2018年07月20日公開
2024年07月24日更新
ホルモンうどんは岡山の名物!岡山駅周辺・津山で食べれるお店は?
ホルモンうどんという食べ物があることをしっていますか?中国地方に位置する岡山県の名物グルメともいわれているのが「ホルモンうどん」です。その岡山県の津山市や岡山駅周辺にホルモンうどんを食べることができる店が多く並んでいます。岡山県の、ご当地グルメとしてもしられ、食の祭典ともいわれているB級グルメにも出店しています。たくさんのB級グルメファンをとりこにしたホルモンうどんについて紹介していきます。岡山県に寄ったさいには、絶品ホルモンうどんを食してみてはいかがですか?
目次
岡山名物ホルモンうどんが気になる!
岡山で有名なホルモンうどんは第6回B-1グランプリに2位で入賞したり、2017年に行われた西日本B-1グランプリに3位に入賞した実績のあるB級グルメです。西日本B-1グランプリは、2日間で15万人以上の来場者が訪れて各店舗が独自の味を競い合った大会でもあります。ホルモンうどんは岡山のソウルフードとして地元からの人気が根強くあります。そこで岡山の名物グルメとしられている、ホルモンうどんを調査してみます。
津山市にはホルモンうどん研究会がある
平成17年から立ち上げられた、ホルモンうどんマップ作成委員会が津山市にあります。ホルモンうどんマップを作成するために、地元のホルモンうどんの食べ歩きをして調査しています。平成19年に作成委員会からホルモンうどん研究会に変更しています。地域活性化のために、津山名物のホルモンうどんを応援して、全国に知ってもらおうとする取り組みをしています。そこでホルモンうどんとは、どんな食べ物でしょうか?
ホルモンうどんはどんな食べ物?
ホルモンうどん焼き
岡山駅周辺や津山で食べるホルモンうどんとは、鉄板焼きでつくるホルモン入り焼きうどんです。しかし、岡山のホルモン焼きうどんは、一般的に食べられている焼うどんと、違った味わいを楽しむことができます。ホルモンを好きな方にはオススメの焼きうどんと思われます。また、広い鉄板で焼くことによって、味がしみこみやすくコク深い味わいを楽しむことができます。ホルモンは、地元産を使用する店が多いようです。
煮込みホルモンうどん
岡山には煮込んでいるホルモンうどんのメニューもあります。煮込みホルモンうどんも岡山で人気の高いグルメです。ホルモンうどんを焼いた味と違い異なる風味や味、食感を楽しむことができます。ホルモンうどん焼きを食べたら次は、煮込みホルモンうどんなどの飽きのこないレパートリーを味わえます。
ホルモンうどんの味や見た目は?
焼うどんと間違えてしまうような見た目ですが、ホルモンがのることにより見た目の印象が店舗によって変化します。上記の画像は焼きうどんですが、間違える方もいるかもしれません。ホルモンうどんのポイントは、カツオ節が入っていないことです。店舗によっては、多少の量のカツオ節が入っている場合があります。ホルモンうどんには、ネギがよく食材として利用されています。
うどんとホルモンの相性が抜群
ホルモンは、ビタミン、ミネラルなどの栄養がとっても豊富で、変化に富んだ味わいと食感が魅力のお肉で、焼肉屋でも人気が高い肉です。ホルモンからでる独特な旨味がうどんと絡み合いやすく、さらに深みのあるタレとベストマッチです。お店によっていろいろな個性溢れるホルモンうどんがあるので、食べ歩きなどで楽しむことができます。鉄板から熱される音と共に広がる、香ばしいかおりが魅力的です。
お店で違う特性ダレ
ホルモンうどんの味の決め手といわれているのが、店舗独自の秘伝のタレです。この秘伝のタレのレシピは、どこにも伝わることがありません。なので、ホルモンうどんの味が店舗によってことなります。味のベースとしては、味噌、しょう油、ソースなどがあり、甘さや辛さにも違いがあります。食べてみないと自分好みの味なのかがわかりません。この秘伝のタレの熟成期間にも店舗によって違いがあります。
この秘伝のタレであてはまるポイントは、濃厚な味のタレというのが特徴と思われます。なので、どの店舗に行っても、濃厚なタレが美味しさを増す秘訣となっているかもしれません。もし、岡山にホルモンうどんを食べに行く際には、下調べをして味のポイントを知っておいた方がミスマッチをなくすかもしれません。店舗によっては、辛さを選べるタレがあるので聞いておくといいかもしれません。
新鮮野菜も重要
ホルモンうどんのポイントの1つの野菜は地元野菜を使用している店が多いようです。基本的に使用する頻度が多いのは、ネギ、モヤシ、キャベツ、タマネギの4種類の中から選ばれて使用されています。全種類を使用する店や、2、3種類を使用する店などがあります。地元産という特徴の野菜は、みずみずしくタレに相性が良いといわれています。それにシャキシャキする歯ごたえがホルモンのぷりぷり感と良くあいます。
ホルモンうどんは鉄板で豪快に焼く姿が見せ場
ホルモンうどんを調理するときは、火力の強い広い鉄板の上で豪快に作っていきます。鉄板は先代から受け継がれている長い歴史がある鉄板や特注で作っている鉄板など、さまざまです。強い火力でホルモンを焼き、うどん、野菜、ホルモンをタレで焦がさないように作っていきます。勢いのある火力の音が店内に響きわたるほどです。あとは積み上げた経験を活かして火力を操作しながら、一気に作りあげていくのは、迫力があります。
ホルモンうどんは基本材料のうどんの量が2玉とホルモンが1人前の量といわれ、あとは店が使用する野菜が材料になります。ボリュームのあるホルモンうどんを作るのは、鉄板の火力が適しているのではないかと思います。
ホルモンうどんは兵庫県佐用町の名物でもある
佐用町の名物グルメといえばホルモンうどんといわれ、蓄産業や精肉業として盛んな地域です。このように名物グルメといわれだした由来として、食糧不足のときに捨てられていたホルモン、米より安いうどんと野菜を使って料理として食べたのがホルモンうどんといわれています。それからも受け継がれて食べられていた料理です。
佐用町のホルモンうどんの注文は、一人前とホルモンの単品で注文する方法があります。ホルモンの部位も単品で注文できるので、好きな部位と量でホルモンうどんを食べることができます。そして、タレもブレンドで作って食べることができます。佐山町のホルモンうどんはつけ麺として表記されていることが多く、つけダレを利用して食べます。ほとんどの店舗が、つけ麺スタイルのメニューとなっています。
タレは味噌(甘め)、しょう油(辛め)の2種類が基本的なタレとなるようです。あとは自分好みのタレの味作り、ブレンドや単品で食べることができます。店舗によって違いがあるので注意してください。味の変化として数種類の調味料が置いてある店舗が多いようです。ゆず、おろしにんにく、一味などです。鉄板で焼いたホルモン、野菜、うどんを自分好みの味や量で食べられるのが、佐山町のホルモンうどんとしての特徴です。
岡山駅周辺でホルモンうどんが食べられるお店
岡山駅周辺でもホルモンうどんを食べられる店が多くあります。ホルモンうどんは津山というイメージが強いかもしれませんが、岡山駅周辺でもオリジナルのタレやホルモンにこだわったホルモンうどんを美味しく食べることができます。そこで、岡山駅周辺のホルモンうどんを美味しく食べられる店を紹介していきます。
予約必須の人気店「お好み焼きもり」
岡山駅から徒歩で5分前後に、ホルモンうどんの人気店があります。予約必須といわれぐらい常に満席状態が続く店です。待ち時間があるときには周りに雑貨屋、商店街もあるので待ち時間を有効に潰すこともできます。ホルモンうどんは、プリプリしたホルモン、うどんの味を邪魔しないしょう油ベースのタレが全ての具材に染み込んだ、濃深い味わいです。
お好み焼きもりには岡山のB級グルメといわれるメニューもホルモンうどん以外にあるので、食してみてはどうでしょうか?メニュー料金としては、ホルモンうどんは、1,080円でカキオコは、1,080円でホルタマは1,080円です。他にも豊富なメニューが揃っています。コースも、飲み放題やプレミアムコースなど数種類あるので、コースを利用するときには店で確認してみてください。
安くて旨い居酒屋「タイムトリップ」
岡山駅の東口前から5分前後に昭和レトロの雰囲気を味わえる居酒屋タイムトリップがあります。もちろんホルモンうどんを食べれる店です。岡山の地酒や豊富なメニューを安く提供している店でもあります。ダシにからまるうどんと、分厚く切られたホルモンが絶品です。
タイムトリップのホルモンうどんの値段は、980円です。飲み物時間限定50%オフというサービスもしている日もあります。飲み放題のコースも用意されているので、事前確認してください。
ピリ辛ホルモンうどん「花門S」
岡山駅前から徒歩で5分前後のお好み焼きの花門Sは、昼から夜まで時間を問わずに人気のあるお好み焼き屋です。定番メニューからホルモンうどんまで人気があります。ピリ辛のタレのホルモンうどんは食欲をそそる美味しさですが、辛めが苦手な方には甘めのタレもあるので、誰でもが楽しめる味となっています。
ホルモンは国産和牛を使用して、ぷりぷりのホルモンうどんを味わうことができます。値段は880円でソバでも注文できます。他にも岡山名物の牡蠣入りの、お好み焼きも食べることができます。岡山駅近くでも、ホルモンうどんを食べれる店が多くあります。
こだわりのホルモンうどん「このみ屋」
岡山駅西口の鉄板食堂のこのみ屋でも、こだわりのホルモンうどんが食べられます。広島風お好み焼き、鉄板焼きメニュー、居酒屋メニューなども豊富にあり、値段もリーズナブルが魅力です。岡山の名物グルメのホルモンうどんは、ボリュームがあるので量を確認してから頼んだ方がいいと思います。量が多いようであれば、シェアすることを考えてみてもいいかもしれません。
ホルモンうどんの値段は、950円となっています。他にも、飲み放題付きコースやお得なコースもあるので利用してみてもいいと思います。あとは岡山名物グルメの、カキオコも食べることができます。
津山に本店があるホルモンうどん「居酒屋KITAYAMA」
岡山駅から徒歩7分前後に津山市に本店がある居酒屋KITAYAMAでは、津山の味のホルモンうどんを食べることができます。岡山駅周辺の店にはない、珍しい津山のうどんの旗があるのが目印になりそうです。オレンジの色の旗でホルモンうどんと書かれています。これは、津山のホルモン協会に参加している証です。
ホルモンうどんのタレは甘辛い少しピリッとくるのが特徴で、それが食欲をそそります。使用しているホルモンはプリプリした、歯ごたえを感じさせる美味しいホルモンうどんとなっています。値段は、950円となっています。岡山駅周辺に来た際には、津山のホルモンうどんを味わってみてください。
津山市でホルモンうどんが食べられるお店
有名老舗店のホルモンうどん「橋野食堂」
東津山市でホルモンうどんといえば、創業120年橋野食堂といわれるぐらい知名度が高い店です。とくにタレのこだわりが強く、自家製の味噌ダレは普通、ピリ辛、激辛のタレの3種類から選ぶことができます。タレはもちろん自家製で、先代から受け継がれてきたタレを絶やすことなく作っています。ホルモンうどんの食材は、全て岡山産を使用し、地元の食材を使うことにこだわっている店主です。
ホルモンの独特の臭みもなく、誰れもが美味しく食べられるホルモンうどんとなっています。野菜もシンプルとなっていて、もやし、ネギのみを使用しています。しかし、ボリュームのあるホルモンうどんを、食べることができます。値段はうどん2玉とホルモンで890円です。うどんの量が多いと思う場合は1玉からでも注文できます。一般的には、2玉の注文が多いようです。
柑橘系さっぱりホルモンうどん「くいしん坊」
東津山で人気の高いお好み焼き屋で、ホルモンうどんも食べることができます。ホルモンうどんの食材でアオノリを使用しているので、お好み焼きの雰囲気を楽しめるホルモンうどんとなっています。鉄板焼き、お好み焼きのメニューも豊富にあり、色んなメニューを楽しめる店となっています。味はニンニクのしょう油ベースで、コクのある味になっています。野菜はもやし、キャベツが入っています。
ホルモンうどんの値段は830円、大盛は100円増しの930円です。お好み焼きは広島風というだけあってボリュームがあります。変わり種としては、お好み焼き屋でおでんも食べることができます。
味噌ダレのコクにハマる「お好み焼三枝」
イベントの出店でも活躍しているのが、住宅街にあるお好み焼き屋の三枝です。ここでは、イベントでは味わえない塩ホルモンうどんを食べることができます。ホルモンうどんといえば、コクのあるタレですが塩を味の決め手としているホルモンうどんは、ホルモン本来の脂と味を楽しむことができます。もちろん定番の味噌ベースのホルモンうどんも食べることができます。どちらも食べてみたい一品と思います。
塩ホルモンうどんの値段は通常では、うどん2玉、ホルモンで800円で、うどん1玉、ホルモンでは、750円です。味噌ダレのホルモンうどんの値段は、800円となっています。味噌ダレホルモンの特徴は、うどん玉に焼き目をいれてタレを絡ませ、食欲をそそる香ばしい匂いのあるホルモンうどんです。
アイディアホルモンうどん「お好み焼よしむら」
ホルモンを使ったアイデアメニューといえば、お好み焼き屋のよしむらです。上質なホルモンをチャーハンの具として使用し、ホルモンうどんをタマゴでくるんでオムレツホルモンなど、色々なアイデア料理が人気です。定番のホルモンうどんもあり、800円で食べることができます。自家製ダレはピリ辛ですが優しい味で、3カ月間熟成させたタレとなっています。
オムレツホルモンうどんはゴマしょう油ベースのタレをホルモンうどんを作り、タマゴの上にかけるお好み焼きソースとの相性が良く、濃ゆいタレが苦手な方でも食べやすい味となっています。オムレツホルモンうどんの値段は、850円となっています。少し違ったホルモンうどんを食してみてはいかがですか?
作州和牛使用のホルモンうどん「焼肉五月」
作州和牛のホルモンを使用しているのが、焼肉屋の五月で食べれるホルモンうどんです。100%和牛を使用できるのは、肉屋直営店だからです。焼肉屋の隣に作州工房五月という肉販売店があり、作州和牛を格安で購入できます。そのホルモンうどんは、脂身のプルプル感とオリジナルのピリ辛の味噌ダレを混ぜ合わせるホルモンうどんは食欲やビールをそそる味となっています。
ホルモンうどんは800円という安さも、人気の秘密かもしれません。使用している野菜は、シンプルなモヤシとネギだけです。ホルモンうどんを食べたあとは、作州牛も堪能できます。
ホルモンうどんのレシピを見てみよう
ホルモンうどんの作り方
基本的なホルモンうどんとタレの作り方を2人前で紹介します。用意する材料としては、うどん2玉、キャベツ、長ネギ、モヤシ適量、タマネギ半分、ホルモン150~300g、タレ適量です。下準備としてキャベツ一口サイズにカット、タマネギはくし形、長ネギは斜め切り、ホルモンは一口サイズにカット、うどんはほぐして電子レンジで温めておく使いやすいです。野菜はお好みで追加可能です。
強火で熱したフライパンにホルモンを入れて、焦がさないに注意して下さい。お好みで塩コショウを少量入れて、ホルモンに少し火が通ったら、キャベツ、タマネギ、長ネギを入れ炒めていきます。そして、下味としてタレを入れて再度炒めて、うどんを入れていきます。そして、タレを入れて全体に絡ませながら、モヤシを入れて炒めて完成です。ポイントは、油を入れないでホルモンの脂を使い、完成させるのがベストです。
ホルモンうどんのタレの作り方
ホルモンうどんのタレの作り方として、4人分の材料はしょう油200cc、赤味噌大さじ3杯、合わせ味噌大さじ2杯、ニンニク5~7片、すりごま大さじ2杯、いりごま大さじ2杯、料理酒大さじ2杯、水100ccを混ぜ合わせて耐熱皿に入れ、電子レンジで5分間温めて完成です。ニンニクはお好みで、ゆずなどを少量入れると、後味がサッパリします。ポイントは赤味噌を入れることで、コクのある味になります。
津山とホルモンうどんの歴史
処理スピードの速さが旨味の秘密
津山のホルモンの旨味の理由としては、処理のスピードの速さといわれています。処理スピードが速いほど、新鮮なホルモンを店で使うことができるからです。津山のホルモンの処理スピードの速さは10分以内で完了するようです。そして、津山市内に食肉加工処理場があることが利点です。処理場では内臓と他の部位の処理は担当別で分けられています。処理スピードの速さが、臭みのないホルモンを作りだしています。
ホルモンうどんはビールとの相性最高
ホルモンうどんをビールのツマミとして食べられていた頃があり、仕事帰りにビールとホルモンうどんを頼む方が多かったようです。夏のスタミナ料理として、冬の寒さを吹き飛ばす鉄板料理として食されています。コクのあるタレがホルモン、うどんと絡みビールとの相性も抜群です。一度はビールと一緒に食べてみたいと思える、ホルモンうどんです。
津山と牛肉の関係
はるか昔、津山市で牛市が開かれていた記録があり、津山一帯で牛馬の流通が盛んな地域です。他にも津山では、養生喰いとして知られていました。養生喰いとは、健康のためや、薬として食べることを指し、津山の牛肉は他県でも多くしられていたようです。
津山市の牛は農耕用としても育てられていたり、子牛の生産も長い歴史がある地域です。中国地方はブランド牛としての評価も高く、気候の寒暖の差が激しいことから牧草が豊富で、暖急激しい山地で放牧されるため和牛に適度な筋肉がついて、上品な肉質に育てることができます。
岡山に行ったらホルモンうどんを食すべし!
岡山県の名物グルメのホルモンうどんの紹介でしたが、気になる店はありましたか?ホルモンうどんの魅力を感じた方は岡山県まで食べに行って本場の味を確かめてもいいかもしれません。それにより、本当のホルモンうどんを味わうことができます。そして、家庭でもホルモンうどん作りにチャレンジしてみてはいかかですか?献立のメニューとして役に立ちます。子供から大人まで大人気のホルモンうどんを、存分に味わってみてください。
店舗ごとによって違うホルモンうどんの味は、飽きを感じさせないように工夫された味となっています。岡山駅周辺や津山市に行って、ホルモンうどんの食べ歩きができるぐらいの店舗数があり、独自の特徴があります。岡山に行った際には、ぜひホルモンうどんを堪能してください。普段味わえないホルモンうどんの、味の魅力に引き込まれるかも知れません。