アイスクリームの種類別の名称とは?ラクトアイスなど違いも解説!

アイスクリームの種類は大きく分けると4つに分類することが出来るのを知っていますか?毎年多くの新製品が登場するアイスクリームですが、食品衛生法によって一定の基準で分類されています。アイスクリームの種類によって味やカロリーが異なります。アイスクリームの種類を知っていれば、好みのアイスクリームを見つけやすくなります。種類別におすすめアイスクリームも紹介していますので、ぜひチェックしてみて下さい。

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目次

  1. 1アイスクリームの種類を知っている?
  2. 2アイスクリームの種類別名称
  3. 3アイスクリームの種類別比較
  4. 4アイスクリームの種類別人気商品
  5. 5アイスクリームの種類の違いを理解して楽しもう!

アイスクリームの種類を知っている?

コンビニやスーパーなどで、アイスクリームの種類を気にしながら購入する人は少ないと思います。CMやSNSなどで話題になっているアイスクリームを買うときに、あっさりした味なのか濃厚な味なのか、カロリーや乳脂肪分の量などがサックリ分かると便利です。そんな時は、アイスクリームの種類を確認してみましょう。アイスクリームの種類を確認することで、味やカロリー・乳脂肪分などを大まかに想像することが可能です。

アイスクリームの種類別名称

アイスクリームの種類は、パッケージに表示されていることを知っていますか?アイスクリームのパッケージの裏側を見ると、原材料表示欄の上に「類種別」と記載されています。「種類別」の右隣りに記載されているものがアイスクリームの種類別名称になります。全てのアイスクリームは、「アイスクリーム」「アイスミルク」「ラクトアイス」「氷菓」と4つに分けられています。

アイスクリームの種類は、食品衛生法で製品に含有している「乳脂肪分」「無脂乳固形分」の量によって分類されています。乳脂肪分は牛乳に含まれている脂肪分になりますが、ここから水分を抜いたものが乳脂肪分です。無脂乳固形分は、牛乳の水分と乳脂肪分を抜いた残りの成分で、たんぱく質・炭水化物・カルシウム・ビタミンなどで構成されています。では、アイスクリームの種類別に特徴を見ていきましょう。

アイスクリーム

種類別名称に「アイスクリーム」と表示されているものは、「乳脂肪分が8.0%以上、無脂乳固形分が5.0%以上」の成分で構成されています。4種類のアイスクリームの中で最も乳脂肪分と無脂乳固形分が多く含まれており、ミルクの風味と豊かなコクが感じられるのが特徴です。カロリーは高めですが、リッチな気分を味わえます。

アイスミルク

種類別名称に「アイスミルク」と表示されているものは、「乳脂肪分が3.0%以上、無脂乳固形分が10.0%以上」の成分で構成されています。アイスクリームよりも乳脂肪分が少なく無脂乳固形分が多いので、後味がアイスクリームよりもサッパリしているのが特徴です。成分は牛乳とほぼ同じと考えて良いでしょう。動物性脂肪に代わり植物性脂肪が使用されているものもあり、軽やかな味わいになっています。

ラクトアイス

種類別名称に「ラクトアイス」と表示されっているものは、「無脂乳固形分が3.0%以上」という規定がありますが、乳脂肪分の規定がありません。ラクトアイスは価格を抑えるために乳脂肪分の代わりにパーム油やヤシ油などの植物性脂肪分が使われていて、「ミルク風味」なのが特徴です。ラクトアイスに使われている植物性油脂はトランス脂肪酸なので食べ過ぎには注意が必要です。

氷菓

種類別名称に「氷菓(ひょうか)」と表示されているものは、「無脂乳固形分が3.0%以下」のアイスクリームになります。氷菓は、ミルク系のアイスクリームだけではなく、果実などを凍らせたアイスキャンディーやかき氷系のアイスクリームが氷菓になります。氷菓は、「アイスクリーム」「アイスミルク」「ラクトアイス」のアイスクリーム類とは違って食品、添加物等の規格基準に適合して糖液を再凍結させて作られています。

「食品、添加物等の規格基準」とは、厚生労働省が定めた食品の加工・調理基準です。氷菓以外にも、清涼飲料水や食肉・線魚介類・冷凍食品などでも適用されています。規格基準はいろいろありますが、主に成分規格・一般細菌数・単位価格・内容量・糖類の種類・包装袋の材質などをクリアする必要があります。これらの条件を全てクリアした製法で作られているのが氷菓になります。

果物が丸ごと入っていたり、レモン果汁などが入っている氷菓は暑い夏のビタミン補給にも最適です。汗を掻くと体内の水分が失われますが、水分だけではなくビタミンやミネラルも汗と一緒に排出されてしまいます。アイスクリームにたっぷり入っている糖分をエネルギーへ変える時にもビタミンが欠かせません。

果実・果汁入りの氷菓は夏バテ予防にもおすすめです。レモン果汁入りの氷菓なら、日焼けによって失われるビタミンCの補給にも一役買ってくれます。氷菓は「冷菓(れいか)」とも呼ばれていて、「アイスキャンディー」や「かき氷」の他にもシャーベット・アイスまんじゅう・フローズンヨーグルトなど沢山の種類があるのが特徴です。

乳脂肪分や植物性油脂が入っていないのでカロリーは低めです。氷菓に練乳などが配合されているものは、その分脂肪分やカロリーが高くなりますので注意しましょう。ダイエット中でカロリーが低いアイスを探しているなら、氷菓を選ぶのがベストです。
 

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アイスクリームの種類別比較

味とカロリーの観点から、アイスクリームを種類別に比較してみました。ダイエット中でカロリーの低いアイスクリームを食べたい時や、高級感があるリッチな味わいのアイスクリームを食べたい時に適したアイスクリームの種類を紹介します。

味の違い

種類別名称にアイスクリームもしくはアイスミルクと表示されているアイスクリームは、ミルク系のアイスクリームになります。乳脂肪分が含まれているのでクリーミーな口当たりが特徴です。より濃厚なコクを求めるなら、脂肪分が高いアイスクリームを選びましょう。口の中がもたつくのが苦手な人にはアイスミルクがおすすめです。

種類別名称にラクトアイスと表示されているものはミルク風味のアイスクリームですが、無脂乳固形分が少なく乳脂肪分が含まれていないのでアッサリとした口当たりが特徴です。氷菓はミルク風味のアイスクリームではなく、果汁や糖液を凍結させたものなのでシャリシャリとした食感や後味がスッキリしているのが特徴です。

カロリーの違い

アイスクリームの種類別に100gあたりカロリーを比較してみます。4つのアイスクリームの種類の中で、最もカロリーが高いのは何だと思いますか?

乳脂肪分が最も高い「アイスクリーム」が一番高カロリーなのではと思う人が多いかもしれませんが、実は「ラクトアイス」が一番カロリーが高いのです。「アイスクリーム」100gのカロリーが180kcalなのに対して、「ラクトアイス」100gのカロリーは225kcakとアイスクリームの1.25倍のカロリーになります。

「アイスミルク」のカロリーは、100g167kcalと乳脂肪分が少ない分、アイスクリームより低くなります。カロリー差は13kcalしかありませんが、アイスクリームやアイスミルクは1カップあたり175gなので、23kcalの差になります。23kcal消費するにはウォーキングを10分継続する必要がありますので、ダイエット中の人はアイスクリームよりもアイスミルクを選びましょう。

アイスクリームの種類別で、一番カロリーが低いのは「氷菓」です。シャーベット100gは127kcalとラクトアイスの約半分のカロリーになります。カロリーは低めですが、糖度は高いのでダイエット中は少量にした方が良さそうです。ダイエット中の人は、果実系の氷菓を半カップ程度食べるなどの工夫をすると良いでしょう。

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アイスクリームの種類別人気商品

アイスクリームの種類の特徴は分かっても、具体的な商品名が無いとイメージがしずらいと思います。アシスクリームの種類ごとに人気商品をピックアップしてみましたので、参考にして下さい。コンビニやスーパーで商品を探して、種類別名称を確認してみるのも楽しそうです。

「アイスクリーム」の人気商品

種類別名称が「アイスクリーム」と表示されている商品の中で人気がある商品は、「ハーゲンダッツ」です。ハーゲンダッツのバニラ味は、「乳脂肪分が15.0%、無脂乳固形分が10.0%」とアイスクリームの中でもズバ抜けて高いです。

ハーゲンダッツバニラ味のミニカップのカロリーは244kcalです。乳化剤や安定剤不使用で、素材そのものの美味しさを感じることが出来ます。ハーゲンダッツの濃厚なコクの秘密は、空気を極力含まないようにする製法にあります。ずっしりと食べ応えがあるアイスクリームです。

アイスクリームの中では、ロッテの「レディーボーデン」も人気があります。レディーボーデンバニラ味は、「乳脂肪分が14.0%、無脂乳固形分が9.0%」とハーゲンダッツよりも低くなっています。レディーボーデンバニラ味470mlのカロリーは715kcalとかなり高いですが、1人で470mlを完食するという人は少ないと思います。食べる量を1/3カップと考えると251kcalなので、ハーゲンダッツとだいたい同じと考えて良いでしょう。

「アイスミルク」の人気商品

種類別名称が「アイスミルク」と表示されている商品の中で人気がある商品は、井村屋の「たい焼アイス」です。「乳脂肪分が3.3%、無脂乳固形分が10.1%」となっていて、植物性油脂も含まれています。井村屋といえば「あずきバー」が有名ですが、あずきバーと同じくたい焼の頭から尻尾までぎっしりつぶ餡が入っています。餡だけではなくチョコレートも入っているので餡とチョコレートのハーモニーが楽しめます。

アイスミルクの中では、ロッテの「ガーナスティック」も人気があります。ガーナスティックの乳脂肪分と無脂乳固形分の具体的数値は不明ですが、原材料名に「乳製品」と記載されていて、アイスミルクに分類されています。植物性油脂も使用されています。

両サイドのバタークッキーにバニラアイスがサンドされていて、表面が2/3ほどココアクランチ入りチョコでコーティングされています。しっとりとしたバタークッキー、パリパリとほろ苦いココアクランチチョコレートの調和が絶妙の美味しさです。

「ラクトアイス」の人気商品

種類別名称が「ラクトアイス」と表示されている商品の中で人気がある商品は、森永製菓の「サンデーカップ」です。サンデーカップには、無脂肪固形分が6.5%、植物性油脂が7.0%含まれています。

カロリーは、245kcalになっています。チョコアイスの間にバニラアイスがサンドされていて、パリパリチョコが斜めに層になっているのが特徴です。トロリとしたチョコソースがトッピングされていて、見た目はまるでチョコレートパフェのようなボリュームがあるアイスクリームです。

ラクトアイスの中では、森永製菓の「チェリオ」も人気があります。チェリオの無脂肪固形分の割合は不明ですが、植物性油脂が含まれています。カロリーは298kcalと高めです。バニラアイスの中の板チョコとコーティングされているピーナッツ入りのミルクチョコレートのパリパリとした食感が楽しいアイスです。チョコレート好きにはたまらない美味しさです。
 

「氷菓」の人気商品

種類別名称が「氷菓」と表示されている商品の中で人気がある商品は、森永製菓の「アイスボックス」です。暑い夏に、グレープフルーツ味の氷状のアイスを歯でガリガリとかみ砕くと一気にクールダウンしていきます。

味は甘すぎず、まるでスポーツドリンクを飲んでいるようです。レモン味もあり、サーダーやアルコールの氷代わりとして利用することも可能です。ナトリウム・ビタミンCがたっぷり含まれているので、スポーツ後に食べたいアイスです。

氷菓の中では、フタバ食品の「サクレ」も人気があります。レモン味のかき氷をギュギュっとアイスカップに詰めて、大胆にレモンのスライスがトッピングしてあるのが特徴です。トッピングのレモンは甘酸っぱく、果実だけでなく皮まで丸ごと食べられます。

1985年に誕生したサクレレモンですが、当時は果実をアイスにのせた商品はかなり斬新でした。発売当初からパッケージデザインを変えたり、ハチミツやビタミンCを加えるなどアップデートし続けています。

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アイスクリームの種類の違いを理解して楽しもう!

今まで、何気なく食べていたアイスクリームですが、種類ごとの特徴を知ることでアイスクリームがより身近になると思います。コンビニやスーパーでアイスクリームを買うときは、ぜひパッケージの種類別名称をチェックしてみましょう。アイスクリームは毎年たくさん新商品が発売されるので、購入前にどんな口当たりなのか、材料にどんなものが使われているのか、カロリーは高いのかなどの判断にも役立ちそうです。

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