レトルトカレーのアレンジレシピ！簡単ちょい足しリメイク料理！

昨今では多くのレトルト食品がありますが、その中でも売上高の3分の1以上を占めているのが「レトルトカレー」だというから驚きです。飲食店で出てくるカレーもベースにレトルトカレーを使っている店が多く、カレーの種類も豊富です。それほど需要のあるレトルトカレーは、誰もが一度は口にしたことがあるのではないでしょうか？今回はそんなレトルトカレーの魅力と、美味しいアレンジやリメイクができるレシピを紹介します。

レトルトパウチ食品は缶詰に代わる軍用携帯食として、アメリカで開発されたのが始まりです。宇宙食にも使用されたことから世界中が注目し、常温で長期保存ができると多くの食品メーカーが取り入れました。日本でも大塚食品などの大手企業が一般向けにレトルトカレーを発売し、何百、何千という商品が開発されてきました。現在レトルトカレーはなくてはならない商品として世界に浸透しています。

レトルトカレーはお湯さえ沸かせれば誰でも簡単に作ることができます。最近では袋のままレンジでチンをするだけでレトルトカレーを温めることができる商品も出てきました。その手軽さから一人暮らしの方やご年配、さらには節約フードとしても普及を拡大しています。観光名所ではその土地ならではの具材を使った「ご当地カレー」も人気です。

レトルトカレーの販売価格は約100円～1000円くらいまでが多く、中でもホテルや店舗ブランドのカレーや、こだわりのオリジナル商品になると値段も高く設定されています。お土産としても人気のご当地カレーでは5000円の値が付いた商品もあり、材料や調理法や販売元により価格が大きく異なります。基本的には値段の高いレトルトカレーほど大きめの具材が使われているので、その分価格も満足度も高くなる傾向にあります。

レトルトカレーの種類は多いですがその販売サイクルは短く、新しい商品が増える一方で販売数により消えていく商品も少なくありません。根強い人気の「ボンカレー」「カレーマルシェ」などの王道レトルトカレーがある中でも、これからどんどん新しいレトルトカレーが発売されることは間違いありません。

そんなレトルトカレーは、そのまま温めて食べてももちろん美味しい商品ですが、ここからはそんなレトルトカレーをもっと美味しく変身させる、簡単なアレンジレシピを紹介していきます。カレー好きさんにおすすめの、ちょい足しするだけで毎日食べても飽きないレトルトカレーツアーを試してみませんか？

ちょい足しするだけの簡単トッピングでレトルトカレーを豪華にアレンジしましょう。用意するレトルトカレーはお好みの物でOKです。ちょい足ししたい材料に合わせて辛さやルーの量を変えてもアレンジの幅が広がります。

スライスした「ゆで卵」をのせるだけのちょい足しレトルトカレーアレンジです。卵は料理の主役としても脇役としても大活躍の素材です。

カレーと卵のアレンジには他にも「目玉焼きのせ」「スクランブルエッグのせ」「とろーり半熟卵のせ」など卵トッピングだけでも数日楽しめます。ドライカレーや濃いめのレトルトカレーには「生卵」を混ぜて食べても美味しいです。

レトルトカレーの簡単アレンジで、ボリュームたっぷりのカツカレーはいかがでしょうか？コロッケやメンチカツなどの揚げ物から、前日にあまったおかずをトッピングするだけでもボリュームのあるレトルトカレーに変身します！

レトルトカレーのアレンジに欠かせないのが脇役食材たちです。とろけるチーズをのせた「チーズカレー」刻みネギやキムチ、「納豆カレー」など、大手のカレーチェーン店で人気のメニューを真似るのもいいです。

その他、冷蔵庫に残っている野菜をちょい足しで豪華な野菜カレーはいかがですか？ブロッコリーやナスなどは冷凍商品も豊富なので、普段からストックしておくと他の料理にもちょい足ししやすく便利です。野菜はレンジでチンして柔らかくしても、もう一手間かけて油で軽く揚げてから乗せても美味しいです。和風のレトルトカレーの場合は、焼きナスや焼きしいたけなどをトッピングしても相性が良いのでお試しください。

ジワジワと知名度を上げてきているのが「サバカレー」です。サバの水煮缶をレトルトカレーにちょい足しするだけで、噂のサバカレーが出来ます。大きめのサバの身をほぐしながらルーと絡めて食べましょう。この意外な組み合わせにハマる人続出中です！

サバ缶を投入するのも面倒だ！という方はすでに商品化されているサバカレーはいかがですか？インド人の男の人がサバを抱えているイラストがシュールな、SNSでも人気の「サバカレー缶」です。

ちょい足しはすぐにできる簡単アレンジなので、お好きな具材をチョイスしてみましょう。フルーツのトッピングでカレーに甘さをプラスした南国カレーもおすすめです。レトルトカレーに合う具材はとても多いので、いろいろ試して自分だけのアレンジ方法で楽しんでみてはいかがでしょうか？

ちょい足しアレンジは好きな具材をトッピングするだけではありません。レトルトカレーのアレンジで今注目されているのが「スパイスアレンジ」法です。スパイス調合カレーと言うと、何種類ものスパイスを自分でブレンドして作るオリジナルのカレーですが、そこまでするのはとても大変ですよね。「スパイスアレンジ」は面倒なことは省いて、スパイスのいい所だけを簡単に取り入れられる方法なので誰でも試すことができます。

「スパイスアレンジ」にはスーパーで売っている瓶のスパイスシリーズがおすすめです。袋タイプと瓶タイプがありますが、最初は使いやすい瓶タイプを選びましょう。一瓶100円程度～のお手頃価格なので、何種類か揃えておけばいろんな料理にも使えます。スパイスを使うことに慣れてきたら、詰め替え用の袋タイプをオシャレな瓶で保存するのも楽しいです。

スパイスはレトルトカレーを食べる前に一振りしてもいいですが、鍋で火を通した方が香りが引き立つので美味しく仕上がります。レトルトカレー全体の味を整えるためにスパイスと合わせてさらに固形のルーを足したり、トマト缶や水を追加して量を増やすとかさ増しメニューにもなります。どのスパイスもカレー以外の料理に使えるので、これを機にレパートリーを増やすのもおすすめです。

カレーに使われる基本のスパイスは主に6種類です。エスニックな香りを放つ「クミン」や、パクチーを使用した甘く爽やかなスパイス「コリアンダー」に、奥行きのある香りの「オールスパイス」などでカレー特融の香りをプラスしていきます。香りの王様とも呼ばれる「カルダモン」はチャイにもよく使われます。

その他、カレーの鮮やかな黄色を付けるのに欠かせない「ターメリック」は、ご飯の色付けにも使用されます。辛味をプラスしたい時は「チリペッパー」を使います。好みの辛さは人それぞれですし、選んだレトルトカレーによっても違いますので、お好みで調整しましょう。

3～10種類程のスパイスを配合して作られたのが「ガラムマサラ」です。ブラックペッパーを始めとするいろんなスパイスを使いやすく配合した完成品なので、自分であれこれと量を調節するのが面倒な方はまず「ガラムマサラ」を使ってアレンジしましょう。レトルトカレーの上からガラムマサラを一振りするだけで風味が格段に変わります。

レトルトカレーに合わせるご飯のアレンジで人気なのが「バターライス」です。ほかほかのご飯にバターを混ぜるだけ！の簡単アレンジですが、更にご飯を炒めると香ばしさもプラスされます。イエローライスと呼ばれるターメリックライスにするだけでも、本格的なカレーのように楽しめます。

バターのカロリーが気になる方は、栄養素の豊富な玄米や五穀米はいかがでしょうか？穀物の自然な甘みがカレーとマッチした、健康にも良いレトルトカレーアレンジです。

本場のインドカレーはご飯ではなく小麦粉を焼き上げた「ナン」でカレーを食べます。チンするだけで食べられるナンの商品はスーパーにも売っているので、ご飯に飽きたらレトルトカレーとナンの組み合わせも美味しいです。

今夜はレトルトカレーでの手抜きご飯！だとしても、盛りつけ次第で頑張った感が出るんです！お茶碗にご飯を詰めてお皿にひっくり返して出しただけ、写真のようにレトルトカレーかけただけ、のアイデアマジックですね！

3色がキレイな盛り付け例です。ターメリックライスとトマトベースのレトルトカレーに、付け合わせのほうれん草が際立つ一品です。レトルトカレーはご飯にかけて食べるだけではなく、見た目も楽しみながら食べればもっと美味しく感じられます。

ここまではちょい足しするだけででレトルトカレーを美味しくアレンジする方法を紹介しましたが、アレンジだけではなくリメイクすることで新たなメニューに変身させてみませんか？レトルトカレーを使えば、一から作るよりも格段に速く料理ができます！レトルトカレーの簡単リメイクレシピで、カレーの幅を広げましょう！

ご飯にレトルトカレーを適量混ぜ合わせてとろけるチーズをのせ、オーブンかトースターで焼けば「カレードリア」が楽しめます。ペンネやマカロニを使った「カレーグラタン」は昼食にピッタリのリメイクメニューです。夕食をしっかり食べたい方は「焼きハンバーグカレー」がおすすめです！

ご飯とレトルトカレーのリメイク「カレーチャーハン」も人気です。フライパンでサッと炒めるだけの簡単リメイクです。具の少ない種類のレトルトカレーを使うと作りやすく、卵を一緒に炒めたり仕上げにレモンのスライスをのせるとサッパリ召し上がれます。

「カレーオムライス」はデミグラスソースをレトルトカレーに変えるだけの簡単レシピです。ソースのように具の少ないレトルトカレーを選ぶと写真のような一皿になります。仕上げにコーヒーフレッシュをルーにかければオシャレ感もアップします。

あまったカレーのリメイクレシピとして一番人気なのが「カレーうどん」です。まずレトルトカレーの中身を鍋に開けて温めます。めんつゆとお湯を味見をしながら適量入れ、片栗粉でとろみを付ければ完成。レトルトカレーで、カレーうどんやカレーそばが簡単に楽しめます。

カレーは麺との相性もいいので、「カレーラーメン」や「つけ麺カレー」を提供するラーメン店も増えてきました。「つけ麺カレー」はカレーラーメンとは違ったサラサラのルーを使用しているのでまた違った味わいを楽しめます。濃厚な味わいの「カレー焼きそば」も食べ盛りの若者にピッタリです。どれもレトルトカレーをリメイクして作れるので、いろんな麺とのコラボを試してみてください。

世界各国で愛されているカレーは、それぞれの国の料理と共演することでメニューを増やしています。日本人になじみのある味として「カレーうどん」のようにダシを効かせた「和風カレー」があるように、中国料理では麻婆豆腐と合わせた「麻婆カレー丼」や「カレー餃子」などへアレンジされています。

辛さが決め手の「スリランカカレー」や「タイカレー」も人気です。ピザ生地のソースとして使われる「カレーピザ」も各国料理とのコラボです。カレーは味の主役として様々な料理に登場します。レトルトカレーをベースに使えば簡単にこれらのリメイク料理が楽しめます。

一世を風靡した「スープカレー」は、素揚げした野菜やチーズなどお好きな具材のトッピングすることで栄養も満点なパワーフードになります。カレーをご飯にかけてしまうのではなく、ご飯やパンを付け合わせて食べるので、カレーだけのうま味が楽しめます。

小麦粉を使ってレトルトカレーをリメイクした「カレーマフィン」です。卵をトッピングしてオープンでしっとり焼き上げています。少量のカレーで作れます。「カレー蒸しパン」ならレンジで簡単にできるので時短おやつになります。

小腹が減った時にも活躍する、パクパクと手が止まらないシュウマイサイズの「カレーまん」です。せんべいにレトルトカレーを薄く塗ってトースターで焼けば、駄菓子で有名な「カレーせん」も作れます！

パン作りが趣味の方は、レトルトカレーを生地に入れるだけでこんなに本格的な「カレーパン」も作れます。

カレーリメイクのレシピはレトルトカレーだけではなく、家庭のカレーを使っても簡単に作れますが、食べきれなかったカレーのは冷凍か冷蔵保存をしましょう。レトルトカレーは未開封の場合は常温で保存できますので、ストッカーなどで直射日光を避けて保存しましょう。一度封を開けてしまったレトルトカレーは冷蔵庫や冷凍庫での保存が必要です。

いかがでしたか？アレンジしたりリメイク料理に使ったり、レトルトカレーの世界は知れば知るほど奥が深いですね。カレーの香りは食欲を増進される効果があるので、夏バテや食欲がない時にもおすすめです。忙しい現代人の強い味方であるレトルトカレーで、美味しいカレーライフをお楽しみください。