2019年01月08日公開
2024年08月27日更新
イカの締め方とは?おすすめ締め道具から持ち帰り方まで解説!
イカの締め方を知っていますか?釣りを趣味としている人などは、釣ったイカを新鮮なまま持ち帰り、楽しみためにイカの締め方を知っておきたいという方もいるかと思います。今回の記事では、イカの締め道具を使用した締め方と、手で行う締め方について紹介していきます。締める時に確認したい神経の位置や、持ち帰りの際の温度や注意点についても紹介していきますので、イカの締め方に興味がある方は是非参考にしてください。
イカの締め方を解説
釣りを楽しむ方などは、釣ったイカをすぐに締めて鮮度を保っておきたいという方も多いかと思います。今回の記事ではイカの締め方について解説していきます。イカの締め方には2種類あり、道具を使用した締め方の他にも道具が無くても安心な、指だけで行う締め方もあります。両方覚えておいて損はありませんので、是非両方チェックしてみてください。
イカの締め方①指で急所をつく位置
それでは、指でイカを締める時の急所を突く位置を確認してみましょう。大型のイカを手で絞めようとするのは危険ですので避けてほしいのですが、小型や中型のイカですと、位置を覚えておけば道具を忘れたときでも指でイカを締めることが出来ますので、ぜひ試してみてください。
イカの急所の位置は「イカの胴体の根本」と、「イカの眉間」の2か所で、それぞれ左右にありますので急所の位置は計4か所になります。この位置をつけばイカを締めることが出来ます。詳しい位置と締め方については動画を参考にしてください。イカをきちんとした締め方で締めることが出来れば、透明な色に変化します。
イカの締め方②締め道具で神経を断つ
小型や中型のイカならば位置を押さえておけば指で締めることもできるのですが、大型のイカですと危険ですので、締め道具を使用して神経を断つようにしてください。道具を使用する場合にも、やはり位置をしっかり狙うことが重要となります。位置が正確でないとイカを締めることが出来ませんので、しっかりと確認して行うようにしましょう。
道具を使用したイカの締め方は、まず眉間の位置を狙い、道具を胴体側に向けて刺すという方法です。この時、角度は45度くらいにして刺してください。透明にならなければ位置がずれており正しい締め方ではなかったという事ですので、位置を確認して再度刺しなおすようにしましょう。
続いては反対側の締め方もチェックしてみましょう。胴体が透明になったら、続いては眉間から頭部の方に向けて道具をさしましょう。先ほどと同じように、角度は45度ほどにします。こちらも無事に透明となったら、イカの神経締めがうまくいったという証です。2回目以降はもっと早くイカ締めをすることが出来るようになるかと思います。
「じゃあ大型のイカを締めたいときには道具を買わないといけないの?」と思われた方もいるかと思われますが、実は道具は専門の道具を購入しなくても身近なもので代用も可能です。例えば、菜箸の先をとがらせておけば、イカ締めの道具としてばっちり使用することが可能となっています。
イカを締める理由とは?
では、イカを締める理由とは何なのでしょうか?理由は大きく分けて2つあります。まず一つ目は「鮮度を保つ」ためです。イカや魚は、締めずに放置して死なせてしまうと、鮮度がかなり落ちてしまうのだそうです。釣ってすぐに締めることで、時間がたっても美味しいまま楽しむことが出来るようになり、生臭さも減ります。
そして、二つ目の理由は「見た目の理由」です。釣った後生きたまま置いておくと、墨をはいてイカの体が黒くなってしまう場合があります。出荷をする場合では見た目が悪いと具合が悪いので、見た目をきれいに保つためにも生き締めが行われているのです。
イカ締めにおすすめの締め道具
持ち運びしやすい「クロスファクター スクイッドブレード」
イカ締めにおすすめの道具もチェックしてみましょう。まず最初に紹介するイカ締めの締め道具は、持ち運びもしやすい「クロスファクター スクイッドブレード」です。こちらの絞め道具は折り畳み式となっており、かなりコンパクトになるので釣りにもっていく際など、持ち運びする際にも便利です。
刃が隠れるという点も良いという口コミもあります。コンパクトでもしっかりとイカを締めることが出来、値段も税抜き800円ほどとお手頃価格で購入することが出来ます。
手が汚れない優れもの「ベルモント イカ絞めシザーズ」
続いて紹介するおすすめの締め道具は、手が汚れない優れものである「ベルモント イカ絞めシザーズ」です。こちらの締め道具は名前の通り、はさみのような形をしており大きなイカでも簡単に締めることが出来ます。「締めれる、掴む」のシンプルな機能の締め道具となっており、軽くて使いやすいのもポイントです。
焼き入れ加工が施されており、頑丈なつくりとなっています。はさむことが出来ますので、イカをそのまま挟んでクーラーボックスに入れれば、手を汚さずにイカを締めることが出来るという優れものとなっています。値段は税込みで1400円ほどとなっています。
絞め跡を最小限にできる「ダイワ フィッシング ナイフ イカシメ名人II」
続いて紹介する、おすすめのイカの絞め道具は締め跡を最小限に抑えることが出来るという、「ダイワ(Daiwa) フィッシング ナイフ イカシメ名人II」です。こちらの締め道具は特殊な形の刃となっており、ナイフを使用したときのような大きな締め跡が残らない、というのが大きな特徴となっています。締め跡を最小限に抑えたい方にお勧めの締め道具です。
また、刃の部分はステンレス鋼を使用していますので、さびにくくて使用するのにも便利です。携帯時には折りたたむことが出来ますので、刃も中に収納することが出来安全に持ち運ぶことが出来ます。カラーはブラックと、ネイビーから選択することが可能となっています。値段は1000円ほどです。
イカ締めしたときの持ち帰り方と注意点
イカを締めたあとの保冷温度について
それでは、せっかくイカ締めしたのが無駄になってしまわないように、締めた後のイカの持ち帰り方と、注意点についてチェックしていきましょう。まずは、保冷温度について紹介します。「魚は保冷温度が低すぎると良くない」という話を聞いたことがあるでしょうか?これは低すぎる温度で保冷してしまうと、せっかくの旨味が抜けてしまうからなのだそうです。
しかし、イカの保冷温度にはこれは当てはまりません。イカは冷凍や解凍を行ってもあまり鮮度が変わらないという特徴を持っていますので、保冷温度はどんなに低くても大丈夫です。むしろイカは足が速く、傷みやすいのでしっかり冷やすことが重要です。氷などでしっかりと冷やし、保冷温度は低く保っておくようにしてください。
イカは真水や海水につけずに持ち帰る
続いては、締めたイカを持って帰る際の注意点について見ていきましょう。気を付けたい注意点は、イカを真水や海水につけずに持ち帰る、という点です。イカを水に長くつけてしまうと、身が白く濁ってしまい、身も硬くなってしまいます。締めたイカを持って帰る際の注意点として、水につけて持って帰らないように気を付けましょう。
締めたイカを持って帰る際の注意点をチェックしたところで、それではどのようにして持って帰るのがよいのかをチェックしていきましょう。
持ち帰り方手順①密閉袋に一匹ずつ入れる
締めたイカを持って帰る際には、まずはイカを密封袋に入れましょう。イカ袋として発売されているものもありますし、フリーザーバッグなどを活用するのも良いです。この時の注意点として、密封袋には全部のイカを入れてしまうのではなく、一つの袋に一つのイカを入れるように気を付けてください。
持ち帰り方手順②氷と新聞紙を敷いてイカを並べる
イカを一つづつ密封袋に入れたら、締めたイカをしっかりと冷やすためにクーラーボックスの底に氷を敷き詰めましょう。氷の上には新聞紙を敷いて、さきほどのイカを並べていきましょう。あとはクーラーボックスの蓋をしっかりと締めて持ち帰るようにすれば、イカを美味しいままキープすることが出来るでしょう。
イカの締め方を覚えれば新鮮に美味しく食べられる!
いかがでしたでしょうか?釣りを趣味としている方などは、せっかく釣ったイカは新鮮なまま持って帰りたいと思われると思います。イカの締め方を覚えておけば、小型、中型のものですと絞め道具を使用しなくても絞めることが出来ますし、大型のものは道具を使用して神経を断ち、簡単に締めることが出来ます。
また、イカの神経締めをせっかく行っても、持ち帰るまでに鮮度が落ちてしまっては意味がありません。神経締めをしたイカは、正しい持ち帰り方法で持ちかえり、鮮度がよいままでおいしく楽しみましょう。皆さんも、イカを釣りなどで入手した際には、神経締めをして新鮮でおいしいイカを楽しんでみてください。