ぶどうの保存を常温/冷蔵/冷凍ごとに解説!長持ちさせる方法は?

ぶどうの保存方法を知っていますか?保存方法は常温、冷蔵、冷凍と三種類ありますが、ぶどうに適している正しい保存方法について紹介します。それぞれの保存期間や長持ちさせるコツについて紹介します。ぶどうの魅力は甘みや香りです。甘みや香りを失わずに保存できる方法もあります。ぶどうを冷凍保存した際にの解凍方法についても説明します。ぶどうはそのまま食べるのが一般的ですが、ぶどうをつかったアレンジレシピも紹介します。

ぶどうの保存を常温/冷蔵/冷凍ごとに解説!長持ちさせる方法は?のイメージ

目次

  1. 1ぶどうの保存方法を覚えよう!
  2. 2ぶどうの保存方法【常温保存】
  3. 3ぶどうの保存方法【冷蔵保存】
  4. 4ぶどうの保存方法【冷凍保存】
  5. 5ぶどうが悪くなった時の見分け方
  6. 6ぶどうの選び方
  7. 7ぶどうのおすすめレシピ
  8. 8ぶどうを正しく保存して長持ちさせよう!

ぶどうの保存方法を覚えよう!

秋は多くの果物や野菜などが旬を迎える季節です。ぶどうも秋に旬を迎える果物の一つです。ぶどうが収穫される秋には、ぶどうは暑さに弱い果物であるため、適切な保存方法を行わないとすぐに腐ってしまいます

昔の人はぶどうが旬のうちに干しぶどうワインなどに加工して一年中ぶどうを楽しめるように工夫してきましたが、今の時代には冷蔵庫や冷凍庫が存在するためぶどうを適切に保管すれば長持ちさせることができます。そんなぶどうの保存方法について紹介します。

ぶどうの保存方法【常温保存】

ぶどうの保存方法はいくつかあります。まずは常温での保存方法を紹介します。ぶどうは常温での保存に向いているのでしょうか?

ぶどうは常温保存に向いている?

ぶどうは常温でも保存が可能です。しかし常温での保存期間は極端に短くぶどうを長持ちさせることはできません。翌日などすぐに食べることを想定しているのであれば、常温保存しても問題ありませんが、長持ちさせることを前提としている場合には、常温保存は避けるべきです。

ぶどうの適切な保存温度は5度から10度です。しかも乾燥や多湿を嫌う性質があるため、ぶどうの旬の時期である秋では保存に適している環境ではありません。保存状態によってはすぐに腐り始めてしまうため、安全面から見ても常温保存はおすすめできません

保存期間/賞味期限

ぶどうの常温保存の保存期間は夏場で2日、冬場で3日です。賞味期限も保存期間と同じです。保存期間を過ぎるとぶどうは腐り始めてしまうため、常温でのぶどうの賞味期限は消費期限ととらえることもできます。保存期間を過ぎたぶどうは食べないようにするのが安全です。

常温で保存する場合のポイント

常温でぶどうを保存する際のポイントは、適切な保存方法を行うことです。2~3日の保存期間が常温では保てますが、間違った保存方法では、この期間を待たずに腐り始めてしまいます。房についてたまま保存する際には、全体を新聞紙でくるみ風通しの良い冷暗所で保存することがコツです。

また保存前の水洗いはせずに、水洗いはぶどうを食べる直前に行うようにします。保存方法にはコツがあります。ぶどうの実は房に付いている状態であるのが一般的です。しかし房に付いている状態ではカビが発生しやすく、甘みがなくなってしまいます。

そのため実の付け根部分から切落すと保存状態が良くなります。根部分を少しだけ残しておくことがコツです。房を取れば、保存期間を長くできますが、常温保存の場合では房があってもなくても保存期間は同じです。保存後の状態が良くなるだけと考えておくのがベストです。

ぶどうの保存方法【冷蔵保存】

次に一般的に利用される冷蔵庫での冷蔵保存の方法です。冷蔵庫に入れておけば、たいていの食品は数日持たせることができますが、ぶどうも同じでしょうか?同じ冷蔵保存でも長持ちさせるコツを掴めば、品質を維持させることができます。

ぶどうの冷蔵保存の方法

常温では2~3日しか保存できないぶどうも冷蔵庫に入れることで数日保存期間を伸ばすことが可能になります。冷蔵庫での保存ではぶどうの水分が抜けないように気を付けるのがコツです。冷蔵庫の中でもぶどうの水分は徐々に失われます。表面から水分が蒸発しないように新聞紙でくるんで保存するのがコツです。

また、冷蔵庫に野菜室やチルドルームが存在する場合には、野菜室やチルドルームを利用することをおすすめします。野菜など水分が豊富な食材を劣化させないように工夫されているチルドルームでは庫内の他の場所よりも湿度が高く保たれています。これを利用するのがおすすめです。

冷蔵庫の保管では匂い移りにも注意が必要です。肉類や魚類と同じ場所で保存するとぶどうの甘い香りがなくなってしまいます。保存する際には、肉類や魚類と同じ場所に保存するように注意が必要です。

長持ちさせるコツ

冷蔵庫の保存でも、保存方法を工夫することでぶどうを長持ちさせることができます。水分が失われるのは表面だけではありません。房に付いた状態のまま保存するとぶどうの房に水分が逆戻りしてしまい、ぶどうの粒がしおれてしまいやすくなります。水分と同時にぶどうの甘みや旨味も房にもどってしまいます。

ぶどうを冷蔵庫で保存するときには、房から粒を外すのがコツです。ただし手で引きちぎると粒に穴が開いてしまいそこから水分や旨味が逃げてしまいます。面倒でもキッチンバサミなどを使って根を少し残すようにするのがコツです。

房から切り離したぶどうの粒はタッパーやジップロックなどに入れてできるだけ空気と触れないように保存するのがコツです。完全密封ができれば、野菜室やチルドルームで保存しているのと同じような効果を得ることができます。

保存期間/賞味期限

冷蔵庫でぶどうを保存した場合の保存期間は、房についた状態で新聞紙でくるんで保管した場合で3日から5日程度です。どんなに対策を施しても水分は徐々に抜けていきます。5日目には、しおれていない状態を維持するのは難しくなります。そのため美味しい状態の賞味期限は3日程度です。

一方、房から切り離して保存した場合には、最大一週間程度保存が可能です。水分や旨味を逃がさないように工夫した分、長期保存が可能です。しかしそれでも美味しく食べられる賞味期限は4日から5日が限界です。

冷蔵庫での保存は、常温で保存するより長持ちさせることができますが、それでも2日~3日程度です。できる限り早めに食べるのがぶどう本来の美味しさを堪能できます。

ぶどうの保存方法【冷凍保存】

最後にぶどうを冷凍保存する方法を紹介します。果物を冷凍保存すると味が変わったり、香りが失われたりします。ぶどうを冷凍保存した場合はどうでしょうか?解凍方法が難しいのが冷凍保存ですが、ぶどうの解凍方法にコツは必要でしょうか?

冷凍保存のメリット

続いて冷凍保存の方法を紹介します。冷凍保存は常温、冷蔵庫での保存と比較すると長期間保存することが可能なのがメリットです。冷凍保存すると味や旨味が抜けてしまう果物が多いのですが、ぶどうは冷凍保存しても味や香りをそのまま残すことができます。そのためぶどうの保存方法で一番おすすめなのは冷凍保存です。

解凍方法の悩みがあるのは冷凍保存ならではです。しかし凍ったまま食べても美味しいのがぶどうです。シャーベットのような食感に加えて保存しても抜けない香りが漂うため、凍らせることをあえて選ぶ人も少なくありません。もちろん自然解凍方法で戻す方法もあります。

保存期間が長くなることと、味や香りが劣化しないこと、そして凍らせたまま食べても美味しく解凍方法が簡単であるなど、ぶどうを保存する際には冷凍保存するのが一番です。

ぶどうの冷凍保存方法

ぶどうを冷凍保存する場合のコツは、冷蔵して保存するときと同じように房から切り離すことです。冷凍時にもできる限り空気と触れないように保存するのがポイントになりますが、冷凍の場合新聞紙などにくるむことができない為、粒を切り離して保存するのがベストです。

切り離した粒はタッパーやフリーザバッグに入れて保存するようにします。粒同士が重なるとくっついて凍ってしまうため、粒同士が重なりあわないように工夫して保存するのがコツです。

急速に冷凍すればするほどぶどうの本来持つ味や香りをそのままの状態で閉じ込めることができます。急速冷凍などの機能がついている冷凍庫であれば、その機能を利用するのがおすすめです。

保存期間/賞味期限

ぶどうを冷凍保存した場合の保存期間ですが、2週間から3週間程度です。冷凍保存であっても1ヶ月以上保存することはできません。冷凍状態でも徐々に水分が抜けていきます。しおれてくるのは仕方のないことです。そのため美味しい状態で食べることができる賞味期限は2週間程度です。

それでも、常温保存や冷蔵保存に比べると長期保存ができます。消費期限は3週間程度ですので、そのまま食べるのではなく料理のレシピに使用するなど、ぶどうを調理加工するのであれば、3週間を限界に考えるのがベストです。

解凍方法

冷凍保存しているぶどうの解凍方法は難しくありません。自然解凍方法が一番おすすめです。もちろん凍ったままでも美味しく食べることができます。まるでシャーベットのような感覚です。凍っていても皮がむけやすく、食べやすいのも冷凍ぶどうの魅力です。

お弁当に凍ったままのぶどうの粒を入れれば、食べる時間には程よく解凍されており、食べごろになっています。お弁当全体の保冷剤としても役目も果たすため、解凍方法を一石二鳥に利用できます。

ぶどうの解凍方法で注意しなければならないのは再冷凍できないことです。一度解凍したら食べきるようにします。再冷凍すると冷凍焼けなどを起こしてしまう為、食べられる状態ではなくなってしまいます。

ぶどうが悪くなった時の見分け方

ぶどうが腐り始めるとぶどうに変化が生じます。腐り始めたぶどうを食べるのは安全面からもおすすめできません。ぶどうが悪くなった時の見分け方を知っておきましょう。

見た目

ぶどうが悪くなっているかどうかを判断するのに一番重要なのが見た目です。香りは最後まで保つ傾向があり、異臭がするような状態では見た目も最悪の状態になっており、すでに食べられる状態でないことは一目瞭然です。

見た目ではぶどうの粒がぶよぶよしている状態はすでに悪くなりかけている状態であると判断できます。そしてカビが生えるようになります。新鮮な状態のぶどうにはブルームと呼ばれる白い粉がついています。これとカビは見分けにくいため注意する必要があります。

次にぶどうの色でも悪くなる傾向を掴むことができます。ぶよぶよの状態から茶色く変色してきます。色が濃いぶどうの品種の場合にはよく観察しないと見分けられないケースがあるため注意が必要です。さらにカビが生えるとっぽく変色していきます。

枝の色でも見極められます。本来緑色の房の色がぶどうが悪くなると茶色に変色してきます。ぶどうが悪くなるとまず房の枝の部分から変色する為、ぶどうが悪くなる前兆として見分けることができます。

さらに色だけでなく味でも感じ取ることができます。ぶどうが悪くなると酸味が強くなります。酸っぱい味がするように感じられた場合には、食べるのを中止して破棄することをおすすめします。

ぶどうの選び方

ぶどうを店頭で購入する際に、何を判断基準にして選んでいますか?粒が大きくてたくさんついているものがお得に感じますが、美味しいぶどうの正しい選び方にはいくつかのポイントがあります。

色が濃い

美味しいぶどうを見た目で判断するのに一番重要なポイントは色です。ぶどうの皮の色が濃いぶどうほど甘くて美味しいのです。皮の色は微妙に異なります。中にはぶどうの中身が透けて見えそうなくらい、貧弱な皮である場合もあります。

色と同時に皮にハリがあることも基準となります。ハリのある皮は新鮮であることを証明しています。色が濃くハリのある皮のぶどうを選ぶことがコツです。

ブルームの存在も忘れはなりません。ぶどうの表面の白い粉がブルームです。ブルームはぶどうの病気を予防し、鮮度を保つ役目を持っています。ブルームが多いぶどうほど新鮮さを保つことができています。

実が房から落ちていない

パックに入っているぶどうはよく観察しないと分かりませんが、実が房から落ちている場合があります。新鮮な状態では実と房はしっかりとつながっており多少揺さぶっても落ちません。しかし時間が経過すると房から自然と落ちるようになります。房にしっかりとくっついているのは新鮮な証拠です。

隙間なくびっしり付いている

美味しいぶどうは農家の管理状態も影響します。粒の大きさが揃っていて、隙間なくびっしりついているぶどうは管理が行き届いた生産がされているぶどうです。丁寧に手間暇かけないと美味しいぶどうに成長してくれません。粒ぞろいが良く隙間がないぶどうほど美味しいぶどうです。

粒が多ければよいということではありません。粒が少なければ粒に行き渡る栄養が多くなるため、甘みが増す効果があります。そのため大粒で粒が少ないぶどうほど甘いのです。小粒よりも大粒のぶどうほど甘さを堪能できます。

ぶどうのおすすめレシピ

ぶどうを使った美味しいレシピを紹介します。そのまま食べることが多いぶどうですが、いつもの料理にぶどうを使ってアレンジすることで新しいレシピへと生まれ変わります。

ハルミチーズとぶどうのサラダ

  • サラダ150g
  • ハルミチーズ1パック
  • オリーブオイル小さじ1杯
  • きゅうり1/2本
  • ぶどう100g
  • オリーブ12個
  • エクストラバージンオリーブオイル大さじ3杯
  • レモン1/2個
  • バルサミコ酢少々
  • 塩少々
  • 胡椒少々
 
  1. チーズを1センチにカットします。
  2. 弱火のフライパンにオリーブオイルを熱し、チーズを裏表3分程度ずつ焦げ目が付くまで焼きます。
  3. きゅうりは1センチの長さにカットします。
  4. ぶどうは半分にカットします。
  5. エクストラバージンオリーブオイルとレモン、バルサミコ酢と塩、胡椒でドレッシングを作ります。
  6. サラダにチーズとぶどうとオリーブをのせて、ドレッシングをかければ完成です。

チーズは以外にもぶどうにマッチする食材です。ヘルシーなサラダにぶどうと一緒にチーズをトッピングしてドレッシングをかければ完成する手軽なレシピです。チーズは焦げ目がつく程度まで焼くことが美味しく仕上げるポイントです。

果肉入りブドウゼリー

  • ぶどう1房
  • ぶどうジュース400ml
  • 砂糖大さじ4杯
  • 白ワイン大さじ1杯
  • 粉ゼラチン5g
  • 水大さじ3杯
  • ミント4枚
 
  1. 鍋にぶどうジュースと砂糖を入れて火にかけます。
  2. 砂糖が溶けたら火を止め、ゼラチンを加えて余熱で溶かします。
  3. 鍋底に氷水に当てて、冷めた頃に白ワインを加えます。
  4. とろみがつくまで混ぜ、冷やします。
  5. ぶどうを入れた皿にに入れて冷蔵庫で1時間程度冷やします。
  6. 固まれば、ミントの葉を添えて完成です。

ぶどうゼリーは子供にも人気のお菓子です。ぶどうの種類を変えることで違った味のぶどうゼリーを作ることもできます。簡単に作れるレシピなので、ぜひチャレンジしてみてください。

ぶどうを正しく保存して長持ちさせよう!

甘い香りと味が魅力のぶどうですが、長持ちさせるのが難しい果物でもあります。保存方法には常温、冷蔵、冷凍がありますが、ぶどうを一番長持ちさせるのは冷凍です。しかも味や香りも劣化させずに保存できます。解凍方法も簡単です。自然解凍方法でも、そのままシャーベットとして食べることもできます。

甘い香りと甘い味が魅力のぶどうを正しく保存して長持ちさせ、美味しいぶどうを味わってみませんか?そのまま食べるだけでなく、アレンジして料理するのもおすすめです。

Thumbぶどうの冷凍方法と保存期間!解凍方法やレシピ5選も紹介 | お食事ウェブマガジン「グルメノート」
Thumbごぼうの保存方法を常温/冷蔵/冷凍で解説!保存期間や長持ちさせる方法も | お食事ウェブマガジン「グルメノート」
Thumb長ネギの保存方法/期間は?常温/冷蔵/冷凍別に保存のコツを解説! | お食事ウェブマガジン「グルメノート」

関連するまとめ

関連するキーワード

新着一覧

最近公開されたまとめ