タイワンガザミとはどんなカニ?特徴・味やさばき方を紹介!

カニと言えば、ズワイガニやタラバガニなどが有名ですが、価格が高いのが難点です。リーズナブルな価格でカニを楽しみたい人におすすめなのがタイワンガザミです。旬の時期であれば、タイワンガザミの価格は1キログラム2000円程度です。しかも身もしっかりと詰まっており、味も食べ応えも満点です。そんなタイワンガザミの魅力について紹介します。タイワンガザミの特徴や価格、さばき方や下処理方法なども紹介します。美味しいタイワンガザミの鍋や味噌汁などのレシピも紹介します。

タイワンガザミとはどんなカニ?特徴・味やさばき方を紹介!のイメージ

目次

  1. 1タイワンガザミは有名なカニに負けない味わい
  2. 2タイワンガザミの基本の下処理とさばき方が知りたい!
  3. 3タイワンガザミのおすすめ料理方法
  4. 4タイワンガザミの旬な時期の値段は?
  5. 5タイワンガザミを自分でさばいてみよう!

タイワンガザミは有名なカニに負けない味わい

カニと言えば、ズワイガニやタラバガニなどが有名で高級食材の代名詞にもなっていますが、リーズナブルな価格で楽しめるカニがあることをご存知ですか?それはタイワンガザミです。ズワイガニやタラバガニより安い価格であることが最大の魅力です。味が劣ると思われがちですが、ズワイガニやタラバカニのようなアジを楽しめるため、人気急上昇中のカニです。そんなタイワンガザミについて紹介します。

タイワンガザミの見た目の特徴

タイワンガザミは見た目ではっきりと違いを判別することができます。カニの雄の甲羅や脚は鮮やかな青色を帯びています。そのためアオガニやアオデと呼ばれることもあります。メスは輝く色をしていません。甲羅の大きさは直径15センチ程度にまで成長するため、比較的大きなカニです。メジャーな高級なカニと比較しても引けを取らない大きさを誇っているのが特徴です。甲羅の前縁には棘のような突起が並んでいるのも特徴です。

カニの名称から南の海域に生息している風に思えますが、日本にも比較的多く生息しており、千葉県の房総半島より南では普通に見ることができます。また世界中の海域に生息しており、赤道付近を中心に太平洋、大西洋、インド洋などでもみられます。比較的温暖な海域である地中海にも生息しています。内湾の砂地を好んで生息しているため、陸地から比較的近いところに生息しており、簡単に捕まえることができるのが特徴です。

タイワンガザミの味の特徴

タイワンガザミの味は身が締まっており、強い甘みを感じることができるのが特徴です。その特徴から塩茹でにしてそのままで食べるのが一番身が美味しく感じることができる食べ方です。茹でるだけでなく焼く調理方法もおすすめです。焼くと水分が蒸発して身がもっと締まります。タイワンガザミのうまみを一番堪能できる食べ方です。できる限りシンプルな調理方法がタイワンガザミの美味しさを引き出すことができます。

タイワンガザミの卵巣でもある内子や肝臓であるみそはタイワンガザミの楽しみでもあります。濃厚でまったりとした味が特徴になっており、鍋や味噌汁に入れて食べるのが一番のおすすめです。日本酒とも相性が良いため、日本酒に内子やみそを入れて飲む方法もあります。お酒好きにはたまらない贅沢な食べ方です。余すことなく食べることができるのもタイワンガザミの魅力です。残さず最後まで完食できるカニです。

タイワンガザミの相場価格

タイワンガザミは夏場が旬になっています。そのため夏場の販売価格が安く、とれにくい冬場は価格が高めに推移しています。、またオスとメスで価格の違いもあります。メスのほうが価格が高いため、冬場のメスはタイワンガザミの中でも一番価格が高くなっています。国産では、夏場の価格が安い時期のオスでは1キログラム当たり2000円程度の価格です。また輸入品になると半分以下の価格で購入できるため格安感があります。

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タイワンガザミの基本の下処理とさばき方が知りたい!

タイワンガザミは生か冷凍かでゆで時間が違う

タイワンガザミは茹でることが調理の第一歩です。そのため茹で方について紹介します。サイズが大きめのタイワンガザミは大きめの鍋が必要です。家庭では多くても2匹が限界です。そして茹でる前に下処理が必要です。水を鍋に入れてそこにタイワンガザミを入れます。約10分間放置しておくことが必要です。下処理が完了したらタイワンガザミを丸ごと茹でます。塩を3パーセント程度入れて水を沸騰させます。

3パーセントの塩は味噌汁以上の濃さです。この塩分濃度が美味しく茹でるコツです。甲羅を下にして茹でます。茹で時間は15分から20分です。これは生の場合の時間です。冷凍の場合には、解凍せずに茹でることもできますが、25分から30分確保します。ゆであがったらすぐに取り出さずに蓋を閉めて約5分間蒸らしておきます。もちろん火は止めておきます。あとは自然冷却すれば、タイワンガザミの茹で料理が完成です。

タイワンガザミの水洗いで身の水分を守る

タイワンガザミを茹でる際には、事前に水洗いしておくことが必要です。水洗いしておくことで身の水分を守ることができるためです。また、沸騰したお湯に入れると脚が暴れて簡単に取れてしまうこともあるため、脚を輪ゴムなどで縛る下処理を行うのも効果的です。水の状態から茹でる方法もありますが、プロの熟練の技でないと、上手に茹でることができない為、家庭で行うときには沸騰したお湯でゆでるのがベストです。

そしてタイワンガザミのさばき方もとても簡単です。味噌汁や鍋、揚げ物にする場合には、余計な部分を取り除く下処理の必要があります。さばき方はふんどしを剥いて取り去り、白いエラを取り除くだけです。甲羅を尻のほうから上に持ち上げるようにするとはがしやすくなります。脚のさばき方は食べやすいように切れ込みを入れるだけです。甲羅のさばき方は、包丁の背で割れ目を入れるとダシが出やすくなります。

タイワンガザミの主に食す場所

タイワンガザミは残すところは殻だけと言われるくらいどこでも食べることができます。甲羅の中身はぎっしり詰まった身です。そして内子やみそも食べることができます。身は、そのまま食べるのが一番美味しいですが、内子やみそと一緒に鍋や味噌汁にするとさらに美味しくなります。鍋にするときには、茹でたタイワンガザミを甲羅ごと入れる方法もあります。見た目も豪華で美味しいカニ鍋を簡単に作ることができます。

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タイワンガザミのおすすめ料理方法

旨みを感じることのできる「タイワンガザミの味噌汁」

タイワンガザミの味噌汁は、カニからとった濃厚な出汁を使い、身まで全部食べられる贅沢な味噌汁として人気です。タイワンガザミの味を引き出す味噌は合わせみそを使うのがおすすめです。鍋に水と酒とタイワンガザミを入れてアクを取りながら加熱します。火が通ったら煮立たせ過ぎないように気を付け、味噌を入れて薬味を入れれば、味噌汁の完成です。タイワンガザミの味噌汁は下処理も少なく作りやすい料理の一つです。

お酒が好きな人におすすめ「タイワンガザミの甲羅酒」

日本酒が好きな人にはとてもおすすめなタイワンガザミの使い方がタイワンガザミの甲羅酒です。身を取り出した甲羅に内子とみそを入れてそこに日本酒を注ぎ込むだけの簡単な料理です。下処理はみそと内子を丁寧に取り出すだけの絶品です。甲羅に入れる日本酒は好きな日本酒を使います。地酒でも有名な日本酒でもお好みです。みそと内子の美味しさが絶品です。タイワンガザミの甲羅酒を提供する居酒屋もあるほどです。

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タイワンガザミの旬な時期の値段は?

旬なタイワンガザミを生きたまま仕入れる

旬なタイワンガザミを食べるのであれば、やはり生きた状態です。カニを生きたまま販売できるのは国産の商品だけです。国産のタイワンガザミは夏場の旬の時期には1キログラム当たり2000円くらいの価格で販売されます。水揚げ量では2000円を下回る価格で販売されることもあります。スーパーなどよりも市場などに出向いたほうがボリュームたっぷりのタイワンガザミを手に入れることができます。

旬を保った冷凍タイワンガザミを手に入れる

一方、もっと安い価格でタイワンガザミを手に入れるのであれば、冷凍品がおすすめです。冷凍品は旬の時期を逃した国産品と旬の時期の輸入品があります。国産品は冷凍でも旬の時期とはずれるため、あまり価格にお買い得感はありません。しかし輸入品は新鮮なタイワンガザミを瞬間冷却して冷凍しているため、美味しさをそのまま閉じ込めた状態です。しかも価格も生の半額以下をいうリーズナブルな価格は最大の魅力です。

タイワンガザミはオスとメスで食べ比べるのもおすすめ

タイワンガザミはオスとメスでは価格が異なります。メスの方が高くなっています。身の詰まり方はメスの方が良いためです。メスとオスは甲羅の色の違いなどもあり、一見すると別のカニのような違いがあります。下処理や料理方法はメスもオスも変わりありませんが、アジは若干異なります。メスとオスの違いを食べ比べするのもタイワンガザミの楽しみ方の一つです。メスとオスをセットで販売している市場もあります。

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タイワンガザミを自分でさばいてみよう!

ズワイガニやタラバガニは美味しいけれども価格が高いと嘆いている人におすすめなカニがタイワンガザミです。1キログラム2000円程度で手に入る気軽さなのに、身はぎっしり詰まって食べ応えがある美味しいカニです。さばき方も簡単、下処理にも時間を取られない為、家庭でゆでたり鍋にしたりすることもできます。自分でさばいて料理するのも容易です。ぜひタイワンガザミの魅力を鍋や味噌汁で堪能してみませんか?

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