甘酒の糖質で太る？糖質制限ダイエット中の選ぶポイントと注意点

甘酒は新年の初詣などで飲む機会があります。日常から飲むというよりも限定的で飲む場合が多いでしょう。甘酒は飲む点滴とも言われ注目されています。甘酒を朝に飲むことで身体に必要なエネルギー源にもなります。

なかなか甘酒を飲む機会はないかもしれませんが、甘酒を愛飲しているときれいなモデルさんや女優の方がSNSで発信したことで一気に話題となりました。メディアでも飲む点滴や飲む美容液と取り上げられ甘酒が美容にいいと知った方も多いのではないでしょうか？

今回は飲む点滴とも言われる甘酒の糖質制限中の飲み方や、甘酒のカロリーや糖質をチェックしながら甘酒が太るのは見ていきましょう。

まずは、甘酒の太る原因にもなってしまう糖質やカロリーはどのくらいあるのかチェックしていきます。米麹甘酒と酒粕甘酒について調べてみました。

米麹甘酒とは、蒸したお米を麹菌で発酵させてから、お米が持っているデンプンを糖分に変化させてつくられた甘酒のことになります。甘みがありますが砂糖などは使われていません。お米が持っているブドウ糖の甘さになります。

米麹甘酒の糖質量は、100gあたりで17.9gの糖質量になります。お米と麹しか使われていませんのでアルコール分も入っていません。ダイエット中という方は米麹甘酒の方がカロリーが低いのでいいでしょう。

米麹甘酒のカロリーは、100mlあたりで81kcal程度と言われています。甘酒1杯200mlのカロリーと、ご飯1膳分のカロリーは同じくらいのカロリーになります。

酒粕甘酒は、お酒を作る際に絞ったら残る酒かすに砂糖を加えてつくる甘酒になります。お酒をしぼったあとのカスになりますので、アルコールが1％くらい入っています。そのためほのかにアルコールのニオイも感じます。アルコールが含まれているので、妊娠中の方などは控えた方がいいでしょう。

酒粕甘酒の糖質量は記載されていませんが、酒粕の糖質は100gあたり18.6gになります。酒粕甘酒は酒かすをお湯で薄めますので、多少糖質量の違いはあります。100gの甘酒をつくるのに25gくらいの酒かすを使うようですので、100gあたり4.7gくらいの糖質になります。

ですが、酒粕甘酒は砂糖を加えないと飲みにくいので砂糖の糖質も加わります。酒粕甘酒は入れる砂糖の量が多いほど糖質量も多くなります。

酒粕甘酒のカロリーも米麹甘酒と同じく100mlあたり81kcal程度になります。ですが、酒粕甘酒は砂糖を入れますので砂糖の量などによってカロリーに差がでてきます。

市販の甘酒を糖質制限中に飲むのなら、商品パッケージでカロリーや糖質を確認しましょう。カロリーオフのものや糖質がカットされた商品もあります。甘酒を糖質制限中に飲む際の選ぶポイントを見ていきます。

甘酒のカロリーを抑える方法としては、市販の甘酒でカロリーオフのものであったり、カロリーをカットした甘酒を選ぶ方法があります。また、酒粕甘酒をご自身で作ってから砂糖を加える量を少なくするという方法もあります。

市販されている甘酒にも糖質をカットした商品もあります。カロリーと合わせて50％以上もの糖質をカットした甘酒もありますので、そのような甘酒を糖質制限中に活用するのも手です。

市販の甘酒には添加物が入っているものも多くあります。酸味料が添加されているものがあります。食品の保存性や酸化防止のためなどに酸味料が添加されています。

酸味料はいろんな添加物を一括で表記することができますので、酸味料と記載がある場合には数種類の添加物が入っている可能性もあります。植物由来のものも中にはありますが、科学的に合成されたものがほとんどになるようです。

• 水1リットル程度
• 酒粕150g
• 砂糖不使用の麹甘酒(薄めるタイプの市販)250g
• ショウガお好みの量

1. 1リットル程度の水を鍋に入れて酒粕を入れ火にかけます。溶けてくるので泡立て器などで混ぜてからかたまりをなくしていきます。
2. アルコールが飛んだかなと思ったら麹の甘酒を入れます。さらに泡立て器で混ぜます。
3. 仕上げにお好みでおろし生姜を入れて沸騰直前で火を止めたら完成になります。できたてはサラサラですが、時間をおくととろみがつきます。

甘酒の選び方を押さえた上で、甘酒を糖質制限に飲む際の注意点についても知っていきましょう。太る原因にならないように飲み方にも気をつけてください。

栄養も豊富で飲む点滴と言われている甘酒でも飲みすぎると太る原因になります。カロリーもありますので、飲みすぎるとカロリーオーバーになり太る可能性があります。1日の目安はカップ1杯で200ml程度にしましょう。

甘酒は糖類が多くなっていますので、甘酒と一緒に糖質の高い甘い物を食べるのも太る原因になりかねません。

甘酒を食事中に飲むのはおすすめです。食事をすると食べ物を噛むことで唾液がでます。唾液が分泌されることで胃や腸も動き出しますので、飲む点滴と言われる甘酒の栄養を一緒に吸収する効果が期待できます。

甘酒の糖質は気になります。糖質の吸収を穏やかにするためには食物繊維が含まれる野菜と一緒に食べるのがおすすめです。野菜には食物繊維が豊富に含まれていますので甘酒と一緒に食べることで糖質の吸収を穏やかにする効果が期待できます。

糖質の吸収が穏やかならインスリンの分泌も少なくなります。インスリンは余分な糖を中性脂肪として蓄えてしまう働きがありますので、インスリンの分泌を抑えることで太りにくくする効果も期待できます。

飲む点滴とも言われる甘酒の栄養素にはどのようなものがあるのか見ていきましょう。甘酒に含まれる嬉しい栄養は紹介する以外にもありますので、気になる方は調べてみてください。

100種類以上の酵素が麹菌には入っています。麹菌がお米に含まれているデンプンを糖類に変化させてくれます。ブドウ糖はエネルギー源になりますし、脳のエネルギー源にもなります。点滴にもブドウ糖が使われるほど身体に欠かすことのできない栄養素になります。

酵素によってタンパク質からアミノ酸が作られます。アミノ酸は筋肉の維持などに重要な役割を持っていますが、なんと甘酒には、人体が作り出せない必須アミノ酸９種が含まれていると言われているのです。

甘酒に含まれている麹菌は代謝をおこなっています。生きるために代謝をおこなっているのですが、代謝の過程でビタミンが作られます。ビタミンB群をはじめいろんなビタミンがつくられます。

ビタミンの種類によって役割が違いますが、疲労回復に効果が期待できたり、身体の代謝に関わりがあったり、皮膚や髪など美容を保つ役割があるビタミンなどがあります。

酒粕甘酒には食物繊維が豊富に含まれています。食物繊維は腸内環境を整えるサポートをしてくれ、便秘の解消に効果が期待できます。酒粕甘酒に含まれているレジスタントプロテインというタンパク質に食物繊維が加わることで、腸の老廃物を排出しやすくなります。

寒い季節に甘酒は身体を芯から温めてくれます。甘酒は最近でてきた飲み物ではなく、昔からあるものです。最近になった飲む点滴や飲む美容液と言われるほど甘酒が着目されてきました。

甘酒の栄養価の高さがモデルや女優の方が飲んでいるとSNSで話題になったことで、メディアにも取り上げられ話題となりました。甘酒を継続して飲んでいくことで美肌になるなどの効果が紹介されました。甘酒には嬉しい効果が多くありましたので、継続して甘酒を取り入れてみてください。