シマイサキはどんな魚?栄養価や美味しい食べ方など紹介!

シマイサキという魚を知っていますか?シマイサキは、イサキとは名が付いていますがイサキとは別の魚です。シマイサキは釣り上げた時に浮袋を使って「グーグー」と鳴く、独特の生態をしています。この記事では、シマイサキについてまとめています。シマイサキの栄養価や釣り方、美味しい食べ方や料理の方法、旬についても解説しているので、釣り好きの方はぜひチェックしてみてください。

シマイサキはどんな魚?栄養価や美味しい食べ方など紹介!のイメージ

目次

  1. 1シマイサキはグーグー鳴く魚!?
  2. 2シマイサキの美味しい食べ方
  3. 3シマイサキの釣り方
  4. 4シマイサキの特徴を知って美味しく食べよう!

シマイサキはグーグー鳴く魚!?

シマイサキという魚を知っていますか?シマイサキとは、スズキ目シマイサキ科シマイサキ属の海水魚です。イサキとは違う魚ですが、体型がイサキに似ていることと体の模様から名前が付きました。シマイサキは釣り上げた時に「グーグー」と鳴く、独特の生態をしています。この記事では、シマイサキについてまとめています。栄養価や釣り方、食べ方についてもまとめているので、釣り好きの方はぜひチェックしてみてください。

シマイサキの生態と特徴

シマイサキはスズキ目シマイサキ科シマイサキ属の海水魚です。イサキとは違う魚ですが、体型が似ていることと体の縞模様からシマイサキという名前が付きました。日本では北陸から九州南岸の河川汽水域や沿岸に生息しています。スーパーなどに出荷されることは少なく、漁港周辺で料理されて消費されている魚ですが、釣りの対象魚として楽しまれています。

シマイサキは釣り人に人気の魚です。狙って釣る方法はありませんが、釣り方は簡単です。夜間に回遊するという生態を持つので、回遊中の群れがいればサビキやウキ釣りなどの方法で釣ることができます。シマイサキは独特の構造をした浮袋を収縮させ、釣り上げた時に「グーグー」と鳴く生態をしています。これは警戒した時や縄張り行動、エサ探しの合図として鳴くと言われています。

シマイサキの釣り方ですが、シーズンは5月から10月です。回遊する生態を持つ魚なので地域によっても釣り方や釣れる時期は異なりますが、ちょい投げ釣りなどの釣り方で釣ることができます。ちょい投げ釣りで釣る場合は、シロギスのタックルや仕掛けを流用する方法がおすすめです。また、シマイサキは魚類や甲殻類、多毛類などを捕食する動物食性なので、エサには魚の切り身を使いましょう。

シマイサキの味や旬は?

シマイサキは釣った場所や食べたものによって味が変わる魚です。シマイサキを料理する時は、捌いてから身の匂いを嗅いでみましょう。シマイサキがこれまで食べて来たものによっては、匂いが強くクセがあり刺身では食べづらい個体もいます。逆に、全くクセが無くて美味しいシマイサキもいるので、料理をする前に必ず身の匂いを嗅いでから料理方法を考えましょう。

シマイサキの旬は冬から夏にかけてです。夏に子供を持つという生態をしているので、子供を持ち始める夏までがシマイサキの旬となっています。シマイサキ自体はあっさりとしていて歯ごたえのしっかりした魚なので刺身に向いていますが、寄生虫がいる恐れもあるので生で食べる際は充分に注意しましょう。シマイサキを安心して食べたいのであれば、火を通す料理方法を取りましょう。

シマイサキはあっさりとしています。歯ごたえがしっかりとした魚である上に、鮮度が落ちるのもゆるやかなので釣ったあと多少時間が経ったものでも刺身で食べることができます。料理前に身の匂いを嗅いで、クセが無いものであればそのまま刺身で食べましょう。匂いが強い、クセの強いものはカルパッチョや濃い目の味の煮付けなどの料理方法がおすすめです。

シマイサキの栄養価は?

シマイサキの栄養価としては、脂肪が少なくたんぱく質が多いことが挙げられます。脂質が少ないのでダイエット中の方でも食べやすい魚です。また、消化吸収が良いので、高齢者や離乳食にも使うことができます。寄生虫がいる恐れがあるので、免疫力の弱い子供や高齢者に食べさせる場合は必ず火を通したシマイサキを食べさせましょう。刺身やマリネなど生のシマイサキは、絶対に子供や高齢者に食べさせないでください。

シマイサキの栄養価ですが、たんぱく質やビタミンA、B群やビタミンDを多く含むという特徴があります。雑魚や外道扱いなので安い魚ではありますが、栄養価の高い魚です。たんぱく質は筋肉を作り、血圧を下げる働きもあります。ビタミンAは感染症やウイルスから体を守る免疫力を高めたり、肌の老化を防ぐ働きもあります。シマイサキは栄養価の高い魚なので、釣るだけでなく料理に使って食べて楽しみましょう。

シマイサキの美味しい食べ方

ここで、シマイサキの美味しい食べ方を紹介します。シマイサキの旬は冬から夏にかけてです。シマイサキの釣れるシーズンは地域によっても異なりますが、5月から10月です。その為、5月から7月、8月頃に釣れたシマイサキが旬ということになります。秋頃に釣れたシマイサキは旬を逃してしまうので、どうしても旬の時期に釣れたシマイサキに味が劣ってしまいます。

新鮮なものは刺身で食べよう

シマイサキの食べ方として代表的なものが刺身です。シマイサキはあっさりとしていて歯ごたえのある魚である上に、鮮度が落ちるのがゆるやかなので釣ったあと多少時間が経っていても刺身で食べることができます。ただし、シマイサキは個体によって食べているものが違うので、匂いの強い個体やクセのある個体のものは刺身には向いていません。クセのあるシマイサキの場合は、ニンニクの効いたカルパッチョがおすすめです。

シマイサキの食べ方ですが、生で食べることもできます。ただし、シマイサキには寄生虫がいる恐れがあるので、生で食べる場合は充分に注意をしましょう。また、小さな子供や高齢者は免疫力や抵抗が弱いので、寄生虫による健康被害も大きくなってしまうこともあります。小さな子供や高齢者には、絶対に生で食べさせないでください。

クセが気になる時は煮付けにする

シマイサキは刺身で食べることもできますが、個体によってはクセの強いものもあります。クセの強いシマイサキの食べ方として人気なのが煮付けです。濃い目の味で煮付けにしてしまえばシマイサキのクセが気にならなくなるので、釣ったシマイサキのクセが強いようであれば煮付けにして食べてしまいましょう。また、シマイサキには寄生虫がいる恐れがあるので、煮付けなど火を通した食べ方の方が安全でおすすめです。

塩焼きや素揚げも香ばしくて美味しい

シマイサキは煮付けだけでなく、塩焼きや素揚げ、ムニエルなどの調理法も適しています。元々があっさりとした魚なので、どんな料理にしても美味しく食べることができます。旬のシマイサキは身が引き締まって美味しいので、シンプルな塩焼きがおすすめです。唐揚げなど強めの味を付けると、また違った味で楽しむことができます。

シマイサキだけを狙って釣る方法はありませんが、シマイサキ自体は簡単に釣れる魚です。その為、定番の刺身や塩焼き、煮付けからおもてなしメニューのアクアパッツァまで、幅広い料理に使うことができます。シマイサキを釣ったら、ぜひ色々な調理法を試してみてください。

シマイサキの釣り方

ここで、シマイサキの釣り方を解説します。シマイサキは他の魚を釣る際の雑魚や外道として扱われるものなので、シマイサキを専門に狙った釣り方はありません。しかし、シマイサキ自体はアタリが大きい上に引きも強いので、釣り好きの方には楽しまれています。

シマイサキが釣れる時期

シマイサキの釣れる時期は地域によっても異なりますが、おおむね5月から10月です。シマイサキの旬が冬から夏にかけての時期なので、シマイサキを釣るのであれば5月から8月にかけてがおすすめです。ただし地域によっては夏にシマイサキが釣れないこともあるので、釣りに行く際は地元の釣具店や釣り仲間などに、シマイサキが釣れるかどうか聞いてみましょう。

シマイサキを釣る方法

シマイサキを釣る方法ですが、回遊中の群れを狙って防波堤や港の中からサビキ釣りやウキ釣りで釣ることもできますが、基本はウキフカセ釣りです。特にシマイサキは夜に行動が活発になるので、夜に投げ釣りで釣ることもできます。特別な方法は必要無く、仕掛けを着底させてゆっくりと引くことで簡単に釣ることができます。

シマイサキの釣り方の基本はウキフカセ釣りです。0.6から1号5メートル前後の磯竿に小型スピニングリールを組み合わせ、円錐ウキを単体で使用するのが定番です。シマイサキが浅いところを泳いでいる時は、ウキを固定して使いましょう。また、シマイサキは動物食性なのでエサは大型アミオキアミ魚の切り身を使用しましょう。

夜にシマイサキを釣るのであれば投げ釣りがおすすめです。竿は25号から30号の4メートル前後の投げ竿、リールは中型スピニングリール、テンビン吹き流しの仕掛けが基本です。針は7号から10号の大きめの流線がおすすめです。エサはイソメ類や魚の切り身を使いましょう。

シマイサキの特徴を知って美味しく食べよう!

いかがでしたか?シマイサキは狙って釣る方法こそ無いものの、その引きの強さやグーグー鳴く独特の生態から釣り人に愛される魚です。スーパーなどに出荷されることはほとんど無い魚なので、根気強く粘って釣ってみましょう。シマイサキ自体はあっさりとした魚なので、どのような料理に使っても美味しく食べることができます。シマイサキの生態や食べ方を知って、釣りをより楽しみましょう。

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