘルシーなダイエット向けのラーメンが人気です。大豆麺やこんにゃく麺などカロリーや糖質がほとんど含まれず、なおかつ健康維持に効果のある食品で作られた麺です。中華麺風などで販売されています。思い切って大豆麺やこんにゃく麺でラーメンを作るととてもヘルシーです。
食べ方でも工夫できます。麺類はあまりよくかまずに食べることが多いため太る要因になります。意識してよく噛んで食べることが大事です。また、野菜を最初に食べることやトッピングに卵などたんぱく質を意識するなどの食べ方が効果的です。
中華麺は食べ方のポイントをおさえてカロリー減!
中華麺はカロリーが高く糖質も多めな食品です。ラーメンにすると具材やスープも加わるため、高カロリーになりがちです。ダイエットには不向きと言われますが、食べ方のポイントを抑えれば、太ることを防止する事も可能です。
麺類は早食いになりがちです。満腹中枢を刺激するようにゆっくりと食べ、スープを飲まないなどのポイントを抑えれば、タンパク質などを摂取できる為、体のバランス維持には有効です。太ることを懸念せずに食べ方を工夫し、カロリーコントロールして美味しい中華麺を食べましょう。