きな粉ダイエットの正しいやり方と効果を解説！適切な量や口コミも！

きな粉ダイエットとは、きな粉を食べるだけで痩せるという、とても簡単でお手軽なダイエットのやり方です。きな粉は大豆から出来ていますが、きな粉には健康や美容に良い栄養を豊富に含まれています。このきな粉を一日の摂取量を守りながら、いろんな食品と混ぜて食べて痩せる効果を得るのがきな粉ダイエットです。

きな粉のカロリーは100gあたりで436kcalもあり、大さじ1杯に換算すると31kcalと、低カロリーな食品というわけではありません。うっかり食べ過ぎると、カロリーを摂り過ぎて太る原因になってしまいます。きな粉は一度にたくさん摂取するのは難しいので、朝昼晩と分けて少しずつ食品に混ぜて食べると続けやすく、きな粉ダイエットの成功率がアップします。

きな粉に含まれる大豆サポニンは、脂肪の蓄積を防止してくれる効果があります。ブドウ糖が脂肪と合体するのを抑制し、血液中のコレステロールや中性脂肪などの脂質を排出してくれる働きがあり、新陳代謝が活発になるため痩せやすい体になりダイエットに効果的です。またサポニンには抗酸化作用があり、活性酸素を除去して脂肪の酸化を防ぐ効果もあります。

きな粉には大豆イソフラボンが豊富に含まれており、女性ホルモンであるエストロゲンと似たような働きをします。エストロゲンには脂肪を燃焼する効果と、満腹中枢を刺激する効果がありますが、女性ホルモンが不足するとこの働きが少なくなり、太りやすい体になります。エストロゲンと似ている働きをする大豆イソフラボンを摂ることで、エストロゲンの働きを補うことができます。

他にも肌の新陳代謝を促進して美肌効果を発揮し、自律神経を調えて更年期障害の症状を和らげてくれたりと、女性に嬉しいさまざまな効果を期待できてダイエット効果もアップします。

きな粉に含まれている大豆ペプチドとは、たんぱく質の一部にアミノ酸が結合した物質で、たんぱく質とアミノ酸の中間物質です。大豆ペプチドは基礎代謝をアップし食事後のカロリー消費を増やしてくれるので、体脂肪の燃焼を促進させる効果があり、ダイエットにも効果を発揮します。また運動による筋肉の損傷を修復しするので、筋肉を効果的に増やす作用が期待できます。

きな粉には食物繊維が含まれており、特に不溶性食物繊維が多く、腸内環境を整えて便秘解消の効果を発揮します。ダイエット中は便秘になりやすく、便秘を解消することで老廃物の排出が促されるのでデトックス効果があり、美容やダイエット効果がアップします。

きな粉はビタミンB1やビタミンEなどのビタミン、鉄分やカルシウム、マグネシウム、葉酸などのミネラルもバランスよく豊富に含んでいます。これらのミネラルは酸素を体中に送り届けたり、新陳代謝を良くする働きがあるので、美容な健康に不可欠な栄養素です。特にビタミンB群には、糖質やたんぱく質、脂質の代謝を高める効果があるので、運動したときに脂肪が燃えやすくなりダイエット効果が上がります。

またビタミンEは抗酸化作用があり、活性酸素の働きを抑えてくれるので、しみを防止して肌荒れの解消してくれるなどの美容効果もあります。

きな粉に含まれている食物繊維は、胃で吸収されずに腸まで届くので食後の血糖値の上昇をゆるやかにしてくれます。満腹感が持続しやすくなるので腹持ちも良く、食欲も抑える働きが期待できます。

きな粉の原料である大豆も同じような栄養素が含まれていますが、きな粉は乾燥させて粉末になっているので消化吸収のとても良い食品です。また調理する手間を省け、いろんな食材に混ぜるだけで手軽に摂取できるので、美容やダイエット効果をより高めてくれます。

甘いものや糖質の多いものを食べると、通常血糖値が急上昇してインスリンが分泌されて血糖値を下げようと働きます。インスリンは血中の糖をエネルギーに変えますが、変換しきれず余った糖はすべて中性脂肪として溜め込んでしまい、太りやすい体を作る要因となります。

きな粉に含まれる食物繊維には、食後の血糖値が急上昇するのを防いでくれる働きがあるので、食事の前にきな粉を摂取すれば、食べた後の血糖値の上昇を抑えてゆるやかにしてくれます。またその後数時間ほど、上昇を抑えて次の食事の時にも同じ働きをするというセカンドミール効果もあるといわれています。

それでは1日にどれくらいのきな粉を摂取すればよいのでしょうか？きな粉に含まれている大豆イソフラボンは、摂り過ぎるとホルモンバランスを崩してしまうことがあります。大豆イソフラボンの1日の摂取量は70～75mgくらいが目安とされており、きな粉なら大さじ7～8杯くらいが一日の摂取目安量となります。納豆や豆腐などの大豆製品で大豆イソフラボンを摂ったときには、きな粉をその分減らすようにしましょう。

きな粉ダイエットを効果的に発揮させるやり方として、おすすめなのがきな粉を牛乳に入れて飲む「きな粉牛乳」です。たんぱく質やカルシウムなど栄養が豊富に含まれている牛乳は腹持ちが良く、またきな粉を溶かして飲みやすいことから、毎日でもストレスを感じることなく手軽にきな粉ダイエットを実践できる食べ方です。

きな粉牛乳の作り方は、大さじ1杯のきな粉を200ccの牛乳に混ぜて飲むだけと簡単です。甘さが欲しい方は砂糖などを少量加えても美味しいですが、ダイエットをする場合は糖質オフの甘味料などを使用しましょう。

きな粉ダイエットでは、ヨーグルトにきな粉を加える食べ方も朝食や間食におすすめです。きな粉の食物繊維とヨーグルトの乳酸菌が腸内環境を整えてくれます。きな粉ヨーグルトの作り方は、大さじ1～2杯のきな粉をヨーグルト200g程度に加えて混ぜるだけです。腹持ちや噛み応えを良くするためにシリアルなどを加えたり、少量のはちみつなどを加えたりする食べ方も美味しく食べることができます。

牛乳と同じように豆乳にきな粉を混ぜて飲む食べ方も、きな粉ダイエットとして効果的です。作り方は牛乳と同じように、大さじ1杯のきな粉を投入に加えて混ぜます。豆乳にも大豆イソフラボンが含まれているので摂取量が増えて、更年期の方や女性ホルモンの減少が気になる方にはおすすめです。

ただし豆乳ときな粉の両方に大豆イソフラボンが含まれており、豆乳200ccときな粉大さじ1杯で大豆イソフラボンを72mgも摂取してしまいます。豆乳と混ぜる食べ方の場合は、1日1杯までにしましょう。

きな粉ダイエットを効果的に発揮するやり方として、食事を食べる前に摂取するのがおすすめです。きな粉は食後に血糖値が急上昇するのを抑える働きがあり、その働きを持続させて次の食事の後も血糖値を抑えてくれます。

特に、朝食の前のタイミングがベストです。寝ている間何も食べてない体は空っぽの状態なので、朝1晩に食べるものの吸収率が高くなります。朝食後の血糖値の上昇を抑えてくれるだけでなく、朝食で摂った脂肪分の吸収も抑えてくれる働きがあります。ただし、起きてすぐは胃腸がまだ起きていないので、起きていきなり体に入れると胃腸に負担がかかって消化不良になることもあります。白湯を飲んでから摂取するのがおすすめです。

また、どうしても間食が食べたい場合は、間食としてきな粉を摂取するやり方もあります。お菓子などに比べてカロリーや糖質も低い上に腹持ちが良いきな粉を間食に摂取すると、夕食の後に血糖値を上げにくくする効果が期待できます。

「大麦の胡麻ときな粉かけ」は、きな粉ダイエットの効果をより上げてくれる作り方です。大麦は水溶性食物繊維を豊富に含んでおり、食べるとお腹が空きにくくなって血糖値の上昇を抑えてくれます。大麦をきな粉と一緒に食べれば、より血糖値を上がりにくくする効果が高まり、さらなるダイエット効果が期待できます。

作り方は、胡麻ときな粉、低カロリーの甘味料をお好みで混ぜて胡麻きな粉を作り、茹でて好みの硬さにした大麦の上にたっぷりかけるだけです。もちもちとした大麦の食感が美味しく、ダイエット中の朝食やおやつにもぴったりです。

「水ゼリーきな粉かけ」も、きな粉ダイエットの効果が上がる作り方です。ゼリーはカロリーが低く、またゼリー状の食品は体内に入るとゆっくりと吸収されるので、血糖値の上昇を緩やかにして摂取した糖質が脂肪になりにくくなります。ゼリーときな粉を一緒に食べることでより効果が増し、また腹持ちも良くなります。

作り方は、指定の量でゼラチンをふやかしておき、300ccのお湯にふやかしたゼラチンを入れて混ぜます。粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やし、お好みの大きさに切ってきな粉をまぶしたら出来上がりです。低カロリーなのでダイエット中や妊婦の方にもおすすめです。

きな粉ダイエットの注意点として、イソフラボンを摂り過ぎないよう気を付ける必要があります。大豆イソフラボンを摂り過ぎるとホルモンバランスが崩れて、乳がんや卵巣がんのリスクが高まることがあります。健康や美容に良くない影響が出る可能性が高いので、1日の摂取量を守って摂取しましょう。

例えばきな粉牛乳を作って飲んだ場合、カロリーは約165kcalになります。きな粉牛乳自体は朝食や間食にしても低めのカロリーですが、1日に何杯も飲むとカロリーオーバーになってしまいます。他の食事とうまくカロリーを調整して、食べ過ぎて摂取カロリーが高くならないよう気を付けるという注意点を守ってダイエットを続けましょう。

また食べる際の注意点として、食物繊維が血糖値の上昇を抑えるからといって、食物繊維の摂り過ぎるとお腹を壊す原因となることがあります。うっかり食べ過ぎることのないよう注意点を守って、目安摂取量より低めに摂るように心がけると、調整できて続けやすいです。

きな粉ダイエットで痩せなかった口コミを紹介します。テレビのワイドショーで知って始めた方は、1日1回きな粉牛乳を飲んで「お腹がふくらみ食欲も落ちた」のですが、いつの間にかやらなくなってしまったそうです。また「最初は美味しいけど1週間で飽きた」との口コミもあり、きな粉の味にはバリエーションがないので、毎日同じものを食べ続けるのは飽きてしまいがちのようです。

一方で痩せたという口コミを紹介します。2か月ほどきな粉ドリンクを飲んだ女性は「毎日飲んでいて3キロ痩せた」という口コミをあげています。また「きな粉を牛乳に混ぜて飲むようにしたら毎日お通じがある」「きな粉ドリンクを1週間飲んで1kg痩せた」など、痩せたりお通じが解消したりとの効果がみられています。

またきな粉ダイエットを2か月続けた方は、水溶性食物繊維として寒天などにきな粉を加えて食べ続けて便秘が解消されたそうです。「グラノーラに牛乳ときな粉を混ぜたら、1週間で2kg痩せた」という口コミもあり、きな粉だけでなくさらに何かを加えると、味や食感も変化し続けやすく、ダイエット成功につながるようです。

いかがでしたか？簡単で手軽にできるきな粉ダイエットについて、きな粉のカロリーやさまざまなダイエット効果、きな粉ダイエットの正しいやり方や効果的な食べ方、きな粉ダイエットの効果を高める作り方、注意点、上手に取り入れて痩せた方の口コミなどまで詳しく紹介してきました。

きな粉ダイエットは朝や食前に摂取すると血糖値の上昇を抑えることができ、便秘解消など美容やダイエットに効果のある優れたダイエット法だということができます。取り過ぎないよう注意点を守りながら、きな粉ダイエットを美味しく続けてダイエットを成功させ、健康的で美しい体を手に入れましょう！