ラザニアの作り方は簡単!!基本から本格的に作る方法も紹介!
ラザニアはミートソースやホワイトソースが何層も重なり、たっぷりかかったとろけるチーズとの相性がとても美味しいイタリアンです。しかしレストランで食べることが多いメニューでもあり、自宅で作ろうとするとレシピが複雑で大変なイメージがあります。しかし 簡単に誰でもできる作り方があればチャレンジしてみたいところです。人気のあるラザニアを簡単な方法と本格的な作り方の両方で紹介します。濃厚でクリーミーなラザニアを是非挑戦してみてください。
ラザニアの作り方は簡単?
ラザニアの作り方と言うと、平たいパスタにミートソースとクリームソースを交互に積み重ね、オーブンでじっくり焼くという手間のかかる作り方です。また、ミートソースやクリームソースも手間をかけてじっくり作るイメージがあります。もっと簡単にできる方法があればチャレンジしたい料理です。それでは簡単な作り方と本格的な作り方の両方を詳しく紹介したいと思います。
ラザニアの作り方基本の本格レシピ厳選
ラザニアの基本の作り方
ラザニアはイタリアのカンパニア州ナポリの名物料理です。平たい板状のパスタとミートソース、ホワイトソースとチーズを交互に何層も重ね合わせた人気のパスタ料理です。イタリアが発祥の料理ですが今ではアメリカや他、世界中で食べられている人気の料理です。基本何種類かのチーズを合わせた作り方が一般的とされています。チーズは主にリコッタチーズやモツァレラチーズ、パルメザンチーズが使われることが多いです。
パルミジャーノ・レッジャーノのみで作るラザーニャ・アッラ・ボロネーゼや、ほうれん草と卵を使用したラザーニャ・ヴェルデが一般的に多く広まっています。最古のレシピは13世紀で、当日はトマトを使用していなかったと言われていますが、現在とほぼ同じレシピで今も食べています。イタリアではお袋の味的な存在の料理です。
そもそもパスタはどこまでを指すのでしょうか?パスタとは小麦粉をこねて作る料理のことを言います。またスパゲッティとは中が空洞ではなく細長い筒状の麺をそう呼びます。ラザニアやマカロニ、ペンネ、フィットチーネ、ラビオリなど全てをパスタと呼んでおり、世界には乾燥パスタと生パスタを合わせると650種類以上あると言われています。
ラザニアの基本的な作り方です。ミートソースにクリームソース、ラザニアパスタを用意します。深めの耐熱皿にバターを塗り①ミートソース②ホワイトソース③ラザニアパスタの順で耐熱皿いっぱいになるまで繰り返します。上からチーズを乗せて10分ほど生地とソースが馴染むまで寝かせます。オーブンで焼いて出来上がりです。
ラザニアの本格ホワイトソースの作り方
ラザニアに使われる本格的なホワイトソースの作り方です。ホワイトソースはラザニア以外にグラタンなどにも使われる濃厚でクリーミーな美味しいソースです。レシピによってはホワイトソースだったりベシャメルソースと言ったりすることがありますが、大きな違いはどこにあるのでしょうか?
本格的なホワイトソースは溶かしたバターに小麦粉と牛乳を加えながらに煮詰めていくソースを言います。ホワイトソースとはベシャメルソースを含む白いソースの総称で、一般的にはホワイトソースもベシャメルソースも同義語として使われているようです。逆にベシャメルソースにブイヨンや生クリームを加えたものをホワイトソースと呼ぶこともあり、決まった定義はないようです。
ホワイトソースの基本的な作り方です。材料は①牛乳②バター③薄力粉④コンソメ⑤塩とこしょうです。ますはフライパンにバターと薄力粉を入れ弱火で焦げ目やダマにならないように混ぜていきます。ある程度かたまりが出来たら牛乳を加えゆっくり混ぜます。そしてかたまりになったら牛乳を加えていき、この工程をじっくり繰り返すとホワイトソースの完成です。ソースが出来上がったところでコンソメと塩、こしょうで味を整えます。
ホワイトソースはダマなりやすく面倒だと思われがちですが、いくつかの基本的なポイントをおさえると簡単にできます。まずは浅めの鍋とべらを用意してください。材料のバター、薄力粉、牛乳は1:1:10の割合が、黄金比とされています。鍋にバターと薄力粉を入れる時はふるいにかけながら入れりとダマになりずらいです。ゆっくりかき混ぜ1分ほどでふつふつしてくるので牛乳を入れます。また牛乳は冷たい方が簡単に作れます。
ラザニアの本格ミートソースの作り方
次に本格的なミートソース作り方です。材料は①牛肉か合挽ひき肉、②玉ねぎ③にんじん④マッシュルーム⑤にんにくにローリエやナツメグなどのとコンソメと赤ワイン、そしてホールトマトです。材料の玉ねぎとにんじん、にんにくを全てみじん切りにしておきます。フライパンにオリーブオイルをいれにんにくを炒めて香り立たせます。そこで玉ねぎとにんじん、マッシュルームを投入。しんなりするまで炒めてください。
野菜がしんなりしたところでひき肉を入れて炒めます。肉の色が変わったらナツメグと塩をいれ更に炒めます。次にホールトマトと赤ワイン、ローリエを入れ中火で沸騰するまで煮立せ沸騰したら弱火で40分煮込みます。またコクを出したい場合は蓋を開けて煮ていくと濃度が増し美味しく仕上がります。
本格的なミートソースを美味しく作るポイントです。ホールトマトとマッシュルームは缶詰めがベストです。そして煮込む時に、マッシュルームの缶汁も一緒に入れるとよりコクが出て美味しくなります。基本ミートソースは煮込む時に水分を飛ばしなから煮ると旨味が凝縮していきます。なのでフレッシュトマトのような水気が多いものよりホールトマトの方がが向いています。
水分を飛ばしながらミートソースを煮込むので、単純に水を入れるよりも、マッシュルームの缶汁やパスタの茹で汁の方がコクが増します。お肉もまた合挽よりかは牛肉100%を使用した方がミートソースには向いています。コストを考えると少し高くなりますが、本格的なミートソースは赤身のお肉が向いています。炒める際も、フライパンを傾けながら牛肉の脂を利用するとコクがアップします。
ラザニアの作り方簡単レシピ厳選
ラザニアのパスタ生地
ラザニアのパスタといっても様々な種類があります。した茹で処理の必要なものと不要なもの、それぞれのパスタで調理法が変わります。した茹で処理が必要なパスタは乾麺のことで、一度茹でてからソースと一緒にグリルします。メリットは小麦の香りがきちんと残り食べたときのもちもち感があります。またソースとの配分や長時間グリルする必要がありません。
した茹で処理不要なパスタは茹でる手間がかかりません。またパスタに吸水性を高める処理が施されているので、グリルすればソースの水分で十分な旨味が出ます。しかし、した茹でが必要なパスタに比べした不要なパスタはグリル時間が倍以上必要かかってしまいます。若しくは生地とソースを30分から1日寝かせることで、ソースからの水分が出て長時間グリルした時と同じ状態になりますが工程が増えてしまうのがデメリットです。
した茹で不要のパスタのメリットは、ソースのコクを重視して味わいたい方やした茹でが面倒という方には簡単にできるので向いています。どちらの方法かは出来上がりの味で選んでみてください。現在は冷凍のパスタも販売しており、生麺をそのまま冷凍しているためした茹で不要です。冷凍パスタは麺に厚みがあり食べた時の食感がとても美味しいのが特徴です。好みに合わせてパスタを選んでみてください。
電子レンジを使って簡単にできる「レンジとトースターて作るラザニア」
トースターでもラザニアを焼くことができます。しかしオーブンレンジとオーブントースターの大きな違いはどこにあるのでしょうか?オーブンとは熱気と水蒸気を中に閉じ込め、赤外線により焼いたり熱したりすることができる調理器具です。ムラなく中まで熱を通し、多種多様な調理が可能な万能な調理器具です。
方やオーブントースターは、表面に焼き目を付ける調理器具のことです。トースターと言うだけありパンに焼き目を付けたりします。手間なく簡単に焦げ目がつくのがとても便利です。ラザニアはパスタやソースに既に火が通っているので、オーブントースターでも充分調理ができます。トースターを使用する場合は最初にアルミホイルを被せて10~15分焼き、ホイルを取って焦げ目が付くまで焼けば完成します。
そのまま食卓にも出せる「フライパンで作るラザニア」
フライパンひとつでもラザニアが作れてしまいます。オーブンの様に、余熱やパスタの種類によって温度調整する必要がありません。材料は基本、本格的に作るパスタと同様ミートソースとクリームソースにした茹でするパスタを用意します。フライパンにピザ用チーズ、板パスタ2枚、ホワイトソース、ミートソースの順で3回重ね合わせてください。
ミートソースの上にチーズを乗せ、フライパンの蓋を閉めてから中火で5分程度焼けば完成します。ポイントはパスタを記載通りに茹でた後冷水に通すともちもち感がアップします。本格的な工程で作るラザニアよりあっさりとしているのが特徴です。またフライパンでは表面の焦げ目を付けることはできませんが、一番下にチーズをひくことで、パリパリで香ばしい食感がでるのでとても美味しいです。
魚焼きグリルで作るラザニア
魚焼きグリルもでラザニアを焼くことができます。しかし魚を焼いた臭いが気になりラザニアにも付いてしまわないか心配です。そんな時は受け皿に重曹水を入れたり、コーヒーやお茶の出がらしを入れて数分焼けばイヤな臭いが消えます。トースター同様ラザニアのお皿にアルミホイルを被せ焼き目が付くまで焼けば簡単に出来上がります。オーブンの様に温度調節がなく、簡単に焼き目ができるので便利です。。
ラザニアの作り方アレンジレシピを厳選
餃子の皮で代用して作る「餃子の皮で作るラザニア」
パスタの代用品として餃子の皮でラザニアが作れます。またミートソースやホワイトソースも市販のものを使うと時短になります。2人用の材料は、餃子の皮が8枚、ミートソースとクリームソースがそれぞれ大さじ10程度。あとはとろけるチーズにパセリのみじん切りを用意してください。基本の材料は変りませんが餃子の皮というのが身近で便利な食材です。
鍋に湯を沸かし餃子の皮がくっつかないように茹でます。スキレット鍋に餃子の皮、ミートソース、クリームソースの順で重ね、3回繰り返し最後にとろけるチーズとパセリを乗せ焦げ目が付くまでトースターで焼けば出来上がりです。1人分のスキレット鍋で作ることもできるので、1人暮らしの方も是非試してみてください。
餃子まるごと使ってラザニア
餃子の皮と言わず餃子をまるごと使ってラザニアも作れます。作り方はもっと簡単で、耐熱皿に餃子を敷き詰めます。上から市販のミートソースをかけとろけるチーズんまぶしてから、オーブンで15分ほど焼けば出来上がりです。餃子の皮のもちもちした食感と餃子の餡に入っているお肉やキャベツの歯ごたえが絶妙で、まさにラザニアに大変身します。餃子はできあがっている材料なので調理時間も短く簡単にできるのも魅力です。
見た目が可愛い「ラザニアロール」
ラザニアロールは見た目が可愛らしく食べやすいのが人気です。材料は基本のミートソースを作る時と同じひき肉に玉ねぎのみじん切り、トマト缶、ローリエ、赤ワイン、ナツメグに塩とこしょうを用意してください。。耐熱ボールにミートソースの材料を全て入れます。ボールにふんわりラップをし2分30秒電子レンジで加熱、一度取り出してから混ぜ合わせ同じく2分30秒加熱すればミートソースの完成です。
味付けを少し濃いめにすると出来上がりのバランスが良くなります。ラザニアは縦半分に切りまんべんなくミートソースを塗り、お団子状にしたモツァレラチーズを乗せてクルクル巻いていきます。耐熱皿にミートソースを塗り巻いたラザニアロールを並べ敷き詰めます。上からホワイトソースととろけるチーズをかけ、トースターで焦げ目が付く15分程度焼けば完成です。簡単なのに本格的なラザニアが誰でも簡単に出来ます。
クリームポテトでラザニア
代用はラザニアのパスタだけでなく、ホワイトソースもアレンジして作れます。通常小麦粉とバターで作るホワイトソースをマッシュポテトで変えてみても美味しいです。マッシュポテトと牛乳を滑らかになるまでミキサーにかけます。あとは塩とこしょうで味を整えれば出来上がりです。基本の工程は変らずできるのでとても簡単です。濃厚でまったりしたマッシュポテトのホワイトソースも試してみてください。
カルボナーラ風野菜入りラザニア
カルボナーラのソースも濃厚でとろーりしたソースで、ラザニアとの相性も抜群です。材料はベーコン6枚トマト1こ、ズッキーニと玉ねぎが半分、カルボナーラのゾースは市販のホワイトソース100g、玉子2個、牛乳と生クリームを100gであとはミートソースとパスタ生地を用意してください。ベーコンは半分に切り、ズッキーニを3㎟トマトは5㎟の輪切り、玉ねぎは薄くスライスしてください。鍋にオリーブオイルを入れベーコン、トマトズッキーニと玉ねぎをまで炒め、出来たらキッチンペーパーで余分な油を取ります。
ラザニアのパスタもたっぷりのお湯で湯がき、カルボナーラソースも合わせておきます。耐熱皿にカルボナーラソース、ラザニア、ベーコン、トマト、チーズ、と順に重ね更にラザニア、カルボナーラソース、ズッキーニ、玉ねぎと重ねそれを繰り返します。最後にチーズを乗せ250度に予熱したオーブンで20分ほど焼き上げます。最後はあらびき胡椒を振りかけて完成です。基本の工程をおさえると簡単にアレンジができます。
ほうれん草のラザニア
ほうれん草で作るヘルシーなラザニアを紹介します。材料はほうれん草、玉ねぎ、カッテージチーズにグリエールチーズ、ホワイトソースにプレーンヨーグルト、牛乳、玉子、です。ほうれん草をさっと湯が4㎝の幅に切っておきます。玉ねぎはオリーブオイルでしんなりするまで炒め塩とこしょうで味を整えます。カッテージチーズとグリエールチーズを合わせ、ホワイトソースにプレーンヨーグルトも混ぜ合わせておきます。
耐熱皿にバター塗り、春巻きの皮、ほうれん草、ソースの順で交互の重ね合わせ、カッテージチーズとグリエールチーズの混ぜ合わせたものを乗せて230度のオーブンで15分ほど焼くだけで完成です。薄い春巻きの皮とほうれん草なのでとてもヘルシーです。またホワイトソースの牛乳の代わりに豆乳を使うことで、栄養価が上がり風味の違うソースにもなります。簡単で本格的なラザニアを是非試してみてください。
サクサクな触感のパイシートを使ったラザニア
ラザニアの代わりの冷凍のパイシートを使った方法です。材料はミートソース、ホワイトソース、にとろけるチーズを用意してください。基本の工程は同じでパイ生地にミートソース、ホワイトソースの順で重ね、最後にチーズをかけます。200度に熱したオーブンに15分焼けば出来上がりです。パイ生地の触感が新しく斬新で美味しいラザニアになります。
ヘルシーな豆腐を使ったラザニア
材料は基本のミートソースにホワイトソース、お好みのチーズを用意してください。メインは木綿豆腐です。豆腐は水分が多く含んでいるのでキッチンペーパーでよく水分を取ってください。耐熱皿に薄く切った豆腐を並べ塩とこしょうをふっておきます。上からミートソース、ホワイトソースと順に繰り返し最後はチーズをかけ、200度に熱したオーブンで20分焼くと出来上がりです。優しい豆腐の触感が美味しいラザニアになります。
変わり種「プレーンクラッカー」を使ったラザニア
おやつ感覚で食べられるプレーンクラッカーを使ったレシピを紹介します。材料は2人分、プレーンクラッカー10枚、ラザニア3枚、ミートソース、クリームソース、モッツアレラチーズを用意してください。耐熱皿にラザニア、プレーンクラッカー、ミートソース、ホワイトソースの順で3回繰り返します。重ねたら生地を10分ほど寝かせ、250度に予熱したオーブンで15~20分ほど焼けば簡単に出来上がりです。
余ったビーフシチューがラザニアに早変わり
大量に作ってしまったビーフシチューをソースの変わりにラザニアへ変化させます。ミートソースも煮詰めて作るので玉ねぎやお肉の旨味が凝縮されたソースですが、ビーフシチューもまたじっくり煮込んでいるため旨味が沢山含んだソースの変わりになります。またビーフシチューはトマトを含んだデミグラスソースなのでラザニアとしての相性も抜群です。
材料は余ってしまったビーフシチュー、餃子の皮、とろけるチーズ、粉チーズ、パセリを用意してください。あらかじめ湯がいた餃子の皮を耐熱皿に並べます。上からビーフシチューとろけるチーズ、粉チーズと重ねていきます。あとは250度のオーブンで10~15分焼けば出来上がりです。ビーフシチューにお肉と野菜がゴロゴロしているので具だくさんなラザニアとしても美味しいです。
作り置きしたミートソースの保存方法
ミートソースはラザニア以外でも色々なレシピに使える万能なソースです。少しでも時短になったり、節約に繋がるために作りおきが便利です。しかし自家製ミートソースはどこまで保存が出来るのでしょうか?すぐに食べきれるのであれば冷蔵で3日ほど保存は可能です。それ以上となるとやはり冷凍保存が一番です。
作り置きしたミートソースはフリーザーバッグに入れきちんと空気を抜いておきます。この状態であれば3ヶ月ほどは保存が可能です。解凍するにはフリーザーバッグのままチンするか、レトルトのカレーのようにお湯で温めるかが簡単です。一番旨味を残すにはお鍋で戻す方法です。水分が一番飛び作りたての味が楽しめます。これだけ長期保存がきけば時間がある時にじっくり煮込んで付く置きすると便利なソースです。
ラザニアの作り方をマスターして料理の幅を広げよう!
ザラニアの作り方はいかがでしたか?最初のイメージは手間がかかり何だか面倒というイメージでしたが、基本を作り方をマスターすれば、アレンジも豊富で色々な味が楽しめます。本格的に時間をかけじっくり作ったり、また手間暇かけずパッパッと作る方法もあるため用途に応じて作ることができます。一品で十分満足するラザニアを是非作ってみてはいかがでしょうか?オリジナルなレシピができることもあり料理の幅が広がります。