2018年12月21日公開
2024年08月25日更新
ファジーネーブルの作り方は?割合や度数・カクテル名の意味も解説!
ファジーネーブルは、カクテルの中で女性にとても人気のあるカクテルです。難しいように感じますが、作り方は簡単でピーチリキュールとオレンジジュースの割合さえマスターすれば自宅でカンタンに作ることができます。ファジーネーブルのカクテルの意味や、なんのリキュールを使えば良いのか、どんなオレンジジュースが良いのか、美味しいファジーネーブルの作り方など詳しく説明していきます。マスターして、自宅でバー気分を味わいましょう。
目次
ファジーネーブルの作り方を覚えて実践しよう!
ファジーネーブルの材料は?
ファジーネーブルの材料は、とてもシンプルです。ピーチリキュールとオレンジジュースがあれば簡単に作ることができます。あとは、ファジーネーブルを入れるためのロンググラスと、リキュールとオレンジジュースを混ぜ合わせるマドラー、氷です。マドラーがなければストローでも構いません。もちろん、ロンググラスでなくても作ることができますが、お店気分を味わうためにはロンググラスがおすすめです。
グラスに氷を入れて冷やす
カクテルを作るときの基本になりますが、いろいろな作り方があり、ここでは一般的なファジーネーブルの作り方を紹介いたします。まず、ロンググラスに氷を入れます。そしてマドラーで少しクルクル氷を回してグラスを冷やします。カクテルを作る際のリキュールが常温で保管されているので、リキュールの美味しさを引き立てるためにこの作業をします。
ピーチリキュールを注いでオレンジジュースで割る
作り方の手順はリキュールを注いでいきます。なるべく氷の上にこぼすような感じで注ぎます。そして、オレンジジュースを入れます。オレンジジュースは冷えている方が氷が溶けなくて良いのですが、冷えていない場合は常温のオレンジジュースを同じく氷の上からかける作り方をすると、素早く冷えます。
軽く混ぜて完成!
オレンジジュースを注いだあとは、マドラーというカクテルを作るときに使用する棒で混ぜ合わせます。製品によっては、棒の先に小さなスプーンが付いているものや、フォークが付いているもの、少しだけ先が曲がっているもの、先が少し太くなっているものなど色々な種類があります。準備ができなければ、箸でも混ぜれます。混ぜ方は、氷をカチャカチャさせないように、クルクルと3、4回混ぜれば出来上がりです。
おすすめの割合は「1:4」
ファジーネーブルカクテルの基本の作り方の割合は「1:4」です。この作り方は、作る人やお客様の好みによって変わります。ほとんどのお店のカクテルの作り方の割合は同じで、ロンググラスで作るカクテルは1:4ぐらいです。ピーチリキュールが30ccで、オレンジジュースが120ccの割合です。
自分好みの割合を見つけて!
カクテルのリキュールの割合は、それぞれの好みで自由に変えることができます。アルコールがあまり強くない人は、リキュールの割合を少し減らして、ピーチの香りを楽しむファジーネーブルカクテルを作り、アルコールの香りがもっと欲しい方への作り方は、割合を半分半分にする方もいらっしゃいます。何度か作っていくうちに、自分の好みの割合が見つかります。キャップや軽量カップで量りながらちょうど良い割合を見つけましょう。
ファジーネーブルに似たカクテルたち
ファジーネーブルに似たカクテルは、いくつか存在します。作り方はファジーネーブルの作り方と全く同じで、使用するリキュールが変わるのみです。見た目が全く同じカクテルで、スクリュードライバーというカクテルのつくり方は、ウォッカとオレンジジュースで作ります。もう一つはマリブオレンジというカクテルで、つくり方はマリブというココナッツのリキュールと、オレンジジュースを使用します。このカクテルも女性に人気です。
スクリュードライバーとマリブオレンジのカクテルは、ファジーネーブルと見た目だけでは判断できないほど似ています。その他カンパリオレンジと言うカクテルの作り方は、カンパリと言うリキュールとオレンジジュースを合わせたカクテルで、少しカンパリの苦味が特徴になります。色も少し赤いオレンジ色になります。そして、ファジーネーブルと同じぐらい人気のカクテルで、カシスオレンジがあります。
カシスオレンジの作り方は、カシスのリキュールとオレンジジュースを合わせたカクテルで、ファジーネーブルと同じように、フルーツの風味とオレンジジュースがよく合い、甘いので飲みやすく色も可愛いため、女性に人気のカクテルです。最後にテキーラサンライズと言って、作り方は、テキーラとオレンジジュースを合わせたものに少しだけグレナデンシロップを加えたカクテルです。見た目がとても可愛いカクテルです。
ファジーネーブルについて
ファジーネーブルはピーチとオレンジのカクテル
ファジーネーブルは、ピーチのリキュールとオレンジジュースを合わせたカクテルです。ビルド技法と言うカクテル用語で、ロンググラスに直接入れて混ぜて作り方を意味します。ビルド技法は、作り方がとても簡単ですので、ホームカクテルに人気です。ピーチのリキュールは種類がたくさんありますが、スーパーでも手に入るピーチリキュールと、オレンジジュースさえあれば、誰でも簡単に作れて楽しめるカクテルです。
甘くて爽やかな女性に人気のカクテル
ファジーネーブルは、ピーチリキュールの甘さと、オレンジジュースの甘味が重なり少し甘めのカクテルです。オレンジの爽やかさがありますので、とても飲みやすくカクテル初心者の女性でもおいしく飲むことができます。カクテルバーでは、希望でカクテルの作り方を調節してもらえますので、アルコールが弱い人や初めて飲む人は、少しづつアルコールの量を調節しましょう。
ファジーネーブルの度数はどれくらい?
ファジーネーブルのアルコール度数は、カクテルを作る人によって変わってきますが、平均はだいたい3.5~4ぐらいです。そんなにアルコール度数が強くないので、ついついジュース感覚で飲みすぎてしまいがちですが、飲み過ぎると後から酔いが押し寄せてきますし、オレンジジュースはカロリーが高いですので、飲みすぎには注意しましょう。
ファジーネーブルの意味とは?
ファジーネーブルの「fuzzy」ファジーは、産毛や曖昧の意味を表します。産毛は桃の皮の柔らかい毛のことを意味し、曖昧は、オレンジジュースか桃なのかわからない味をしている曖昧な感じを意味します。ネーブルはここではネーブルオレンジのことを意味しています。アメリカで大ヒットしたカクテルです。
ファジーネーブルにおすすめのリキュールやジュース
果汁100%のオレンジジュースでより美味しく!
ファジーネーブルに使用するオレンジジュースは、ファジーネーブルの味を左右させる重要な役割があります。果汁20%ぐらいの安いオレンジジュースは、ファジーネーブルには適していません。100%のオレンジジュースか、オレンジを直接絞ったジュースが一番ファジーネーブルを美味しくします。少し濃い目の100%のオレンジジュースの酸味とリキュールの甘味がファジーネーブルの美味しい味になります。
ロックでも美味しく飲める芳醇な香り「ルジュクレームドペシェ」
日本国内でもよく見かけるようになったリキュールブランド「ルジュ」のクレームドペシェです。クレームは、フランス語でクリームの意味で、ドペシェは「桃の」という意味を表します。フランス、ブルゴーニュ地方のディジョンで作られているフルーツリキュールで、1705年創業の歴史あるメーカーで、フランス国内でも多くの人に愛されているリキュールです。アルコール度数は15%です。
ルジュクレームドペシェは、爽やかな香りと、まろやかな甘味が特徴でカクテル以外にデザートに使用したり、ロックでグラスに氷を入れてそのまま楽しむこともできます。色は少しオレンジかかった色をしています。日本での販売メーカーはサントリーです。
一番一般的なおすすめの銘柄「デカイパーオリジナルピーチツリー」
デカイパーオリジナルピーチツリーは、300年以上の歴史をもつ伝統あるオランダの名門メーカーです。世界100カ国以上輸出されています。原材料と成分は、糖類、スピリッツ、香料、ピーチ蒸留液、酸味料です。黄桃果汁を使用し、桃の香りが楽しめる無色透明のリキュールです。人工香料を使用せず、フルーツの素材そのものの美味しさを最大限に活かした人気のあるリキュールです。
デカイパーピーチツリーは、カクテルで有名な「ピーチツリー」カクテルに使用されます。ファジーネーブルと同じで、可愛い名前と、飲みやすさから女性に高い人気があります。ピーチツリーの作り方も簡単で、ピーチツリーリキュールと、炭酸水をグラスに入れてマドラーで軽く混ぜれば出来上がりです。香りが高いですので、炭酸水にも負けない存在感があります。アルコール度数は20度です
ボトルが可愛くて人気「ナンネルヴァイオリンリキュールピーチ」
出典: http://solemo.jp
ナンネルヴァイオリンリキュールピーチは、オーストリアのメーカー「ナンネル社」の製品で、名前のようにボトルがヴァイオリンの形をしています。音楽の街古郷ザルツブルグは、音楽で有名なモーツアルトの生まれた街です。名前のナンネルは、モーツアルトの姉の名前に由来します。ふんわりと柔らかい桃の香りが人気で、飲み終わったあとも部屋に飾っておけるので贈り物に、人気があります。アルコール度数は20度です。
長い歴史を持つフランスのメーカーGEマスネ社の「クレームドペシェ」
GEマスネ社のクレームドペシェは、フランスのアルザス地方で中世から受け継がれてきたメーカーです。オードヴィと言われる「生命の水」の意味するブランデーやリキュールを作り続けています。アルザスで作られる良質な果実は恵まれた環境でレベルの高い果実の生産が可能です。その良質の果実と、熟練された職人の手作業で高品質の製品が出来上がります。アルコール度数は20度でやや辛口のリキュールです。
色々なカラーのリキュールで有名な「ボルスピーチ」
ボルス社のピーチリキュールは、1575年オランダのアムステルダムでルーカスボルス氏により誕生しました。世界で最も古い歴史を持つリキュールブランドです。ボトルはシンプルですが、色々なカラーのリキュールが有名です。新鮮な桃に、オレンジや柑橘系のニュアンスが加えられている透明なリキュールです。太陽の下で完熟した桃果実の甘くフルーティーな香りで、多くのカクテルに使用されています。アルコール度数は17%です。
リキュールだけでなくお酒でも楽しめる「梅乃宿酒造あらごし桃酒」
ファジーネーブルは、リキュールで作ることが一般的ですが、日本酒でも同じように作れます。あらごし桃酒は、桃の成分が見えるお酒で、ピューレにした桃を日本酒と混ぜ合わせてあります。ネクターのような濃厚な自然の桃の香りと甘さが楽しめます。そのままロックでも、アイスクリームにかけたり、ヨーグルトにかけたりしていただくこともできます。アルコール度数は8%と少し低くなっています。
ファジーネーブルの人気アレンジレシピ
みかんで濃厚果汁「贅沢ファジーネーブル」
通常ファジーネーブルのネーブルはネーブルオレンジの意味を持ちますが、アレンジレシピとして、日本で馴染みのあるみかんを絞り、ファジーネーブル風のカクテルを作ることができます。作り方は簡単で、通常オレンジジュースを、みかん果汁に変えるのみです。みかんを絞ると少々果肉など入り、少し贅沢な感じに仕上がります。みかんが余った時に活用してみましょう。
柑橘系の爽やかさたっぷり「レモン風味ファジーネーブル」
ファジーネーブルは、オレンジの輪切りをカクテルの中や、グラスのふちに飾ったりしますが、レモンでも代用できます。レモンの酸味が好きな方には、たまらないファジーネーブルに仕上がります。作り方は出来上がったファジーネーブルに、レモンの絞り汁を大さじ1か、2杯混ぜるだけでとても爽やかな味に変化します。ビタミンも取れますので女性にはうれしいカクテルになります。
桃の缶詰で絶品ジュース「ノンアルファジーネーブル」
アルコールが飲めない方や、運転手の担当の方にピッタリなノンアルコールファジーネーブルを桃の缶詰で作ることができます。桃缶詰をピューレ状にして、オレンジジュースと混ぜ合わせるだけで簡単に作ることができます。桃缶の代わりにピーチネクターを使用することもできます。分量は、ファジーネーブルのカクテルを作るときよりも桃の割合を少し多くしたほうが美味しくなります。
ピーチシロップで本格ノンアルコールカクテル
どこのバーやお店でも見かける「モナンシロップ」を使い本格的なノンアルコールファジーネーブルが作れます。モナンシロップはフランスが生産しています。何十種類ものフルーツやチョコレート系のシロップが発売されていますので、色々なノンアルコールカクテルを作ることができます。ノンアルコールファジーネーブルを作るときは、ピーチシロップを使用します。
ピーチシロップの量は、ピーチリキュールと同じぐらいで構いませんが、シロップですので甘さが苦手な方には、量を減らしましょう。あとは、オレンジジュースを注いで、混ぜるだけですが、リキュールと違ってシロップは混ぜりにくいですので、底にシロップが溜まらないように気をつけながら混ぜましょう。ノンアルコールピーチツリーも同じように、モナンのシロップと炭酸水で作ることができます。
ファジーネーブルの作り方マスターして自宅バー気分!
ファジーネーブルは意外と簡単に作れます。ピーチリキュールとオレンジジュースか、生のオレンジさえあればいつでもカンタンに作ることができます。モナンシロップのようなフルーツシロップがあれば、ノンアルコールで作れますので、お昼でも飲んだあと、出かけることも可能です。ピーチリキュールを炭酸水で割ったり好みのジュースで割ったりしてファジーネーブル以外のカクテルを楽しむこともできます。
ファジーネーブルを作る時の注意は、オレンジジュースにこだわる事です。果汁100%ではないオレンジジュースだと、美味しさが半減します。自分でフレッシュなオレンジジュースを作ってファジーネーブルを作るか、果汁の酸味がしっかりしたオレンジジュースを選べば、失敗しません。グラスにもこだわると、自宅でバー気分が楽しめます。