2019年03月15日公開
2024年09月08日更新
エンダイブは栄養豊富な葉野菜!効果効能11選とおすすめの食べ方!
エンダイブという野菜を知っていますか?洋野菜のエンダイブはフランス料理などでよく使われる葉野菜です。チコリに似ていますが、厳密にはチコリとは異なる野菜です。ほろ苦い味が特徴のエンダイブはサラダにする食べ方が一般的です。エンダイブは驚くほどの栄養豊富な野菜です。効果効能もたくさんあります。そんなエンダイブにの栄養について紹介します。またエンダイブのおすすめのレシピや食べ方や、保存方法についても紹介します。
エンダイブについて詳しく知りたい!
エンダイブという野菜を知っていますか?見た目はサニーレタスやグリンリーフレタスのような感じですが、レタスとは全く異なる野菜です。エンダイブは洋野菜でフランス料理などによく使われます。苦みが特徴の野菜でサラダなどに用いられる野菜です。
エンダイブは、想像以上に豊富な栄養成分を含む野菜です。そんなエンダイブの豊富な栄養成分について紹介します。またエンダイブのおすすめの食べ方やレシピ、保存方法についても紹介します。
エンダイブとは?
五味の一つである苦みを提供するエンダイブは、ビターな大人の味わいが魅力の野菜です。収穫までの期間が短く、一年中食べられる野菜です。似た野菜にチコリがあります。
エンダイブの特徴
エンダイブはレタスのような野菜です。東地中海沿岸原産でフランス料理では良く利用されるキク科の植物です。最近では日本のスーパーでも見かけるようになっています。縮葉種と広葉種の二種類が存在し、縮葉種は葉が細長く切れ込みがあります。一方広葉種は切れ込みがありません。
栽培期間が短いという特徴も持っています。種をまいてから収穫するまでの期間が僅か2ヶ月程度と驚く成長力を持っています。
どんな味?
エンダイブの味の特徴は苦みです。独特の苦みは他の野菜にはない爽やかな苦みで、サラダのアクセントとして癖になる味として重宝されています。単純に苦いと言うよりもほろ苦いと表現する方が近く、一度食べたら忘れられない食感と歯触りが魅力の野菜です。
旬の時期と産地
エンダイブの原産地は東地中海沿岸です。ヨーロッパでは盛んに栽培されています。日本でもエンダイブの生産は行われています。寒さに強く、冷涼な気候を好むエンダイブは長野県がぴったりで長野県で栽培されています。長野県では日本全体の4割弱の生産量を誇ります。
エンダイブは一年草であるため一年を通して収穫できます。一番取引量が多い時期が5月から6月でこの頃がエンダイブの旬です。
チコリとの違いは?
エンダイブと似たような食感があるのがチコリです。日本では菊苦菜と呼ばれています。エンダイブもチコリの仲間ですが、厳密にはチコリとは異なります。
ただし国によっては呼び名が異なるケースもあります。日本で一般的なチコリはフランスではアンディーブ、イギリスではチコリと呼んでいます。エンダイブはイギリスと日本の呼び名で、アメリカではチコリと呼んでいます。
エンダイブの栄養と効果効能
エンダイブはサラダなどのレシピに苦みのアクセントを加えるだけの効果だけではありません。豊富に含まれる栄養成分もエンダイブの魅力の一つです。なんと効果効能が11種類もある万能野菜なのです。栄養成分が豊富な野菜はたくさんありますが、ここまで効能が多い野菜も珍しいのです。
栄養価が高く低カロリー
エンダイブの魅力の一つが低カロリーであることです。100gあたりのカロリーが僅か17kcalです。ダイエット中にはおすすめの野菜です。エンダイブを食べても太らず、しかもカロリーを気にせず食べられるのが特徴です。
食物繊維が豊富で消化を促進
エンダイブはカロリーが低いのですが、食物繊維が多く含まれています。100gあたり6gもの食物繊維が含まれています。一日に必要な食物繊維は25gと言われています。400g食べれば賄えてしまう計算です。腸のぜんどう運動を促進するため、消化を促進する効能があります。
コレステロール値を下げる
エンダイブに含まれている水溶性食物繊維は血液中のコレステロールを下げる効果があります。コレステロール値を下げることで高血圧予防になり、高血圧が原因となる心臓疾患や脳疾患を予防する効能があります。年齢を重ねると気になるコレステロールの悩みも改善できます。
骨や歯の健康維持
エンダイブにはビタミンKが多く含まれています。ビタミンKは、カルシウムが骨の中で留まる手助けをします。カルシウムが尿として排出されることも防止する効能があります。丈夫な骨や歯を維持することができる効果がエンダイブにはあります。
一日に必要なビタミンKの3倍近くのビタミンKがエンダイブ100gの中に含まれています。毎日食べれば、骨や歯の健康状態を維持できます。
糖尿病予防に
食物繊維が多く含まれるエンダイブは、血糖値の上昇を抑える効能もあります。同時にインスリン値の改善の効果もあります。糖尿病患者の治療に役立てる研究がまさに進んでおり、糖尿病予防には最適な野菜です。
視力を向上させる
出典: https://tenki.jp
エンダイブにはβカロテンも豊富に含まれています。βカロテンはビタミンAに変換される栄養成分です。ビタミンAは目の健康を司っている栄養成分です。視力低下の防止の効果やドライアイなどの病気を予防する効能があります。
アルツハイマーや認知症予防
エンダイブには葉酸も多く含まれています。葉酸は、細胞の生産や再生を助ける栄養成分です。さらにカリウムも含まれています。カリウムは、脳の活動を活発にする効果を持っている栄養成分です。アルツハイマーや認知症など脳の働きの低下によって生じる病気を予防する効能があります。
美肌やアンチエイジング効果
女性必見なのがβカロテンによる効果です。粘膜を健康に保ったり、細胞の成長促進に高い効果を持つ栄養成分です。風邪をひきにくくなる効能や、肌の生まれ変わりを促進し、美肌効果を高めます。アンチエイジングにもおすすめです。
むくみ予防に
エンダイブに含まれる栄養成分カリウムは、体内の余計な塩分を排出してくれる効果があります。女性が悩むむくみは体内にたまった老廃物が原因です。むくみを解消したり、予防したりするだけでなく、高血圧の予防にみ効果があります。
妊婦に必要な葉酸も豊富
妊婦に一番必要な栄養成分は葉酸です。胎児の発育のためには欠かせない栄養成分です。胎児の基幹である神経管形成や赤血球形成を促します。葉酸は摂取しにくい栄養成分でありますが、エンダイブであれば、豊富に含まれているためおすすめです。
便秘解消効果
最後の効能が便秘解消効果です。エンダイブに豊富に含まれる食物繊維は腸の働きを活発にする栄養成分です。便秘解消だけでなく肌の状態も良くしてくれます。便秘に悩む女性にはぜひおすすめしたい野菜です。
エンダイブのおすすめの食べ方とレシピ
エンダイブの効果効能の恩恵を受けたい場合には、ぜひ生での食べ方をおすすめします。熱を加えると栄養成分が壊れてしまいます。逆に苦みを抑えたい人には加熱する食べ方がおすすめです。
栄養価を取りたい場合は生で
エンダイブに含まれる栄養成分のうち、水溶性ビタミン類である栄養成分は熱に弱く5分加熱すると半分以下にまで減少してしまう特徴をもっています。栄養成分を逃さずに摂取したい場合には、生で食べるのが一番です。サラダはその中でもおすすめの食べ方です。
苦味が苦手な場合は加熱すると良い
エンダイブの苦みが苦手な人におすすめな調理方法は加熱です。加熱すると苦みが緩和され食べやすくなります。ただし栄養価値は落ちてしまします。
栄養価値を落とさずに苦みも取りたい人におすすめなのが長時間水に浸す方法です。約3時間水に浸しておくだけで苦みが抜け、栄養価値が減少する心配もありません。
エンダイブサラダ
- エンダイブ200g
- シーザードレッシング適量
- オリーブオイル適量
- ブラックペッパー適量
- エンダイブは水で良く洗い、水に浸しておきます。
- シーザードレッシング、オリーブオイル、ブラックペッパーをかければ完成です。
すぐに作れるエンダイブのレシピがサラダです。ドレッシングの風味を変えれば、いろいろな味を楽しめます。レタスやキュウリ、トマトなど他の野菜を加えるとさらに美味しいサラダレシピになります。
エンダイブのきんぴら
- エンダイブ100g
- 砂糖大さじ2杯
- 醤油大さじ2杯
- いりごま大さじ1杯
- サラダオイル大さじ1杯
- エンダイブを水で良く洗い、みじん切りにします。
- 熱したフライパンにサラダオイルを敷いてエンダイブと砂糖と醤油を入れて炒めます。
- いりごまをふりかけて完成です。
エンダイブを加熱する食べ方のレシピです。苦みが取れ、さっぱりとした味わいになります。白いご飯が細くなるようなレシピです。もう一品加えたいというときにおすすめのレシピです。
エンダイブの保存方法
エンダイブは葉野菜であるため日持ちはあまりしません。3日程度が保存の限界です。保存するときには冷蔵庫の野菜室で保存します。
エンダイブの日持ち
エンダイブは葉物野菜であるため日持ちはあまりしません。購入してから3日以内に食べるのがおすすめです。3日間保存するには冷蔵庫保管が基本です。冷蔵庫には野菜をみずみずしい状態に保存する野菜室やチルドルームがありますが、日数が経過すると葉がしおれてくるため長くても3日が保存の限界です。
エンダイブの冷蔵保存方法
すぐに食べる場合には、保存方法は冷蔵庫の野菜室かチルドルームです。保存方法のポイントは野菜室に入れる場合でも新聞紙一枚にくるんでおくとしおれを最小限にとどめることができます。冷やし過ぎる保存方法は葉野菜の日持ちを短くするため、冷蔵庫の温度を下げ過ぎないようにするのが正しい保存方法です。
エンダイブを食べて栄養を摂取しよう!
エンダイブは、チコリに似ている洋野菜です。最近日本でも見かけるようになりましたが、フランス料理などには頻繁に使われます。ほろ苦い苦みが特徴で、サラダのアクセントに使用されます。エンダイブの最大の特徴は豊富な栄養成分です。食物繊維やカリウム、βカロチンなどが豊富にもかかわらず低カロリーです。
エンダイブは栄養成分を考慮すると加熱せずに生で食べるのがおすすめです。もちろん加熱して調理しても美味しくいただけます。エンダイブを食べて豊富な栄養成分で健康な毎日を過ごしてみませんか?