2019年03月02日公開
2024年09月06日更新
カモミールの優秀な栄養と効能!美容効果が女性におすすめだが注意点も
カモミールの効能と聞くとどのような効能が思い浮かぶでしょうか?実は、カモミールには人体にとって優秀であるといえる栄養成分や効能を期待できるといわれています。ハーブの栄養は、昔から人間と共に現代まで歴史を作ってきました。カモミールも同様に、古くから人間に親しまれてきたハーブのひとつです。今回は、美容や胃腸、リラックス効果などを踏まえて、カモミールの種類や特徴、注意点や副作用なども合わせて見ていきましょう。
カモミールの栄養成分
カモミールと聞くと、ハーブティーなどの想像ができるほど現代では身近なハーブになっています。今回は、そんなカモミールについて詳しく見ていきましょう。栄養成分などを知って、摂取を行うことで期待のできる効果効能も分かるはずです。
アズレン
カモミールの代表的な栄養素のひとつでもある、アズレンはカモミールから見つかった栄養成分のひとつです。昇華性の高い結晶になっており、化粧品にも多く使用のされている成分です。目薬や、胃腸を整える薬などにも入っていることでも有名です。
クミンアルデヒド
クミンアルデヒドは、クミンに入っている栄養成分としても有名でしょう。カモミールをはじめ、ユーカリやカシアにも入っているといわれるクミンアルデヒドは、香りの成分になっているものです。
フラボノイド
フラボノイドは、いわゆるポリフェノールです。チョコレートやココアなどに多く入っているとされており、このフラボノイドを摂取することで、黄斑変性症 (視力喪失型)の発症率を60%軽減することが分かっています。野菜や果物にも入っているため、継続的に取り入れたい栄養成分といえるでしょう。
コリン
水溶性の栄養素としても知られるコリンは、1862年に発見のされた栄養成分です。日本では、今現在は摂取量が定められていませんが、米国ではコリンの摂取量が定められています。米国では、必須栄養素として決められていることが大きな要因といえるでしょう。
カモミールの効能
カモミールに含まれている栄養成分が分かったところで、次はそんな栄養素が人体にとってどのような効果や効能が期待できるのかに着目していきましょう。栄養成分それぞれが、どのような効果効能を持つもかを知ることも大切なことです。
アンチエイジング効果
カモミールには、抗酸化作用があるためアンチエイジングに効果的といわれています。美容を気にする方であれば気になるのが、美容の効能があるのかどうかでしょう。抗酸化作用で、アンチエイジング効果をカモミールに期待しましょう。
美肌・美容効果
アンチエイジングの際にもお伝えしたように、抗酸化作用のあるカモミールは美容に効果てきめんです。リラックス効果などが注目されているカモミールですが、美容に効果があることを聞くと生活に取り入れたいと思う方も多いのではないでしょうか?
ハーブティーにすることで、効果的にカモミールの効能を取り入れることが可能です。後ほど、カモミールの効果的な摂り方を紹介していきますので、そちらでも確認を行いましょう。
アレルギーの緩和
カモミールの香りには、アレルギーを緩和させる効能が期待できます。花粉症のシーズンになると、鼻づまりなどに悩まされる方も多いことでしょう。そんなときには、カモミールを摂取したり香りを嗅いでみるといいでしょう。
ただし、花粉症の方の中にはブタクサのアレルギーを持っている方もいます。その際は、カモミールは同様の植物に値するため注意が必要です。
生活習慣病予防
美容の効能が期待できるとして紹介をした、抗酸化作用は生活習慣病にも効能が働く特徴を持っています。また、カモミールに含まれている、ポリフェノールも活躍することで老廃物の排出を促す効能を持っています。
健康診断などで、生活習慣病の恐れがあると診断を受けた方には、まずカモミールを取り入れてみることをおすすめします。
リラックス効果
カモミールといえば、やはり一番に浮かぶのがリラックス効果でしょう。ハーブには、それぞれにリラックス効果が期待できるといわれていますが、カモミールにはアンゲリカ酸エステルという成分の特徴に注目してみましょう。
アンゲリカ酸エステルは、リンゴのような甘い香りがするカモミールの香り成分です。自律神経の乱れを整え、ストレスや不安から解放されるリラックス効果が期待できます。
糖化を防ぐ
糖化は老化といわれているのを知っていますか?たんぱく質が糖化することにより、老化に繋がるといわれています。そんな、たんぱく質の糖化を防ぐ効果があるのもカモミールの特徴です。
現代では、糖の摂りすぎが注目されています。糖の摂りすぎは、肥満になるのはもちろんのこと、老化にも繋がってくるのです。カモミールを積極的に摂り、老化を防止しましょう。
体を温める
風邪の初期症状が出たときにも、カモミールを取り入れるのがおすすめです。カモミールの成分には、身体の体温を上げて発汗させる効果が期待できるため、寝る前に飲むことで風邪の症状を抑える効果も期待できます。
子供や、お年寄りの方で薬を飲むのを嫌がったりする方にもカモミールはおすすめといえるでしょう。安眠効果も期待のできるカモミールは、カモミールの香りのするものを部屋の中に置いておくだけでもリラックスして安眠できます。
胃腸の不調に効果的
胃腸の不調に悩んでいる人は多いといわれています。普段から胃腸が弱く、不調になる人もいますが、現代で懸念されているのはストレスから来る胃腸の不調です。
カモミールには、リラックス効果なども期待できることからストレスの胃腸の不調にも効果的であるといわれています。胃腸への効能は、ストレス社会といわれている現代には欠かせない特徴であるといえるでしょう。
カモミールの特徴
栄養素や、人体に与える効果効能を見るとカモミールを摂取することで不調などを取り除くことが分かりました。そんな、栄養が豊富なハーブでもあるカモミールについて、どのようなハーブであるか知っていますか?カモミール自体について見ていきましょう。
歴史のある古いハーブ
カモミールは、古代エジプト時代から親しまれてきたといわれています。そのため、日本のみならず全世界で今もなお親しまれているハーブであるといえるでしょう。
カモミールの種類
カモミールには、2種類あります。ジャーマンカモミールとローマンカモミールがあり、ハーブティーに使用されている種類は、ジャーマンハーブティーであるといわれており、精油として使用されている種類がローマンカモミールです。
この2つの種類のカモミールは、味も少し違いがあり、効能も差があるため種類によって使い分けが重要といえるでしょう。
カモミールの効果的な摂り方
カモミールを摂取する際に、栄養や効果効能が期待できる効果的な摂り方はあるのでしょうか?また、今現在カモミールが生活にある場合には、効果効能が期待できるカモミールの摂り方ができているのかを再確認してみましょう。
夕食後に摂取
カモミールを、ハーブティーにし夕食後に飲むことで寝る時間には身体がとてもリラックスした状態になるといわれています。
また、寝る前にカモミールティーにして飲む方も多く、安眠の効能を持っているカモミールは1日の終わりに摂取するのが好ましいでしょう。
入浴剤として使う
お茶のパックなどにカモミールのドライハーブを入れて、お風呂に入れることで入浴剤としてカモミールを使用することができます。カモミールの香りは、リラックスの効能が期待できるので1日の疲れを落とすお風呂での使用がおすすめです。
ドライハーブを用意するのが難しい方は、市販のティーバッグでも十分効果が期待できるでしょう。このときの注意点として、ティーバッグは強く揉んでしまうと破けてしまう危険性もあるので注意しましょう。
アロマとして使う
精油として使用のできるローマンカモミールを使用して、アロマテラピーとして使う方法もおすすめです。部屋の中が、カモミールの甘い香りになることで、身体全体がリラックスモードになること間違いなしでしょう。精油は、少々値が張りますがそれだけ効能は期待できるのでおすすめです。
お酒と一緒に摂る
カモミールは、お酒と一緒に摂取するのも良しとされています。ハーブのお酒は、女性から今人気が高いものになっており、その中でもリンゴのような甘い香りが特徴のカモミールは、摂取しやすいことからお酒と一緒に摂取するのも望ましいでしょう。
砂糖を加える
ハーブティーに慣れていない方は、そのままカモミールティーとして飲むのに少し抵抗がある方も多くいます。そんなときは、砂糖で味を調節するのがいいでしょう。
また、子供が飲むときには蜂蜜などを加えるのも効果的です。蜂蜜の効能も摂取することができるので、おすすめの飲み方になります。
カモミールの副作用や注意点
栄養素が豊富で、効果効能も期待のできるカモミールですが、摂取時には副作用などの注意点もあります。摂取する際には、注意点を守っていただき副作用に気を付けましょう。
高濃度で使用しない
カモミール摂取の注意点として、カモミールを高濃度で摂取、使用するのは望ましくありません。日本では、定められていませんが、米国ではすでにカモミールに含まれているコリンの摂取量が規定されています。そのような現状も踏まえて、カモミールの摂りすぎは要注意です。
薬と併用は避ける
薬を飲んでいる方への注意点として、カモミールとの併用は避けるのが好ましいでしょう。また、処方された薬と併用したい場合には医師に確認するのが先決といえます。薬の種類によっては、副作用が出る可能性も否めません。副作用が出た場合には、即座に医師の診断を受けましょう。
妊娠初期は避ける
カモミールには、通経作用があります。の効能は、生理の不調には良いとされているものになっていますが、妊娠初期の段階での摂取は好ましくありません。流産などの報告はないですが、できる限り摂取しないのがいいでしょう。副作用の心配はありませんので、万が一摂取してしまっても問題はありません。
キク科アレルギーの人は避ける
カモミールの効能を取り入れたいと思い、摂取を考える前に着目してほしいのが、自身がキク科のアレルギーではないかの確認です。カモミールは、キク科の植物になっているため、キク科のアレルギーを持っている方は、アレルギー症状が出てしまう可能性も否めません。必ず自身のアレルギー症状を確認してから使用することをおすすめします。
カモミールの栄養と効能を生活に取り入れよう!
カモミールには、栄養や効能が豊富に含まれていることが分かったことでしょう。また、カモミールの特徴も把握した上で、カモミールを生活に取り入れてみてはいかがでしょうか?