2019年02月01日公開
2024年09月02日更新
飴って太る?1粒ごとのカロリー・糖質やダイエット中にOKな食べ方は?
飴は現在では様々の種類があります。甘い飴からシュガーレスやノンシュガーまで幅広いラインナップです。飴は砂糖が原材料のほとんどを占めるお菓子です。その分カロリーや糖質も高めです。飴のカロリーや糖質量について紹介します。血糖値が上がりやすいなどダイエットに大敵と言われる飴は太る要因になるため食べないことが一番ですが、飴1粒の大きさを利用してダイエットを効果的にする食べ方もあります。飴で太る概念を覆す方法も紹介します。
目次
飴は太るのか調査!
まずは飴の歴史を知ろう
何気なく食べている飴ですが、その歴史は古く今から千年以上の歴史を持っています。当時、飴は薬として扱われ米もやしを煎じて作られた米飴でした。現代でも花粉症対策の飴もこの薬としての名残として残っています。江戸時代頃までは製造に工数がかかることもあり、飴は一般的ではありませんでしたが、江戸時代頃からは一般庶民でも口にするようになり飴を売り歩く人の姿も見かけるようになります。
飴は庶民のお菓子と同時に料理の甘味料としても扱われる大事な存在でした。添加物の含まれない健康に良い甘味料として飴は利用されていました。そして現代では様々な味や種類も登場し、子供のお菓子として世間に認知されています。
飴の種類とは?
一言で飴といってもその種類はたくさんあります。黒砂糖やカラメル色素を利用した黒飴や、りんごの表面に熱い砂糖水をかけて作ったりんご飴、水飴に砂糖を加えて加工した金太郎飴などに代表される晒し飴、食塩を含んだ塩の補充に適している塩飴、食酢につけたあんずの種が入っているあんず飴、平たい形が特徴の鼈甲飴などの種類があります。他にも薬用としてトローチや、固形ではなく液体状の飴である水飴などの種類もあります。
さらに、飴を使ってアートをする飴細工という種類もあります。飴細工は江戸時代に東京で発祥したものです。日本で生まれた種類は飴という名前ですが、洋風の飴の種類はキャンディと呼ばれています。砂糖による種類もあります。砂糖入りの一般的な飴の他、シュガーレスやノンシュガーと呼ばれる砂糖が少ない飴の種類もあります。
飴は太るのかカロリーを知ろう!
1粒のカロリーは?
最近は多種多様の飴が販売されています。フルーツ味の甘い飴から、のど飴などのノンシュガータイプも飴もあります。太ると言われる飴のカロリーを紹介します。砂糖入りの甘い飴のカロリーは1粒15kcalから20kcalです。一方ノンシュガータイプの飴は8kcalから15kcal程度です。ノンシュガータイプの飴では人工甘味料が使用されているため、インシュリンの分泌を助長し太る要因になる事も懸念されます。
シュガータイプの飴でも、ミルキーなど牛乳などから甘みを得ているものはカロリーが比較的低く、子供が喜ぶような甘い飴はカロリーが高く太る要因となる傾向にあります。シュガータイプの飴はその原材料の90%以上が砂糖であることも多く、カロリーが高いのも理解できます。
1粒の糖質は?
砂糖が原材料の大部分を占めている飴が糖質も多いのが特徴です。飴1粒の糖質について紹介します。飴は糖質の塊のようなもので飴1粒に含まれる糖質は3gから4gです。飴1粒の糖質量が小さいのは飴玉自体が小さいためで糖質の占める割合はかなり大きいものです。飴を10個食べれば、30gから40gの糖質を摂取することになり、一食分の糖質に匹敵するほどです。飴が太ると言われるのはカロリーや糖質が多いためです。
ノンシュガーの飴は糖質も少なくなりますが、0ではありません。そのため飴を食べることで知らぬ間に糖質を摂取していることになり、太る要因になるだけでなく、健康への影響を及ぼすことも懸念されます。糖質が多い分、血糖値を上げやすいのも飴の特徴でこれも太る要因になります。
ノンシュガーやシュガーレスの飴のカロリーは?
ノンシュガーやシュガーレスと名乗った飴が人気です。カロリーは砂糖の入った飴よりは低カロリーですが、それでも1粒最大15kcal程度はあります。フルーツの甘味を利用したものは比較的カロリーが高めです。そして糖質に関しても砂糖の入った飴よりは少ないものの、糖質は0ではありません。飴は癖になる食べ物で常に口にしているような人は、1粒あたりのカロリーや糖質が小さくても、注意が必要です。
飴は太るのかカロリーや糖質を比較!
チョコレート菓子と比較
カロリーが高いと言われているチョコレート菓子と飴のカロリーや糖質を比較します。飴1粒のカロリーは15kcalから20kcal程度です。一方板チョコレートのカロリーは45kcalから65kcal程度です。チョコレートの方が圧倒的に高カロリーです。しかし糖質を比較すると飴1粒の糖質が3gから4g程度であるのに対して、板チョコレートの糖質は4gから5gです。カロリーに対して糖質は飴もチョコレートもほとんど変わりありません。
飴は1粒だけで満足することは少ないため、簡単にチョコレートと同じ程度のカロリー量に達してしまいます。その時の摂取糖質量は、チョコレートの数倍になってしまいます。飴の方が太る確率が高いのです。もちろんどちらも高カロリー、多糖質であるため、ダイエット中の人は、飴もチョコレートも太る要因になるため控えることをおすすめします。
ノンシュガーの飴と比較
太ることを懸念している人はノンシュガーやシュガーレスの飴を利用するケースがあります。食事制限をしているため、空腹を紛らわすために食間に飴を食べることが多く、カロリーや糖質を気にしてノンシュガーにする場合が多いのです。糖質はノンシュガーですので、砂糖入りの飴に比べると糖質はほとんどないといっても過言ではありません。しかし人工甘味料が多く含まれているのがノンシュガーやシュガーレスの飴の特徴です。
人工甘味料の恐ろしさは、砂糖を摂取したとき以上のインシュリンを脳から分泌される事です。インシュリンは糖を細胞内にため込むため結果的に太る体質になってしまいます。インシュリンは太る要因であるため、ダイエットの大敵です。ノンシュガーやシュガーレスの飴を食べすぎることもダイエットには良くないのです。
飴で太る原因とは?
飴は99%以上糖質
飴で太る原因は砂糖の塊を食べることによりカロリーや糖質を過剰摂取してしまうことです。砂糖が含まれている飴はほぼ糖質です。1粒あたりの糖質は多くなくても、数を食べれば、糖質を過剰摂取することにつながります。10粒も食べれば、一食分に匹敵する糖質を摂取してしまうことになります。三食の他に飴を食べることで三食以上の糖質を摂取することになり太る原因となります。
1粒が小さいので罪悪感が少なく食べ過ぎる
個包装になっている飴は1粒の大きさが小さいため、カロリーや糖質も1粒単位で考えるとあまり影響を及ぼしません。そのため、飴1粒食べても大丈夫と罪悪感がなくなってしまいます。ダイエットをしていると空腹感に悩まされることも少なくなく食事の間に飴を食べ続ける人もいます。1粒では影響がなくても大量に食べると当然影響を及ぼします。飴は癖にもなりやすくなくては口が寂しい状態に陥ると食べ続けてしまいます。
血糖値が急上昇する
ダイエットは血糖値コントロールがカギとも言われます。血糖は肝臓や筋肉に蓄えられますが、余分な血糖は体脂肪へと変化します。血糖値をあげると太る原因になります。飴は糖質が多いため、血糖値が上がりやすくなります。食事では糖質オフのダイエットを行っていても飴を間食していれば、その効果も失われてしまいます。太ることを懸念しているのであれば、血糖値をあげないよう飴を食べないようにすることも大事なポイントです。
飴は太るがダイエット中に効果的な食べ方は?
1粒の飴でドカ食いを防ぐ
飴はダイエット中でも効果的な食べ方をすることで太ることを防ぐダイエット効果を生み出します。まずは飴による食事の制限効果です。飴には糖質が含まれているため、インシュリン分泌を促します。インシュリンは満腹感を得られます。そのため食前に飴を食べることで食事を少なく済ますことができます。特に人工甘味料が多いノンシュガーの飴はその効果が高いため、食前の1粒の飴を食べることはダイエット効果をもたらします。
ケーキなどの代わりに飴を1粒
間食はダイエットの大敵です。ダイエット中は食事制限を行うケースが多く、間食したくなる傾向があります。ケーキやチョコレートなどを食べたくなりますが、これを我慢して飴で満腹感を得るようにすることがおすすめです。1粒の飴であれば、カロリーや糖質も気にするほどではありません。ケーキやチョコレートを食べるとカロリーや糖質を過剰に摂取することになりますが、これを飴で補うことがダイエットに有効です。
シュガーレスでも1粒
シュガーレスの飴でも人工甘味料が入っているため、太ることを懸念する必要があります。シュガーレスであっても砂糖入りの飴と同じように1粒に抑えることがポイントです。太る要素は砂糖入りの飴もノンシュガーの飴も同じです。1粒の飴の食べ方を工夫することが最も大事な事です。
空腹時に1粒で血糖値を上げる
ダイエット中の空腹時には飴1粒を食べることでインシュリンの効果で満腹感を生み出せます。余計な間食を防止することができる為、間食によるカロリーや糖質摂取を抑えることができます。もちろん飴を連続して食べ続ければ、カロリーや糖質の過剰摂取につながるため、空腹時でも飴は1粒の抑える食べ方が太る要因にならない賢い食べ方です。
飴は太るが食べ方次第でダイエットの強い味方!
飴は砂糖でできたお菓子です。小さくてもカロリーが高く、糖質もかなり多く含まれています。食べすぎれば、当然太る要因につながります。太ることを懸念して食べないようにしている人もいますが、飴の小さいサイズを上手に利用することで太るデメリットを覆すことができます。飴はダイエットの強い味方にもなり得るのです。飴を上手に利用してダイエット効果を高めてみませんか?