炭水化物は太ると言われる理由とは?太る体質や原因を調査!
炭水化物イコール太ると言われれいます。炭水化物ダイエットという言葉は、よく女性の会話から聞こえてきます。ご飯、パン、うどん、パスタなど、どれも美味しいです!だからと言って、これら炭水化物を一切食べずに過ごすことは正直難しいです。ですが毎食白米を欠かさず食べている人の中には、いつもスタイルのいい方もおられます。では炭水化物を好む人の中で、太る人と太らない人の違いは何でしょう?それらについて紹介します。
目次
炭水化物が太ると言われている理由について知りたい!
炭水化物という言葉はよく耳にしますが、そもそも炭水化物とは糖質と食物繊維が合わさったものです。その炭水化物に含まれている糖質は、体の中で消化する時にブドウ糖が作られます。
そのブドウ糖は体のエネルギーになるのですが、そのエネルギー以上のブドウ糖は中性脂肪に変化し、体の脂肪細胞にためこまれてしまいます。これがメカニズムであり、つまり炭水化物は太ると言われている理由です。今回は炭水化物について紹介していきましょう。
炭水化物について詳しくなろう
炭水化物・脂質・タンパク質の3つが三大栄養素と呼ばれるものです。その三大栄養素の1つである炭水化物は、糖質と食物繊維で出来ています。しかし食事で摂取出来る炭水化物の中に、食物繊維はかなり少量しか含まれていません。そのため食品などに記されている炭水化物の数字は、ほぼ炭水化物イコール糖質の数字と考えてもあまり問題はありません。
炭水化物とは?
体を動かすためにも、炭水化物は大切な栄養素です。1日に必要と言われるエネルギー量の60%は、この炭水化物からとられていると言われています。炭水化物はお米や穀類、また穀類を原料として作られるパンやうどん、パスタ、それにいも類などに含まれています。
炭水化物は欠かすことのできない栄養素
食事の中に含まれる炭水化物、その炭水化物の中の糖質はブドウ糖に変わります。炭水化物の中に含まれる食物繊維はかなりの少量しか含まれていませんので、炭水化物はほぼ全てブドウ糖に変わると思って問題ありません。そのブドウ糖はエネルギー源となり、脳を始めとして、筋肉などをきちんど動かすために使われています。すなわち、炭水化物は大切な栄養素なのです!
炭水化物はほとんどが糖質という理由から、太る原因と言われがちですが、三大栄養素の1つとも言われるほど、炭水化物は必要な栄養素なのです。脳や神経組織、赤血球、腎尿細管、精巣などは、ブドウ糖だけでしかエネルギー源に出来ないのです。筋肉はエネルギー源を蓄えておくことが出来ると言われていますが、残念ながら脳は蓄えておくことが出来ません。そのため、毎日きちんと炭水化物を摂取する事が必要なのです。
炭水化物が不足するとどうなる?
炭水化物ダイエットなどを行い、炭水化物が必要以上に減ってしまうと、筋肉などに蓄積しておいたタンパク質などが分解され、ブドウ糖を供給しようとします。すると筋肉は減少してしまいます。また炭水化物不足で体脂肪が過度に分解されすぎると、血中にケトン体が増加します。血中にこのケトン体が増加しすぎるとインスリンの働きが悪くなり、最悪な場合は糖尿病が発症するリスクが高くなってしまいます。
炭水化物は冷やした方が太りにくい
炭水化物が大切な栄養素である事はお分かりいただけたと思いますが、ですが上手に炭水化物はどう取ればいいのか、出来るだけ太る原因にならない、炭水化物をきちんと摂取する方法を紹介します。
実は温かい白米より、冷えた白米の方が太りにくいのです。もちろん、だからと言っていくらでも冷やご飯を食べても太らないというわけではありません。温かい白米と冷えた白米の同量を比べると、冷えた白米の方が太りにくいという話です。これは白米だけではなく、他の炭水化物であるパスタやいも類なども同じことが言えます。
温かい白米より冷えた白米の方が太りにくいと言われる理由は、白米などに含まれているでんぷんが、冷えるとレジスタントスターチに変化します。レジスタントスターチは食物繊維のような働きをし、糖や脂質の吸収を抑制してくれるのです。また、空腹を感じにくくする効果もあるのです。
炭水化物は必要な栄養素です。そのため、欠かすことは出来ません。でしたらいつものパスタを冷静パスタに代えたり、ポタージュスープを冷製スープに代えるなど、少し食事に工夫をしてみては如何でしょう?
炭水化物が太ると言われている理由とは?
炭水化物は殆どが糖質です。糖質は体の中で消化される時、ブドウ糖に変わります。ブドウ糖は体のエネルギー源になるため、大切は栄養素です。しかし今は、炭水化物の摂取しすぎな方が増えています。炭水化物の食べ物は、美味しい物が多いです。そのため、ついつい炭水化物を食べすぎてしまうのです。
炭水化物は糖質と食物繊維の総称
食品のパッケージ裏に、その食品の成分表が記載されています。そこに糖質、食物繊維と表記されている成分表もありますが、大抵は炭水化物と表記されています。炭水化物は糖質と食物繊維の総称ですので、この場合はどちらも同じ成分という意味になります。
炭水化物に含まれる糖質が太る原因
白米や穀類、パン、うどん、パスタ、いも類など、これらが好きな方は多いと思います。炭水化物の食品は、美味しい物がそもそも多いのです!しかし、炭水化物がそもそも太る原因ではありません。炭水化物に含まれる糖質が太る原因でもありません。つまりは、太ってしまう理由は炭水化物の摂取量の問題なのです。
太りにくい炭水化物はあるのか?
血糖値が急上昇すると脂肪がたまりやすくなり、逆に血糖値が緩やかに上昇すると脂肪はつきにくくなります。そこで太る原因となる血糖値が急上昇する食べ物ではなく、血糖値が緩やかに上昇する食べ物を紹介します。
まずご飯は、玄米がおすすめです。ですが玄米が苦手な方は、お粥にするといいです。その理由は、お粥にすると少量でも満腹感が得られますので、白米の量が減るからです。そしてお粥には白米ではなく五穀米を使うと、ビタミン摂取なども一緒にできて栄養バランスもいいです。
麺類の好きな方も多いと思いますが、麺類の中では全粒粉スパゲティがおすすめです。全粒粉は栄養値が高い上に、胚芽なども多く含まれています。しかし、なかなか全粒粉スパゲティを探すことは難しいと思います。そんな時は蕎麦でも大丈夫です。その蕎麦の中に七味を入れると、唐辛子が体を温めてくれますので、代謝も上がってなおいいです。
今日はパンが食べたいという時は、全粒粉パンもしくはライ麦パンがおすすめです。しかしここで1点注意が必要なのは、全粒粉パンやライ麦パンがいいという事で、全粒粉パンやライ麦パンを使った菓子パンを食べると、菓子パンには砂糖が使用されている事が多いため、血糖値の急上昇がおこってしまいます。
太りやすい体質は存在するのか
私は太りやすい体質だからと言う人もいますが、そもそも太りやすい体質というのはあるのでしょうか?答えはNoです。体質ではなく、太るには太るなりの理由があるのです。その理由を紹介します。
太りやすい体質は存在しない
自分は太りやすい体質だから、それで食べる量を減らしているという方がいますが、食事量を減らしているために、どうしても途中で空腹に我慢出来なくなり、ちょっと一口とチョコレートを食べている事はありませんか?人は本能的に、空腹になった時はカロリーの高い物を選びがちになります。
ですが残念な事に、途中に一口食べたチョコレートの事はすっかり忘れてしまい、ちゃんと食事量を減らしているのに体重が減らない、きっと太りやすい体質なんだと思ってしまっていないでしょうか?太りやすい体質というものはないのです。太ってしまうのは太ってしまうだけの、その原因があるのです。
育った環境の味によっては太りやすい味覚になる
味覚は、4歳までに決まると言われています。お母さんの料理の味付けは、甘くないですか?お母さんの料理の味付けは、濃い味ではないですか?もしくは、お母さんが料理嫌いで、食卓にはスーパーなどで買ってくるお惣菜が多くなかったですか?これらのどれかにでも当てはまると、あなたの味覚は太りやすい味覚体質の可能性が高いです。
兄弟はいますか?食事の時、兄弟とおかずの取り合いになりませんでしたか?食卓には、大皿料理が多くなかったですか?このような食卓の環境で育った方は、動物的本能で早く食べないとなくなってしまうと思い、仮にお腹がすいていなくても、反射的に口へ食べ物を運ぶ習慣になってしまっている可能性があります。
子供の頃、両親から食べ物に関して、色々な禁止事項などがありませんでしたか?例えば、お菓子やジャンクフードが禁止されていたり、ジュースの量は制限されていたり、学校帰りなどの買い食いを完全禁止されていたり、そんな事はありませんでしたか?このような方は大人になり、両親からの禁止事項が解かれた時、今まで食べることが出来なかった物への憧れから、それらを頻繁に食べてしまう傾向があります。
以上のような事にあてはまる方は、太りやすい味覚体質になっている可能性があります。その方は、味覚を変えることも1つの方法です。味覚というものは変化します。スリムな体型の人の食事を参考に、食事の味付けや食べるスピードなどを少しづつ変えていくのもいいです。
太りやすい体質は日々の習慣が原因
太る人と太らない人では、生活習慣も違うと言われています。夜更かしをして、翌朝なかなか起きられず、出勤時間ぎりぎりまで寝ていて朝ご飯を抜いて出勤。お昼ご飯まで空腹がもたず、結局何かを間食をしてお昼には昼食とデザートという事になりかねません。
出勤途中でも、太らない人はしっかり朝ご飯を食べて内臓機能も活発に動いており、代謝もアップしています。そのためいい状態でしっかり駅までウォーキングをしたりしていますので、血行も良くなっていきます。
暑い夏はもちろんですが、真冬でも冷たい飲み物ばかり飲んでいる方がおられます。冷たい飲料ばかりを飲んでいると、それも太りやすくなってしまう原因の1つです。冷たい物ばかりを飲んでいると、当然内臓も冷やされてしまいます。すると内臓は冷やさないようにするため、内臓の周辺に脂肪をつけ、その脂肪にとって内臓を温めようをするのです。つまり、冷たい飲料を飲みすぎると、どんどん脂肪をためこんでいく原因となります。
睡眠時間が少ない方は、その理由で太りやすくなっているのかもしれません。人は寝ている間も、カロリーを消費しています。しかし睡眠時間が短かったり、また睡眠時間が不規則な方は、睡眠リズムが崩れてしまうため、寝ている間のカロリー消費量が少なくなってしまいます。また睡眠時間が短いと、新陳代謝を促進する成長ホルモンの分泌量が少なくなってしまいます。
あまり夜更かしせず、朝は早めに起きてきちんと朝食をとる。そして適度な運動をする。それだけの事でも1日のサイクルが少しづつ変わります。太りやすいと思っている方は、少し毎日の習慣を見直してみては如何でしょう。太ってしまう原因は、何か日々の習慣にあるかもしれません。
炭水化物で太りやすいかどうかをチェック
カナダ人の医師シャロン・モエラム氏による、炭水化物で太りやすいかどうかのチェック方法を紹介します。先ず塩味のクラッカーもしくはビスケット、それとストップウォッチを用意して下さい。ストップウォッチがなければ、秒針のある時計でも構いません。
用意した塩味のクラッカーかビスケットを口の中へ入れ、ストップウォッチをスタートさせたらひたすら噛んで下さい。口に入れた塩味のクラッカーかビスケットをひたすら噛んでいると、ある時点で甘さを感じるようになります。その甘さを感じた時の秒数をはかるテストです。
甘さを感じた時の秒数が0~14秒だった方は、炭水化物が素早くエネルギ-へ効率よく変換されている方です。1日の炭水化物摂取量は250グラムくらいまでならOK。15~30秒だった方は175グラムくらいまでならOK。31秒以上だった方は、炭水化物の処理があまり上手でない可能性が高いですので、1日の炭水化物摂取量は125グラムまでにおさえておいた方がいいです。
体脂肪がつきやすいかつきにくいか?
ここで1つ、テストをしてみませんか?あくまでも目安のテストですが、利き手とは逆の手の手首を、利き手の方の親指と中指で掴んで下さい。余裕で掴めますか?それとも親指と中指はくっつく程度でしたか?それとも、全くくっつかずに親指と中指は離れてしまっていますか?
先ず、反対側の手首を親指と中指が余裕で掴めている方は、体脂肪量がつきにくくて筋肉もつきにくい方です。次に反対側の手首を親指と中指がくっつく程度で掴めている方は、体脂肪を落としやすくて筋肉がつきやすい人です。最後に反対側の手首を親指と中指が離れていてくっつかない方は、体脂肪がつきやすくて筋肉もつきやすい人です。
太ることと遺伝は関係あるのか?
太る原因には、遺伝が関係しているとも言われています。肥満遺伝子と呼ばれるものが、40種類以上確認はされています。しかし太る理由はどちらかというと、やはり生活習慣が原因の場合が多いです。その家の食事が常に高カロリーの物であったり、味付けが濃い物が多かったりなど、家族が同じ食事をしているのですから、この場合は家族全員が肥満体型になってしまいます。
炭水化物を上手に摂取して太りやすい習慣をなくそう
如何でしたでしょうか。炭水化物は太るので、摂取しなければ太る心配はないというそんな考え方から、炭水化物は必要な栄養素なので、太る原因となる過剰量はとらず、上手に炭水化物を摂取しようと思っていただけましたでしょうか。決して炭水化物は体にとって悪ではありません!きちん毎日の食事で炭水化物も摂取し、いつまでも健康的な体作りを楽しんで下さい。