揚げ油の正しい処理方法は?簡単な捨て方や古い油の見分け方など!

揚げ油の処理はどうしていますか?簡単な方法としては、ビニール袋に入れて捨てたり、凝固剤を使って固めると思いますが、使用済みの牛乳パックを使った処理方法など様々あります。ここでは、揚げ油の捨て方の紹介の他に、古い揚げ油の見分け方や古い揚げ油の再利用方法、注意点なども考えていきます。また、揚げ物をしたときに揚げ油をあまり出さないポイント、保存しておいた揚げ油が使えるかを一緒に紹介します。

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目次

  1. 1揚げ油の処理は正しく出来てますか?
  2. 2揚げ油の簡単な捨て方
  3. 3揚げ油の処理をする際の注意点
  4. 4揚げ油を処理する際の古い油の見分ける方法
  5. 5揚げ油の再利用で廃油を減らす
  6. 6揚げ油の処理量を減らす揚げ物のやり方
  7. 7揚げ油を上手に使って正しく処理をしよう!

揚げ油の処理は正しく出来てますか?

天ぷらや唐揚げを揚げる時、調理油を大量に使います。残った揚げ油は、再利用する人もいれば、凝固剤などで固める方法で捨てる人もいるでしょう。そこで、揚げ物をした後の油をどのように処理をするのが一番良い方法なのか、注意点も含めて紹介します。

揚げ油の簡単な捨て方

天ぷらや唐揚げをすると、大量に揚げ油が残ります。まだ使えそうだけど揚げ残しのかすが浮いているし、だからと言ってこのままキッチンに流して捨ててよいのかわからないと言う人がいると思います。そこで、あまり手間のかからない適切な揚げ油の処理方法を紹介します。

ビニール袋に入れて捨てる

揚げ油を処理する方法として一番簡単なのは、ビニール袋に入れる捨て方だと思います。揚げ油が少量なら、そのままビニール袋に入れても大丈夫だと思うかもしれませんが注意が必要です。まず、ビニール袋に穴が開いていないか確認します。また、ビニール袋を二重にするのが望ましいです。

なぜなら、半透明のビニール袋は、油を浸み込ませてしまう袋もあります。また、高密度ですが無数の穴が開いているビニール袋もあるので、ビニール袋を二重にするのを忘れないようにしましょう。

市販の凝固剤で固める

次に揚げ油の処理方法として簡単なのは凝固剤で固める方法です。市販の凝固剤を揚げ油に入れて固めて、燃えるごみと一緒に捨てることが出来ます。注意しなければいけないのは、揚げ油の温度が低いと凝固剤のが固まらないので、出来るだけ揚げ油の温度が高い時に入れてください。

牛乳パックに入れて捨てる

牛乳パックに揚げ油を入れて処理する方法も一般的です。牛乳パックは簡易油処理ボックスとして活用できます。十分冷ました揚げ油を牛乳パックに入れて注ぎ口をガムテープなどでしっかり密閉すると可燃ごみとして捨てることが出来ます。処理する揚げ油の量によって牛乳パックを切れば、コンパクトな油処理ボックスの完成です。

また、自然発火を防ぐため、揚げ油を入れた後、水も一緒にいれて捨てるのをおすすめします。これは、揚げ油を処理する時、吸わせたり固めることをしない時に必要な方法です。

新聞紙や雑誌などに吸わせて捨てる

揚げ油を新聞紙で吸わせる方法も誰もが知っています。必ず、十分冷ました揚げ油で行ってください。新聞紙の他にキッチンペーパートイレットペーパーに揚げ油を吸わせる方法もありますが、いらないTシャツなども代用できます。また、揚げ物をした後の冷めたフライパンの油処理にも新聞紙は効果的です。

また、市販で揚げ油を専用に吸い取る商品が売っています。少し厚手のパッドで100円均一のお店でも販売しています。こちらも揚げ油が冷めた状態で使用します。揚げ油の残りかすまでは吸い取ることはできませんが、新聞紙が家にない家庭はこれで代用しても良いと思います。

エンジンオイル用の廃油パックを利用する

揚げ油の処理する量がかなり多い場合は、エンジンオイル用の廃油処理ボックスが有効です。値段も2.5Lなら200円前後で安いです。しかし、エンジンオイルを処理するボックスなので、揚げ油が2.5L~5L入る処理ボックスしかないので、注意してください。

もし、この処理ボックスを使い、揚げ油が溜まった時点で捨てる方法をとるなら、直射日光の当たらない物置で保管し、揚げ油の臭いがでないようにきちんと密閉するのが良いと思います。

自治体の回収場所に持って行く

通常、揚げ油は燃えるゴミと一緒に捨てることが出来る自治体が多いですが、揚げ油を資源として回収していたり、専用の揚げ油の回収ボックスを設置している自治体があったりします。揚げ油を処理するときは住んでいる自治体がどのような回収方法なのか事前に調べておくのも大切だと思います。

炒め物で再利用

揚げ油は適切な保存の方法で3~4回の再利用をすることが出来ます。油は酸化するとどんどん劣化するので、油が熱いうちに注意してこしてください。そして、オイルポットやキッチンペーパーなどで吸い取れば炒め物などに再利用できると思います。

ただ、限度を超えて何度も揚げ油を使うと人間の健康に害を及ぼす可能性があります。揚げ油は使うたびに空気に触れ酸化するので、その酸化したものを摂取すると細胞が酸化し老化の原因を作ります。必ず適切な保存をして再利用してください。

食用油処理剤を使う

揚げ油の処理方法で、固める・吸わせることのできる食用油処理剤は簡単に処理できます。しかし、液体の食用油処理剤を水と一緒に揚げ油の中に入れ、かき混ぜると白く濁り洗浄剤となり、油のひどい場所の粗洗浄として使うことのできる商品もあります。

主に業務用の商品になってしまいますが、捨てずに使うエコロジー商品として注目されています。

元の容器に入れて捨てられるか?

もちろん、油が入っていた元の容器に戻して捨てることは可能だと思います。その時は、十分に揚げ油を冷まし、漏斗でゆっくりと注いでください。元の容器に入れる時、茶こしなどでこしながら容器に入れると再利用も出来るし、色を見て古いと思ったらそのまま捨てることも出来ます。

ただ、そのまま捨てるときはこぼれてしまう可能性もあるので、きちんと密閉するか自治体やお店で回収してくれる場所を探して捨てることをおすすめします。

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揚げ油の処理をする際の注意点

揚げ油うぃ処理するときは注意しなければいけないことが3つあります。この注意点を守らなければ、重大な事故や莫大な修理金がかかることがあると思います。子供がいる家庭では揚げ物の回数が多くなると思いますが、必ずこの注意点を守って安全に美味しい揚げ物を作ってください。

放置せず早めの処理を

揚げ物をすると後片付けが面倒ですが、揚げ油は早めに処理をして下さい。揚げ油は空気に触れると酸化するので、保存状態が悪くなります。また、新聞紙やキッチンペーパーにしみこませても、高温の場所にそのまま置いておくと自然発火の恐れがあるので、注意してください。

牛乳パックなどに入れる捨て方だと、日光に直接当たらないので、ゴミの日がまだ先の時は必ず密閉して置いておくのをおすすめします。

流しには絶対に捨てない

揚げ物をして、揚げ油が少量だからと言って簡単に流し台に捨ててはいけません。どんなに揚げ油が冷めた状態でも、流し台に流すと水と交わって配水管の内側にこびりつきます。また、食器用洗剤などと混ざっても粘り気のある固形物が配水管に溜まり詰まる原因となるのです。

また、きちんと下水処理がされても、揚げ油が川を汚染することもあるのです。フライパンに残った揚げ油も出来るだけ新聞紙やキッチンペーパーで拭き取り、燃えるごみと一緒に捨ててください。また、揚げ油の再利用も方法の一つだと思います。

油の温度に注意

凝固剤を使用して固める捨て方だと、揚げ油が高温の時に入れますが、それ以外の捨て方をするときは、必ず揚げ油の温度を低くして処理するのが鉄則です。処理が簡単だからと揚げ油の温度が高いうちに布などにしみこませると自然発火する可能性が高いです。

揚げ物をした後は早く揚げ油を再利用や保存するなどして処理したくなりますが、冷めるまで待ちましょう。揚げ油の量によって冷める時間は変わりますが、冷めるまで最低約30分、処理するまで約1時間は置いてください。

揚げ油を処理する際の古い油の見分ける方法

揚げ油の処理は、固める凝固剤を使ったり牛乳パックに入れて捨てることが一番簡単ですが、古い揚げ油どのような状態なのかわかれば、揚げ油を再利用することが出来ます。そこで、古い油を見分ける際のポイントが5つあるので、覚えておきましょう。

濁り具合で確認

揚げ油が古いかどうか、まずは見た目で判断します。古い揚げ油はどんどん揚げ油の色が濃くなり濁ってきます。これは、揚げ油が空気に触れて酸化すると起こる現象で、古い揚げ油ほど濁りが強くなります。ただ、唐揚げなどの色の濃い揚げ物だと揚げ油が新しくても濃い色になるので、古いかどうかは濁りで判断してください。

泡が消えないと古い

揚げ物をしたら、必ず泡が立ちます。これは、急激に食材が熱せられて水分が一気に蒸発するので泡が出るのです。しかし、この泡が消えずフライパンや鍋の側面に残ったり食材を出した後も泡が消えなかったら、古い揚げ油のサインです。

ただ、肉や魚を揚げると動物脂が揚げ油に溶けてしまい、泡が消えにくくなるので一概にもすべてが古い揚げ油だとは限りません。その時はもう一度再利用して肉や魚以外の食材の時に判断してください。

粘り気で見分ける

長い間、揚げ油を保存しておくと、揚げ油の温度が下がった時に粘りが出ます。新しい油はサラッとしているので、わかりやすいと思います。揚げ物をするときに揚げ油をフライパンに注ぐとき、ドロッとした感じだったときは注意してください。

ただ、冷めた状態だと新しい油でも少し粘り気があります。その時は濁り具合や臭いなど他の見分ける方法で判断し、適切に使用するのが良いと思います。

臭いで見分ける

揚げたてのから揚げ

揚げ油は古くなると独特な臭いがします。例えるなら油臭い、枯草のような臭いと言われています。臭いが出てきているのは、特に古い揚げ油に多いので、臭いがしたらすぐ牛乳パックで捨てるか固めるなどして早めの処理をしてください。

また、古くなった揚げ油をきれいにする方法として、冷めた揚げ油をキッチンペーパーを敷いたボールに注ぎ、そこに固めの水溶き片栗粉を入れると油かすやごみを片栗粉が吸収してくれます。そうすると、すぐに油臭い古い揚げ油にはなりにくいと思います。

加熱した際に煙が出ると古い

揚げ油を再利用して保存するときは、かならず茶こしなどで揚げ油に入っている不純物を処理していますが、それでも揚げ油の中に残ります。これが煙の原因なので、揚げ物をするときいきなり煙がでたら、古い揚げ油と判断して良いと思います。逆に揚げ油を高温にしすぎると煙が出るので、揚げ油の温度に注意して煙が出るかどうか見分けてください。

揚げ油の再利用で廃油を減らす

古い揚げ油の見分け方を理解したうえで、牛乳パックを使う捨て方や固める処理だけではなく、揚げ油の再利用を適切に保存できると思います。廃油は人間だけではなく、自然環境にも悪影響を及ぼす可能性のあるものなので、財布にも優しい再利用の方法を検証していきます。

油を漉して使う

揚げ油を保存するには揚げ物の残りかすを漉して保存するのが酸化を防ぎ、何回でも使うことが出来ます。オイルポットがなくてもじょうごにコーヒーフィルターをセットして、静かに揚げ油を注ぐと、ろ過されきれいな揚げ油が保存できます。

再利用する揚げ油はだいたい3~4回ほど使えると思いますが、揚げ油の量や揚げた時間、温度で違うので注意してください。

オイルポットなどで酸化を防ぐ

簡単な再利用方法はオイルポットを購入して、揚げ油を注ぎます。だいたいのオイルポットは茶こしのようなものがついているので、漉しながら保存が出来ます。ただ、あまりにも大きいオイルポットを購入すると、使いきれず古い揚げ油がどんどん下に溜まっていくので、家庭で出る揚げ油の量を考えてオイルポットを購入してください。

冷暗所で保存し早めに使おう

揚げ油を保存するときは必ず冷暗所においてください。捨て方を紹介したときもありましたが、揚げ油は直射日光が当たると自然発火する恐れがあります。揚げ油が完全に冷めたら、冷蔵庫やシンク下やコンロ下の収納場所に保存してください。また、揚げ油が熱いまま蓋をすると水蒸気が発生し、酸化の原因になるので注意してください。

揚げ油の処理量を減らす揚げ物のやり方

ここまで、揚げ油の捨て方や古い揚げ油の見分け方を紹介しましたが、食材の揚げ方ひとつで揚げ油の処理量を減らし、美味しい揚げ物が出来上がります。最後に揚げ油を最小限に抑えるポイントを紹介します。

フライパンで揚げ焼きする

揚げ油の処理を最小限に抑えるため、フライパンで揚げ焼きするのをおすすめします。フライパンの底から約2㎝くらいまで揚げ油を注ぎ、十分に温度を高め食材をひっくり返しながら揚げ焼きします。そうすると表面はこんがり焼き色が付き、中はジューシーになります。

捨て方も簡単で、固めることができる凝固剤などを使えばあっという間です。また、揚げ油も通常よりかなり少ないので、お財布にも健康にも優しい料理方法だと思います。

ミルクパンで使う油を少量に

ミルクパンも揚げ油を少量に抑えることが出来ます。深さも十分にあるので簡単に唐揚げや天ぷらなどが作れます。コツとして、いつもより小さめに食材を切ってください。ミルクパンなら何回も揚げるので保存はせず、牛乳パックなどで処理した方が良いと思います。これなら保存する手間もなく、いつもより気軽で簡単に揚げ物が出来るでしょう。

揚げ油を上手に使って正しく処理をしよう!

えびの天ぷら

揚げ油を安全安心に処理するなら、固めるか牛乳パックの捨て方が良いと思います。しかし、時には揚げ油を処分せず保存することによって、上手に揚げ油を使いこなせるでしょう。古い揚げ油を見分けることによって一番効率的な処理方法があるので、注意することをきちんと守り、揚げ油を適切に処理してください!

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