安芸クイーン(ぶどう)の食べ方を紹介！特徴・味や品種は？

食べれば美味しいぶどうですが、たべるのが面倒というのが正直なところです。しかし安芸クイーンは種から皮まで食べることができるため、面倒という概念が全くないぶどうなのです。しかも大粒で赤い実は見た目も可愛く食べて食欲もそそります。日頃旬の果物を食べないという方も増えてきている中、安芸クイーンは一粒食べただけで魅力がわかるほど美味しいぶどうです。そんな安芸クイーンの魅力をもっと紹介していきます。

今ではスーパーなどでも様々なぶどうが販売され、色や形、種類も沢山ありどのように選んだらよいか迷ってしまいます。 ここでは簡単に美味しいぶどうがを見分けられるコツを紹介していきます。

まずぶどうは色により3種類に分けることができ、1つ目が「黒いぶどう」です。この中には巨峰やピオーネマスカットベリー、ブラックオリンピア、キャンベルアーリーなどがあります。色分け的に一番主流のぶどうになります。2つ目は「赤いぶどう」です。デラウエアやシャインマスカットや安芸クイーンが含まれます。3つ目は「青いぶどう」でマスカットやシャインマスカットなどがあります。
 

そして美味しいぶどうの見分け方にも4つの方法があります。1つ目は面にハリがあり「ブルーム」と呼ばれている白い粉のようなものがしっかりついていることです。2つ目は枝に色がキレイな緑色をしており枝の切り口の新鮮なものを選びましょう。3つ目は、実が房からぽろぽろと落ちてこないものです。最後に隙間なく実が詰っているものを選びましょう。

安芸クイーンは皮ごと食べとても美味しい果物です。皮の酸味と実の甘味が口の中で混ざり触感と共にとても美味しくいただけます。しかし口の中にどうして残ってしまうのが…という方には簡単に皮が剥ける方法を紹介します。ヘタを上向きにして真ん中を割ります。そして半分ずつの実を口に入れて皮を剥くように食べます。または包丁で2つに切り、皮の部分を軽くつまむと中の実だけが出てきて食べやすくなります。

ぶどうを買っても日持ちがせず、早め食べないと悪くなってしまうイメージがあり品種にかかわらず常温で2～3日、冷蔵保存しても3～5日程度しか日持ちしません。しかし短い期間でもきちんと保存すれば常に美味しくたべることができま。まずは冷蔵で保存する場合は、ひとつひとつ房から実をとりキレイに水で洗いフリーザーバックかタッパなどに入れ冷蔵保存するとみずみずしく美味しいぶどうのまま保存することができます。

ぶどうは冷凍保存することができるのをご存知でしょうか？冷凍にすることで2～3週間保存することができます。また凍らせた安芸クイーンを食べるとフレッシュなシャーベットのような味わいでとても美味しく食べることができます。房ごと冷凍もできますが、少し面倒ですが冷蔵保存の様に房から一つづつ取ることで、スペースもとられず食べたい分取り出すことができとても便利です。

安芸クイーンの主な産地は、第一位は三重県で栽培全体の17.71%。第二位は岡山県で13.795パー％。第三位は広島県の13.67％。以下4位山形県、5位愛知県となっています。また安芸クイーンの一番の旬は8月の下旬から10月の初旬が全盛期となり、見た目はもちろん糖度も増し一番美味しく食べることができます。

某人気バラエティ番組でも特集される程ファンも多くとても美味しい安芸クイーンのとはどんな味なのでしょうか？見た目は巨峰を交配しているだけあり、房や粒の大きさはとてもよくにていますが、色に違いがあります。秋クイーンの特徴は別名「クリスタルローズ」とも呼ばれており赤くきれいな実が特徴です。

ぶどう特有の芳醇な香りがする人気の安芸クイーンのは、一粒が13～15ｇで1つ400～500gとほぼ巨峰と同じ大きさの秋クイーンは、甘味が強く糖度も高いことでも有名です。またぶどうを食べるにあたり種を出すのが面倒と言われることが多い中で、秋クイーンはほとんど種が入っていないのも特徴です。また皮も渋みが少なく丸ごと食べることができます。

そもそも糖度とは単なる甘味の測定なのでしょうか？一般的に糖度というのは100g中どの位糖分が含まれているのかということです。つまり糖度が10％ならば100g中に10gの糖が含まれていることになります。また果物んおなかでもぶどうは断トツで糖度が高く17％が平均と言われていますが、安芸クイーンはそれを上回る18～19％も含まれているため、かなり甘く美味しいぶどうと言えます。

安芸クイーンは巨峰系の品種で、香りがとても芳醇で甘くみずみずしいぶどうです。また黒、赤、青と3種類のぶどうのなかでも栽培が特に難しく、キレイな赤い実を作るのが困難とされています。日照や肥料などにより全く別物になってしまうこともあるそうです。しかし立派に成長した安芸クイーンの味は一度食べたら病みつきになるほど美味しいと言われています。

安芸クイーンとは1973年に農業・食品産業技術総合研究機構の果樹試験、安芸市場にて巨峰を自家受粉させて生まれたもので、1991年に品種登録が出願され1993年平成5年に正式し登録されたぶどうです。巨峰同士を交配させ生まれたこの赤いぶどうは、最初の交配からおよそ20年もかけて生まれたぶどうなのです。

安芸クイーンと同じ赤い種類のぶどうに属する他の種類も紹介します。大きな実が特徴のゴルビー。聞いて連想した方もいるとおもいますが、旧ソ連のゴルバチョフ大統領の愛称から命名したこのぶどうは、1983年に「レッドクイーン」と「伊豆錦」を交配させできた品種です。一粒20gもある大きな実が特徴で、旬は月初旬から9月下旬になります。食べ方は比較的皮がしっかりとしているため剥いて食べることが多いぶどうです。

旬になるとスーパーでも良くみかける品種デラウエア。アメリカが原産の自然交雑種とされ1855年オハイオ州で命名されました。もともと種が出来ない品種ではなくジベレリンというホルモン剤に房を浸けることにより、種ができないように加工されたもので、比較的安価な値段で購入できるのも特徴です。小粒の実ながら酸味と甘さのバランスがよく放縦な香りもあります。食べ方は皮を剥いて中の果肉のみを取り出して食べます。
 

シナノスマイルの親である高墨と巨峰を交雑実生を選抜し、育成したものなのでいわば巨峰の孫のようなz￥存在です。果粒はとても大きく綺麗な丸い形が特徴です。食べ方は皮を剥いて食べますが、実離れがよいのでスルッとむくことができます。また糖度も18～20％と高く甘味が強いのも特徴のひとつです。主な産地は1位宮崎県、2位秋田県、3位が長野県となっています。

サニールージュは1977年に果実試験場安芸津市場において、ピオーネとレッドパールを交配させ生まれた品種で、その後適正試験などっを経て2000年に品種登録された比較的新しいぶどうです。特徴は房から延びる果梗が短く粒が密集しているのが特徴です。粒はキングデラより若干大きくしっかりとしており糖度も19％とt会のも特徴です。食べ方は皮を剥いて食べますが皮も実離れがよいため簡単に剥くことができます。

キングデラとは別名キングデラウエアとも呼ばれ、デラウエアを一回り大きくした品種です。1976年に大阪の中村弘道氏がレッドパールとマスカットオブアレキサンドラを交配し生まれた品種で1985年に品種登録されました。粒は大きいもののデラウエアと似た味わいです。しかし粒が大きい分ぶどう独特の芳醇な香りが際立つのも特徴です。食べ方は皮を剥いて果実のみを食べます。

甲斐路とは山梨県の植原葡萄研究所で生まれた品種のひとつで欧州種の赤ぶどうです。本種は日本の気候でも栽培ができる赤いマスカットと呼べる純粋欧州種であり、その最大の理由は降雨による裂果がないことです。別名赤いマスカットと呼ばれており、香りも糖度も高いのが特徴尾です。なんと甲斐路の糖度は19～23％もあるのです。また甲斐路の9割が山梨県で栽培されています。

いかがでしたか？安芸クイーンは粒も大きく見た目もキレイで何と言っても糖度が高いことに驚きました。また一番面倒である種がほぼないため食べやすいのも魅力のひとつでした。そして保冷凍保存することで長期的に食べることもでき、ソルベの様な触感でも楽しむことができるのも発見でした。秋が旬のぶどうの魅力が存分に知ることができ、スーパーで見かけた際は是非味わってみてください。