2019年04月02日公開
2024年09月10日更新
アンデスメロンの名前の由来は「安心」?選び方や食べ方も紹介
アンデスメロンの名前の由来は「安心」からなのか「アンデス山脈」からなのか、正しい由来を知っていますか?アンデスメロンの名前の由来や産地、アンデスメロンが生まれた歴史について、また、美味しい食べ方や選び方など盛りだくさんの内容でお届けします。魅力いっぱいのアンデスメロンですが、他のメロンに比べても手に入れやすい値段ですので、美味しい食べ方を覚えて、ぜひ家族で味わってみてください。
目次
アンデスメロンの名前の由来が話題に!
メロンには、マスクメロンや夕張メロンなど色んな種類のメロンがあります。数あるメロンの中でも、アンデスメロンは一般に手に入れやすい価格で出回っています。
アンデスメロンの名前の由来については、幾度となくネットで話題に上っています。今回の記事では、アンデスメロンの名前の由来、安心して食べられる美味しいメロンの選び方、歴史や産地、おすすめの食べ方などについて紹介していきます。
アンデスメロンとは?
メロンは高くてなかなか買えないという方も、アンデスメロンについて知ってみませんか?メロンは多くの種類があり、値段も様々。その中でも人気のアンデスメロンは、美味しい上に値段もお手頃なのです。
アンデスメロンの歴史や主な産地や旬の時期、人気の理由など基本的な情報を見ていきましょう。
歴史
アンデスメロンが生まれた歴史背景を紹介します。アンデスメロンは、種を販売している「株式会社サカタのタネ」が交配して生み出したメロンです。歴史を遡ると1977年から開発され、現在も人気が続いています。古い歴史のあるメロンだと言えます。
メロンの種類の中で、網の目が入っているメロンはネットメロンと呼ばれ、一般大衆の間では高級メロンでなかなか手を出せない果物でした。高級なネットメロンを一般大衆でも手に入れやすくしたのが、新しく生まれたアンデスメロンなのです。
主な産地/旬の時期
間違われやすいのがアンデスメロンの産地ですが、実はアンデスメロンの産地はアンデス山脈ではありません。名前にアンデスが付くため、アンデス山脈が産地だと間違われることが多いです。
アンデスメロンは、日本の会社「株式会社サカタのタネ」が交配育成したという歴史背景があるので、日本で生まれました。比較的育てやすい種類のメロンのため、全国各地で育てられています。
日本の北と南では気候が異なるため、産地によって旬の時期も異なります。春時期は九州地方が旬の時期です。茨城や山形はもう少し遅れて旬の時期を迎えます。ハウス栽培も盛んなため、季節を問わず収穫できる技術も整ってきています。
手頃な価格で人気
ネットメロンの種類の中でも、アンデスメロンは価格が抑えめで安心して買えるメロンとして一般に広まっています。1玉2000円程度で買えるアンデスメロンもあります。大きさ・質などによっても値段は変わります。
アンデスメロンは、マスクメロンや夕張メロンと比べると、価格が抑えめなので一般的にスーパーなどでも手に入れやすいメロンなのです。
アンデスメロンの名前は「安心」が由来
アンデスメロンの名前の由来は、「アンデス」という名前からアンデス山脈だと誤解されています。アンデスメロンの名前の由来について、お伝えしていきます。
アンデスメロンの由来がなぜ「安心」なのかという理由についても触れていきますので、名前について納得がいくはずです。
開発当初の名前
実はアンデスメロンの開発当初は、「安心ですメロン」と呼ばれていました。あまりにネーミングセンスがないということで、その後、安心ですを略して「アンデスメロン」と呼ばれるようになったのが、アンデスメロンの名前の由来です。「安心です」を略して「アンデス」にした理由についても、次に紹介します。
メロンは芯を除いて食べるから
なぜ「安心です」から「アンデス」になったかというと、メロンは芯(シン)を取り除いて食べる果物、安心ですの「心(シン)」を除いて「アンデス」という名前になりました。
安心ですメロンという名前よりも、アンデスメロンの名前の方が呼びやすく覚えやすくもあるので、一般大衆の間で広く知れ渡るようになったのです。アンデスという名前から、アンデス山脈が由来だと誤解されやすいですが、実はそうではなかったのです。
安心して作れる/売れる/食べられる
そもそも、なぜ当初は「安心ですメロン」と呼ばれていたのでしょうか?メロンといえば、一般的に育てるのが難しい果物だと言われています。
サカタのタネが交配したアンデスメロンは、病気に強く、安心して作ることができるからです。また、味も美味しいため販売にも向いているため、安心ですメロンと呼んでいました。
アンデス山脈は関係ない
当初は、安心ですメロンという呼び名だったことからも、アンデス山脈地域が産地ではないことが分かります。アンデスメロンという名前ですが、アンデス山脈とは関係がありません。アンデスメロンは、日本で交配された、日本のメロンです。
アンデスメロンの選び方
自宅でも美味しくアンデスメロンを食べるためにも、アンデスメロンの選び方を覚えておきましょう。果物屋では、食べ頃を教えてくれる店もありますが、アンデスメロンの選び方を覚えておけば安心です。
網の目がしっかりしている
まず、アンデスメロンは網の目がしっかりしているものを選ぶのが選び方のポイントです。網の目が均一になっていて、いびつでなく綺麗な形であることも選び方で大切になってきます。さらに、色ムラのないものを選ぶようにします。
ずっしりとしている
アンデスメロンを持ち上げたとき、ずっしりと重みを感じるものを選ぶようにしましょう。果肉がつまっているアンデスメロンが美味しいです。持ってみて、しっかりと重みを感じながら選んでみてください。
お尻を押すと弾力がある
アンデスメロンに限らず、ネットメロンの種類はお尻を押した際、弾力があるものを選ぶようにします。箱入りなど触れない場合に限り、他の選び方を参考に選ぶようにします。また、果物屋で購入する場合は、店員に尋ねても良いでしょう。
アンデスメロンの美味しい食べ方
そのまま食べても美味しいアンデスメロンを、より美味しい食べ方でいただいてみましょう。アンデスメロンの美味しい食べ方を紹介しますので、ぜひ試してみてください。
追い熟が美味しいのヒント
出典: https://tenki.jp
収穫したアンデスメロンは、収穫後に「追熟」させるのが基本です。アンデスメロンを購入する際、食べ頃の時期を教えてくれる店もありますが、分からない場合や購入したアンデスメロンのお尻部分がまだ固い場合は、数日追熟させて様子をみます。
香りが弱かったり、まだ固かったりするメロンの場合は、冷蔵庫で追熟させないようにしましょう。熟成が遅れて傷みをすすめる原因となります。
美味しい期間が短い
出典: https://556.jp
アンデスメロンは美味しい期間が短い果物です。アンデスメロンが食べ頃になってから、2~3日で発酵してしまうからです。食べ頃になったら冷蔵庫にきちんと入れて、早めに食べきるようにしましょう。
生のまま
アンデスメロンの美味しい食べ方は、生のまま食べるのが一番おすすめです。食べやすい大きさにカットして、冷やしていただきましょう!
メロンのカットの方法は、縦に半分に切ります。その後、タネを取り除いてから3等分や4等分など人数にあわせてカットします。皮の部分に切り目を入れて、食べやすいようにしてから、一口大に切って盛り付けると良いでしょう。
ゼリーなどにして
アンデスメロンをゼリーにして食べるのもおすすめの美味しい食べ方のひとつです。メロンを食べやすい大きさに切り、白ワイン・レモン汁・砂糖を煮立たせアルコールを飛ばした液に、ゼリーの素を入れます。そこにメロンを加えて、型に流して冷蔵庫で固めます。
アンデスメロンをそのまま食べるのも美味しいですが、メロンゼリーにして食べると一味違った美味しさを味わえます。
保存方法
アンゼスメロンを保存する場合は、冷蔵保存が基本です。ただし、追熟中で香りが弱い場合や、メロン自体が固い場合は冷蔵庫に入れないようにします。熟成が進まず、傷みが早まる原因になるからです。
食べ頃をむかえて熟したアンデスメロンは、冷蔵庫に入れて早めに食べきるようにします。食べ頃になって2~3日の間に食べきるのが理想的です。
アンデスメロンは安心して美味しく食べることができる!
アンデスメロンの名前の由来や、歴史についてなど紹介してきましたが、アンデスメロンの魅力は伝わりましたか?美味しい食べ方や選び方を参考に、美味しいアンデスメロンを味わってみてください!