ポテトサラダに合うじゃがいもの選び方は？茹で方や茹で時間も解説！

じゃがいもの種類はたくさんあり、料理や調理方法によって適するじゃがいもは変わってきます。ポテトサラダに使うじゃがいももとても大事で、じゃがいもの種類が違うだけで美味しさが変わってきます。他にも時期によって美味しいじゃがいもが異なったり、旬のじゃがいもを使う事により美味しいポテトサラダを作ることが出来ます。

ポテトサラダは、スーパーのお惣菜コーナーや、デパート地下などでも人気の料理でお店によって個性の異なる美味しいポテトサラダがあります。また、居酒屋でもついおつまみとして頼んでしまう美味しいメニューです。それほど難しいメニューでは無いので家で簡単に作る事が出来ますが、お店と比べると味が落ちてしまいがちです。

じゃがいもの選び方や茹で方、茹で時間によってポテトサラダの美味しさが全然変わってくるので詳しく紹介します。また、簡単にできるアレンジレシピも紹介するので、参考にしてみてください。

じゃがいもの種類は、たくさんあるのでその中でも特にポテトサラダに合うじゃがいもについて紹介します。まず、じゃがいもの種類で有名なのが4種類あり、男爵、メークイン、キタアカリと新じゃがいもです。最近では、新しいじゃがいもの種類もとても豊富でブランドじゃがいももありますが、スーパーなどで見かけるじゃがいもはこの4種類が多いです。じゃがいもの種類によって料理との相性があります。

まず、男爵いもですがホクホクとした食感が特徴で加熱して潰す料理によく使われます。肉質はやや粉質で煮崩れしやすいじゃがいもです。早生な為育てやすいのでスーパーなどでもよく売られているので、一般的に手に入れやすく家庭での調理に良く取り入れられるジャガイモの種類です。コロッケ、マッシュポテトなどによく使われます。

次にメークインは長い卵型でしっとりとしていて煮崩れしにくいです。メークインはイギリスが原産ですが、日本でも一般的に作られるじゃがいもの品種で手に入りやすい種類のじゃがいもです。日本では男爵いもについで2番目に作られているぐらい生産量が多いので、スーパーなどでも簡単に見つけられるじゃがいもです。表面にくぼみが少ないので皮が向きやすいのも特徴です。粘質で煮崩れがしづらいので、煮物に適しています。

キタアカリは、果肉が黄色なのが特徴で男爵と同じようにホクホクとした食感をしています。また、甘みが強いので子供にも人気のあるじゃがいもです。男爵いもを交配させて作られたじゃがいもなので表面の扁球形やゴツゴツとした見かけは男爵いもとよく似ています。肉質は粉質なので非常に煮崩れしやすいです。あまり煮ものなどには向かないじゃがいもで、粉ふきいもなどによく使われるじゃがいもです。

新じゃがいもは、春に出る品種で、ほかのじゃがいもに比べると小ぶりで皮が薄いのが特徴です。皮が薄くて気にならない為皮を剥かずに調理することもできます。新じゃがは通常3月から6月頃にスーパーなどで見かけることが出来ます。水分が多い為ホクホクとした感じよりねっとりとした感じの食感です。煮込み料理にも適していますが、皮のままのフライドポテトなどにも適しています。

ポテトサラダに合うジャガイモの選び方としては、メークインや新じゃがなどの粘り気のある品種のじゃがいもより男爵やキタアカリなどの粉質でホクホクとしたじゃがいもを選んだ方が美味しくポテトサラダを作ることが出来ます。ポテトサラダの美味しさは、ホクホクとした食感なのでじゃがいも選びは非常に重要です。肉じゃがなどの煮込み料理にはメークイン、ポテトサラダには男爵いもなど使い分けるようにしましょう。

じゃがいもの選び方は料理によって選び方が変わってきますが、まずは炒め物や、煮物には粘質のあるメークインを選ぶような選び方、また粉ふきいもやコロッケ、ポテトサラダに使うホクホクとしたじゃがいもを選ぶ選び方を基本にしてじゃがいもの種類を選びます。

種類がきまった後は、スーパーなどに並べられているじゃがいもの中から美味しいじゃがいもの選び方を紹介します。選び方はじゃがいも見た際に、全体的にふっくらとしていてしっかりと硬さがあるものを選ぶようにしましょう。また、皮が薄く表面が滑らかなじゃがいもがおすすめです。選び方の中で大事なことの一つにあまり大きすぎず中玉ぐらいのものを選ぶ選び方も重要です。

その為、しなびた感じのものや柔らかいじゃがいもは選ばないようにしてください。ポテトサラダにした時に、ホクホク感が出なくなります。また、芽が出始めてしまっているものは芽の方に栄養分が取られてしまう為味が落ちるので美味しいポテトサラダが作れなくなりますが、芽が出る直前のものはでんぷんの糖化が進んでいるので甘みが一段と増している為、ポテトサラダによく合います。

その為、ポテトサラダにおすすめのじゃがいもの選び方としては、表面が滑らかで皮が薄く全体的にふっくらとしていて、芽が出てなくて硬いものを選ぶことをおすすめします。

ポテトサラダのじゃがいもを茹で方にはポイントがあります。茹で方にこだわるだけでポテトサラダの美味しさも変わってくるのでとても大事です。まず、じゃがいもの茹で方としてじゃがいもを丸ごと茹でるようにしてください。丸ごと茹でる茹で方によりじゃがいもの甘みを閉じ込めることが出来ます。ポテトサラダにはじゃがいもの甘みが重要な味になるのでとても大事なポイントです。

じゃがいもの茹で方のポイントとして、水からゆっくりと茹でるという茹で方も大事になります。水から茹でることにより、じゃがいものでんぷん質がゆっくりと十分に甘みに変わります。低温から茹でることによりでんぷん質を分解する酵素の働きが良くなり、熱湯に入れる茹で方よりも甘みが増します。

また、強火の中にじゃがいもを入れて一気に茹でる茹で方の場合は、ジャガイモの表面と内部に加熱のむらができてしまい、火の入り方に差が出来てしまいます。水の中にじゃがいもを入れてゆっくりと火をつけて加熱し、沸騰直前の火加減を保ったままで中まで火が通るように時間を掛けてしっかりと茹でる茹で方で調理する事で美味しいポテトサラダが作れます。

ポテトサラダのじゃがいもの茹で方は、じゃがいもを良く洗い大きめの鍋に入れてじゃがいもが浸かるぐらいたっぷりと水を入れて塩を一つまみ入れて強火にかけます。加熱を初めてしばらくすると水の中に少しずつ泡が出てきて沸騰が始まります。沸騰が始まる直前ぐらいで弱火にし、沸騰直前の状態を維持しながら茹でるのがポテトサラダを作る時のじゃがいもの茹で方です。

じゃがいもの茹で時間は、沸騰直前の状態で弱火にしてから20分程度です。茹で時間を長くし過ぎると、煮崩れし始めてしまい、茹で時間が短すぎるとじゃがいもの中に芯が残ってしまいホクホクしたポテトサラダを作る事が出来ません。最適な茹で時間にすることにより、美味しいポテトサラダを作ることが出来るので茹で時間に注意するようにしてください。

しかし、茹で時間を20分ちょうどにしてもじゃがいもの種類や時期によりうまく火が通らない場合があり美味しいポテトサラダが作れない場合があります。茹で時間に近づいてきたら、竹串を刺してじゃがいもの中心部分までスッと通るか確認して、茹で上がりを確認してください。

ポテトサラダを上手に作るコツがあります。まず、ポテトサラダに使うじゃがいもは男爵いもを使うようにしましょう。ホクホクしたじゃがいもがポテトサラダに合う為、メークインなどの粘り気の強いじゃがいもより男爵いもの方が美味しく作ることが出来ます。男爵いもの他にはキタアカリもホクホクとした美味しいポテトサラダを作ることが出来るので試してみてください。

じゃがいもを茹でる際のコツは、じゃがいもの皮を剥かずにそのまま茹でる事です。じゃがいもをそのまま茹でることにより男爵いもの甘みを逃がさずに閉じ込めることが出来て美味しくなります。ポテトサラダを作る時には茹でたてのじゃがいもの皮を剥く必要がありますが、とても熱いので軍手などをして皮を剥くようにしてください。

アツアツのじゃがいもの皮を剥くのが大変という場合は、茹でる前にピーラーなどで皮を剥いてしまい潰しやすいぐらいの大きさに切っておいてからじゃがいもを茹でてポテトサラダを作る方法もあります。事前にじゃがいもを切っている為、簡単に潰すことが出来るのでやけどの心配がなくポテトサラダを作ることが出来ます。

ポテトサラダにとても大事なきゅうりと玉ねぎの下処理にもコツがあります。ポテトサラダの玉ねぎは辛みを抜いて、きゅうりはポテトサラダと馴染むようにしんなりとさせる為、切った後の玉ねぎときゅうりを塩水に漬けておくのがコツです。塩水の濃度は、海水と同じぐらいで、塩水の中に氷を入れて冷やすことで効果が増します。

ポテトサラダの味付けのコツは、マヨネーズとゆで卵を加えて味にコクを出すことです。ポテトサラダは、ホクホクとした食感と、濃厚でコクのある味が人気の料理なので味付けは調味料の加減をしながら美味しいポテトサラダを作るようにしましょう。基本的に使われる調味料と具材は、マヨネーズ、黒胡椒、マスタード、茹で卵ですが、特に味の決め手になるのはマヨネーズと茹で卵です。

ポテトサラダの味が薄いと感じた場合は、塩で味の調節をするよりマヨネーズを足して味を調節した方がポテトサラダが美味しくなります。また、ポテトサラダに高級感を出すコツとしては、ゆで卵の黄身だけをポテトサラダに混ぜるという方法もあります。是非試してみてください。

ポテトサラダの基本の作り方のレシピを紹介します。ポテトサラダは家でもよく作る機会があるのでまずは、基本的なレシピを覚えて、美味しいポテトサラダを作るようにしてください。3人分の材料は、

• 男爵いも(中玉)3個
• きゅうり1/2本
• 玉ねぎ1/4個
• ゆで卵1個
• 薄切りハム2枚
• マヨネーズ大さじ3
• マスタード小さじ1
• 塩少々
• 黒胡椒少々

1. じゃがいもをキレイに洗って皮を剥かずに丸ごと大きめの鍋に入れ、茹でます。水の状態からじゃがいもを入れて加熱し、沸騰する直前の状態になったら弱火にして20分程度の茹で時間で茹でます。
2. 茹で上がったじゃがいもを熱いまま皮を剥きボールに移してフォークなどで潰し、冷ましながら水分を飛ばしていきます。
3. きゅうりと玉ねぎをスライスし、少量の塩を振った後軽く揉み、水分を抜きます。余計な水分があると、ポテトサラダが水っぽくなるのでしっかりと水気を取ります。
4. 粗熱が取れたじゃがいもにきゅうり、玉ねぎ、ゆで卵、マヨネーズを加えて混ぜ合せます。
5. マヨネーズで味の調節をして盛りつければポテトサラダの完成です。

じゃがいもを潰すときは、茹でたての熱いうちに潰すようにして下さい。冷めてから潰すとじゃがいものホクホクとした食感が損なわれてしまいます。また、最後にマヨネーズを加える時には、ポテトサラダがアツアツの内に加えないようにしてください。熱いうちに加えてしまうとマヨネーズが分離してしまい、食感が悪くなってしまいます。

マスタードの辛みが食欲をそそるベーコンと粒マスタードが絶妙なポテトサラダはこんがりと焼いた角切りベーコンとズッキーニが良いアクセントになったポテトサラダです。簡単に作ることが出来るポテトサラダのアレンジレシピなので是非作ってみてください。2人前の材料は、

• 男爵いも(中玉)3個
• 緑ズッキーニ5cm
• 黄ズッキーニ5cm
• ベーコン30g
• マヨネーズ大さじ1
• マスタード大さじ1
• 塩少々
• コショウ少々

1. 男爵イモの皮をピーラーで剥き、潰しやすい大きさに切り、鍋にたっぷりと水を入れてそこにじゃがいもを入れ塩を一つまみ加え加熱し、茹で時間は20分程度茹でていきます。
2. じゃがいもに串をさしてスッと通れば、ざるに上げて荒熱を取りボウルに入れてポテトマッシャーやスプーンなどで潰します。
3. ベーコンを角切りにして、フライパンでこんがりと焼いておきます。
4. ズッキーニは角切りにしておきます。
5. ボウルの中のじゃがいもとベーコン、ズッキーニ、調味料を加えて混ぜ合わせれば完成です。

じゃがいもは熱いうちに潰すことで男爵イモのホクホクとした食感を楽しむことが出来ます。また、ズッキーニを角切りにする際は、ベーコンと同じ大きさにすることで食べやすく味が馴染みやすいのでおすすめです。マヨネーズを加える時は、じゃがいもが温かいぐらいで加えてください。熱すぎるとマヨネーズが分離してしまいます。

ポテトサラダには、いろんな野菜が合いますがアボカドを加えたポテトサラダは濃厚な味わいと、ヘルシーで美容効果も高い為女性におすすめのメニューです。4人前材料は、

• 男爵いも(中玉)300g
• アボカド1個
• 白ワインビネガー大さじ1
• 粒マスタード小さじ2
• ツナ缶1個
• 塩コショウ少々

1. まずはじゃがいもをきれいに洗って、皮のまま大きめの鍋に入れて竹串が簡単に通るまで茹でます。茹で時間は20分程度で茹で上がります。
2. じゃがいもを鍋から取り出し、熱いうちに皮を剥いてボウルに入れ粗く潰します。
3. 粗く潰したら、白ワインビネガーを加えて熱いうちに合せじゃがいもの準備をします。
4. 別のボウルにアボカドを入れてフォークなどで潰し、ツナ、粒マスタード、塩コショウを加えて滑らかになるまで混ぜ、アボカドクリームを作ります。
5. じゃがいもとアボカドクリームを混ぜて完成です。

アボカドポテトサラダの旨味はツナ缶のおかげでとても深まり美味しいです。アボカドの滑らかさがじゃがいもとよく絡んでくれるので、マヨネーズを入れなくても滑らかなポテトサラダが完成します。栄養満点のアボカドを使ったアボカドポテトサラダを是非作ってみてください。

最近流行りのいぶりがっこを使ったポテトサラダは、いつものポテトサラダとは違う食感が心地よく、黒コショウともよく合うのでしっかりとした味になります。お弁当のおかずにも良いですがおつまみにもよく合います。いぶりがっこの酸味やコショウのアクセントが良く、大人に人気のポテトサラダです。4人前の材料は、

• じゃがいも(中玉)5個
• コンビーフ1缶
• ゆで卵2個
• いぶりがっこ10切れ
• マヨネーズ大さじ3
• 黒胡椒少々

1. はじめにじゃがいもの皮をピーラーなどで剥き、水を張った大きめの鍋に入れて茹で始めます。茹で時間は20分ほどで、くしがじゃがいもにスッと通れば茹で上がりです。
2. 茹で上がったじゃがいもの水気を切り、すり鉢に入れて軽く潰し、そこにコンビーフを追加して混ぜながら軽く形が残る程度にじゃがいもを潰していきます。
3. お好みのじゃがいも潰れ具合になったところでゆで卵を加えて、潰しながらざっくりと混ぜていきます。
4. 最後に、刻んだいぶりがっこ、マヨネーズ、黒胡椒を加えて混ぜれば完成です。

いぶりがっこのポテトサラダに入れるコンビーフに味がついているので他の調味料はあまり必要ありません。味の調整をする時はマヨネーズで調整することをおすすめします。水分の多い野菜などを使っていないのでポテトサラダがべちゃっとなりにくいので簡単に作る事が出来ます。大人に人気のポテトサラダを是非家で作ってみてください。

子供に人気のカレー風味のポテトサラダは食欲のそそる香りがうれしく、ごはんのおかずとしてもよく合うポテトサラダです。クリーミーな仕上がりになるポテトサラダは食べやすく、クセになります。2人前の材料は、

• 男爵いも2個
• 茹で卵3個
• マヨネーズ大さじ3
• カレーパウダー大さじ1
• 塩とコショウ少々
• チェダーチーズ1枚
• 粉チーズ少々

1. じゃがいもを20分程度の茹で時間で茹で、竹串を刺して茹で上がりを確認します。
2. ボウルに、じゃがいもとゆで卵を入れて良くかき混ぜ合わせます。
3. じゃがいも形が少し残る程度に混ぜたら、マヨネーズ、カレーパウダー、塩コショウ、チーズを加えて全体を混ぜ合わせれば完成です。

飾りつけの為に、じゃがいもとゆで卵を混ぜ合わせる際にゆで卵を一つ残しておいて4等分にしておき、トッピングとして最後に飾りつけると見かけも良くなりますカレーパウダーを使う事によりごはんのおかずとしても美味しいですが、トーストともとても相性が良いです。チーズを加えることにより、コクが出て美味しくなります。

ポテトサラダは、そのまま食べるだけでなく他の料理としてアレンジする事も出来ます。卵焼きの中にポテトサラダを入れるふわふわ卵焼きは、作り過ぎたポテトサラダをアレンジするのにぴったりです。ポテトサラダの食感と味が卵焼きとよく合うので子供にも大人気のメニューです。2人前の材料は、

• 卵2個
• ポテトサラダ適量
• めんつゆ大さじ2

1. フライパンに油を敷き、中火で熱しておきます。
2. ボウルに卵とめんつゆを入れて良くかき混ぜ、そこにポテトサラダを加えてさらに混ぜ合わせます。
3. 熱したフライパンの上に卵と混ぜたポテトサラダを入れて、固まる前にフライパンを良く動かしながら卵焼きの要領で形を整えていきます。
4. お皿に盛りつけて完成です。

卵とポテトサラダを混ぜて焼くだけで簡単に作れるポテトサラダ入りふわふわ卵焼きは、味がまろやかになり子供にとても人気です。卵に砂糖を足して甘い卵焼きにしても美味しいです。ポテトサラダが余ってしまった時にはおすすめの食べ方です。

じゃがいもの種類はたくさんありますが、ポテトサラダに使うじゃがいもは基本的にはじゃがいもが最適です。あまり茹で時間を長くしてしまうと崩れてしまいますが、ホクホクとした食感が美味しいです。ポテトサラダはじゃがいもの種類や茹で時間によっても味が変わってくるので、レシピを覚えて美味しいポテトサラダを作ってください。