2019年03月23日公開
2024年09月09日更新
タパスとは?ピンチョスとの意味の違いや簡単レシピをご紹介
タパスとはどのような料理なのかを知っていますか?タパスとは、スペインで楽しまれている小皿料理となっており、おつまみとしても楽しまれている料理となっています。今回の記事では、小皿料理として楽しまれているタパスについて、ピンチョスとの違いやおすすめのタパスのレシピ、そしてタパスとピンチョスの意味などについて紹介していきます。特徴や種類なども紹介していきますので、是非チェックしてみて下さい。
目次
タパスとはピンチョスと何が違うか知りたい!
スペイン料理で人気のおつまみといえば、タパスをあげる方も多いのではないでしょうか?様々な種類を楽しむことができるタパスは、気軽に楽しめるおつまみとしても人気となっています。
しかし、スペインのおつまみと聞いて、ピンチョスを思い浮かべた方もいるのではないでしょうか?タパスとピンチョスはどちらもスペインの小皿料理のおつまみというイメージがありますが、果たしてどう違うのでしょうか。今回の記事では、タパスとピンチョスとは何が違うのかについても紹介していきます。
タパスとピンチョスのそれぞれの意味や、おつまみにぴったりなタパスのレシピをいくつかの種類に分けて紹介していきますので、タパスの意味を知りたいという方も、ピンチョスとの違いを知りたいという方も是非チェックしてみて下さい。
タパスとはどんな料理?
それでは、タパスとはどのような料理なのかについて紹介していきます。タパスの名前の由来や、特徴などについて紹介していきますのでまずはチェックしてみて下さい。
タパスとはスペインの小皿料理
タパスとは、スペインで楽しまれている小皿料理の事を指します。最初に出される前菜の事となっており、タパスとは実は特定の料理名の事を指す名前ではなく、そのようなものをまとめてタパスと呼んでいるのだそうです。
タパスには野菜や海産物を使用したものが多いのだそうで、おつまみのイメージがある様に、お酒によく合う料理も多く揃っています。
名前の由来は?
それでは、タパスの由来とはいったい何なのでしょうか?タパスという名前の由来は、「蓋」を意味する同士の「Tapar(タパル)」からきているのだそうです。どうしてタパスを楽しむようになったのかについては、諸説ある様ですので順番に紹介していきます。
まず、飲み物に虫などが入ってしまうのを防ぐため、軽食を乗せて蓋をするようになったから、という説。二つ目は、伝統的なスペインバルは立食であったため、グラスの上に皿を乗せて食べていたから、という説。
そしてさらに、強い風から飲み物を守る際にハムの薄切りで蓋をして提供したところ、おかわりの注文を受けた際に「同じ蓋で」と言われたからという説もあります。
特徴や種類は?
それでは、タパスの特徴を見てみましょう。先述の通り、タパスとは小皿に乗ったという特徴を持った種類の料理の事になっています。ですので、タパスは仲間とおしゃべりを楽しみながら楽しむおつまみとして最適です。
すべてのお店ではありませんが、タパスは無料で提供されるという特徴もあり、お酒などと共に立食で楽しむことができる場所もあるのだそうです。
小皿に入っており、おしゃべりを楽しみながら気軽に楽しむことができるという特徴を持つタパスは、とても多くの種類があり、乾きもの、冷菜、温菜の3種類がある様です。その中でも魚介類がメインになっている種類や野菜がメイン、お肉がメインになっている種類など使用されている食材も様々という特徴になっています。
タパスとピンチョスの意味の違いは?
タパスの特徴などに続いて、それでは、タパスとよく似たおつまみというイメージもある、ピンチョスとの違いについても見ていきましょう。小皿に乗った前菜となっていたタパスですが、果たしてピンチョスとタパスの特徴、それぞれの違いはどこなのでしょうか?
ピンチョスとは?
それでは、違いをチェックしてみましょう。ピンチョスとは食材を串にさして調理されているのが特徴のおつまみの事で、お酒を飲みながらつまんで楽しまれているようです。現在では串に刺さっていないものもピンチョスと呼ばれることがある様ですが、もともとの意味は串にささっている食材の事を指します。
小さくカットされたパンの上に具材をのせ、それを串で刺したという特徴の料理となっており、オープンサンドのような感覚で楽しむことが出来ます。つまんで気軽に楽しむことが出来、こちらもおしゃべりを楽しみながら食べるのにもってこいのおつまみになっています。
タパスとピンチョスの意味は?
それでは、引き続きタパスと、ピンチョスの意味についても見ていきましょう。先ほど少しふれたとおり、タパスという名前の意味は「蓋」という意味があるそうです。飲み物に蒸しなどが入らないようにしていたことなどが由来となっていたというのが有力なようです。
また、ピンチョの意味はタパスとは違い、串という意味を持つ「ピンチョ」から来ています。確かにピンチョスは串にささった料理となっています。
タパスの種類のひとつ
串にささって気軽に楽しむことができるピンチョスも、タパスの種類の一つだとされているのだそうです。ピンチョスはタパスと同じようにビールなどと一緒に楽しむ前菜の一種なのだそうで、スペインの北部のバルで特にみられるのだそうです。
ピンチョスはパンの上に具材を乗せたものになっていますが、パンの上にのせる具材は何でも良いのだそうです。魚や肉詰めのピーマンなど、お酒に合う色々な食材を乗せて楽しまれています。
ただ、タパスの一種だとされているピンチョスと、タパスとの違いもあります。違いを紹介すると、タパスとは料理を小皿に乗せて、突き出しのようにしたもの。また、ピンチョスはオープンサンド状になった、指でつまんで楽しむことが出来る軽食、という違いがある様です。
タパスのおつまみにおすすめのレシピ【定番編】
それでは、ここからはさっそくおつまみにおすすめな、タパスのレシピを見ていきましょう。まずは、スペインのタパスの定番レシピから紹介していきます。材料、作り方を合わせて紹介していきますので、是非チェックしてみて下さい。
パタタス・ブラバス
- トマトソース100g
- 水100ml
- コンソメ顆粒小さじ1/2
- 赤ワイン大さじ1
- パプリカ小さじ1
- ウスターソース大さじ1
- ペッパーソース少々
- 塩コショウ適量
- まず、お鍋にソースの材料となる食事をすべて入れます。塩、胡椒で味を調えな柄煮詰めていきましょう。
- 続いて、じゃがいもは乱切りにします。乱切りにしたら、弱火でじゃがいもをゆっくりと素揚げにしましょう。
- 先ほど作った1のソースを、素揚げしたじゃがいもにかけたら完成となります。お好みでマヨネーズを添えても美味しく楽しむことが出来ます。
トルティージャ
- 卵4個
- じゃがいも2個
- 玉ねぎ1個
- オリーブオイル大さじ3
- 塩小さじ1/2
- まず、じゃがいもと玉ねぎをいちょう切りにして、オリーブオイルをかけておきます。
- オリーブオイルをかけたじゃがいもと玉ねぎをフライパンに入れたら、蓋をして弱火から中火で加熱していきましょう。20分ほど蒸し焼きにしていきます。
- 続いて、大きめのボウルに卵を溶いたら、2と塩とをよく混ぜ合わせましょう。
- フライパンにオリーブオイルを少し入れたら、フライパンをしっかりと温めたのち、3を流し入れて焼きます。表面をとえたら、弱火で8分ほど焼きましょう。
- 大きめのお皿などを使ってひっくり返したら、蓋をせずに3分ほど焼いて完成となります。
チャンピニョン・ア・ラ・プランチャ
- ブラウンマッシュルーム6個
- にんにくのみじん切り1片分
- パセリのみじん切り大さじ1
- 生ハムのみじん切り1枚分
- オリーブオイル大さじ4
- マッシュルームの軸を取り除いたら、ニンニク、パセリ、生ハムをかさの部分に詰めていきます。
- 小さめのフライパンにオリーブオイルを入れて、マッシュルームを並べて焼きましょう。
- 中火で、オリーブオイルをスプーンですくい、マッシュルームにかけながら焼きます。
- 蓋をして、蒸し焼きにしたら完成となります。
タパスのおつまみにおすすめのレシピ【海鮮編】
それでは、続いては海鮮系の食材を使用した、おすすめのタパスのレシピを見ていきましょう。タコやイカなどの食材を使用したタパスを紹介していきますので、こちらもチェックしてみて下さい。
たこのガリシア風
- ゆでだこ3本
- 塩少々
- パプリカパウダー適量
- オリーブオイルたくさん
- まずは、ゆでだこを輪切り、またはぶつ切りにします。
- お皿にゆでだこを並べたら、塩とパプリカパウダーを振りかけて、オリーブオイルを回しかけたら完成です。
ガンバス・アル・アヒージョ
- ブラックタイガーー20尾
- オリーブオイル110ml
- ニンニク1片
- 赤唐辛子2個
- 塩少々
- 鶏ガラ少々
- まずにんにくを輪切りにして、エビのワタを取りましょう。
- フライパンにオリーブオイルを入れたら、にんにく、赤唐辛子を入れて中火でニンニクの色が薄茶色になるまで火を通しましょう。
- ニンニクに火が通ったら、エビを入れて塩、鶏ガラを入れます。エビの色が変わったら完成です。
カラマレス・フリートス
- イカ2杯
- 薄力粉大さじ4
- 卵1個
- 塩コショウ少々
- 油適量
- レモン1/4個
- イカは内臓と軟骨とをとり、皮をむいたら胴の部分のみ輪切りにしましょう。
- 以下に薄力粉をまぶしたら、溶き卵にくぐらせて180度の油でさっとあげましょう。
- お皿に盛って、塩、レモンを添えたら完成です。
タパスのおつまみにおすすめのレシピ【肉編】
続いては、肉を食材としているタパスを紹介します。お肉を使用した食べ応えもあるタパスのレシピを紹介していますので、ガッツリ系のおつまみが欲しい時にも良いかと思います。
スペアリブのオーブン焼き
- スペアリブ800g
- 酒大さじ2
- しょうゆ大さじ2
- 砂糖大さじ1
- みりん大さじ1
- ウスターソース大さじ1
- ケチャップ大さじ1
- おろしにんにく1片分
- おろししょうが1片分
- まず、スペアリブはフォークなどで何か所か穴をあけてから、丈夫なビニールの袋に入れます。
- 1の袋の中に紫色の材料を入れて揉みこんだら、一晩漬けこんでおきましょう。
- 200度で予熱しておいたオーブンで30分ほど焼いたら完成です。
生ハムとチーズのタパス
- プロセスチーズ150g
- 生ハム10枚
- 粗びきコショウ少々
- まず、プロセスチーズを1.5ミリ幅ほどにカットしたら、更に竪に半分にカットしましょう。
- 切ったチーズに、粗びきコショウを振ったら生ハムに巻きます。
- お皿に盛り付けて、上から胡椒を振ったら完成となります。
カジョス
- ハチノス600g
- チョリソー100g
- ガルバンゾ150g
- 野菜くず適量
- ワインビネガー30ml
- レモンの皮1個
- トマト水煮缶1個
- 白ワイン1カップ
- にんにく3片
- 玉ねぎ1個
- オリーブオイル大さじ2
- パプリカパウダー大さじ1
- ローリエ3枚
- オレガノ少々
- 塩少々
- ハチノスは水を替えつつ、よく洗います。鍋に水、ワインビネガー、レモンの皮、ローリエ、野菜くずを入れたら1時間ほどよく煮ましょう。
- ハチノスを取り出したら新井、水を替えて1時間茹でます。取り出したら、洗って一口大にカットします。
- 別のお鍋にオリーブオイルをしいて、みじん切りの玉ねぎ、薄切りにしたにんにくを炒めます。
- 3にハチノス、トマト、白ワイン、ローリエを入れたら火にかけます。途中、チョリソのスライスも加えましょう。
- ガルバンゾも加えて、塩、パプリカで味を調えます。お好みでオレガノ、タイム、開園ペッパーを加えて、更に1時間ほど煮込みます。
タパスのおつまみにおすすめのレシピ【野菜編】
最後に、野菜を使用したおすすめのタパスのレシピを見ていきましょう。野菜を使用してヘルシーに楽しむことができるレシピとなっていますので、こちらも是非チェックしてみて下さい。
カブのカルパッチョ
- 株2個
- オリーブオイル適量
- コショウ適量
- パルメザンチーズ適量
- 塩適量
- 株の皮をむいたら、茎は少し残してくし形に切りましょう。
- 塩もみして、20分ほど放置します。
- お皿に並べて、オリーブオイル、パルメザンチーズをかけたら完成です。
オリーブのフライ
- オリーブ黒、緑各6個
- にんにく1/4個
- 粉チーズ10g
- 塩コショウ少々
- 合いびき肉80g
- アンチョビペースト2g
- パセリ適量
- 薄力粉、溶き卵、パン粉適量
- まず、にんにく、パセリはみじん切りにしておきましょう。
- ボウルにひき肉を入れたら、塩をしてよくこねます。粘りが出てきたら、1にアンチョビ、粉チーズ、胡椒を入れてさらに捏ねます。これを12等分にしておきましょう。
- オリーブは、水けを拭き取っておきます。
- オリーブを2で包んで丸めたら、薄力粉、溶き卵、パン粉の順番に衣をつけて180℃の油で揚げたら完成です。
エンサラディージャ・ルサ
- じゃがいも2個
- アンチョビ2切れ
- 冷凍エビ10尾
- マヨネーズ大さじ2
- 生クリーム小さじ2
- ニンニクチューブ1cm
- 黒胡椒少々
- パプリカパウダー適量
- アンチョビはみじん切りに、じゃがいもは皮をむき、適当な大きさにカットしましょう。
- じゃがいもをレンジで温めたら、熱々のうちにつぶして1、紫色の材料を加えて混ぜましょう。
- エビは背中に切り込みを入れ、背ワタを取ります。
- 耐熱容器に3のエビ、酒を入れたらレンジで温めめます。温めたら食べやすく刻みましょう。
- 材料を混ぜたら完成となります。
タパスで簡単にお洒落なホームパーティーを開いてみよう!
いかがでしたでしょうか?今回の記事では、タパスの種類や特徴、ピンチョスとの違いなどについて紹介していきました。タパスは小皿に乗った気軽に楽しむことができる料理であり、小皿にのっていることでおしゃべりを楽しみながら楽しみやすいおつまみにもなっています。
小皿料理のタパスは気軽に楽しむことが出来るものも多くなっていますので、みなさんも、タパスをホームパーティなどで楽しんでみて下さい。