ゴルビーとは山梨のぶどうの品種?特徴や旬・種について解説!

ゴルビーという種類のぶどうを知っていますか?ゴルビーは旧ソビエト連邦のゴルバチョフ書記長の愛称からその名前が付けられた、ぶどうの品種のひとつです。ゴルビーはぶどうの品種「レッドクイーン」と「伊豆錦」を交配して生まれ、今では山梨県を主な産地として栽培されています。今回は糖度が高く、贈り物にもふさわしい山梨のぶどうゴルビーについて、その特徴や旬の季節など詳しい情報を調査してみました。

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目次

  1. 1ゴルビーとはどんなぶどう?
  2. 2ゴルビーは種なしで食べやすい!
  3. 3ゴルビーの保存方法
  4. 4ゴルビーは贈り物にも喜ばれる高級ぶどう!

ゴルビーとはどんなぶどう?

高級ぶどうの品種というと、巨峰シャインマスカットなどを思い浮かべる人も多いと思いますが、山梨県を主な産地とするぶどうの種類「ゴルビー」もまた、大粒で糖度が高いぶどうとして有名です。今回は高級ぶどうの品種ゴルビーについてその特徴や、産地、旬の季節など詳しい情報を調査してみました。

ゴルビーは山梨県で誕生したぶどう

現在では山梨県を主な産地として栽培されているぶどうの品種「ゴルビー」は、1983年に山梨県の植原葡萄研究所で交配、育成を始め、1988年に初めて結実されたぶどうです。交配に使われた品種はアメリカを産地にしている赤いぶどう「レッドクイーン」と日本産の黒色粒「伊藤錦3号」です。

ゴルビーはワインレッドの皮に大粒の果肉、高い糖度を誇り、旬の期間が短いことから希少性があるぶどうで、贈り物としても重宝されている高級ぶどうです。山梨県で誕生した甘くて美味しいゴルビーは巨峰やシャインマスカットと並び、大変人気のあるぶどうの品種と言えるでしょう。

ゴルビーの旬や産地

ゴルビーの旬の期間や産地について紹介します。まず、旬の季節ですが夏8月の中頃から収穫が始まり、9月下旬頃まで旬は続きます。市場で出荷されるピークは8月下旬から9月上旬ごろで、他のぶどうと比べ出荷量も少なく旬の期間は比較的短いのが特徴です。

次にゴルビーの産地ですが、ゴルビーが生まれた山梨県が主な産地で全体の6割を占めます。山梨県の他には宮崎県、山形県、広島県、香川県、長野県でもゴルビーが栽培されています。ゴルビーは全体の生産量が少なく、旬の期間も短いことから希少性が大変高いぶどうの品種と言えます。スーパーなどではなかなかお目にかかれないため一般的な認知度は高くありませんが、ギフトに相応しい貴重なぶどうです。

ゴルビーの見た目の特徴

ゴルビーの見た目の特徴について紹介します。ゴルビーの外皮は赤く、ワインレッドのような鮮やかな色をしています。ふっくらと丸く大粒の果肉が特徴的で、良く育ったゴルビーは一粒20gほどもあり食べ応えがあります。新鮮なゴルビーは皮にハリがあり、はじけるような大粒の果肉が印象的なぶどうです。

ゴルビーは糖度が高くて甘い

ゴルビーはぶどうのなかでも大変糖度が高くて甘いのが特徴です。糖度は18~20度とぶどうだけでなく果物のなかでも強い甘さを有すると言えます。20g以上もある大粒の果肉にたっぷりとジューシーな果汁がつまっており、糖度の高さも相まって絶品の美味しさを堪能できるぶどうです。

ゴルビーと同じ赤いぶどうの種類

ゴルビーと同じく赤い果皮のぶどうの種類について紹介しましょう。まず、ゴルビーの種親でもある「レッドグローブ」を紹介します。主にアメリカのカリフォルニアを産地にするレッドグローブは、ゴルビー同様大粒でワインレッドの外皮が特徴的なぶどうです。路地ものは10月に多くが出回り、瑞々しい果肉が特徴のぶどうで、日本のスーパーでもよく見かける品種です。アメリカやチリではワインの材料としても使われるぶどうです。

赤いぶどうとして、もう一つ日本でよく知られている品種が「甲州」です。山梨を代表する赤いぶどうで、ゴルビーとは異なり小粒な果肉が特徴です。果汁をたっぷりと含んだ柔らかい果肉の甲州は、特に皮のまわりが甘いと言われています。そのため、甲州を皮ごと噛むとほどよい酸味と甘みが口いっぱいに広がり美味しく食べられます。山梨県ではワインの原料としてもよく使われる品種です。

ゴルビーの見分け方

続いて本項では美味しいゴルビーの見分け方について紹介しましょう。まず、美味しいゴルビーは外皮にはりがあり、皮の色が濃いのが特徴です。20g以上にもなる大粒の果肉がはじけるように丸く、全体的にワインレッドの色が濃いものを見分ければ鮮度の高いおいしいゴルビーを選ぶことができるでしょう。

また、これはゴルビーに限らず新鮮でおいしいぶどうを見分ける方法ですが、粒がぎっしりと詰まり、軸がかれていないもの、またブルームと呼ばれる白い粉が果肉についているかどうかも重要です。ブルームは糖分であり甘みがしっかりと果実に凝縮されている証拠です。

ゴルビーの名前の由来

ゴルビーという名前の由来はどこからきているのでしょうか?40代以上の人ならゴルビーというと、思い浮かべる人がいると思います。ゴルビーという名前は、旧ソビエト連邦のゴルバチョフ書記長の愛称にちなんで付けられたと言われています。

ゴルビーが最初に山梨県の葡萄研究所で交配され、研究が開始されたのは1983年のことです。そして初めて結実したのは1988年ですが、その頃世界で活躍していたのがゴルバチョフ書記長です。ゴルバチョフは当時アメリカと並ぶ強大国であったソ連をけん引しながらも、ソ連の崩壊と終結を導いた人で、のちにノーベル平和賞を受賞しました。

ゴルビーは種なしで食べやすい!

山梨県を主な産地として栽培されているぶどうの品種ゴルビーは、大変糖度が高く、高級品種として贈り物にも重宝されるぶどうの種類です。近年、市場では種なしぶどうの種類が人気ですが、ゴルビーもまた種なしの特徴があります。つるんとした果肉を種を気にせずに食べられるとあって、小さな子供やお年寄りにも喜ばれるぶどうの種類と言えるでしょう。

ゴルビーは元は種有り品種

ゴルビーというぶどうの品種は、もともと種ありの品種でした。現在でもホルモン剤を使用していない種ありのゴルビーが市場に並ぶことはありますが、現在ではそのほとんどが種なしの品種として販売されています。

現在流通しているゴルビーのほとんどは、ジベレリン処理をされているもので種なしのぶどうです。ジベレリンは無核化に使われる植物の生長ホルモン剤です。満開後に房にジベレリンを漬けて処理し、種をなくすことができます。ジベレリンは人体には無害と言われており、多くの種なしぶどうにも使われている薬品です。

皮を剥いたらそのまま一口!

ゴルビーは種なしの処理をされていますので、皮を剥いたらそのままひと口で食べることができます。ゴルビーの皮は薄いものもありますが、新鮮なゴルビーの皮の多くは固くハリがあるので、皮ごと食べるよりも剥いて食べるほうが食感よくぶどうの味を楽しめるでしょう。

パリッとした皮を剥いて大粒のゴルビーを口に含むと、たっぷりとした果汁がジューシーで甘く柔らかな果肉の旨みが口いっぱいに広がります。強い甘みと同時に酸味も絶妙で、飽きることなく最後の一粒まで堪能することができるぶどうです。

冷蔵庫で少し冷やして食べると絶品

ゴルビーの果樹園直伝のおいしい食べ方を紹介します。ゴルビーをより美味しく食べるためには、少しだけ冷蔵庫で冷やすことがポイントです。ここで重要なのは冷やし過ぎないことです。ゴルビーの美味しさである強い甘みは冷やし過ぎると感じにくくなってしまいます。冷蔵庫で10℃前後に少しだけ冷やすこと、これがいちばん美味しくゴルビーを食べる秘訣です。

ゴルビーは糖度が18度から20度あり、強い甘みが特徴のぶどうです。冷たく冷やすと甘みを感じにくくなるのは事実ですが、これを逆手に取り、さっぱりとゴルビーを楽しみたいという人はきんきんに冷やして食べるのも良いでしょう。暑い日にさっぱりとした甘みのゴルビーを食べると、ひんやりとした味わいが体を癒してくれるでしょう。

ゴルビーの保存方法

糖度が高く大粒で高級感にあるぶどうの種類ゴルビーは、贈り物としていただく機会も多いぶどうです。旬の期間が短い希少な種類のゴルビーは、できれば新鮮で美味しいうちに食べきりたいものです。本項ではゴルビーを保存するならどういった保存方法が良いかについて紹介しています。ぶどうの特徴を踏まえ、長持ちさせたい場合の保存方法についても調べていますのでチェックしてみましょう!

ゴルビーは冷蔵庫で保存

ゴルビーはできるだけ新鮮なうちに食べるのが、一番おいしい食べ方です。ですが、保存したい場合は冷蔵庫で冷やしておくのが良いでしょう。気温が高い時期は野菜室に入れておくのが温度管理上はもっとも適していると言えます。その際は、購入時についていた袋のまま入れると通気性がよく保存もしやすいので便利です。

ゴルビーを長持ちさせたい場合の保存方法

ゴルビーをできるだけ新鮮なまま長持ちさせたい場合の保存方法について紹介します。その場合は、一粒ずつ枝をつけたまま切り離し、保存用の密封袋にいれて冷蔵するのをおすすめします。また、ぶどうの外皮表面についている白い粉ブルームは、ぶどうの乾燥を防いでくれる役割もありますから、水洗いするのは食べる直前が望ましいです。通気性を考え、ぶどうごと新聞紙にくるんで冷蔵庫にいれる方法もおすすめです。

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ゴルビーは贈り物にも喜ばれる高級ぶどう!

山梨県を主な産地にしているぶどうの品種ゴルビーは、糖度が高く大粒で贈り物にも喜ばれるぶどうです。その特徴として旬の期間が大変短く、希少価値があることから巨峰やシャインマスカットと同様に高級ぶどうとして親しまれています。本記事ではぶどうの品種ゴルビーについてその特徴や、旬、保存方法に至るまで詳細を調査しました。贈り物にもふさわしい高級ぶどうゴルビーを大切な人へ贈ってみませんか?

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