ラスクは高カロリーで太る？ダイエット中の食べ方や市販ラスクを調査

ラスクは、フランスパンなどをスライスし表面にバターや砂糖などを塗って、再びオーブンで焼いたものです。カリッ、サクッとした食感に甘味があって美味しく、二度焼きしているので保存性もよく手土産にも人気のお菓子です。

パンにバターや糖分が加わるということで、ダイエット中に食べたくなってもカロリーや糖質が気になるものです。人気の東京ラスク、ギーテデロワ、シャトレーゼなどのラスクのカロリーを調べてみました。

ラスクはお土産として売られているものの味もいろいろで、サイズも様々です。ラスク1枚当たりのおおよそのカロリーと糖質を知っておくと、ダイエットなどにも役立ちます。

ラスク1枚当たりのカロリーは28～55kcalです。厚さ、使っている砂糖類やその量、製法などによって変わります。厚さ1cmに切ったフランスパンと同じくらいのカロリーになります。2枚で1袋の小袋パックとなっているラスクを考えると、1袋100kcalくらいになります。

ラスクの糖質量は、5～8gです。製造方法や使われている材料によって差はありますが、元のパンの糖質に加えて、糖分を加えているので糖質は高めになります。糖質制限でのダイエットや食事療法をしているのであれば、どのラスクを食べ、糖質がどの程度含まれているのかを確認する必要があります。

市販されているラスクの中でも、定番ともいえるような「シャトレーゼ」「東京ラスク」「グーテデロワ」のラスクのカロリーを調査してみます。

シャトレーゼの定番ラスクは、「溶かしバターの立地シュガーラスク」です。ラスク専用フランスパンを使い、溶かした国産バターをば家っとに吹きかけて焼き上げ、口どけの良い食感が人気です。1枚当たりのカロリーは51kcalです。

スライスアーモンドとキャラメルパウダーをたっぷりと使ったシャトレーゼの「ティータイムブレッド キャラメルアーモンドラスク」の1枚当たりのカロリーは61kcalです。シャトレーゼのラスクの中でも、カロリーが高いものは、「チョコラスク」と「ホワイトチョコラスク」で、チョコが表面だけでなく中まで染み込み、カロリーは84kcalになります。

東京土産でも人気の東京ラスクの定番、スライスした「シュガー」は1枚当たりの48kcalです。スライスアーモンドをたっぷりと使った「プレミアム・アマンドラスク」は1枚当たり72kcalです。カロリーが低いものは「メープル」で44kcal、スライスしたラスクでカロリーの高いものは、「ラズベリーショコラ」「宇治抹茶ショコラスク」の94kcalです。

東京ラスクには他店では少ない「ガーリック」もあり、こちらは45kcalで、「瀬戸内レモン」は49kcalです。一口サイズにカットした東京ラスクのコロコロシリーズは1つあたりは21kcalですが、小袋の1パック食べた場合は400kcalほどとなります。

ガトーフェスタ ハラダでは、ガトーラスクに適した小麦粉をブレンドしたものでフランスパンを焼き、高品質なバターを使うことで香ばしい香りのラスクを作っています。定番の「グーテデロワ」のカロリーは、1枚約58kcalで2枚1パックなので1パック食べると約115kcalとなります。

「グーテデロワ レジェ」は、バターの使用量を減らしグーテデロワの中でも軽い食感で軽食のもので、こちらは1枚当たり22kaclで、1パック食べても50kacl以下です。期間限定の発売になるいますが、クーベルチュールチョコをラスクの両面にコーティングした「グーテデロワ プレミアム」は1枚入りのパッケージで160kcalになります。

ラスクは甘いお菓子で、ダイエットには向いているとは言えませんが、食べたいラスクを無理に我慢してストレスをためるよりも、カロリー摂取量を考えれば、ダイエット中にも味わえる食べ方を紹介します。

ダイエット中であれば、ラスクを1日に食べる量は1～2パックで2～3枚、150kcal程度の摂取量が好ましいです。チョコレートの味などが付いたもの、アーモンドなどをたっぷりと使ったものであれば1パック2枚、カロリーだけでなく、糖質もあるので食べ過ぎることで糖分過多にもなります。

ただ、ダイエット中でも、甘いものを間食したくなりますが、他のケーキやお菓子を選ぶよりも、ラスクをゆっくりと時間をかけて食べると、ラスクの甘さで満足感が得られて、脂質による腹持ちもよいです。

ダイエット中に食べるのであれば、夜にラスクを食べるのは避けてください。どうしても数枚食べたいのであれば、1日の活動を始める朝食の代わりに、甘味控え目なプレーンなどのラスクを食事に置き換えて食べる方法がおすすめです。カロリーの摂取量は200kacl程度に抑え、牛乳や野菜ジュースなどと合わせて、置き換えれば満腹感も得られます。

ダイエット中でも安心して食べるラスクとして、手作りするのもおすすめです。市販されているラスクは、専用のパンをカットしてオーブンで2度焼きしていますが、家庭であればパンの耳を使ったり、残ったフランスパンを活用することもできて、バターや糖分の使用量を控えることでカロリーも抑えることができます。

ラスクは、市販のものを購入しなくても、家庭でも手作りできます。カロリーを抑えられて、美味しいラスクの簡単なレシピを紹介します。

• 麩20ｇ
• バター（マーガリン）大さじ3
• グラニュー糖大さじ1～2

1. オーブンを170度に予熱します。
2. 耐熱性のボウルや容器にバターを入れラップをしてレンジで30秒ほど加熱して溶かします。
3. バターが溶けたところに、麩をいれて良くからめ、グラニュー糖をまぶし、オーブンシートを敷いた天板に、麩を重ならないように並べます。
4. 170度のオーブンで10分ほど焼いたら取り出し、網などに取り出して冷ましてできあがりです。

フランスパンや食パンの代わりに、お味噌汁や煮物に使うお麩を使うと、それだけでカロリーを抑えることができます。砂糖やバターの量を調整することもでき、市販のラスクを真似してシナモンやアーモンド、チョコレートをコーティングするなどのアレンジも自由にできます。

• フランスパン
• トッピングの砂糖など
• 水

1. フランスパンを薄切りにして皿に並べて、キッチンペーパーなどで軽く蓋をして半日～1日置いて表面が乾き、カリカリになるよう乾燥させます。
2. 水をパンの表面にふりかけるようにします。
3. その上に砂糖を刷り込ませるようになじまませます。
4. トースターを予熱しておき、そこにトッピングをしたパンをいれて、表面を焼きます。焦げやすいので、焼き時間には気をつけて、こんがりとしたら出来上がりです。

フランスパンや食パンなど、余ったパンを使いトースターで作れる簡単な手作りラスクレシピです。バターを使わないことでカロリーは抑えられ、トッピングにはグラニュー糖でもよく、きなこ、シナモン、ハチミツなど好みのもので作ることができます。

ラスクは焼いたパンに味付けをして、再度焼いているので日持ちもするので、お土産としてもおすすめなお菓子です。普段のおやつとしても手軽に食べられ、ちょっとした贈り物にもおすすめなラスクを紹介します。

外国の方たちにも人気の観光スポットである浅草で、洋菓子の名物として人気なのが「浅草ラスク」です。厳選した小麦粉を選びフランスパンを焼きます。そのフランスパンを1cmにカットして上澄みバターを均等にしみ込ませ、グラニュー糖を振りかけてラスク専用オーブンで焼き上げます。

8袋入りで1080円という手ごろなものから、24袋入り3,240円で箱入りのものもあり贈答用におすすめです。

駄菓子屋のラスクですか、大人が食べても懐かしく軽い食感を楽しめるおすすめなのが三河屋ベーカリーのラスクです。食パンを小さくしような形で、表面は黄色いグラニューと混じりのバター液がうっすらと盛り上がるように塗ってあります。1袋に1枚入りで40枚入って1,080円というお得な価格になっています。

サクサクとした食感が美味しいラスクは、手軽に味わえるお菓子です。ついつい何枚も食べてしまいますが、カロリーがオーバーしてしまうこともあります。シャトレーゼ、東京ラスク、グーテデロワ等の人気ラスクだけでなく、手作りラスクもカロリーに気をつけて、ダイエット中でも少量を食べてストレス解消にも活用してください。