広島の日本酒・おすすめランキング！酒どころの美味しい銘柄を紹介！

日本酒の名産地としても知られている広島ですが、今では様々な銘柄の日本酒が登場しており、初めて日本酒を飲む人はどの日本酒を飲んでいいか分からなくなってしまう人も多いのではないでしょうか？そこで今回の記事では、広島で造られているおすすめの日本酒をランキング形式にまとめて紹介していきます。美味しい日本酒はもちろん、幻の日本酒も紹介しているので日本酒選びの際の参考にしてください。

皆さんは、広島で造られている銘柄の日本酒の特徴をどのくらい知っていますか？広島に存在する日本酒を造られている場所は、生熊酒造、江田島銘醸、榎酒造、竹鶴酒造、中国醸造、白牡丹酒造、藤井酒造、三宅本店、三輪酒造、賀茂泉酒造、賀茂鶴酒造などがあります。様々な雑誌などでも広島の日本酒が取り上げられていることもあり、多くの日本酒好きの人に愛され続ける日本酒を造っています。

様々な日本酒がある中で、全国的に有名な日本酒竹鶴や幻、賀茂泉などの日本酒なども広島の名産物として有名です。日本で古来から愛され続けるお酒の日本酒を思う存分堪能したいと考えている人は、広島で造られている日本酒から飲んでみてはどうでしょうか？

全国でも有名となっている日本酒の名産地でもある広島では、毎年全国の約1000以上の日本酒銘柄が試飲できる酒まつりが開催されています。二日間にわたって開催されるイベントとなっており、全国の日本酒が集まるということで、毎年多くの日本酒好きの人が集まる一大イベントとなっています。まだ日本酒には抵抗があると考えている人は、一度酒まつりに参加して全国様々な日本酒を味わってみてはどうでしょうか？

もちろん、広島で造られている竹鶴や幻などの日本酒も試飲できるため、広島で開催される日本酒を試飲できるイベント酒まつりにぜひ参加して、日本酒の美味しさを味わってみましょう。

広島が日本酒の名産地として有名な理由の1つとしては、広島で清酒醸造が始まったのは、今から470年ほど前の天正年間だといわれています。全国の日本酒の酒造りには、カルシウムやマグネシウムなどのミネラル分を含む硬水が適しています。ミネラル分が酵母の栄養分となり、酵母の醗酵が活発になるため、キレ味のいい辛口の酒が出来上がります。

それに対して、広島の水が違っていました。県内のほとんどの井戸水は硬度が3～6度の軟水となっています。しかし、明治30年安芸津町三津出身の三浦仙三郎氏によってまったく独創的な軟水醸造法が編み出されました。口当たりが柔らかく、芳醇で旨味に富んだ広島酒独特のまろやかな酒造りに成功しました。そのため、広島の日本酒はキレ味のある辛みの日本酒よりも口当たりが柔らかく、なめらかな日本酒となっています。

広島の日本酒おすすめ銘柄ランキング10位は「蓬菜鶴 純米吟醸奏（ハーモニー）」です。こちらの日本酒は純米吟醸酒で味はやや辛口となっており、アルコール度数は15.5度、酸度1.2となっています。蓬菜鶴 純米吟醸奏（ハーモニー）は創業の文化2年（1805年）から作られており、広島市内中心部のビルの地下で酒造りをしている珍しい蔵元となっています。

小さな造りの酒屋で作られているが、広島県産の酒造好適米と広島県産の酵母にこだわった日本酒となっていて、とても香りが高い日本酒となります。香りが高い純米大吟醸は一口飲むと、とてもフルーティーな味わいなのに、すっきりした口当たりなので、飲みやすくとても人気のある日本酒となっています。初めて日本酒を飲む人にもおすすめの日本酒です。

蓬菜鶴 純米吟醸奏（ハーモニー）にあう酒のつまみは「クッキー」です。少し以外かもしれませんが、クッキーのしっとりとしていて甘い感じがさっぱりとした日本酒にとてもよく合います。ぜひ一度クッキーで日本酒を楽しんでみてはどうでしょうか？

広島の日本酒おすすめ銘柄ランキング9位は「亀齢 辛口純米 八捨原酒」です。こちらの日本酒は純米原酒で味は辛口となっており、アルコール度数は17.5度と他の日本酒と比べると度数が高めとなっています。亀齢は寛文5年（1665年）に広島県の西条の岡崎酒造で創業されました。鶴は千年、亀は万年という言葉の通り、長い歴史に裏付けられた伝統の技を使用して造られている日本酒となります。

管平水系の水と広島県産の米をたっぷり使用して造られている亀齢 辛口純米 八捨原酒は、メロンのようなフルーティーな香りが特徴で、後味がさっぱりしており、飲みごたえがある日本酒となっています。ぜひ一度フルーティーで飲みやすい日本酒を味わってみてはどうでしょうか？

広島の日本酒おすすめ銘柄ランキング8位は「幻」です。こちらの日本酒は純米吟醸酒で味はやや辛口となっており、アルコール度数は15度で酸度は1.4となっています。純米吟醸幻を作っている広島の中尾醸造は明治4年創業で瀬戸内海に面した竹原の地で蔵を作ったのが始まりとなっています。それから昭和15年に幻の原点ともいえるリンゴ酵母の開発をしました。その後昭和23年に広島から出た日本酒は全国品評会で1位を受賞しました。

その後開発に開発を重ねて昭和49年に幻という名のリンゴ酵母の日本酒が発売されました。当時リンゴ酵母で造られた幻という日本酒はとても珍しく幻はメディアでも多く取り上げられました。メディアで多く取り上げられてから幻の予約の電話が鳴りやまず、幻は人気の日本酒となりました。その人気の多さから幻の品不足は20年以上続いているとても貴重な日本酒となっています。

リンゴ酵母で造られている幻はフルーティーな果実の風味が特徴で、特に女性に人気のある日本酒となっています。食前酒としても人気で料理の前に出されれるケースが多いです。幻は「幻赤箱」と「幻黒箱」があり、幻赤箱はミシュラン3つ星のすきやばし二郎で30年以上も愛用している日本酒となっています。幻黒箱はニューヨークやラスベガスの高級ホテルやレストランで使用されている日本酒となっています。

創業100年以上続いている広島原点の人気の日本酒、幻は約2700円となっているので、誕生日などのお祝い事などにぜひ一度利用してみてはどうでしょうか？

広島の日本酒おすすめ銘柄ランキング7位は「賀茂泉 純米吟醸 朱泉本仕込」です。こちらの日本酒は純米吟醸酒で味はやや辛口となっており、アルコール度数は16度で酸度は1.6となっています。賀茂泉は大正元年（1912年）に広島で前垣酒造場を創業しました。酒名は地名の「加賀」と当蔵所有の山林にある山陽道の名水の茗荷清水を使って、酒造りをしたことから賀茂泉と名づけられました。

広島杜氏伝承の三段仕込みを忠実に守りながら厳選された米を手作りで醸造します。手づくりで醸す賀茂泉は活性炭素ろ過を行わないで作っているため、芳醇で豊かな味わいと美しい山吹色した日本酒が出来上がります。その賀茂泉の中でも人気の日本酒は賀茂泉 純米吟醸 朱泉本仕込となっています。2015年に全米日本酒艦評会の金賞を受賞した日本酒となっています。

淡い山吹色でとても香りのよい賀茂泉 純米吟醸 朱泉本仕込はうま味、コク、キレの三拍子が揃っていて、純米吟醸酒好きには堪らない日本酒となっています。そんな飲みやすい日本酒は季節の料理にもとてもよく合います。春なら新じゃがいもの酢の物や新玉ねぎのスライスなどにとてもよく合います。夏なら茄子の田楽や焼きソラマメなどがおすすめとなっています。

秋は秋刀魚や焼きしいたけなど秋ならではの食材に合います。冬は大和イモの焼き物や牡蠣の酒しゃぶなどと一緒に味わってみてはどうでしょうか？その他にもスイーツやポテチなどどのおつまみや料理にも合うのでおすすめの日本酒となっています。賀茂泉の公式ホームページに料理のレシピが掲載されているので利用してみてはどうでしょうか？

広島の日本酒おすすめ銘柄ランキング6位は「富久長 辛口純米酒」です。こちらの日本酒は特別純米酒で味は辛口となっており、アルコール度数は16度で酸度は1.6となっています。富久長 辛口純米酒は創業明治元年の広島県の今田酒造本店で造られており、広島では全国的にも珍しい女性杜氏が作っています。富久長 辛口純米酒は八反草と軟水を使用して作ったやや辛口の日本酒となっており、少し濁りのある日本酒となっています。

八反草は中々栽培が困難なお米となっており、酒造に適したお米ではないと言われています。しかし、独自の研究を重ねてできたのが、この富久長 辛口純米酒となります。米の甘い匂いがほのかに香っていて、甘い香りと辛さが絶妙でとても美味しい日本酒となっています。富久長 辛口純米酒の他にも「富久長 純米大吟醸 八反草」も有名な日本酒となっています。

富久長 純米大吟醸 八反草は、広島国税局で毎秋開催される広島清酒艦評会の純米酒部門において、優秀賞を獲得しています。純米大吟醸が純米酒部門に入るのに少し疑問をもつ人もいるかもしれませんが、大吟醸はアルコールを添加して吟醸酒部門で競われ、純米大吟醸や純米吟醸は純米部門に入ることが多いです。広島清酒艦評会で受賞した日本酒をぜひ一度飲んでみてはどうでしょうか？

さらに美食の国フランスで開催された「2018KURAMASTER」では純米酒部門で富久長の「白工事純米酒 海風土」、純米大吟醸・純米吟醸部門で「純米吟醸 八反草」がそれぞれ最高位のプラチナ賞を受賞しました。中でも海風土は出品酒中ランキングTOP5にも入っていて、ナンバーワンのプレジデント賞の可能性も残っているとても人気の日本酒となっています。フランスで認められた富久長の味を一度味わってみてはどうでしょうか？

広島の日本酒おすすめ銘柄ランキング5位は「清酒竹鶴 純米」です。こちらの日本酒は純米酒で味は辛口となっており、アルコール度数は15.8となっています。江戸中期の1660年代から続く竹鶴酒造が造られているお酒となります。創業から多くの人々に愛され続けた竹鶴は、なめらかな口当たりで酸味と甘さの絶妙なバランスが人気となっている銘酒です。

雑誌で「毎日飲みたい酒」で上位にランクインしている実績ももっているお酒となっており、料理を選ばずついついお酒が進んでしまう日本酒となっています。竹鶴のおすすめの飲み方はぬる燗～熱燗くらいの温度帯がおすすめです。いっそう竹鶴が飲みやすくなり、どんな料理でもスイスイ飲めてしまうので、日本酒好きはもちろん、日本酒をあまり飲まない人にもおすすめできる広島の日本酒となります。

竹鶴は値段的にも良心的の日本酒となっているので、日本酒をこれから飲んでみようと考えている人でも気軽に飲むことができる日本酒となっているので、一度純米酒の竹鶴を飲んでみてはどうでしょうか？

広島の日本酒おすすめ銘柄ランキング4位は「大吟醸 特製ゴールド賀茂鶴」です。こちらの日本酒は大吟醸酒で味はやや辛口となっており、アルコール度数は16～17度で酸度は1.2となっています。賀茂鶴は創業の大正6年（1918年）から作られています。大吟醸 特製ゴールド賀茂鶴は、昭和33年に広島県北部高原の豊かな自然で生まれ育った酒蔵好適米だけを吟味して作られました。

大吟醸 特製ゴールド賀茂鶴は大吟醸が持つ優雅な香りと芳醇な味わいが特徴で日本酒の中には桜の花びら型の純金箔（99.99％）が入っています。金箔入りの大吟醸は大吟醸 特製ゴールド賀茂鶴が先駆けとなっています。常温や人肌燗でも美味しく飲むことができますが、冷酒がおすすめで料理にとてもよく合います。また、ミシュランガイドに掲載されている名店でも取り扱っている程有名な日本酒となっています。

また、大吟醸 特製ゴールド賀茂鶴はオバマ大統領が来日された際に、銀座の名店すきやばし次郎で振舞われたことでも話題になった日本酒としても有名です。オバマ大統領も飲んだと言われている金箔入りの大吟醸を一度飲んでみてはどうでしょうか？

広島の日本酒おすすめ銘柄ランキング3位は「雨後の月 辛口純米酒」です。こちらの日本酒は純米酒で味は辛口となっており、アルコール度数は16度で酸度は1.8となっています。雨後の月は創業の昭和29年から作られており、広島の呉の相良酒造が蔵元となっています。兵庫県特A地区秋津の山田錦、東条地区の愛山、岡山県の雄町の最高峰、最上の酒米を吟味して使用しています。

その酒米に広島の仁方の名水を使用して丁寧に作ることで、美味しい日本酒を作ることができます。お酒は醸した後も熟成されるので、専用の冷蔵庫でじっくり寝かせて熟成しています。雨後の月の名前の由来は小説家の徳富廬花が昭和33年に発表した小説の「自然と人生」の短編題により二代目が名前を考えたと言われています。

雨上がりの空にさえ冴え冴えと光り輝く月が周りを明るく照らす、そんな澄み切った美しい酒を造りたいという願いが込められています。雨後の月にはいくつかのシリーズがありますが、中でも人気なのが辛口純米酒です。辛口らしくキレのある味と柔らかな口当たりで何杯でも飲めてしまう程飲みやすい日本酒となっています。とても軽やかで飲みやすいので、飽きることなく飲めるため初心者の人にもおすすめの日本酒となっています。

ハマってしまう程美味しい雨後の月 辛口純米酒はこってりした料理やさっぱりした料理などどの料理とも相性抜群なので、ぜひ一度美味しい日本酒、雨後の月 辛口純米酒を飲んで味と料理を楽しんでみてはどうでしょうか？

広島の日本酒おすすめ銘柄ランキング2位は「醉心 大吟醸」です。こちらの日本酒は純米吟醸酒で味は辛口となっており、アルコール度数は15度で酸度は1.6となっています。醉心は創業の万延元年（1860年）から作られており、広島の三原の山根本店が蔵元となっています。大正8年、10年、13年と全国酒類品評会で3回連続優等賞を獲得し、名誉賞を受賞しています。全国的なブランドとして名が広がっている日本酒となっています。

この醉心は伝統ある酒蔵で鷹ノ巣山山麗で得た軟水を使用し、軟水醸造法という方法で作られているので、きめ細やかで滑らかな日本酒を味わうことができ、とても後味が良いです。日本画の巨匠、横山大観さんの愛飲酒としてもしられています。2014年の秋季全国酒類コンクールで第1を獲得し、2015年には「ワイングラスで美味しい日本酒アワード」で金賞を受賞しています。

さらに最近ではIWC（インターナショナルワインチャレンジ）で2017大吟醸酒の部門で金メダルを受賞しています。日本酒をワイングラスで味わう、という斬新な飲み方から海外でも人気の高い銘柄となっています。受賞歴が多く、軟水で作られたきめ細やかな日本酒を一度味わってみてはどうでしょうか？

広島の日本酒おすすめ銘柄ランキング1位は「賀茂金秀 純米大吟醸」です。こちらの日本酒は純米大吟醸酒で味はやや辛口となっており、アルコール度数は16～17度で酸度は1.3となっています。賀茂金秀 純米大吟醸は創業の明治13年（1880年）から作られており、広島の西条から少し離れた黒瀬町が蔵元となっています。この賀茂金秀 純米大吟醸は酒造りにこだわりを持つ、5代目の蔵元金光秀起さんが作った一本となっています。

黒瀬町にある酒蔵の中は清潔感があり、徹底して清掃されていて完璧な酒蔵となっています。酒造りへの熱意やこだわりが表されているので、ファンもとても多い日本酒となっています。賀茂金秀はたくさんの種類の日本酒がありますが、中でも人気の高い日本酒がこの賀茂金秀 純米大吟醸になります。全国新酒鑑評会金賞受賞しており、贈り物やお祝い事にも利用されています。

千本綿を40パーセントまで精白して作られている賀茂金秀 純米大吟醸は香りが控えめでとても飲みやすいです。香りが控えめですが、しっかりとしたコクがあるので、絶妙なバランスを保っています。こってりとしたつまみも美味しいですが、さっぱりとしたおつまみにも合うので、どの料理にもピッタリの日本酒となっています。

賀茂金秀は純米大吟醸が有名ですが、賀茂金秀には他にも美味しい日本酒が存在します。中でも「賀茂金秀 桜吹雪」はアルコール度数が17度未満となっており、可愛い名前で女性に人気があります。桜吹雪はフレッシュでジューシーな日本酒となっているので、女性人気が高い日本酒となっています。こちらも全量低温貯蔵で徹底した温度管理をしているので、安心して飲める日本酒になります。

さらに、「賀茂金秀 特別純米13」は原酒ながらアルコール度数が13度とワイン並みの低さとなっており、とても飲みやすい日本酒となっています。水っぽくなくしっかりお酒の味を楽しむことができるので、日本酒初心者のにとにもおすすめです。ぜひ一度美味しい日本酒を味わってみてはどうでしょうか？

広島産のおすすめ日本酒をランキング形式で紹介してきましたが、どうだったでしょうか？広島の日本酒の歴史は古く、長年の間多くの人々に愛され続けてきました。時間と技術が編み出した独特の味わいや舌ざわりの広島の日本酒を一度味わってみてはどうでしょうか？今では全国の居酒屋や日本酒バーでも、広島の日本酒を楽しむことができるので、お店で広島の日本酒を飲んでみてはどうでしょうか？