メヒカリは絶品の深海魚!下処理方法や美味しい食べ方を紹介!

深海魚のメヒカリを知っていますか?脂がたっぷりのった白身魚のメヒカリは、かつて二束三文の魚として扱われていましたがその脂身が現代人の味覚にマッチし、1990年頃から人気を高めています。深海魚なため骨が柔らかく、丸ごと食べられるのも魅力の一つです。カルシウムがたっぷりとれます。今回はメヒカリの生態から釣りの仕方、下処理の方法、食べ方・作り方などを調査しました。深海魚メヒカリの魅力を存分に楽しんでください。

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目次

  1. 1メヒカリの美味しさや食べ方など魅力をたっぷり紹介!
  2. 2メヒカリとはどんな深海魚なのか生態に迫る!
  3. 3メヒカリの下処理方法を覚えよう!
  4. 4メヒカリのおすすめの食べ方と作り方・レシピ
  5. 5メヒカリの美味しさは一度知ったらヤミツキ!

メヒカリの美味しさや食べ方など魅力をたっぷり紹介!

「メヒカリ」を知っていますか?メヒカリは水深200m~600mの海域に生息している深海魚です。近年、メヒカリの味わいに人気が高まり、魚屋やスーパーでも目にするようになってきました。とはいってもまだまだマイナーな魚です。今回はメヒカリについて、その生態から美味しさ、下処理の方法、食べ方や美味しいレシピの作り方などの魅力をたっぷり紹介します。新たな食の楽しみが増えること間違いなしです。

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メヒカリとはどんな深海魚なのか生態に迫る!

メヒカリの特徴や味わいは?

実は、メヒカリと呼ばれる魚はいくつかあります。アオメエソマルアオメエソトモメヒカリなどが一般にメヒカリとして流通し、大衆魚として親しまれています。1990年始めまでは単に雑魚のたぐいで、二束三文にもならない魚と思われてきました。近年、脂の強さが現代人の嗜好と合うようになり、鮮魚で広く流通するようになりました。値段が上がり、その生態ゆえ最近では深い場所で操業する底曳き網の重要な獲物となっています。

特徴は緑色もしくは青に光る大きな目で、通称の語源となっています。大きさはキスほどで、大きな魚ではありません。メヒカリは脂が強い魚で、とろけるような柔らかさが特徴の白身です。深海魚のため骨も柔らかく、唐揚げや天ぷらにすれば骨まで食べられます。癖も少なく食べやすいので、老若男女問わず好かれる味わいです。干物は都市部の魚屋やスーパーで見かけることができます。鮮魚も希に売り場に並んでいることがあります。
 

メヒカリの産地や旬について

先ほど述べたように、メヒカリは各地の深海魚の通称です。種類によって産地が違います。千葉県の銚子沖から青森の間あたりで獲れるのがマルアオメエソ、相模湾、九州付近一帯から南アジアあたりで獲れるのがアオメエソやトモメヒカリです。マルアオメエソの旬は11月から3月、アオメエソやトモメヒカリの旬夏の7月から8月と、12月から1月と年に2度あります。どちらかというと冬が旬の深海魚と言えるでしょう。

メヒカリ釣りを楽しもう!

メヒカリは深海魚です。その生態は水深200m~600mの海域に生息しています。一般的にイメージする釣りの方法では釣るのはなかなか難しいです。では一般人が釣る方法はないのかと言われると、そうではありません。釣りには深海釣りというジャンルがあります。ざっくり説明すると、船に乗って沖に出て、水深200mよりも深いところに釣り糸を垂らして行う方法です。

これには専用の道具、専用の竿、専用の仕掛け、専門の船宿(もしくはプレジャーボートと操船してくれる船長)が必要になります。時間と手間がかかる釣りの方法です。しかし、メヒカリだけでなくほかの珍しい深海魚も釣ることができる楽しみもあります。メヒカリは福岡県・宮崎県・愛知県が有名な産地です。もし、機会があればメヒカリ釣りを楽しんでください。新たな深海魚の発見にもつながるかもしれません。

メヒカリは栄養効果も高くて健康的!

魚の骨

深海に住む生態の魚は骨が柔らかくなります。メヒカリも骨が柔らかく、骨まで食べられるのが特徴です。それゆえカルシウムが豊富に含まれています。カルシウムは骨や歯の主要な構成成分になるほか、細胞の分裂・分化、筋肉収縮、神経興奮の抑制、血液凝固作用の促進などに関与しています。また良質なたんぱく質がメヒカリに含まれています。たんぱく質は筋肉や髪・肌を作る重要な栄養素です。

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メヒカリの下処理方法を覚えよう!

メヒカリの下処理は鱗取りだけ!

先ほどから述べているように、メヒカリは深海にすむ生態のため骨ごと丸ごと食べられます。そのため、下処理の方法も簡単です。鱗をとってしまえば下処理は完了です。一度に大量のメヒカリの下処理をする場合は、竹ザルなどに入れて振ると簡単に鱗がとれ、下処理が簡単にできます。

内臓が気になる場合は頭と共に取り除こう

内臓が気になる場合は、下処理の際に頭ごと落として取り除きましょう。背びれ、胸びれも気になるようでしたら下処理の際に落としてしまいましょう。内臓を取り除く下処理方法を説明します。

まずを落とします。背びれを引っ張り切り落します。次に胸びれを掴んで頭を切り落します。腹びれを引っ張り、斜めに切り落します。腹に軽く切れ目を入れたら、流水で腹ワタを取り除きます。ペーパータオルで水気を切って下処理完了です。

寄生虫に注意しよう

メヒカリに限らず、生魚は寄生虫に気を付けなくてはなりません。代表的なのはアニサキスという寄生虫です。白い糸のような見た目をしていて大きさは2cmほどになります。取り除く、火を通す、もしくは切断すれば死滅する寄生虫ですが、メヒカリは白身魚のため発見しずらいです。アニサキスは胃の粘膜に寄生し、激しい腹痛や嘔吐を引き起こします。このような症状が出た場合は医療施設で対処してもらいましょう。

他にメヒカリに寄生している可能性がある寄生虫はテンタクラリアです。米粒大くらいの大きさで、見た目はウジ虫に似ている寄生虫です。見た目の気持ち悪さを除けば、人間には無害な寄生虫ですが、やはり刺身など生の食べ方をする際は見つけて取り除くようにしてください。
 

メヒカリの選び方

メヒカリを選ぶときに、まず確認するのは触った時の感触です。触った時に硬いものが新鮮なメヒカリです。次に、目が透明であるか、斑紋と呼べれる体の模様がはっきりしているかどうかも鮮度の基準となります。目が白く濁っていたり、斑紋が薄いものは鮮度が良くないので注意しましょう。深海にすむ生態の魚は新鮮な状態のものが珍しいです。じっくり選んでください。

メヒカリのおすすめの食べ方と作り方・レシピ

メヒカリは唐揚げや天ぷらが美味しい!

メヒカリの食べ方で、一番ポピュラーな食べ方が唐揚げです。唐揚げにすると外はジューシーで中はふわふわとなり、大変美味しく食べられます。また骨ごと食べられるのもポイント高いです。天ぷらも同じように味わえます。作り方はとっても簡単です。下処理をしたメヒカリに片栗粉と塩をまぶして揚げるだけです。天ぷらも同様の作り方でできます。さらに詳しく、作り方を紹介します。

  • メヒカリ
  • コショウ
  • 薄力粉

  1. メヒカリの下処理をします。
  2. 下処理を終えたメヒカリに塩とコショウをお好みでふりかけます。
  3. 薄力粉をまぶし、180度の油で色がつくまで揚げます。
  4. パリッと焼きあがったら油とり紙の上に置いて、油を吸収させ完成です。

メヒカリの一夜干しも絶品!

メヒカリを一夜干しした食べ方もおすすめです。メヒカリは干す事によって旨みが凝縮します。メヒカリの素の味がもっとも味わえる食べ方です。ぜひ、丸干しして食べてみてください。メヒカリの一夜干しの作り方を紹介します。

  • メヒカリ
  • 水150g
  • 塩15g
  • お酒50cc
  • 昆布

  1. 水・塩・お酒を混ぜたものに昆布をつけ、一晩寝かせてつけ汁を作ります。
  2. メヒカリの下処理を終えたら、メヒカリを開きます。メヒカリの背中から少しずつ切れ込みをいれ、包丁が腹骨に当たるまで開いたら、腹骨をきれいに取り除きます。
  3. 次に、1で作ったつけ汁にメヒカリを1時間漬けます。
  4. 漬け終えたら、メヒカリを網などの上に乗せて天日干ししましょう。網がない場合は竹串に刺して干すのもおすすめです。直射日光を避けて、風通しの良いところに置きます。
  5. 1時間半ほどで片面が乾いてきます。表面が乾いて皮がつっぱった感じになったら完成です。

メヒカリの南蛮漬けがさっぱり美味しい!

最後に紹介する食べ方は、メヒカリの南蛮漬けです。メヒカリの唐揚げが余った時におすすめです。醤油、みりん、酢、酒で作ったタレと、玉ねぎやピーマンと一緒に漬けるだけ簡単に作れます。数日は日持ちするのでとっても便利な食べ方です。メヒカリの南蛮漬けの作り方を紹介します。

  • メヒカリ180g
  • タマネギ大1/2個
  • パプリカ1/4個
  • サラダ油適量
  • 小麦粉適量
  • 酢大さじ4
  • 酒大さじ4
  • めんつゆ大さじ4
  • 鷹の爪1本
  • にんにく、しょうがお好み

  1. メヒカリを唐揚げにします。余って冷めてしまったものでも大丈夫です。
  2. 玉ねぎ、パプリカを千切りにします。玉ねぎは水にさらしておきましょう。
  3. 酢・酒・めんつゆ・鷹の爪・にんにく・しょうが玉ねぎ・パプリカと合わせてフライパンで火にかけ、アルコールを飛ばします。
  4. 調味料を熱いままメヒカリにかけ、荒熱をとったら冷蔵庫で2時間以上寝かして完成です。

メヒカリの美味しさは一度知ったらヤミツキ!

近年その美味しさが現代人の味覚に適したメヒカリは、深海魚である生態ゆえ足が早く生で食べられる機会がなかなかないと言われていました。しかし、2000年代は技術発展の時代です。冷凍の技術も進み、新鮮な魚がどんな場所でも届くようになりました。食べられる機会が増えたメヒカリです。その美味しさは一度知ったら病みつきになること間違いなしです。メヒカリ食べ方・作り方をぜひ、いろいろ試してみてください。

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