2019年02月17日公開
2024年09月04日更新
テンペの健康・美容効果とは?肉の代用品としても使える食べ方10選!
テンペという食べ物を知っていますか?テンペとは大豆から納豆と似た作り方で作られる、インドネシアの伝統的な発酵食品となっており、美容や健康効果も期待できるという嬉しい食べ物となっています。今回の記事では、そんなテンペの美味しい食べ方や、手作りテンペの作り方について紹介していきます。肉の代用としても楽しむことが出来るテンペの楽しみ方についても紹介していきますので是非チェックしてみて下さい。
目次
テンペとは何?
テンペという食べ物を知っていますか?テンペは日本ではあまりなじみが無い食べ物かと思いますが、インドネシア生まれの食べ物となっており、美容や健康にも効果があるといわれています。テンペは納豆と似た製造方法となっているのですが、どのような違いがあるのでしょうか?今回の記事では、そんなテンペがどの様な食べ物なのかや効果効能について紹介していきますので、是非チェックしてみて下さい。
インドネシア生まれの大豆発酵食品
それでは、早速テンペという食べ物がどのようなものなのかを見ていきましょう。以前ブームになったこともありますので、知っているという方も多いのではないでしょうか?テンペとは、インドネシア生まれの発酵食品の事となっています。インドネシア生まれのテンペは、煮た大豆にテンペ菌を付けて、発酵させて作るという食べ物になっています。製造法が似ていますので、「インドネシアの納豆」とも呼ばれます。
納豆より香りが少なく代用しやすい
インドネシア生まれで、「インドネシアの納豆」とも呼ばれるテンペなのですが、納豆よりも香りが少なく、代用しやすい食品であるといわれています。また、見た目も全く異なるものとなっており、納豆は固まっていませんがテンペは白い菌糸で覆われたブロック状となっているのが大きな特徴です。塊状になっていますので、お肉の代用品としても人気となっています。
栄養価が高い
また、インドネシアの伝統的発酵食品であるテンペは、納豆よりも食べやすくとても栄養価の高い食品であるという事でも知られています。発酵食品のテンペは栄養吸収率が高く、大豆が持っている「植物毒」も分解しているためにスーパーフードとして注目されているのだそうです。そんなスーパーフードとしても注目されているテンペの栄養効果については、次の項目から紹介していますので是非チェックしてみて下さい。
テンペの健康効果
それでは、続いてはテンペの健康効果について見ていきましょう。大豆から作られており、納豆と似た作り方で作られるというインドネシアの伝統的発酵食品、テンペを食べることで、どのような健康効果が期待できるのでしょうか?テンペを食べたいと考えている方も迷っている方も、是非テンペの健康効果についてチェックしてみて下さい。
レシチンやサポニンがコレステロールを溶かす
まず最初に紹介する、テンペを食べることで期待できる健康効果は「レシチンやサポニンがコレステロールを溶かす」という効果です。テンペは原料が大豆となっているため、大豆の健康効果を期待することが出来ます。テンペに含まれるレシチン、そしてサポニンは血管についたコレステロールを溶かしてくれるという効果があります。また、コレステロールが溶けることで動脈硬化や、心臓病の予防につながります。
イソフラボンで更年期障害の予防
また、テンペを食べることで期待できる健康効果には「イソフラボンで更年期障害の予防」があります。テンペは大豆から作られていますが、大豆に含まれるイソフラボンには女性ホルモンの一種である、エストロゲンと似た効果が期待できます。ですので、更年期障害や骨粗鬆症の予防、そして乳がんへの予防の効果が期待できるといわれています。また、動脈硬化や高血圧予防といった効果も期待出来るそうです。
乳がん予防
続いて紹介する、テンペを食べることで期待できる健康効果は「乳がん予防」です。先ほども紹介した通り、大豆を使用しているテンペにはエストロゲンが多く含まれています。このエストロゲンはいくつかのガンと関連があるとも言われているのですが、大豆食品が乳がんのリスクとなることはないといわれています。乳がんのリスクを軽減するという健康効果はいくつも出ているそうで、予防に期待が出来ます。
テンペの美容効果
続いては、テンペを食べることで期待できる美容効果についても見ていきましょう。インドネシアの伝統的発酵食品である、大豆から作られているテンペは健康効果だけではなく、美容効果も期待できます。美容に関心が高い女性には嬉しい効果ばかりとなっていますので、テンペを食べることで期待できる美容効果についても是非チェックしてみて下さい。
食物繊維で満腹感が得られる
テンペは食物繊維が豊富で、満腹感が高い食べ物として知られています。これだけでもダイエットに効果がありそうなのですが、コレステロールがゼロとなっているため、よりダイエット中には嬉しい食品となっています。高たんぱくで低カロリーな食品であるテンペは、海外では肉の代用品として食べられることもある様です。
食物繊維の発酵効果でデトックス効果
また、インドネシアの伝統的発酵食品であるテンペは、デトックス効果も期待できるようです。先ほど紹介した通り食物繊維が豊富に含まれており、腸内の毒素や老廃物を排出してくれる効果が期待できます。体の老廃物が体外に排出されることで、美容効果が期待できるというわけです。また、発酵食品であるテンペは腸内環境も整えてくれますので、免疫力を高めてくれるという高効果も期待出来ます。
イソフラボンで肌のコラーゲンを生成
続いて紹介する、テンペを食べることで期待できる美容効果は「イソフラボンによる、肌のコラーゲンを生成してくれる」という効果です。大豆から作られているテンペは、エストロゲンに似た働きをしてくれるイソフラボンが多く含まれているという事は先ほど紹介しました。イソフラボンには肌のコラーゲンを生成してくれるという美容効果が期待できますので、肌にハリや弾力をプラスしてくれるのだそうです。
ポリアミンで肌の水分保持
続いて紹介する、テンペを食べることで期待できる美容効果は「ポリアミンによる肌の水分保持効果」です。テンペにはポリアミンというアミノ酸が含まれているのですが、このポリアミンには肌の水分を保持してくれるという働きがあります。それと同時に、くすみが解消されるという美容効果や、肌のトーンアップによる美白といった美容効果も期待できます。
テンペを肉に代用する時の食べ方【シンプル編】
味付けして焼くだけ簡単テンペのソテー
ここからは、テンペを肉に代用する時の食べ方を紹介していきます。まず最初に紹介するのは、「テンペのソテー」です。カットしたテンペに片栗粉をまぶしたら、フライパンで焼くだけというお手軽レシピとなっています。クセが無く、食べやすい味わいとなっているそうです。
テンペの照り焼き
お弁当にもピッタリとなっている食べ方は、「テンペの照り焼き」です。テンペを一口大にカットしたら、フライパンにめんつゆ、みりんを入れて炒めるだけという作り方となっています。材料も少なくさっと出来ますので、忙しい朝にもピッタリのメニューです。おつまみにもおすすめですよ。
さっぱりと楽しめるおろし大根テンペ添え
テンペをさっぱりとした食べ方で楽しみ方で楽しみたいという方には、「おろし大根テンペ添え」をおすすめします。このレシピでは、ドライテンペを使用しています。大根おろしを下ろしたら、その上にドライテンペを乗せ、お好みでポン酢やしょうゆをかけて完成です。フライパン要らずで作れる、簡単お手軽な作り方となっています。
テンペを肉に代用する時の食べ方【アレンジ編】
テンペで酢豚風
ここからは、テンペを肉の代用として楽しむことが出来る、アレンジ料理の食べ方を紹介していきます。テンペは酢豚にも活用出来ます。テンペを角切りにして使用すれば、豚肉のような感覚で楽しむことが出来ますのでおすすめです。
テンペのハンバーグ
続いて紹介するテンペの食べ方は、「テンペのハンバーグ」です。テンペを豆腐と混ぜて使用することで、ボリュームたっぷりのハンバーグとして楽しむことが出来ます。先ほど紹介した通り、テンペは満腹感を感じやすい食べ物となっていますのでダイエット中にもおすすめです。
テンペの唐揚げ
また、テンペは唐揚げの食べ方でも美味しく楽しむことが出来ます。鶏肉などを唐揚げにするときと同じように、下味をつけたら油を引いたフライパンで揚げていきましょう。おろしポン酢などをプラスして、さっぱりと楽しむのもおすすめです。
テンペといんげんの炒め物
続いて紹介する食べ方は、野菜と一緒に炒めてヘルシーにボリュームアップすることが出来るという食べ方になっています。「テンペといんげんの炒め物」は、大豆であるテンペといんげんとを食材としていますので、ヘルシーなおかずとして楽しむことが出来ます。
テンペのチャプチェ
続いては、インドネシアの伝統食であるテンペを、韓国料理であるチャプチェと一緒に楽しむという食べ方を紹介します。もともと、ヘルシーな料理として知られているチャプチェですが、テンペと一緒に楽しむことでヘルシーな料理のまま、ボリュームアップすることが出来ます。
テンペのキムパプ
続いて紹介するテンペの食べ方は、「テンペのキムパプ」です。キムパプというのは韓国風の海苔巻きの事で、テンペを具材にすることで食べ応え抜群のキムパプにすることが出来ます。ナムルや玄米ご飯などを利用して、美味しくヘルシーなキムパプを楽しんでみて下さい。
テンペのBLT風サンド
最後に紹介するテンペの食べ方は、「テンペのBLT風サンド」です。BLTサンドとはベーコン、レタス、トマトをサンドしたというサンドイッチの事なのですが、こちらのベーコンをテンペで代用したという食べ方となっています。ベーコンよりも食べ応えもありますので、ボリュームアップしたいという方にもおすすめです。
テンペは手作りできる
スーパーなどでも購入できるテンペなのですが、実はテンペは自分で手作りすることが出来ます。お店で購入したテンペも良いですが、テンペの味が気に入ったら手作りのテンペづくりにもチャレンジしてみるのはいかがでしょうか?この項目では、気になる手作りテンペの作り方について紹介していきます。
材料と用意するもの
手作りテンペを作るために用意する材料は、実は意外とシンプルなものです。手作りテンペを楽しむのに必要な材料は大豆、テンペ菌、そしてお酢だけです。テンペ菌なんてどこで手に入るのかと思われた方もいるかと思いますが、テンペ菌はネット通販などでも手に入りますので安心して下さい。それと発酵器、ジップロック、ビニール袋、そしてつまようじや竹串などもあると、テンペを手作りする際に便利です。
作り方
それでは、早速手作りテンペの作り方を見ていきましょう。まずは、大豆をボウルなどに入れて、ゴシゴシとしっかり洗います。綺麗に大豆を洗ったら、大豆の量の4倍の量の水に浸けておきます。
続いて、大豆の皮をむいていきます。大豆の薄皮が残っているとテンペ菌が発酵しない可能性がありますので、丁寧に行っていきましょう。浸水した大豆をこすり合わせ、皮をむきます。皮をむいたら、鍋に大豆と水、お酢を入れて煮ます。ざるでしっかりと湯切りをして冷ましたら、テンペ菌を付けていきます。袋などに一緒に入れて、しっかりと振って菌を付着させましょう。
ジップロックに小さな穴をあけたら、種付けした大豆を入れます。大豆を入れたら板状になるように軽く押さえましょう。大豆は発酵器に入れて発酵させていきます。大豆の表面を白い菌糸が覆って、ブロック状になったら手作りテンペの完成となります。
作る時のコツ
続いて、手作りテンペを作るときのコツについて見ていきましょう。テンペは自分で手作りすることが出来ますが、しっかりポイントを押さえておかないと上手にテンペが出来ない可能性もあります。最初に大豆を洗う時は、しっかりと洗っておくようにしましょう。
土などには微生物が付いており、テンペを手作りする際に影響が出る場合がありますので、しっかりと落とすようにして下さい。また、大豆を水に浸しておく際は、水温が20度以上になると微生物が発生してしまうので、食酢を入れてこれを防ぎましょう。また、水分が残っていると発酵が遅くなってしまいますので、湯切りはしっかりとおこなうようにしてください。
テンペをお肉と置き換えるだけでヘルシーな料理が作れる!
いかがでしたでしょうか?テンペはインドネシアの伝統発酵食品となっており、お肉の代用としても楽しまれている食品となっています。ヘルシーで食べやすい味わいとなっているテンペは、納豆と似たような作り方でありながら、納豆よりも食べやすいというメリットだけでなく、健康効果や美容効果も期待できる嬉しい食品となっています。
また、テンペは様々なアレンジレシピで楽しむこともできますから毎日食べても違った楽しみ方で食べることが出来ます。また、お肉の代用としても使えますので、ヘルシーレシピとしても活躍してくれそうです。皆さんも、健康、美容効果も期待できるテンペでヘルシーレシピにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?