うまい棒の種類を一覧で紹介！ご当地やプレミアムなども調査！

うまい棒は株式会社やおきんから発売されている棒状のスナック菓子で、製造しているのはリスカ株式会社です。1本10円の価格はずっと変わっていません。価格変動はありませんが、材料の高騰によって内容量の変化はあり、長さや中心部に空いている穴の大きさが変わっています。

2009年に発売30周年を迎え、ますますの人気をはくしており、近年ではうまい棒をモチーフとした文房具や入浴剤、リップクリームなどの雑貨も売り出されるほどです。うまい棒人気は国内に止まらず、韓国、台湾など海外でも販売されています。

うまい棒のパッケージにはドラえもんに似た二頭身で丸い頭のキャラクターが描かれている。これまでは名前はなく、「うまえもん」「ドヤエモン」「うまいBOY」などの愛称で呼ばれていました。1978年9月13日生まれで乙女座。A型で、遠い宇宙のとある星からやってきた異星人という設定になっています。また、10年に1歳年をとり、趣味コスプレだそう。

2017年、このキャラクターの名称が公式に「うまえもん」に決まりました。それと同時に妹キャラとして「うまみちゃん」が誕生しました。うまみちゃんは、兄とは異なり人間らしい外見を有し、「ウマイアミ州」からやってきた地球年齢17歳の帰国子女という設定だそうです。あまりに似てない二人に、一緒にいないと何の関係も感じられないほどです。

1979年7月にうまい棒は誕生し、販売され始めました。この時はソース味・サラミ味・カレー味の3種類でした。翌年、チーズ味・バーガー味・ヤサイ味の3種類が発売されます。カレー味が製造中止になります。その後も新しい味が発売され、人気のないものが終売を向かえるを繰り返します。2001年、うまい玉というチョコシューが販売されます。これは初めてのうまい棒の姉妹商品です。

2002年には初めて、ノベルティーとしてYahooBBのうまい棒が街頭で配られます。2004年には初めてうまい棒グッズが販売されることになりました。うまい棒ラッピングの都営バスのトミカも発売されます。うまい棒の姉妹商品の第2弾、うまい棒キャンディも発売されます。2006年には第3弾、サクサクうまいチョコが発売になりました。2007年にはご当地限定商品として初めて、九州限定ちかっぱうまい棒が発売されました。 

同年にはうまい棒の姉妹商品の第4弾のうまい輪が牛タン塩味とチーズ味の2種類で販売開始になりました。この年、原料高騰のあおりでうまい棒が2グラムほど少し小さくなってしまいます。そして、2009年うまい棒生誕30周年記念謎キャンペーンが開催され、うまい棒オリジナルグッズがプレゼントされました。姉妹商品の第5弾としてBIGうまい棒チョコが発売されました。パチスロうまい棒も登場しました。

2011年にはオリジナルうまい棒作成サービス「うmy棒」が開始されました。これはオリジナルのパッケージで中身はチーズ、コーンポタージュもしくは季節限定のチョコ味から選べます。結婚式などに配布したりできるものです。2013年にはうまい棒初の書籍化「うまい棒大百科」が発売されました。2014年プレミアムうまい棒が発売されます。これは価格が20円になり、リッチでプレミアム感のある味わいのものというふれこみです。

2015年、うまい棒のテーマソング「うまさボーボー」ができます。翌年には「だがしかし」というアニメも放映されます。2017年には九州北部豪雨の被災支援として、売り上げの一部が寄付されるくまモンうまい棒が発売されました。そしてうまえもんの妹、うまみちゃんがデビューしました。うまい棒の歴史一覧を見ていくと、ファンが子供だけだった頃から社会全体に広がり、だんだんメジャー化していったことがわかります。

うまい棒は新しい味を発売したり、人気のないものが販売終了を向かえたりを繰り返していますので、やおきんのホームページ上で現段階販売しているものの一覧を見て、そのラインナップを紹介していきます。

コクと酸味のきいたとんかつソースをうまい棒で再現したもの。ソースだけでなくトマトパウダーを加えることで、酸味を出しています。

1979年に初めてうまい棒発売した時の3つの味のうちの一つがサラミ味でした。発売以来、親しまれ続けている定番フレーバーです。原材料のビーフパウダーがサラミの肉らしい味を作っています。

日本人好みのマイルドなチーズ味です。1980年に登場したフレーバーですが、安定的な人気があります。原材料にパプリカ色素が使われているせいか、チースのわりに赤味があるのが特徴です。

テリヤキバーガーの味をうまい棒で再現しました。うまい棒のフレーバーの中では珍しいしょうゆが原材料に含まれているものです。

コーンポタージュスープをうまい棒で再現しました。1992年に発売されて以来、子どもたちを中心に大変人気のあるフレーバーです。うまい棒の中では味が甘いです。

1980年の発売以来、安定の人気を誇る定番フレーバーです。原材料にキャベツやポテトが入っており、ガーリックパウダーが味のアクセントになっています。

メンタイシーズニングで味付けされ、明太子のピリ辛をうまい棒で再現しました。明太子の赤味はパプリカ色素で着色しています。

かつおぶしのきいた大阪たこ焼の味をうまい棒で再現しました。ソースの他にあおさ、紅生姜、エビパウダーがタコヤキらしさを表現しています。

2000年の発売以来、お子様を中心に人気のあるフレーバーです。チキンパウダーとターメリック色素でチキンカレーを再現しています。

2001年に発売されたフレーバーで、マヨネーズシーズニングとエビパウダーでエビマヨネーズ味を再現しました。マヨネーズの濃厚な味わいと、エビの風味がまさに海老マヨです。

ピリッとした香辛料とレモンの風味で牛タンを再現しています。2007年に発売されたフレーバーなので、比較的まだ新しい味になります。パッケージのうまえもんくんが独眼竜政宗のコスプレをしており、一見、ご当地ものなのかと思ってしまいます。

秘伝のスパイスとチーズを効かせた本格的なピザ味をうまい棒で再現しました。2005年に発売されたましたが、一旦販売終了し、2010年に復活しましたが、残念なことに今年3月に販売を終了してしまいました。もう今となっては買えませんが、また復活する日があるかもしれません。

納豆の風味とネバネバがたまらないうまい棒です。1993年に発売されたフレーバーですが、今まで3回ほど終売と復活を繰り返しています。パッケージには水戸黄門がいて、うまえもんくんは助さん格さんのコスプレをしていて、これもご当地もののようなデザインです。

2013年に発売されたシュガーラスク味です。うまい棒には数少ない甘い味のフレーバーです。お砂糖たっぷりでどこか懐かしくやさしいラスク風の味です。

香ばしい焼鳥のタレの風味のうまい棒です。鶏がらスープとしょうゆで焼鳥を再現してあります。2015年に発売になったばかりのフレーバーです。

これは今まで紹介してきたうまい棒とは全く違い、コーンスナックにチョコレートがコーティングされているという商品です。夏場は溶けるので発売していないという情報もありますが、やおきんのホームページでは特に書かれていません。うまい棒シリーズの中でも上位の人気商品です。パッケージが横レイアウトというのも、今までの商品とは違っています。

大人気うまい棒コーンポタージュ味と中身は同じですが、パッケージがクリスマス限定のものになっていて3種類あります。3種類ともうまえもんくんはサンタクロースのコスプレをしています。

ハロウィン限定うまい棒です。味はHappyコンポタ味で、原材料を見るとコンポタージュ味と同じです。パッケージは3種類あり、うまえもんくんが魔女、ジャコランタン、ドラキュラにコスプレしています。これが30本入ったパッケージ売りになります。

端午の節句に食べるものということでちまき味が初登場しました。味は中華のちまき味なのですが、パッケージのイラストは端午の節句をイメージして鯉のぼりや金太郎、兜姿の3種類あります。3年ぶりの新味ということで、うまい棒ファンの待望の新商品です。
 

今年の6月下旬から発売予定なのがレモンスカッシュ味です。レモンのすっきりとした甘みと爽快感が特徴とのことです。炭酸感をどうやって再現しているのか気になるところです。パッケージにはうまえもんとうまみちゃんがレモンのロケットのような乗り物に乗っています。
 

北海道限定のなまらうまい、やたらうまいっていう意味でしょうか。これは人気のコーンポタージュ味です。北海道のご当地商品ということで、パッケージにうまえもんくんがクマになって鮭をとったり、キタキツネになっていたり、北海道の観光名所も描かれています。

オリジナル商品にも牛タン塩味はありますが、ご当地商品は20本の箱入りです。味はおそらく同じです。箱には表が伊達政宗のコスプレをしたうまえもんくんが描かれています。裏には仙台七夕祭り、山形花笠祭り、青森ねぶた等のイラストとうまえもんくんが描かれています。

中身のパッケージも3種類あって、七夕、椀子そば、赤べこなどの被り物をしているうまえもんくんが描かれています。じぇじぇじぇの文字もあったりします。そしてうまえもんくんフィギュアが1体入っています。

青森名物帆立貝をホタテバター味にしてをうまい棒で再現しました。ホタテとバターの香りがプーンとして、食欲をそそります。パッケージデザインはもねぶたの山車とホタテバターが描かれています。うまえもんくんはいません。

秋田県限定のうまい棒で、味はなんときりたんぽ味です。マニアックでどんな味なんだろうと興味がそそられます。まさにご当地もの、なかなか他に無い味なので、ぜひお土産購入してみてください。パッケージにはなまはげや秋田竿燈祭りの絵が描かれています。

群馬のご当地グルメ、ソースかつ丼にちなんだとんかつソース味のうまい棒です。24本入りで972円です。パッケージにはぐんまちゃんところとん、たまたんとご当地ゆるキャラが描かれています。

リスカ株式会社があるのが茨城県常総市です。その地域限定うまい棒は、パッケージに常総市ゆかりの豊田城と千姫がデザインされています。味はコーンポタージュ味です。このうまい棒は非売品で、きぬ川花火大会のマス席を買った方用のお土産です。

もんじゃ風味のうまい棒です。販売会社がやおきんではなく大藤DKのためか名前がスナック棒になっています。パッケージにはうまえもんくんは当然ながらいません。東京都書いた提灯があったり、カエルや亀がいたりなんとも言えないゆるさ漂うデザインです。

今年の5月に東京限定のシナモンアップルパイ味が発売されました。うまい棒には珍しい甘いフレーバーです。なぜ東京でシナモンアップルなのかわかりませんが、お土産にどうぞ。パッケージはパン屋さんっぽい格好のうまえもんとうまみちゃんです。手にはアップルパイを持っています。

静岡限定で販売されているうまい棒です。味は2000年から2006年までやおきんで販売していたうまい棒蒲焼味そのものです。パッケージにうなぎが赤いうちわを持っています。

浜名湖限定のうまい棒です。味はうなぎの蒲焼味です。これもうまい棒の蒲焼味とそっくりです。

2005年愛知で開催されていた愛知万博の会場のみで販売されていたモノです。うまい棒という名前ではなく限定棒という名前で売られていました。味は愛知らしく手羽先味で、パッケージには愛知万博のキャラクター、モリゾーとキッコロが大きく描かれています。
 

うまい棒の恋人は白い恋人風のプレミアム感のある白い箱に18本入っています。中身は大阪の恋人、元町の恋人、和歌山の恋人、京都の恋人、奈良の恋人、琵琶湖の初恋の６種です。味はシュガーラスク味です。値段は700円です。パッケージが細かく凝っていますので、ぜひ購入してみてください。

パッケージに大阪弁の「好きやねん」「まいどおおきに」「なんでやねん」「ぼちぼちでんな」「しばいたろか」「べっぴんさん」などが書かれていています。味は大阪お好み焼きソース味です。

九州限定のうまい棒はめんたいこ味です。うまい棒のオリジナル商品にはめんたい味がありますが、これはめんたいこ味です 。パッケージには博多祇園山笠のイラストが描かれています。

2014年に発売されたプレミアムウマイボウです。うまい棒のチーズ味はありましたが、チーズをモッツアレラとカマンベールをダブル使いしたプレミアム商品です。うまい棒より大きくて20センチほどあります。

明太子パウダーをたっぷりと使用し、明太子の旨みと辛みが美味しいプレミアムなうまい棒です。乾燥明太子や魚醤を使って、プレミアム感のある本物の味をうまい棒で再現しています。

わさびのツーンと効いた和風ステーキ味です。ビーフパウダーとブラックペッパーでステーキを再現したプレミアムウマイボウです。しかし意外にもわさびがアクセント強く主張しています。これはもう、子どものお菓子ではありません。それも含めプレミアムということなのかもしれません。

うまい棒を料理に使ってしまうというのがうまい棒ファンの間では流行ってきているようです。案外美味しくなるとの話もあるので、調べて一覧にしてみました。

うまい棒メンタイ味を開封せず袋のままざっくりと砕きます。丼にご飯を盛って、砕いたうまい棒メンタイ味を振りかけます。さらにとろけるチーズを振りかけ、電子レンジでチーズがとろけるまで温めます。だし醤油を一回しかければ完成です。

卵をボウルの中に3個割ります。うまい棒たこ焼き味を袋に入った状態で、手でバリバリに砕きます。ボウルの中に、砕いたうまい棒を入れ混ぜます。油をひいたフライパンを温め、通常どおりに卵焼きを作れば出来上がりです。ピザ味のうまい棒でも少し味は薄いですがふわとろの卵焼きができました。

卵をボウルに割り入れ、そこにマヨネーズ入れて混ぜます。油をひいたフライパンを温め、卵液を流し入れ薄く広げます。そこの中央にチーズ味のうまい棒をのせ、くるくると卵焼きを巻いていきます。お皿に取って上にケチャップとマヨネーズをかければ出来上がりです。

コーンポタージュ味のうまい棒を袋の上から、粉々になるまでつぶします。これをなべに入れ、牛乳を加えて加熱します。ひと煮たちさせ、水とき片栗粉でとろみをつければ完成です。好みで上にパセリを散らしてください。

じゃがいもの皮をむいて  食べやすい大きさに切ります。新じゃがは皮を向かなくてもいいです。耐熱皿にじゃがいもを並べ軽く塩コショウします。ラップをして、電子レンジで加熱し少し柔らかくします。フライパンにオリーブオイルを引き、水気を切ったじゃがいもを並べ焼きます。お好きなしょっぱいタイプのうまい棒を袋のまま、粉々に砕きます。

 

キツネ色に焼けたら、余分な油を拭き取る。砕いたうまい棒を袋に入れ、じゃがいもも袋に入れ、フリフリしながらまぶせば出来上がりです。

バターを常温に戻してフランスパンにたっぷりぬります。グラニュー糖をその上にかけます。これにうまい棒チーズ味を袋のまま粉々にしてまんべんなくかけます。さらにシナモンをふり、オーブントースターで2～3分焼けば出来上がりです。甘じょっぱいおやつになります。

ヨーグルトに砕いたチーズ味のうまい棒をのせます。これに乾燥みかんの皮パウダーとゴマをふりかけます。牛乳を回しかけたら出来上がりです。

うまい棒、調べると出るわ出るわ、うまい棒の一覧はすごいことになっていました。これもオリジナルうまい棒を作れるサービス「うmy棒」が始まったからかもしれません。これを利用すれば結婚式など個人的なイベント時だけでなく、ご当地もののうまい棒が簡単に作れるようになったからだと思われます。今回載せたものの他にプロ野球の球団のうまい棒などもご当地ものとして売られているようです。

オリジナル商品のうまい棒のフレーバーのラインナップを見てみると、時代を感じるというか、その頃流行った食べ物が商品化されている感じがしました。そのせいか人気がなくなると終売を向かえるようです。また、終売と復活を繰り返すような商品もあって、それはどういった理由なのか想像がつきませんでした。

プレミアム商品については完全に大人にターゲットを絞った商品です。味がプレミアムなだけでなく、わさびや明太子、ブラックペッパーのピリ辛な味で、子供には全く向かない味になっています。オリジナル商品のうまい棒の値段の約2倍しますし、お酒のおつまみにしたらぴったりな商品です。

それにしても、うまい棒を調べて一覧にしてみると、その数の多さに圧倒されました。このフレーバーの多彩さがうまい棒の魅力の一つというのは間違いないと思います。アップルパイやレモンスカッシュといった甘い系のものが近年、新味に出てきています。どこまでその味をうまい棒で再現できるのか、それがこれからのうまい棒へ期待することです。面白い味、想像もできない味、そんな商品を楽しみにしたいと思います。