2019年03月24日公開
2024年09月09日更新
あんぱんのカロリーと糖質!ダイエット効果のある食べ方とは?
あんぱんのカロリーと糖質を知っていますか?パン類はカロリーが高めで糖質が多めですが、あんぱんはその中でも高カロリー、多糖質です。太るからとダイエット中にはあんぱんを食べるのは避けたいところですが、あんぱんに含まれる小豆餡には豊富な栄養成分が含まれています。あんぱんのカロリーと糖質、栄養成分について紹介します。ダイエット効果の高い栄養成分を効率よく摂取するためのおすすめの食べ方も紹介します。
あんぱんは高カロリーだから太る?
あんぱんは菓子パンの中でも代表的なパンです。パンはカロリーや糖質が高い食べ物ですが、さらに中にあんこが入ることで高カロリーな食品です。ダイエット中の人はカロリーや糖質が高いあんぱんを敬遠しがちですが、あんこにはダイエットに効果的な成分が多く含まれています。
ダイエット中でもあんぱんの上手な食べ方を実践することでダイエット効果を導き出すこともできます。あんぱんのカロリーや糖質、含まれている栄養成分、そして上手な食べ方を紹介します。
あんぱんのカロリーと糖質
日本で生まれたあんぱんの歴史は明治時代にさかのぼります。木村屋が考案したあんぱんは人気となり全国にパンブームを引き起こしています。そんなあんぱんは高カロリー、多糖質な食品です。
あんぱんとは?
あんぱんとはコンビニやスーパーなどパンを販売している店であれば、必ず置いてある定番の菓子パンです。素朴な味が子供だけでなく大人にも人気です。あんぱんはパンの中に小豆餡を入れた日本独特の菓子パンです。木村屋總本店にて明治7年に考案され、明治30年頃には全国的にあんぱんが流行しました。
木村屋のあんぱんは和菓子に近い製法を取り入れ、パンに親しみの薄かった日本人の口に合うように改良したことが人気のきっかけです。4月4日があんぱんの日になっているのも木村屋のあんぱんが宮内庁御用達になったのが始まりです。
あんぱんのカロリーと糖質
あんぱんの気になるカロリーは100gあたり約280kcalです。店や製法によって多少の違いはありますが、パン類の中でも高カロリーの部類に入ります。あんぱん1個あたりは100gより小さいことが多く、平均的なあんぱん1個あたりのカロリーは約218kcalです。
一方あんぱんの糖質は100gあたり換算で約47gです。あんぱんはカロリーだけでなく糖質量も他のパンや食品と比較しても高いのが特徴です。あんぱん1個あたりの糖質量は約38gです。
あんぱん以外のパンのカロリー
パンは小麦粉や砂糖、卵などを原材料として作るためカロリーや糖質は全般的に高めです。パンにも食パンやフランスパン、各種菓子パンなど種類があり、種類によってもカロリーや糖質は異なります。
主なパンのカロリーとして100gあたりの換算では、食パンは約264kcal、フランスパンが約280kcal、クリームパンが約235kcalです。いずれも高カロリーであるのが特徴です。
あんぱん以外のパンの糖質
あんぱん以外のパンも原材料は基本同じですのでカロリー同様、糖質も高めです。100gあたりの糖質量は、食パンは約44g、フランスパンは約55g、クリームパンは約40gです。
最近では糖質制限ダイエットが人気でもあり、あんぱんを太ることを気にせず、思う存分食べることができるようにメーカーでは低糖質のパンを販売しています。1個あたりの糖質が10gを下回るような低糖質のパンが各種揃っています。ダイエット中でも安心して食べることができるパンとして人気です。
あんぱんの栄養価
あんぱんの小豆餡には豊富な栄養素が含まれています。タンパク質や脂質、炭水化物の三大栄養素やビタミン、ミネラルなどが豊富です。ダイエットにも効果があります。
三大栄養素
三大栄養素と呼ばれているのがタンパク質、脂質、炭水化物です。人が生きていく中で必要な栄養素です。あんぱんには三大栄養素が豊富に含まれています。あんぱん1個約80gに含まれるタンパク質の量は6.4g、脂質の量は3.1g、炭水化物は40.6gです。
総カロリーの中でタンパク質と脂質、炭水化物がバランスよく配合されているのがあんぱんの特徴です。健康を維持するには栄養バランスも大事です。あんぱんはバランスを兼ね備えた食品です。
その他の栄養素
あんぱんには三大栄養素の他にも栄養豊富です。際立っているのがセレンとモリブデンです。ともにカルシウムやマグネシウム、鉄分などと同じようにミネラルの部類に入る栄養成分です。
セレンはビタミンEとともに働き大きな効果を出す栄養成分です。抗酸化作用や組織の硬化予防に効果があります。生活習慣病やアンチエイジングに優れた効果を持っている栄養成分です。
モリブデンは貧血を予防する効果を持つほか、炭水化物と脂肪の代謝をよくする働きを持っています。ダイエット中は代謝を活発にすることが必要ですが、モリデブンはその働きを助長します。
あんぱんにはダイエット効果がある
あんぱんには小豆餡が入っています。小豆餡には豊富な栄養成分が含まれており、高いダイエット効果が期待でいます。食物繊維やポリフェノール、サポニンやビタミンなどどれもダイエットにおすすめの成分ばかりです。
食物繊維
あんぱんには他のパンにはない小豆餡が含まれています。小豆餡には食物繊維が豊富です。食物繊維は整腸作用があり、腸内環境を整え便秘の解消に高い効果があります。便秘の解消は体に蓄積された老廃物や毒素を体外に排出するためダイエット効果も高まります。
小豆餡に含まれる食物繊維は主に水溶性食物繊維です。便を柔らかくする働きを持っています。しかし食物繊維を過剰摂取すると下痢を招く恐れがあります。下痢になると体に必要な栄養成分も排出してしまうことになり太る要因を招く恐れもあるため、摂取のしすぎには注意が必要です。
ポリフェノール
小豆餡にはポリフェノールも豊富です。ポリフェノールはサプリメントで活用されるほど人気の栄養成分で抗酸化作用があります。アンチエイジングでもお馴染みの抗酸化作用は活性酸素による酸化、つまり老化を予防する効果があります。
抗酸化作用の効果により細胞の若返りの結果、基礎代謝力をアップさせることができ、ダイエット効果をもたらします。
サポニン
あんぱんにはサポニンも豊富です。サポニンは血液中のコレステロール値を下げる効果を持つ栄養成分です。コレステロールは肥満の要因です。コレステロールを減らすことで体内の中性脂肪を減らす効果があります。サポニンを摂取することで高いダイエット効果が期待できます。
ビタミンB群やミネラル
あんぱんにはビタミンB群やミネラルも豊富です。ビタミンB群は水溶性ビタミンに属する栄養成分で、糖質や脂質の分解、代謝を助けるだけでなく、新陳代謝を促進させる効果もあります。水溶性ビタミンは体内で作ることができなく、体外に排出されやすい性質を持っている栄養成分であるため、定期的に摂取するのがおすすめです。
ミネラルも基礎代謝のアップを図るには効果的な栄養成分です。ダイエットサプリメントにも多く含まれています。あんぱんには、ミネラル成分も豊富であるため、ダイエットを促す効果が得られます。
あんぱんのダイエットにおすすめの食べ方
あんぱんは高カロリーで多糖質な食品です。食べたいときに食べる食べ方では、太る要因につながります。あんぱんの上手な食べ方を工夫することで高いダイエット効果を導き出すことができます。
食べ過ぎに注意
あんぱんの食べすぎには注意する必要があります。高カロリーで多糖質であるためあんぱんを食べ過ぎるとカロリー摂取量が多くなるだけでなく、小豆餡の食物繊維の影響で下痢を招く恐れがあるためです。
水溶性の食物繊維であるため、食物繊維の過剰摂取は下痢になり、逆に太る要因を招きます。あんぱんの食べすぎには注意する必要があります。
粒あんを選ぶ
小豆餡には豊富に栄養が含まれていますが、その栄養成分は小豆の皮にもあります。あんぱんを食べるのであれば、こしあんよりも粒あんがおすすめです。こしあんは小豆の皮を排除してしまうため栄養成分がその分少なくなります。ダイエット効果の高い粒あんをセレクトすることをおすすめします。
朝食に食べる
あんぱんの食べ方でおすすめなのは朝食に食べることです。朝食は最も脂肪になりにくい食事です。朝食後には体内がフルに活動するため代謝も良くなります。ダイエット中にあんぱんを食べるのであれば、朝食で摂取することを心がけ、昼食や夕食、間食などであんぱんを食べないようにするのが効果的です。
水分を摂る
あんぱんを食べているときにはコーヒーや紅茶、牛乳などの飲料がぴったりですが、ダイエット中の場合には、水を摂取することをおすすめします。コーヒーや紅茶、牛乳などはそれ自体がカロリーを持っており、糖分も含まれており太る要因になります。あんぱんに加えて高カロリーになるため避けるのがおすすめです。
あんぱんも食べ方に注意すれば太らない!
あんぱんは代表的な菓子パンですが、高カロリー、多糖質な食品です。ダイエット中にはあまり食べたくない食品ですが、小豆餡に含まれる栄養成分は豊富でダイエット効果を導くものも多数あります。
一日一個までにして食べ過ぎないようにする、あんぱんは朝食に食べる、あんぱんは粒あんをセレクトするなどあんぱんの食べ方を工夫すれば太ることなく栄養を摂取できます。食べ方に注意して美味しくあんぱんを食べませんか?