2019年02月14日公開
2024年09月04日更新
クマ笹茶の味とは?注目のお茶の効果効能や特徴的な成分について!
クマ笹茶とはどんな味か知っているでしょうか?クマ笹はパンダのエサとして有名で、全国どこでも見られるので山に行ったときに一度は見かけたことがある方も多いでしょう。クマ笹を茶葉にしたクマ笹茶は、実は口臭効果や貧血予防、デトックス効果、アンチエイジング効果、コレステロールの排出など、健康やダイエットにも効果的なさまざまな効能があります。今回はそんなクマ笹茶について、その味や特徴、栄養成分、効果効能、美味しい淹れ方や注意点、お茶以外の使い方など詳しく紹介していきます。
目次
クマ笹茶とはどんなお茶?
そもそもクマ笹とは?
クマ笹とはイネ科ササ属の植物で、日本全国の主に高山地帯などに生息しています。高さは1~2mほどで、長さ20cmくらいの細長い葉をたくさんつけているのが特徴です。鮮やかな緑色をしていますが秋から冬にかけて葉のふちが枯れて白い隈取りができることから、「隈笹」と名づけられたのに由来します。古来から中国や日本で万能薬として使用され、笹団子、ちまき、笹寿司など日本料理によく利用されています。
クマ笹茶とは?
クマ笹茶とは、クマ笹を煎じて入れたお茶です。クマ笹はビタミンやミネラルをはじめ多くの栄養成分を豊富に含んでおり、抗菌作用により口臭を予防する効果や動脈硬化の予防、高血圧やコレステロール値を抑制する働きなど、健康に良いさまざまな効果を発揮する特徴があります。その殺菌効果や解毒効果により、冬眠中の熊の体内を浄化するほど強い生薬の成分が含まれているといわれています。
味は?
クマ笹茶の味はすっきりとしていて苦みのない味で、笹の良い香りが感じられるほんのりと甘い味です。クセもなく飲みやすい味なのが特徴で、普通の緑茶と同じような感覚で飲むことができます。またノンカフェインなので、妊娠中や授乳中の方にもおすすめです。クマ笹茶は煮出すタイプやティーパック、粉末などいろんな種類があるので、お好みで選ぶことができます。
クマ笹茶の特徴的な成分や効果効能【健康編】
葉緑素で抗菌や口臭対策
クマ笹茶には葉緑素の栄養成分が豊富に含まれており、肌の表面や粘膜において強力な抗菌作用があります。また口内や肌表面の臭いを抑えるので、口臭や体臭を抑制する効能があります。
バンフォリンで細胞膜や細胞の強化
クマ笹茶には多糖類であるバンフォリンの栄養成分が含まれています。バンフォリンが体内に入ると、細胞膜を1つ1つ強化して細胞そのもののを壊れにくいように強化したり、また壊れた細胞を再生したりする効果効能があります。細胞そのものを強くする働きは、免疫力を高めてさまざまな病気の予防をする健康に良い効果効能につながり、抗がん効果も期待されています。また肌荒れなどを修復する美容効果も期待できます。
葉緑素で貧血予防
クマ笹茶に含まれている葉緑素の栄養成分は、血液中のヘモグロビンの働きを助けて酸素を体の隅々まで運んでくれたり、血液をサラサラにしたりする働きがあるため、貧血予防の効果効能があります。貧血になりやすい方は普段の食生活で鉄分をしっかりと摂りながら、クマ笹茶を活用するとより良い効果を発揮できそうです。
カルシウムが骨や歯の成分に
クマ笹茶にはカルシウムや鉄などのミネラルの栄養成分が豊富に含まれています。カルシウムは骨や歯の成分として欠かせない栄養成分であり、骨粗しょう症の予防やケガなどをしたときに血液が固まるのを助ける効果があります。さらに、筋肉の収縮や体内の浸透圧を一定に保ったり心筋の機能を正常に維持したりする働きがあり、疲労回復の効果があります。また、緊張や興奮を沈めて気持ちを落ち着かせる効能もあります。
安息香酸で防腐効果
クマ笹茶には安息香酸という栄養成分が含まれています。安息香酸(あんそくこうさん)は殺菌や解毒作用があり、防腐効果が期待できます。また胃の中で細菌が繁殖するのを抑えてくれる働きがあり、胃腸や胃潰瘍などの原因であるピロリ菌や黄色ブドウ球菌の細菌を抑制してくれる健康に良い効果効能が期待できます。
クマ笹茶の特徴的な成分や効果効能【ダイエット編】
リグニンで老廃物の排出
クマ笹茶に含まれているリグニンという栄養成分は、不溶性の食物繊維のため消化吸収されないまま大腸に運ばれます。腸の働きを活発して老廃物を排出し、便通を促進させる働きがあるので、便秘解消の効果効能があります。さらにポリフェノールとして善玉菌を増やして腸内環境を良くすることで、新陳代謝が活発になるのを助け痩せやすい体を作り、ダイエットにも効果的です。
ビタミンCやB群で抗酸化作用
クマ笹茶はビタミンCやB群など栄養成分を含んでおり、強い抗酸化作用の働きがあります。体内に活性酸素が増えると、細胞や肌を老化させてしまいます。抗酸化作用のあるビタミン類を摂取すると、活性酸素の働きを抑制してアンチエイジングの効果効能を得ることができます。またビタミンCはコラーゲンの生成を補助し、メラニンの生成を抑える働きがあり、美肌や美白効果の効能を期待できるので美容やダイエット効果を得られます。
葉緑素で老廃物やコレステロールの排出
葉緑素はそもそも日光を浴びると光合成を行い、毒素を分解する働きがあります。クマ笹茶に含まれている葉緑素の栄養成分が体内に入ると、コレステロールや老廃物などの毒素を吸着して体外に排出する効果効能があります。デトックス作用はダイエット効果のアップにつながります。また、ニキビ予防や湿疹など皮膚病の炎症にも効果があります。またコレステロール値を安定させることで、血圧の上昇を抑える効果効能もあります。
クマ笹茶の淹れ方と注意点
淹れ方
クマ笹茶の淹れ方は、急須で手軽に入れる淹れ方がおすすめです。乾燥させ細かく砕かれているクマ笹の茶葉15g程度をお茶パックなどに入れて、急須に入れます。熱湯を注いだら3~4分ほど置いて、お好みの濃さになったらカップに注ぎます。時間はお好みで調整しましょう。
鍋ややかんで入れる淹れ方は、1リットルほどの水と乾燥したクマ笹の茶葉5~10gを鍋ややかんに入れて、火にかけて沸騰させます。沸騰したら弱火で1~2分煮込み、火を止めて茶漉しなどで茶葉を濾したら出来上がりです。やかんで入れる場合はお茶パックにいれる淹れ方が簡単です。大量に作り置きして、残りは冷やして飲みたい時におすすめの淹れ方です。
米アレルギーの人は注意
クマ笹はイネ科の植物なので、米アレルギーの方は注意が必要です。米アレルギーがある方が摂取するとアレルギー症状が出る恐れがあるので、クマ笹茶の摂取は控えた方が良いです。また、アレルギーがなくても一度に大量に摂取することは避け、1日1杯程度で毎日続けることが健康な体作りにつながります。体質に合わない場合もあるので、飲んでいて異常を感じたら摂取するのは控えるように注意しましょう。
抗凝固薬を服用している人は注意
クマ笹茶には、ビタミンKの栄養成分が豊富に含まれています。ビタミンKは血液を凝固させる働きがあるので、ワーファリンなど血液をサラサラにする抗凝固薬を服用している方は注意が必要です。クマ笹茶に含まれるビタミンKによって、薬の効果を抑制されてしまう可能性があります。抗凝固薬を服用している方は、病院で確認をしてからクマ笹茶を摂取するように注意しましょう。
クマ笹のお茶以外のおすすめの使い方
入浴剤や歯磨き
クマ笹は昔から入浴剤として親しまれています。お茶パックにクマ笹茶の茶葉をひとつかみいれて、そのままお風呂に入れるだけでクマ笹風呂になります。クマ笹風呂には、保温を高め血行を促進してリラックスさせる効果があります。また新陳代謝が高まり、肌のくすみや皮膚トラブルなどの美容効果、抗菌・消炎作用も期待でき、健康やダイエットにも役立ちます。
またクマ笹茶には強力な抗菌作用や口臭を予防する働きがあるため、クマ笹の成分を使用した薬用歯磨き粉も販売されており、歯周病や歯槽膿漏の予防などにも効果があります。
粉末を飲み物に入れる
手軽にクマ笹の効果を実感したいなら、クマ笹の粉末を飲み物に入れるのがおすすめです。水などに溶いてストレートで飲んでもクマ笹特有のさわやかな香りがあり、クセや臭みもなく美味しく頂けます。香りが気になる場合は、牛乳やジュースなどお好みの飲み物に混ぜても楽しむことができます。
化粧水や消臭スプレー
クマ笹の粉末は、飲むだけでなく化粧水としてや消臭スプレーに使っても効果を発揮できます。クマ笹の粉を水で溶いてコットンに浸し、あせもや湿疹、じんましん、ちょっとしたかゆみなどを感じた肌につけると効果的です。また、クマ笹の粉を水で溶いたものをスプレー容器に入れて、トイレや下駄箱、ペットの臭い消しなど匂いが気になるところにスプレーするだけで、クマ笹のさわやかな臭いが嫌な臭いを消臭してくれます。
クマ笹茶は万能の効果が得られる優れたお茶だった!
いかがでしたか?クマ笹茶について、その味や特徴、効果効能、クマ笹茶の淹れ方や注意点、お茶以外のおすすめの使い方まで詳しく紹介してきました。クマ笹茶はクセもなく緑茶のようなさわやかな味で、抗菌作用や老廃物排出など健康やダイエットにさまざまな効果効能を発揮し、お茶以外にも便利な使い方がたくさんある優れたお茶でした。
ぜひこちらを参考にして、万能の効果を得られるクマ笹茶を飲んで健康やダイエットに良い優れた効果を発揮させながら、お茶以外にも入浴剤や化粧水などいろいろな使い方をしてクマ笹茶を使いこなしましょう!