電子レンジで茶碗蒸しの簡単な作り方!つるんと美味しいレシピを紹介

茶碗蒸しはお子さんからお年寄りまで、みんなが大好きなお料理ですよね。メイン料理ではないけれど、蓋を開けるときのワクワク感、つるんとしたなめらかな食感、どれをとってもちょっと特別なご馳走感のある一品です。ただし、家で作るとなると蒸し器を出すのが面倒だったり、火加減が難しかったりと、少しハードルが高いお料理でもあります。でも、電子レンジを使えば、簡単に絶品茶碗蒸しができるんです。今回は、電子レンジを使った茶碗蒸しの作り方の基本、簡単レシピ、電子レンジで茶碗蒸しを作るときの注意点などをお伝えします。

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目次

  1. 1電子レンジで茶碗蒸しが簡単にできる!
  2. 2電子レンジを使った茶碗蒸しの作り方
  3. 3電子レンジで作る本格的茶碗蒸しのレシピを紹介
  4. 4電子レンジで茶碗蒸しを作る際の失敗しないコツ
  5. 5電子レンジで茶碗蒸しづくりにチャレンジしよう!

電子レンジで茶碗蒸しが簡単にできる!

今やほとんどの家庭に備え付けられている電子レンジ。うまく活用すれば食材を簡単に加熱できる便利な機械ですが、いつの間にか、冷凍ご飯の温め専用機になっていませんか。電子レンジはその特性を知って使えば、様々な場面で活用できます。面倒な茶碗蒸しも、電子レンジを使えば簡単に作ることができます。

茶碗蒸しは、お子さんからお年寄りまで、どんな方にも喜ばれるお料理です。しかし、いざ作ろうとすると大きな蒸し器を出したり、お湯を沸かしたり、洗い物がたくさん出たりとかなり面倒ですね。それが原因で茶碗蒸しを敬遠している人も多いようです。しかし、電子レンジで作れば、蒸し器もいらず、火加減も簡単です。ここでは、電子レンジを使った茶碗蒸しの簡単な作り方とおすすめレシピを紹介します。

茶碗蒸しの作り方は、とてもシンプルです。まず、卵をボウルに割り入れて溶きほぐします。このとき、なるべく白身を切るようにほぐしていきます。卵がほぐれたら、水と調味料を加え、泡立たないように静かに混ぜあわせます。あとはお好みの具材を茶碗に入れ、その上から卵液をそそぎ、加熱するだけです。基本がシンプルなので、自分なりの工夫をすることによって、簡単に我が家だけのオリジナルレシピができます。

茶碗蒸しの具材には、鶏肉、魚、かまぼこ、しいたけ、銀杏、エビ、三つ葉などがよく使われます。これ以外にも、ほうれん草や小松菜などの青物、魚の切り身、肉団子、百合根、さやえんどう、春菊などアレンジは自由自在です。ただし、舞茸を具材にするときは、必ず下ゆでをしてから入れましょう。舞茸にはタンパク質分解酵素が含まれていて、生のまま卵液に入れると茶碗蒸しが固まらなくなってしまいます。

茶碗蒸しの作り方は、単純なだけにコツが必要です。失敗すると、火が通らずに固まらなかったり、「す」が入ってボコボコになってしまったりします。こうなると、茶碗蒸しの一番の魅力であるのど越しの良さが損われてしまいます。どうすれば電子レンジを使ってうまく茶碗蒸しを作ることができるのか、ぜひここに書かれていることをしっかりマスターして、茶碗蒸しを得意料理の1つにしてくださいね。

電子レンジを使った茶碗蒸しの作り方

電子レンジを使えば、蒸し器を出したり洗ったりする必要もなく、簡単に茶碗蒸しを作ることができます。入れ物も、茶碗以外にカップやどんぶりなどいろいろな器が使えます。まずは電子レンジを使った茶碗蒸しのどんなレシピにも共通する、基本の作り方を見ていきましょう。

電子レンジで茶碗蒸しを作るときには、まず卵を解きほぐし、水と調味料を加えて卵液を作ります。卵は白身を切るように、箸をボウルの底に付けてほぐします。卵液に泡がたってしまったら、スプーンなどで取り除きます。器の中に卵液と具を入れ、ふんわりとラップをかけて加熱していきます。この時、なるべく小さな出力(200~300W)で加熱していきましょう。

加熱時間は短めに設定しておき、加熱が終わったら固まり具合を確かめます。器を揺らすなどしてみて、中央が大きく波打つようであれば、まだ固まっていません。その場合は、ちょうど良い固まり加減になるまで30秒単位で加熱を繰り返していきます。

電子レンジの火力について知っておこう!

電子レンジの出力設定は、メーカーによって、また機種によっても様々です。150~700Wまで何段階かの出力設定ができるもの、弱・中・強と3段階に分かれているものなどがあります。弱は150~300W、中は300~500W、それ以上が強と思えば良いでしょう。しかし、同じワット数で同じ時間加熱しても、メーカーや機種によって火の通り方が違うため、最初は短めに加熱して、少しずつ再加熱を繰り返すことが必要なのです。

さらに、電子レンジには、一台一台固有の癖があります。例えば、必要な加熱時間の長さや、庫内の温度が上がりやすい場所など、1台ごとに差があるのです。そこで、自分のご家庭の電子レンジの癖を知る事が重要です。表示時間通り加熱しても、ちゃんと温まっていない、というようなことがあれば加熱時間を長めにする必要があります。自分の電子レンジの癖を知って、うまく使いこなしましょう。

電子レンジで作る本格的茶碗蒸しのレシピを紹介

電子レンジを使った茶碗蒸しの作り方は、卵とだし汁を合わせて、容器に入れ、ふんわりとラップをかけて加熱するだけです。加熱は弱(150~300W)で、7~15分行いますが、お使いのレンジによって差が出ますので、微調整しながら加熱します。分量を多く作るときは、加熱時間も長めにしてください。できるだけ卵液が均一になるように、卵液の表面の泡をすくいとったり、茶こしで漉したりしてください。

また、加熱時間についてはあくまでも目安とし、一旦取り出して器を揺らすなどして固まり具合を確認してください。内部がまだ固まっていない場合は、中心部分が液体状に波打ちます。自信が持てない場合は、真ん中に竹串を突き刺してみてください。竹串を刺したところから卵液が流れだすようなら、加熱不足です。透明な汁が出てくればきちんと加熱されています。

電子レンジでめんつゆを使った簡単茶碗蒸し

めんつゆを使えば、調味料を計る手間も省けて、茶碗蒸しがさらに簡単に作れます。具材はお好みでアレンジしてください。冷蔵庫の残り野菜などを具材にしても良いです。材料は4人分です。卵液が卵3個、水300cc、めんつゆ(3倍濃縮)大さじ3です。具は、しいたけ、鶏肉、かまぼこ、みつば各適量です。

作り方は、卵をボウルに割り入れて、箸をボウルの底につけ、切るように混ぜます。水とめんつゆを加えて静かに混ぜ、茶こしで濾します。具材はすべて適当な大きさに切り、茶碗の中に入れましょう。その上から卵液を静かに注ぎ、300Wの電子レンジで7分加熱したら出来上がりです。

電子レンジとマグカップでおしゃれ茶碗蒸し

たまには気分を変えて、茶碗蒸しをマグカップで作ってみてはいかがでしょう。自分へのご褒美に、お気に入りのカップで1人分作ってみるのもいいです。1人分のレシピです。卵液の材料が卵1個、水130cc、白だし小さじ2、具は鶏肉、しいたけ、かまぼこ、みつばなどお好みでどうぞ。
 

作り方は、ボウルに卵を割り入れ、箸でよくほぐし、水と白だしを加え、静かに混ぜます。できた卵液を茶漉しなどを使って漉します。具材は適当な大きさに切り、マグカップに入れ、上から静かに卵液を注ぎます。ふんわりとラップをして、300Wの電子レンジで5分加熱します。

電子レンジでたっぷり満足どんぶり茶碗蒸し

小さな茶碗では満足できないという方は、どんぶりで作ってみてはいかがでしょうか?どーんと迫力があるので、きれいな器を使えばパーティーなどにもおすすめです。どんぶり1杯分のレシピです。材料は、卵液が卵3個、水450cc、白だし50cc、具が鶏肉 適量、しいたけ1枚、三つ葉適量です。

作り方は、ボールに卵を割り入れ、箸でよくほぐし、水と白だしを加え、静かに混ぜます。できた卵液を茶漉しなどを使って漉します。具材は適当な大きさに切り、どんぶりに入れ、上から静かに卵液を注ぎます。ふんわりとラップをして、200Wの電子レンジで20分加熱します。

電子レンジでボリューム満点小田巻蒸し

小田巻蒸しは、茶碗蒸しの中にうどんが入ったものです。昔、卵が高価だった頃には高級料理の1つでした。栄養たっぷりで消化も良いので、風邪をひいた時などオススメです。2人分のレシピです。卵液は卵2個、水250cc、白だし大さじ3、具はうどん1玉、ねぎ適量、他お好みの具を使ってください。

作り方は、ボウルに卵を割り入れ、箸でよくほぐし、水と白だしを加え、静かに混ぜます。卵液を茶漉しなどを使って漉します。うどん半玉と適当な大きさに切った具材をどんぶりに入れ、上から静かに卵液を注ぎます。ふんわりとラップをして、200Wの電子レンジで10分加熱します。

電子レンジでさっぱり冷製茶碗蒸し

暑いときには、冷たく冷やした茶碗蒸しはいかがでしょうか?熱々とはまた違った美味しさの、夏向きのレシピです。4人分のレシピです。卵液は卵2個、だし汁300cc、塩少々、しょうゆ少々、具はオクラ2本、梅干し1個を使います。

作り方は、ボールに卵を割り入れ、箸でよくほぐし、だし汁と調味料を加え、静かに混ぜます。卵液を茶漉しなどを使って漉します。器に静かに卵液を注ぎ、ふんわりとラップをして、300Wの電子レンジで7分加熱します。粗熱をとって冷蔵庫で冷やし、ゆでたオクラと梅干を刻んで乗せます。

電子レンジでちょっと豪華に中華風茶碗蒸し

金目鯛の切り身を使った、ちょっと贅沢なレシピです。材料は4人分です。卵液が卵3個、中華だし汁400cc、塩少々、しょうゆ小さじ2、具は金目鯛4切れ、しめじ1パック、長ネギ2/3本、あんかけ用の材料が中華だし汁100cc、塩少々、しょうゆ小さじ1/2、片栗粉適量、ごま油適量です。

作り方は、ボウルで卵をほぐし、中華だし汁と調味料を加え、静かに混ぜ、漉しておきます。ネギは斜め薄切り、しめじは石づきを取って小房に分け、金目鯛と一緒に器に入れます。器に静かに卵液を注ぎ、ふんわりとラップをして、300Wの電子レンジで10分加熱します。中華だし汁、塩、しょうゆを小鍋で沸騰させ、水溶き片栗粉でとろみをつけ、最後にごま油をたらしてあんを作ります。蒸しあがった茶碗蒸しに、あんをかけます。

電子レンジで離乳食茶碗蒸し

何を作ったらいいか悩む離乳食も、電子レンジで作る茶碗蒸しなら簡単にできます。ここでご紹介するのは、月齢が9カ月以降の赤ちゃんのための離乳食レシピです。材料は卵液が卵1/2個、だし汁100cc、具がにんじん、ほうれん草などをゆでて、5~8ミリ角に刻んだものです。

作り方は、ボウルに卵を割り入れ、箸でよくほぐし、だし汁を加え、静かに混ぜます。卵液を茶漉しなどを使って漉します。ゆでて細かく切った具材を器に入れ、上から静かに卵液を注ぎます。ふんわりとラップをして、200Wの電子レンジで7分加熱します。

電子レンジで茶碗蒸しを作る際の失敗しないコツ

茶碗蒸しが難しいと言われるのは、火の通し方や加熱時間によって「す」が入ってしまったり、固まらなかったりするからです。失敗しないためには、どんな点に注意すれば良いのでしょうか。

電子レンジに入れる前に卵液を必ず茶こしで濾す

茶碗蒸しのレシピを読むと、必ず「卵液を濾す」と書かれていますが、なぜそんな面倒なことをしなければならないのでしょうか。茶碗蒸しで最も多い失敗は、「す」が入ってしまうというものです。「す」とは、均一な生地の中にできる隙間や穴のことです。「す」ができる主な原因は、火が強すぎて水分が急激に蒸発しようとするからですが、卵液がきれいに混ざっていなくても、「す」が入る原因になるのです。

卵黄と卵白では、固まる温度が違います。卵黄と卵白がしっかり混ざっていないと、火が均一に通らないため、きれいになめらかに固まらず、ボソボソになってしまいます。つまり「す」が入ってしまうのです。卵液は面倒でも必ず一度茶こしで濾して、加熱は150~300Wの弱い火力で行うようにしましょう。また、ラップに数カ所爪楊枝で穴を開けておくと、余分な蒸気を逃し、「す」が入るのを防いでくれます。

電子レンジの中のどこに置くか?

加熱にムラがあると、茶碗蒸しがなめらかに仕上がりません。加熱ムラをなくすためには、器を電子レンジの中のどこにおけば良いのでしょう。電子レンジには、ターンテーブルがあるタイプとないタイプがあります。ターンテーブルは外側に電波が当たりやすく、中央には当たりにくいという特徴があります。このため加熱ムラができやすいのです。ターンテーブルがある機種は、加熱中に何度か位置を入れ替えると良いでしょう。

ターンテーブルがないタイプは、もともと加熱ムラが少なくなるように設計されています。そのため、器を庫内のどこにおいてもそれほど差はありませんが、それぞれのレンジの癖もあるので、気になる方は途中で場所を入れ替えると良いでしょう。

電子レンジで茶碗蒸しづくりにチャレンジしよう!

電子レンジで作る茶碗蒸しのレシピ、いかがでしたか。蒸し器を使う本格派に比べると、作り方も簡単で気軽に試してみたくなりますね。気をつけることは、卵のほぐし方、必ず卵液を濾すこと、弱い出力で時間をかけて蒸すこと、の3点です。お使いの電子レンジによって固有の癖がありますので、うまくいったときの分量と加熱時間を記録して、自分のレンジにあったレシピを作っていきましょう。

ここまで、電子レンジで簡単に茶碗蒸しを作るためのコツ、いろいろなレシピ、電子レンジで茶碗蒸しを作る際の注意点についてお伝えしてきました。これらのコツや注意点は、茶碗蒸しだけでなく、電子レンジでプリンを作るときにも当てはまります。電子レンジで作ったプリンに「す」が入って困るという方は、ぜひここに書いてあることを実践してみてください。

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