キャベツの切り方まとめ【ざく切り/千切り/みじん切り】おすすめレシピも!
キャベツの切り方にはいくつか種類があります。作るレシピによって切り方を変えると、より美味しい料理になるとも言われています。今回はお好み焼きと焼きそば、鍋と野菜炒め、ポトフのそれぞれに合う切り方を紹介します。それそれの料理には、ざく切り、千切り、みじん切り、くし切りなどの切り方のうちどの切り方が適しているのでしょうか?また捨ててしまうことの多いキャベツの芯ですが、料理には使えるのでしょうか?詳しく紹介しますのでぜひ参考にしてみてください。
キャベツの切り方は料理によって変えると良い
キャベツは様々な料理に使える食材ですが、料理ごとにキャベツの切り方を変えていますか?キャベツはお好み焼きや焼きそば、鍋や野菜炒め、ポトフなど作る料理によって切り方を変えると良いと言われます。切り方を変えることによって、より美味しく作ることができます。
ざく切りや千切り、みじん切りやくし切りなどがありますが、どの切り方がどの料理に適しているのでしょうか?ぜひ今後の料理をする際には、切り方を参考にしてみてください。
キャベツの切り方まとめ
キャベツの切り方には、ざく切り、千切り、みじん切り、くし切りがあります。それぞれどのような切り方なのか、動画と併せて紹介します。ざく切り、千切り、みじん切り、くし切りはどんな料理に適した切り方なのでしょうか?
ざく切り
- まずキャベツの芯の部分は切り落としましょう。
- 軸の固い部分と、葉の柔らかい部分に分けます。
- 2で分けた葉の柔らかい部分を切っていきますが、この時厚みがある場合は半分程度に分けると切りやすくなります。
- そのあとに固い部分も切ります。これは葉の部分を切るときよりも、少し小さめに切るようしましょう。
キャベツの芯を切るポイントは、葉の部分と固い部分を分けて切ることです。芯の部分は固いので、直角に少し小さめに切ると食べやすくなるでしょう。
千切り
- まず芯を取り除きましょう。
- キャベツの葉の部分を何枚か重ねて巻き、端から細く刻めば完成です。
千切りをする場合は、リズミカルに切ることがポイントです。千切りをするときは葉の部分を使い、固い部分(芯の部分)は使いません。その方が、やわらかい千切りキャベツを作りやすくなります。
みじん切り
- 芯を切り落とします。
- キャベツの千切りをしましょう。
- 2の千切りにしたキャベツの向きを変えて、再度2~3mm程度の幅で切ります。
- 3のキャベツの上に包丁の先端を固定して、手元を動かしてさらに細かく切れば、みじん切りの完成です。
くし切り(くし型切り)
- キャベツを半分に切りましょう。
- 1をさらに半分に切ります。1/4サイズになったキャベツを放射状に切れば、くし切りの完成です。
キャベツを使ったおすすめレシピ
キャベツはお好み焼き、鍋、焼きそば、野菜炒め、ポトフなど様々な料理に使うことができますが、それぞれの料理にはどの切り方が適しているのでしょうか?
お好み焼き、鍋、焼きそば、野菜炒め、ポトフのそれぞれのおすすめの切り方と併せて、レシピを紹介します。ぜひ上記のレシピを作る際には、切り方も含めて参考にしてみてください。
お好み焼き
お好み焼きはキャベツを入れて作ると思いますが、切り方によってもお好み焼きの食感には変化が出ます。それぞれの切り方ごとに、簡単に紹介します。まずはざく切りをした場合は、シャキシャキとした食感を楽しむことができます。
みじん切りをした場合は、ふんわりとしたお好み焼きになりやすいでしょう。千切りにした場合はふんわりお好み焼きになるだけでなく、キャベツのシャキシャキ感もありアクセントのついたお好み焼きになります。作りたい食感に合わせて切り方を変えて、お好み焼きを作ってみてはいかがでしょうか?
千切りキャベツ山盛り!キャベツお好み焼き
- キャベツ1/4個
- A卵1個
- A小麦粉30g
- A水100ml
- 豚バラ薄切り肉130g
- サラダ油適量
- 中濃ソース適量
- マヨネーズ適量
- からし適量
- かつお節適量
- 青のり適量
- キャベツを千切りにします。
- ボウルに千切りにしたキャベツとAの材料をすべて入れ、よく混ぜ合わせます。粉っぽさがなくなるまで混ぜるようにしましょう。
- 中火で熱したフライパンに、2の生地を流し入れます。その上に豚バラも乗せてふたをし、蒸し焼きにします。
- カリッとする程度に焼け目がついたらひっくり返し、裏面も同様に焼いていきます。3分程度蒸し焼きにします。竹串で刺してみて何もつかなければ、中にも火が通っている証拠です。
- お好みの調味料で味付け、トッピングをすれば、完成です。
鍋
キャベツは、鍋料理にも相性が良いです。鍋のスープの味には様々な種類がありますが、キャベツはどのスープにも合いやすいでしょう。そのためキャベツは、鍋に入れる具材の中で人気の高いものとなっています。
また鍋料理はたくさんの野菜や肉を入れて食べることができるので、子供から大人までみんなで食べることができるメニューではないでしょうか?鍋に入れる野菜は、ざく切りがおすすめです。少し大きめに切っても鍋で煮こみ柔らかくなるので、食べやすいです。
塩ちゃんこ鍋
- 豚肉(しゃぶしゃぶ用)約300g
- 水餃子8個
- キャベツ1/2個
- 人参1/2本
- 水1.5リットル
- 鶏ガラスープの素大さじ3
- ほんだし大さじ1
- 塩小さじ2
- ニンニクチューブ5㎝
- しょうがチューブ10㎝
- 胡麻油適量
- ブラックペッパー適量
- ネギ5本
- 鍋に水を入れて火をつけます。ここにすぐ豚肉を重ならないように入れます。アクが出たらその都度、丁寧に取り除いていきましょう。
- 水色の材料をすべて鍋に入れ味付けをしていきます。味付けが終わったら赤色の材料をすべて加えます。
- ごま油をまわしかけ、ブラックペッパーを振りかけて味を整えます。最後に刻んでおいたネギをのせれば完成です。
焼きそば
焼きそばにキャベツを入れる場合、具材はラードを使って炒めると美味しくなります。ラードを使うと、キャベツやそのほかの具材の甘みやコクなどが増し、うま味に深みが出ると言われています。麺と具材を軽く炒めた後は、蒸し焼きをする方法もあります。
焼きそばを蒸し焼きをすると、もちもちとした麺の食感となるようです。また焼きそばは焦げ目がつく程度焼くと、カリッとした部分ともちもち食感の2種類を楽しむこともできます。ぜひ、お好みの食感の焼きそばを作ってみてください。
焼きそばに入れるキャベツは、ざく切りがおすすめです。キャベツのシャキッとした食感も楽しめる焼きそばを、作ることができます。
キャベツともやしのソース焼きそば
- 焼きそばの蒸し麺
- キャベツ
- もやし
- 豚肉
- 油
- 塩
- A酒
- A中濃ソース
- Aしょう油
- A塩こしょう
- 焼きそばの蒸し麺にお湯をかけ、油を抜きます。お湯をかけた蒸し麺は水を切っておきましょう。
- フライパンに油をひき、もやしとキャベツを強火で炒めていきます。
- 全体に油がまわったら、塩を一つまみ振りかけサッと炒めます。これを一度お皿に取り出しましょう。
- フライパンに油をひき、豚肉を炒めます。豚肉が重ならないように炒め、塩を一つまみふりかけさらに炒めます。
- 豚肉の色が変わったら、1の麺を入れます。豚肉から出る油に、麺を焼き付けていきます。
- 麺を返します。このとき豚肉が焦げそうな場合は、麺の上に置くようにすると良いでしょう。
- 全体的に麺が焼けてきたら、3の野菜をフライパンに戻します。
- Aの調味料を順番に加え、味を整えていきます。全体に味がついたら完成です。
野菜炒め
野菜炒めにもキャベツを使うことが多いでしょう。キャベツは癖のない野菜のため、野菜炒めに入れても味が馴染みやすいです。野菜炒めには様々な野菜を入れることによって、彩りのよい野菜炒めを作ることができます。野菜炒めにおすすめの野菜は、にんじんやピーマンなどです。
野菜炒めはより簡単に野菜をたくさん食べることができるので、とくにお子さんなどにはおすすめの料理と言えるでしょう。野菜だけでなく豚肉などの肉と炒めることによって、思わず箸が進んでしまうおかずになるのではないでしょうか?お好みの野菜を入れて、ごはんのおかずに野菜炒めを作ってみてください。
野菜たっぷりの野菜炒め
- 豚こま肉150g
- キャベツ1/4個
- にんじん1/3本
- ピーマン2個
- もやし1/2袋
- A鶏スープの素小さじ1
- A醤油小さじ1
- A塩少々
- Aこしょう少々
- Aオイスターソース小さじ1/2
- A水溶き片栗粉小さじ1
- 小麦粉小さじ1
- サラダ油大さじ1
- キャベツをざく切り、にんじんは短冊切り、ピーマンは細切りにします。
- Aの調味料をすべて混ぜ合わせ、合わせ調味料を作っておきます。
- 豚肉に小麦粉をまぶし、揉みこんでおきます。
- フライパンにサラダ油をひき、3の豚肉の色が変わるくらいまで炒めます。色が変わったら一度お皿に取り出しましょう。
- 同じフライパンでにんじんを炒めます。火が通ったらピーマンも加えさらに炒めます。
- しんなりしてきたらここにキャベツを加え、さらに炒めましょう。キャベツに火が通ってきたら、もやしも加えます。
- 全体に火が通ったら4の肉をフライパンに戻し、軽く混ぜ合わせます。そこに2で作っておいた合わせ調味料を回し入れ、よく混ぜ合わせれば完成です。
ポトフ
ポトフとはフランスの家庭料理の1つで、大きめに切った肉や野菜を入れて煮込む料理です。そのため野菜はざく切りが良いでしょう。ポトフにもキャベツは相性が抜群で、味が染み込んで美味しくなります。
ポトフはウインナーを入れると肉のうまみがプラスされ、子供でも食べやすいポトフとなるでしょう。たくさんの野菜を食べてもらいたい場合などには、ポトフはおすすめの料理と言えます。
野菜たっぷりポトフ
- じゃがいも300g(小4個)
- 人参1本
- 玉ねぎ2個
- キャベツ1/2個
- 水800ml
- コンソメ3個
- 塩小さじ1
- ウインナー6本
- こしょう少々
- じゃがいもは一口大サイズ、にんじんは一口大に乱切ります。
- 玉ねぎは1cm幅のくし切り、キャベツは3cm角程度のざく切りにしておきます。
- 鍋にキャベツ以外の野菜を入れ、ここにコンソメと水を加え煮込みましょう。
- 3が沸騰したら、1と2で切っておいたキャベツを加え、蓋をして煮込みます。
- 上の方にあるキャベツがしんなりしてきたら火を弱火にし、ここに塩とにんじんを加え煮込んでいきます。
- にんじんに火が通ったら、斜め切りにしておいたウインナーを加えます。
- 塩こしょうを入れて味を整えれば、完成です。
キャベツの芯のくりぬき方と芯を使ったレシピ
芯は固いため、今までは食べずに捨ててしまっていた方も多いのではないでしょうか?しかし、芯は葉よりも栄養価が高いとも言われているため、捨ててしまうのはもったいないです。葉ではなく芯を使ったレシピを紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
また芯は簡単にくりぬくことができます。キャベツの芯も食材の1つとして活用し、食べてみてください。芯は固い部分ですが、甘みが強い部分です。薄いそぎ切りにしたりすると火が通りやすくなるため、固い芯の部分も食べやすくなります。それでは芯のくりぬき方から見ていきましょう。
芯のくりぬき方
1玉のままで芯をとる場合は、芯の部分から中央に向けて斜めに包丁を入れます。斜めに包丁を入れながら、芯の周りをぐるっとまわします。深いところまで包丁を入れるようにすることがポイントです。包丁が一回りしたら、キャベツの芯を回すようにすればきれいにとることができます。芯をとることによって、葉がとりやすくなります。
半分にしてから芯をとる場合は、半分に切ったキャベツの芯に沿って、包丁を入れます。斜めに包丁を入れるようにすることがポイントです。芯の両側から中心に向けて斜めに包丁で切り込みを入れると、簡単に芯を取り除くことができるようになります。
キャベツの芯をきれいに取り除くためには、中心に向けて斜めに包丁を入れるようにすると良いようです。
キャベツの芯のかき揚げ
- キャベツの芯適量
- 天ぷら衣1/2カップ
- 青のり小さじ1
- 桜エビ適量
- 紅ショウガ適量
- 揚げ油適量
- ボウルに天ぷら衣と水を加え、よくかき混ぜます。
- よく混ざったら1に水色の材料を加え、軽く混ぜ合わせましょう。
- 熱しておいた油に、スプーンを使って2を食べやすいサイズにしてから入れ、揚げていきます。
- 時々ひっくり返しながら揚げていき、きつね色になれば完成です。
キャベツを美味しく食べるには切り方を工夫して
キャベツは、様々な料理に活用することができる便利な食材です。クセのない野菜のため、どんな料理にも合いやすい食材です。お好み焼きや鍋、焼きそばや野菜炒め、ポトフといった料理にも使うことができます。キャベツは切り方を変えることによって、味が馴染みやすくなります。
キャベツのうま味を最大限に引き出すためには、作りたい料理ごとに切り方を変えるようにすると良いでしょう。キャベツの切り方にはいくつかありますが、どれも簡単な切り方です。ぜひレシピごとに切り方を変え、キャベツを美味しく食べれるように工夫をしてみてください。