2019年04月07日公開
2024年09月11日更新
ドライフルーツの作り方!オーブン/レンジ/天日干しを自宅で簡単に!
ドライフルーツは、フルーツから水分を抜き乾燥させ、甘味や栄養成分を凝縮した食品です。フルーツが余ったときなど、ドライフルーツにして保存しておけば、食べたいときにフルーツを楽しめます。今回は、ドライフルーツの自宅での簡単作り方を詳しく紹介します。自宅にあるオーブン、電子レンジを使ったドライフルーツの作り方や、オーソドックスな天日干しでの作り方を解説します。また、手作りドライフルーツにおすすめのフルーツなどもピックアップします。
目次
ドライフルーツの自宅での簡単な作り方が知りたい!
ドライフルーツは、名前のとおり果物を乾燥させ、長い期間保存することもできる食品です。色々な方法で果物から水分を抜き、果実の甘味や風味が凝縮されています。
自然の旨みが凝縮されたドライフルーツは、欧米の食生活に慣れた現代人に不足しがちな、ビタミン、ミネラル、食物繊維などのエネルギー成分を豊富に含んでおり、注目されている食品です。
ドライフルーツは天日干しをして、果物から水分を抜くのが一般的で、自宅でも作れるような気がします。今回は、自宅で簡単にできるドライフルーツの作り方を紹介します。
ドライフルーツの作り方【オーブン編】
自宅で簡単にできるドライフルーツの作り方の1つ目は、オーブンを使用するドライフルーツの作り方です。
材料/用意するもの
オーブンを使用するドライフルーツの作り方で必要なものは、ドライフルーツにしたいお好みのフルーツとオーブン、オーブンシートです。自宅にあるオーブンを使い、赤外線によってフルーツを加熱し、水分を抜き乾燥させてドライフルーツを作ります。
作り方
フルーツをお好みの大きさにカットし、オーブンシートをひいた天板に、フルーツが重ならないように並べます。予熱していないオーブンで、100度で60分焼き、裏返してさらに30分焼いたらできあがりです。
オーブンを使用するドライフルーツの作り方のおすすめポイントは、慣れてくると、見ていなくても美味しいドライフルーツが作れることです。最初のうちは、フルーツにより水分量が違うため、オーブンで焼く時間が違います。また、カラカラにしたい場合と、半生にした場合でも、オーブンで焼く時間が違うので慣れが必要です。
オーブンで作ったドライフルーツは、赤外線効果により、香ばしくできあがるといわれており、アプリコットやバナナなどがおすすめのフルーツです。
ドライフルーツの作り方【電子レンジ編】
自宅で簡単にできるドライフルーツの作り方の2つ目は、電子レンジを使用するドライフルーツの作り方です。
材料/用意するもの
電子レンジを使用するドライフルーツの作り方で必要なものは、ドライフルーツにしたいお好みのフルーツと電子レンジ、クッキングペーパーです。自宅にある電子レンジを使い、電磁波によりフルーツを加熱し、水分を抜き乾燥させてドライフルーツを作ります。
作り方
フルーツをお好みの大きさにカットし、電子レンジの耐熱皿の上にクッキングペーパーを2枚敷きます。クッキングペーパーの上に、フルーツが重ならないように並べ、電子レンジで1分加熱して取り出します。
フルーツの水分をクッキングペーパーで軽く抑え、水分を吸収し、電子レンジの耐熱皿の上に新しいクッキングペーパーを敷きます。1分加熱し取り出すを繰り返し、フルーツの水分が抜けたらできあがです。
電子レンジを使用するドライフルーツの作り方のおすすめポイントは、短時間で美味しいドライフルーツが作れることです。ただし、フルーツにより水分量が違うので、加熱する時間が違いますので、電子レンジの前で見ている必要があります。
また、たくさんドライフルーツを作る場合は、クッキングペーパーもたくさん必要ですので、経済的ではありません。
電子レンジで作る場合、水分を飛ばし易いので、水分量の多いフルーツがおすすめです。柑橘系や桃などは、電子レンジレンを使ってドライフルーツを作るのがおすすめです。
ドライフルーツの作り方【天日干し編】
自宅で簡単にできるドライフルーツの作り方の3つ目は、一般的な天日干しのドライフルーツの作り方です。
材料/用意するもの
天日干しでドライフルーツを作る場合に必要ものは、ドライフルーツにしたいお好みのフルーツ、キッチンペーパー、平らなザルがあればできますが、天日干しネットを使うのがおすすめです。あとは、自然の太陽光で晴れた日がベストです。
作り方
フルーツをお好みの大きさにカットし、平らなザルか天日干しネットにキッチンペーパーを敷きます。キッチンペーパーの上に、フルーツが重ならないように並べ、30分に1回くらい時間を決めて裏返しを繰り返します。この作業を続けていくと、2週間くらいでドライフルーツができあがります。
天日干しでドライフルーツを作るときのおすすめポイントは、経済的に美味しいドライフルーツが作れることです。オーブンも電子レンジも使わないので、電気代がかからず経済的です。天日干しネットがあれば、害獣や虫などがフルーツに触れることがないので、衛生的にドライフルーツを作れます。
天日干しでドライフルーツを作る場合に一番必要なのは、時間と根気かも知れません。もちろん、太陽光も大切で、カラッとした湿気のない日中がおすすめです。日が落ちたら部屋の中にしまい、湿気の少ないところで保管します。この繰り返しにより、少しずつフルーツから水分が抜けていきます。
また、環境的にホコリやチリなどが多いところでは、おすすめできません。口の中に入れる食品ですから、きれいな空気の場合で作ることが必要です。
ドライフルーツの作り方【その他】
オーブン、電子レンジ、天日干しの、よく見かけるドライフルーツの作り方のほかにも、別の道具を使ったドライフルーツの作り方がありますので、ここで紹介します。
食器乾燥機
まず1つ目は、食器乾燥機を使用してドライフルーツの作り方を紹介します。食器乾燥機の送風、乾燥のみを使ってドライフルーツを作る方法です。カットしたフルーツをトレーに並べるだけで、簡単にドライフルーツができます。
食器乾燥機でドライフルーツを作る場合、食器乾燥機の性能の差が結構あるので、目安などはわかりません。あくまで、自宅にある食器乾燥機で試してみてください。ですが、コスト面や、食器乾燥機でドライフルーツを作ると、肝心の食器が洗えないので、オーブンや電子レンジなどを使用することをおすすめします。
ドライフルーツメーカー
2つ目は、ドライフルーツメーカーを使用する作り方です。ドライフルーツメーカーは、別名・食品乾燥機ですので、ドライフルーツを作るのに最適の道具です。専用トレイにフルーツが重ならないように並べ、一度セットすれば、ドライフルーツができあがるまで手間いらずなところがおすすめです。
もともとは業務用のドライフルーツメーカーしかありませんでしたが、最近では、家庭用のドライフルーツメーカーがたくさん販売されていす。本格的なものから、簡易的なものまでありますが、温風を使ってフルーツを乾燥させますので、熱による成分変化が少なく、天日干しに近い仕上がりのドライフルーツになります。
ドライフルーツの手作りにおすすめのフルーツ
フルーツには、たくさん美味しい種類があり、好きなフルーツはいつでも食べたいものです。しかし、フルーツには旬の時期があり、収穫できる時期も限られているため、生のフルーツを一年中楽しむことはできません。そんなときにおすすめなのがドライフルーツです。ここでは、手作りドライフルーツにおすすめのフルーツを紹介します。
マンゴー
手作りドライフルーツにおすすめのフルーツの1つ目は、マンゴーです。甘味が強いマンゴーは人気があるフルーツで、ドライフルーツにもおすすめです。特に完熟マンゴーは甘味が強く、加糖しなくても十分な甘さがあり、ドライフルーツに向いています。
3mmから5mm幅にスライスし、ドライフルーツにして味わうのがおすすめで、完全に乾燥させても、半生でも美味しくいただけます。食物繊維とビタミンAが豊富なので健康にもよく、濃厚は味わいのドライフルーツに仕上がります。
いちじく
手作りドライフルーツにおすすめのフルーツの2つ目は、いちじくです。いちじくは、ほかのフルーツよりも追熟するスピードが速いので、ドライフルーツにして味わうのがおすすめです。
いちじくを手作りドライフルーツにする場合、完熟しているものがおすすめで、少し皮が割れ始めている、いちじくが最適です。上下を切り落とし、輪切りにしてドライフルーツにします。いちじく本来の味が楽しめ栄養価が高く、ペクチンという食物繊維が豊富ですが、カロリーも高いので食べすぎには注意が必要です。
いちご
手作りドライフルーツにおすすめのフルーツの3つ目は、いちごです。いちごは、一年を通して手に入りやすいフルーツですので、ドライフルーツにして楽しむ方がたくさんいます。
いちごを手作りドライフルーツにする場合は、できれば粒の大きいものがおすすめです。酸味が強いいちごは、少し加糖した方が、甘味と酸味のバランスがよくなります。スライスしたときは完全に乾燥させ、ブロックにしたときは半生がおすすめです。
キウイ
手作りドライフルーツにおすすめのフルーツの4つ目は、キウイです。キウイは、色々な栄養バランス良く、カロリーも控えめなので、ダイエットフルーツとして若い女性に人気があり、ドライフルーツとしてもおすすめです。
キウイを手作りドライフルーツにする場合、一般的な大きさのものがおすすめです。キウイの小さいものは、酸味と渋みが強いため、ドライフルーツにすると、甘味がないものができあがるのでおすすめできません。普通の大きさのキウイなら、ほのかな甘味と酸味のバランスがよく、ビタミン、ミネラル、食物繊維などが豊富なのでおすすめです。
バナナ
手作りドライフルーツにおすすめのフルーツの5つ目は、バナナです。バナナも一年を通して手に入りやすいフルーツで、ドライフルーツにすると、生のときよりも甘味を感じることができます。
バナナを手作りドライフルーツにする場合は、輪切りにしてチップスタイプにするのがおすすめです。バナナは水分量が少ないので、しっかり乾燥すると歯ごたえのあるドライフルーツに仕上がります。生のときより甘味が増し、食べ応えがあります。
ドライフルーツを手作りする時の注意点
色々なドライフルーツの作り方と、おすすめのフルーツを紹介しました。ここでは、ドライフルーツを自宅で手作りする時の注意点を紹介します。
時間がかかる
ドライフルーツを自宅で手作りする時の注意点の1つ目は、できあがるまで時間がかかることです。ドライフルーツを天日干しで作る場合、天候にも左右されますし、フルーツによっては水分が抜けにくいものもあります。
成功まで試行錯誤しよう
ドライフルーツを自宅で手作りする時の注意点の2つ目は、成功まで色々チャレンジしなければなりません。乾燥し過ぎたり、足りなかったり、思い通りのドライフルーツを作るには試行錯誤が必要です。ですが、失敗かと思っても、実際、食べてみると美味しかったということもあります。
電気代がかかる
ドライフルーツを自宅で手作りする時の注意点の3つ目は、電気代がかかることです。オーブンや電子レンジを使うと、当然、電気代がかかります。しかし、天日干しの期間を電力で賄うので、仕方がありません。
コスパは悪い
ドライフルーツを自宅で手作りする時の注意点の4つ目は、コスパは正直、悪いことです。ドライフルーツは、ビックリするような値段で販売されているわけではありません。フルーツを買い、電気代や手間暇をかけるわけですが、コスパは悪くなります。
ドライフルーツを手作りするメリット
ドライフルーツを自宅で手作りする時の注意点を紹介しましたが、悪いことばかりではありません。ここでは、ドライフルーツを自宅で手作りするメリットを紹介します。
無添加・無甘味料で作れる
ドライフルーツを自宅で手作りするメリットの1つ目は、無添加、無甘味料で作れることです。市販されているドライフルーツには、たっぷりと砂糖が加えられた甘いドライフルーツや、保存期間を長くするために添加物が加えられているものがあります。自宅で作れば、無添加、無甘味料で安心なドライフルーツが作れます。
低カロリー
ドライフルーツを自宅で手作りするメリットの2つ目は、低カロリーのドライフルーツが作れます。市販のドライフルーツは、甘味を出すために甘味料が使われているものが多いので、カロリーが高くなっています。自宅で加糖せず作れば、低カロリーのドライフルーツが作れます。
好きな果物で作れる
ドライフルーツを自宅で手作りするメリットの3つ目は、好きなフルーツで作れます。市販のものには、ミックスされたドライフルーツがあり、嫌いなフルーツもはいっています。自宅なら、好きなフルーツだけでドライフルーツが作れます。
好みに合わせて味を調節できる
ドライフルーツを自宅で手作りするメリットの4つ目は、好みに合わせて味を調節できることです。市販のドライフルーツは甘過ぎるものが多いです。自宅で作るドライフルーツは、甘いフルーツは加糖せず、酸っぱいフルーツは、好みの甘さに加糖して、自分好みのドライフルーツが作れます。
ドライフルーツの作り方を覚えて作ってみよう!
いかがでしたか?自宅で簡単にできるドライフルーツの作り方を紹介しました。ドライフルーツを作るには、色々な方法がありますが、できあがりを楽しみに、気楽な気持ちで作りましょう。最初から上手くいかなくもので、作り続けていれば、必ず自分好みのドライフルーツが作れるようになります。根気よく、楽しみながらチャレンジしましょう。