2018年12月29日公開
2024年08月26日更新
ドラゴンフルーツの切り方・むき方まとめ!皮や種は食べられる?
ドラゴンフルーツという果実を知っているでしょうか?ドラゴンフルーツはさっぱりした甘さが特徴の種ごと食べられる果実です。ここではドラゴンフルーツの選び方や皮のむき方、切り方、食べ方などを詳しく紹介します。美容に効果的な栄養があるドラゴンフルーツは、保存方法にも気をつけて最後まで美味しくいただきたいものです。切り方やむき方も簡単で手軽に食べられるため、ドラゴンフルーツを知らない方も、この機会にぜひチェックしてみてください。
目次
ドラゴンフルーツを美味しく食べられる食べ方が知りたい
みなさんはドラゴンフルーツという食べ物を知っていますか?見た目が鮮やかで名前も興味を引く名前をしています。今回はドラゴンフルーツについて紹介していきますので、この機会にドラゴンフルーツについて知ってみてください。
ドラゴンフルーツとは?
トゲのある皮が印象的な「ドラゴンフルーツ」は、サボテン科の果実で「ピタヤ」という名前でも知られています。白い果肉とともに小さな種がつまっており、あっさりした甘さで酸味はほぼ感じられません。栄養が豊富で低カロリーなため、美容のために摂取する方も多いようです。ドラゴンフルーツの名前の由来は、皮の見た目が竜の鱗のように見えるところからきており、中国語名の「火龍果」を英語に直訳したものだともいわれています。
ドラゴンフルーツの旬な時期と選び方
皮と種に特徴のあるドラゴンフルーツですが、種類によって旬の時期が異なります。ピンク色の皮をしたドラゴンフルーツは、国産のものが6月下旬から11月中旬、輸入品は1月から5月ごろが旬の目安となります。ドラゴンフルーツを購入する際におすすめの選び方があります。それが、皮の色が濃いものをチョイスするという選び方です。
濃いピンク色のドラゴンフルーツは、程よい甘みと水分があります。日光の当たり具合や天候の違いによっても皮の色が変わるため、色を見分ける選び方を心がけましょう。また、大きいドラゴンフルーツの方がよいとされ、手で持ったときにずっしりと重みのあるものを選ぶのがおすすめの選び方です。新鮮なドラゴンフルーツは皮にハリがあります。選び方のポイントをおさえて、美味しいドラゴンフルーツを購入するようにしましょう。
ドラゴンフルーツの美味しさを保つ保存方法
選び方に気をつけ美味しいドラゴンフルーツを手に入れたら、できるだけ早く食べきるのがよいでしょう。というのも、ドラゴンフルーツは追熟しない果実だからです。スーパーなど店頭に並んでいるドラゴンフルーツは、すべて完熟状態で販売されています。食べきれないときの保存方法としては、冷蔵庫の野菜室を利用するのが一般的です。乾燥に弱いため、袋などに入れた保存方法も心がけるようにしてください。
たとえ野菜室に入れても、ドラゴンフルーツは劣化が進んでいきます。上記の保存方法は最低限のルールとして心得、早めに食べるようにしましょう。また、本来の甘みをダイレクトに感じるには、食べる1時間前に冷蔵庫で冷やすのがおすすめです。保存方法も踏まえて、美味しくドラゴンフルーツをいただきましょう。
ドラゴンフルーツの簡単な切り方とむき方
ドラゴンフルーツの皮をむく向きとは?
ここからは、ドラゴンフルーツの切り方と皮のむき方について紹介していきます。ドラゴンフルーツはインパクトのある見た目に反し、非常に簡単に食べることのできる果実です。ドラゴンフルーツの簡単な切り方としては、まず縦向きにカットしたものを、さらにもう半分に切り分けます。切り方はこれだけでOKです。ドラゴンフルーツはカットするだけという、いたってシンプルな切り方で食べられるのがポイントです。
また、皮のむき方もコツなどは必要ありません。上記の切り方でカットしたドラゴンフルーツは、手でするっと皮をむくことができます。むき方も簡単で、両サイドの皮に手をかけると自然に皮がはがれます。切り方、むき方をマスターしたら、食べ方も工夫してみるとよいでしょう。
縦半分の切り方をしたドラゴンフルーツをスプーンですくって食べたり、1/4にカットしたものを皮をむかずにひと口大にカットするのもおすすめです。フォークで刺すだけで簡単に皮がはがれるため、手が汚れる心配もありません。簡単な切り方、むき方で美味しいドラゴンフルーツを味わってください。余ったドラゴンフルーツは、上記の保存方法を参考に保存しましょう。
ドラゴンフルーツの種はどうする?
初めてドラゴンフルーツを手にした方は、保存方法や食べ方、さらには切り方、むき方などに戸惑うこともあるでしょう。また、ドラゴンフルーツをカットしたときの断面にも驚くのではないでしょうか?ドラゴンフルーツには、かなりの量の種がつまっています。
ゴマのような見た目の種は、果肉と一緒に食べられます。感覚としてはキウイフルーツの食べ方と同じです。サクサクした食感と種のプチプチが同時に楽しめ、適度な水分が口の中を潤してくれます。種が歯にはさまることもありますが、これこそがドラゴンフルーツの醍醐味ともいえるでしょう。
ドラゴンフルーツの色素に注意!
いくつかあるドラゴンフルーツの中でも、レッドピタヤと呼ばれる種類は果肉まで赤いのが特徴です。種や果肉の食感は中が白いものとそう変わりませんが、酸味と甘みが少し強いといわれています。この赤い色の原因は「ベタシアニン」という色素にあります。ポリフェノールの1種で抗酸化作用があり、がんを予防するともされる栄養素です。
ベタシアニンは、さわるだけで手に色がつくほど発色のよい色素で、特に衣服につくと落ちにくいため、上で紹介した切り方やむき方、食べ方をする際は注意するようにしましょう。保存方法に関しては、野菜室保存で問題ありません。
ドラゴンフルーツのおすすめな食べ方【サラダ編】
ドラゴンフルーツとチキンでボリュームたっぷりサラダ
ドラゴンフルーツの選び方、むき方をマスターしたら、美味しい食べ方にも挑戦してみましょう。さっぱりした甘みのドラゴンフルーツは、チキンと一緒にサラダにするのがおすすめです。鶏むね肉を使うことで、ダイエット中の方でも気軽に食すことができるでしょう。レシピでは紫水菜を使用していますが、普通の水菜とレッドピタヤを使っても色鮮やかなヘルシーサラダが作れます。作りやすい量のレシピは下記の通りです。
- ドラゴンフルーツ1/2個
- 鶏むね肉1/2枚
- 紫水菜(若葉)適宜
- 玉ねぎ1/2個
- ラディッシュ1個~
- ナッツ(好みのもの)適宜
- Aはちみつ15g
- A粒マスタード小さじ2
- Aオリーブ油小さじ2
- A塩少々
- 鶏肉は蒸すか電子レンジで火を通し、粗熱が取れたら適当な大きさにほぐします。水菜は水洗いして5cm幅に、ラディッシュは薄くスライスします。玉ねぎは薄くスライスして水にさらし、新玉ねぎであればスライスしておくだけでOKです。ナッツはフライパンで乾煎りしてから軽く砕きます。
- ドラゴンフルーツは皮をむいて5mm幅のいちょう切りにします。余ったドラゴンフルーツは、上記の保存方法を参考に野菜室で保存しておきましょう。
- ボウルにAを入れて混ぜ合わせます。紫水菜、玉ねぎ、ラディッシュ、ドラゴンフルーツ、鶏むね肉を加えてさっと混ぜ、皿に盛りつけます。ナッツをちらせばレシピの完成です。
ドラゴンフルーツとトマトのサラダに梅ドレッシングをかけて
ドラゴンフルーツの白、トマトの黄色、梅の赤が色鮮やかなサラダの食べ方を紹介します。ドラゴンフルーツの選び方は上記を参考にし、ずっしり重く新鮮なものを選びましょう。レードルを使ったむき方は斬新で、見た目も可愛らしく仕上がります。ドラゴンフルーツが余った場合は、野菜室を使った保存方法を心がけてください。酸味の少ないドラゴンフルーツに、トマトと梅がうまく合わさった1品です。2人分の食べ方レシピは下記の通りです。
- ドラゴンフルーツ1個
- ミニトマト(黄)8個
- ブロッコリースプラウト適量
- 酢大さじ1
- めんつゆ(希釈したもの)大さじ1
- はちみつ大さじ1
- 梅肉小さじ1
- ボウルに酢、めんつゆ、はちみつ、梅肉を混ぜ、梅ドレッシングを作ります。ドラゴンフルーツは縦半分にカットし、レードルで丸くくり抜きます。ミニトマトは半分に切っておきましょう。
- 皿にドラゴンフルーツを置き、そのまわりにミニトマトを並べます。上にブロッコリースプラウトをのせて梅ドレッシングをかけたらレシピの完成です。
ドラゴンフルーツとアボカドのヘルシーサラダ
ドラゴンフルーツに、とろけるような食感のアボカドを合わせた食べ方を紹介します。レッドピタヤを使うとレストランのような仕上がりになるのでおすすめです。ドラゴンフルーツとアボカドは、お皿をキャンバスに見立ててバランスよく盛りつけましょう。あっさりとした味わいの2つの果実が、レモンのさっぱりしたドレッシングと相性抜群です。2人分のレシピは下記の通りです。
- ドラゴンフルーツ1/2個
- アボカド1/2個
- レッドキャベツスプラウト適量
- Aオリーブ油大さじ2
- Aレモンのしぼり汁小さじ2
- A塩小さじ1/2
- A黒こしょう少々
- アボカドは、種を取って皮をむき薄くスライスします。ドラゴンフルーツは半分に切ってからスプーンなどで中身を出し、アボカドに合わせて薄いスライスにします。
- ボウルにAを混ぜ合わせ、ドレッシングを作ります。大きめの皿にアボカドとドラゴンフルーツを交互に並べ、上にレッドキャベツスプラウトをちらします。仕上げにドレッシングをまわしかけたら完成です。
ドラゴンフルーツをのおすすめな食べ方【ドリンク・デザート編】
ドラゴンフルーツのスムージーで美容効果あり
美容効果のあるドラゴンフルーツは、スムージーにする食べ方もおすすめです。スムージー用のドラゴンフルーツの選び方ですが、綺麗なピンク色をしたレッドピタヤが最適でしょう。スムージー1人分はドラゴンフルーツ1/2個を使います。残ったドラゴンフルーツは野菜室に入れる保存方法で保管し、他の料理に使いまわすとよいでしょう。チアシードやヨーグルトを入れたスムージーはダイエットにもおすすめです。1人分のレシピは下記の通りです。
- ドラゴンフルーツ(レッドピタヤ)1/2個
- バナナ1/2本
- ヨーグルト大さじ1~
- チアシード適量
- 砂糖小さじ1~
- はちみつ大さじ1
- 生クリーム100g
- 氷5~6個
- コップににヨーグルト、チアシードを入れて混ぜ合わせ、5分ほど置きます。ドラゴンフルーツとバナナは皮をむき、適当な大きさにカットします。生クリームは砂糖を入れて泡立て、絞り袋に入れておきましょう。
- ミキサーにドラゴンフルーツ、バナナ、はちみつ、氷を入れて攪拌します。1のコップの上にスムージーをそっと注いで2層にします。上に生クリームを絞り、好みでカットしたドラゴンフルーツを飾ればレシピの完成です。
ドラゴンフルーツとバナナの甘くて美味しいシャーベット
目が覚めるような色合いのドラゴンフルーツを使ったシャーベットを紹介します。使用するドラゴンフルーツの選び方ですが、レッドピタヤを使う方が綺麗な色のシャーベットが作れるでしょう。バナナを入れることで甘みをプラスしています。ミキサーを使うと簡単に作れますが、種の黒色まで混じってしまうので丁寧に刻むのがおすすめです。2人分のレシピは下記の通りです。
- ドラゴンフルーツ1個
- バナナ1/3本
- 水大さじ4
- 砂糖大さじ2
- レモンのしぼり汁小さじ1
- ドラゴンフルーツは縦半分に切り、皮をむきます。果肉はバナナと一緒にみじん切りにし、水、レモンのしぼり汁、砂糖と一緒に混ぜ合わせます。
- 容器に入れて冷凍庫で冷やし固めます。1~2時間に1度の割合で取り出し、フォークなどでなめらかになるようかき混ぜます。2、3回作業を繰り返したらレシピの完成です。出来上がったシャーベットは、ドラゴンフルーツの外皮に入れて盛りつけるとお店のような仕上がりになります。
ドラゴンフルーツに含まれる栄養とは?
ドラゴンフルーツは美白効果があるビタミン豊富なフルーツ
ドラゴンフルーツは、ビタミンB群やビタミンCなどの栄養素を含んでいます。特にビタミンCには、酸化を防ぐ抗酸化作用や、シミ、そばかすを防ぐ美白効果が期待できるようです。たるみにも効くといわれており、アンチエイジング効果も狙える栄養価だといえます。ビタミンB群は疲労回復に効果的な栄養分であることから、美容だけでなく日頃の疲れが気になる方も、ドラゴンフルーツで栄養摂取をするのがおすすめです。
ドラゴンフルーツの不溶性食物繊維が肌荒れ防止になる
ドラゴンフルーツには、不溶性食物繊維と呼ばれる栄養素も含有しています。不溶性食物繊維とは水に溶けない食物繊維のことで、水分を吸収して不要なものを便として排出してくれる作用が期待できます。便秘改善も見込める栄養素で、大腸がんを予防するともいわれています。体の中から綺麗にしてくれるデトックス効果もあることから、肌荒れが気になる方は特に摂取を心がけたい栄養素といえるでしょう。
ドラゴンフルーツを美味しく食べてきれいになろう!
ドラゴンフルーツは、美容にもうれしい効果のある果実です。紹介したドラゴンフルーツの選び方、皮のむき方、保存方法などを参考にして、健康のためにも積極的に食事に取り入れるとよいでしょう。実は、インパクトのある見た目の皮も食べることができます。水分も多く甘みもあるため、天ぷらにするとパプリカのような味わいが楽しめます。ぜひ、皮も丸ごと使って料理に挑戦してみてください。