日本酒の大吟醸のおすすめ人気ランキング!飲み方や他との違いも!

日本酒の王様、大吟醸。値段は高いですが、その美味しさは格別です。日本酒は蔵ごとの個性があるので、蔵一押しの大吟醸はさらに個性があります。その高級日本酒、大吟醸の人気ランキングを紹介します。また、大吟醸の飲み方、おすすめのおつまみ、他のお酒との違いなども調べてみました。大吟醸はフルーティーで飲みやすいものが多く、冷やで飲むので夏には特におすすめです。この機会にぜひ大吟醸に挑戦してみませんか?

日本酒の大吟醸のおすすめ人気ランキング!飲み方や他との違いも!のイメージ

目次

  1. 1日本酒大吟醸とは?
  2. 2日本酒の種類
  3. 3日本酒大吟醸の人気ランキング5位:黒龍 火いら寿(純米大吟醸)
  4. 4日本酒大吟醸の人気ランキング4位:蓬莱泉 空(純米大吟醸)
  5. 5日本酒大吟醸の人気ランキング3位:久保田 萬寿(純米大吟醸)
  6. 6日本酒大吟醸の人気ランキング2位:田​酒​ 百​四​拾(純米大吟醸)
  7. 7日本酒大吟醸の人気ランキング1位:獺祭 磨き二割三分(純米大吟醸)
  8. 8日本酒大吟醸の飲み方
  9. 9日本酒大吟醸に合うおすすめのおつまみ:イカの柚子胡椒和え
  10. 10日本酒大吟醸に合うおすすめのおつまみ:焼きエリンギ
  11. 11日本酒大吟醸に合うおすすめのおつまみ:大葉とタラコの天ぷら
  12. 12日本酒大吟醸に合うおすすめのおつまみ:帆立貝の酒蒸し
  13. 13まとめ:日本酒大吟醸を飲もう

日本酒大吟醸とは?

日本酒には9種類に分けることができます。その中の2つの項目が大吟醸と言われるものです。大吟醸は精米歩合が50%以下で、60度以下の低温でじっくり作ったものと明確に規定があります。お米の外側は雑味があると言われ、それを削って行くことを精米と言いますが、半分以上を削って、雑味を取り去って、低温熟成されたものが大吟醸酒になります。

日本酒の種類

日本酒には9つの種類があると書きましたが、この9種の分け方は法律で明確に決められています。日本酒のそれぞれの品種について詳しく解説していきます。

純米とは?

純米酒と明記されているものは米と米麹のみで作られている日本酒のことを言います。では純米標記のないものは何が含まれているのかというと、醸造アルコールを添加しています。醸造アルコールというのは濃いめの焼酎のことです。日本酒に焼酎が混ざっているのかと少し驚きますが、これは江戸時代から実施されている製法とのことです。

アルコール度の低い日本酒は、製造途中で雑菌などで悪くなってしまうことがあるため、その対策としてアルコール度数の高い焼酎を日本酒に混ぜるそうです。いわば防腐剤の代わりにしているということです。味の違いは、醸造アルコールの入っていない純米酒は比較的、味にお米の芳醇さがあり濃く甘めの日本酒になるようです。一方、醸造アルコールの入っているものは、日本酒の独特な香りが薄く、辛口のものが多いと言われています。

醸造酒を批判する人もいるようですが、醸造アルコールの入っている、入っていないで生じる味の好みはそれぞれなので、それに優劣はつけられるものではありません。

純米酒

米と米麹のみで作られている日本酒で、精米歩合が60%から70%の日本酒のことを言います。濃厚な味のタイプが多く、純米酒固有の香味と色が良好なものです。

特別純米酒

米と米麹のみで作られている日本酒で、精米歩合が60%以下の日本酒のことを言います。米の種類によって酒質に違いがでます。純米酒固有の香味と色が良好なものです。

純米吟醸酒

米と米麹のみで作られている日本酒で、精米歩合が50%から60%で、60度以下の低温でじっくり熟成され作られたものことを言います。吟醸造りと言われ、純米吟醸酒固有の香味と色が良好なものです。

純米大吟醸酒

米と米麹のみで作られている日本酒で、精米歩合が50%以下で、60度以下の低温で熟成され、じっくり作られたものことを言います。吟醸造りと言われ、価格的には高価なものが多いです。大吟醸ならではの香味と色が特に良好なものになります。

本醸造酒

米と米麹の他に原料米1トンあたり、120リットル以下の醸造用アルコールを添加して作られている日本酒で、精米歩合が60%から70%のものを言います。

特別本醸造酒

米と米麹の他に醸造用アルコールを添加して作られている日本酒で、精米歩合が60%以下のものを言います。香味と色が特に良好です。

吟醸酒

米と米麹の他に醸造用アルコールを添加して作られている日本酒で、精米歩合が50%から60%以下で、60度以下の低温で熟成され、じっくり作られたものことを言います。吟醸造りと言われ、固有の香味と色が良好なものです。醸造アルコール添加の目的は、発酵中の酵母に影響を与えてうまい酒造りを行うためなので量は少ないです。

大吟醸酒

米と米麹の他に醸造用アルコールを添加して作られている日本酒で、精米歩合が50%以下で、60度以下の低温で熟成され、じっくり作られたものことを言います。吟醸造りと言われ、固有の香味と色が良好なものです。醸造アルコール添加の目的は吟醸酒と同様で増量のためではないのでその量は少ないです。
 

普通酒

これまで説明してきた基準を満たしていない日本酒のことを言います。精米歩合は70%以上です。その分値段は安くなります。いわゆるコンビニなどで売っている紙パックの日本酒がこれにあたります。

 

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日本酒大吟醸の人気ランキング5位:黒龍 火いら寿(純米大吟醸)

ランキング5位は福井県の人気の蔵、黒龍の純米大吟醸酒です。とても人気があるためになかなか手に入りづらい日本酒です。サクランボのような清楚で上品な香りが立ち上り、口に含むと一気にみずみずしいアロマがあたり一面に広がるほどの芳醇な香りです。ふくよかな旨味はキリッとした端麗な味わいで、口当たりはシルクのように滑らで舌の上を滑ります。純米大吟醸の生酒、文句のつけようがない美味しさの純米大吟醸です。

兵庫県産山田錦を原料とし、精米歩合なんと35%でそれを贅沢に使用しています。細心の注意を払って醸されたお酒で、10度前後に冷やして飲むのが最適です。
 

日本酒大吟醸の人気ランキング4位:蓬莱泉 空(純米大吟醸)

ランキング2位は愛知県の蔵、関谷酒造の看板銘柄蓬莱泉の純米大吟醸が空です。山田錦を3日間かけて磨き、1年以上かけて低温でじっくりと熟成させています。それによって生み出される「空」は、口に含むとまさに「空の境地」だそうです。その芳醇な香りと丸みのある舌触りは純米大吟醸の金字塔といって過言ではない美味しさです。

落ち着いた味わいとのどごしの良さ、そして後味に可憐な余韻が漂います。特に繊細な味わいを持っている日本酒で、淡白な味のおつまみと非常に合います。

日本酒大吟醸の人気ランキング3位:久保田 萬寿(純米大吟醸)

人気ランキング3位は新潟県の人気蔵の久保田萬寿です。非常に高価な日本酒で、久保田の日本酒の中でも最高ランク=純米大吟醸の中でも最高ランクです。ですから美味しくないわけがありません。その美味しさは知識のいらない美味しさです。まるで何を飲んだのか忘れてしまうほどにスルリと喉を通り、思い出すためにまた飲む、そうしてついには飲み干してしまう、そんな魔法にかかったかのような日本酒、それが久保田の萬寿です。

柔らかくふっくらとした口当りと調和のとれた旨味で、軽く冷やしても、わずかに温めても、存在感があります。クリアな味わいの中にあと引く余韻が絶妙で、ついつい飲みすぎてしまいます。さすが多くの人を虜にしてきた久保田の大吟醸です。贈答用にもおすすめできる日本酒です。

日本酒大吟醸の人気ランキング2位:田​酒​ 百​四​拾(純米大吟醸)

人気ランキング2位は青森県の蔵、田酒の百​四​拾です。酒米を研究し、山田錦に華吹雪を掛け合わせた青森産の酒米、「華想い」を原料にしています。これを精米歩合40%と贅沢に使っています。透明度の低い質感と黄緑がかった液色で、柔らかく穏やかなリンゴのような香りが立ち、優しい甘みが口いっぱいに膨らみます。しかし味の引き際は透明感のある味わいになり、後味は一瞬にして消えるように無くなってしまいます。

そのせいで、飽きることなくどんどん飲み進めてしまいます。ついつい飲みすぎてしまう日本酒です。

日本酒大吟醸の人気ランキング1位:獺祭 磨き二割三分(純米大吟醸)

人気ランキング堂々の1位は山口県の蔵、旭酒造の人気銘柄獺祭の磨き二割三分です。今や国内に止まらず、海外でも大人気の獺祭ですが、その名前の由来は獺(カワウソ)が捕らえた魚を岸に並べて、まるで祭りをするようにみえるところから、詩や文をつくる時、多くの参考資料等を広げちらす事という意味からきています。その獺祭の磨き二割三分は日本最高峰の磨き歩合、なんと精米歩合23%の山田錦から作られる純米大吟醸です。

その贅沢な大吟醸は日本酒の通も唸るような味わいですが、日本酒を初心者でも飲めばその美味しさに驚くはずです。飲みにくさは一切感じることがなく、濃厚な旨味とともにのどごし良くあっという間に飲み干してしまうほどです。味はやわらかさとまろやかさがあり、フルーティーな香りから、口いっぱいに広がる日本酒特有の旨味があります。これから数年はこの純米大吟醸を超える日本酒は出ないのではないかと思えるほどです。

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日本酒大吟醸の飲み方

大吟醸酒のおすすめの飲み方は冷やです。特に10度くらいの温度が最適です。もしくは常温でもいいです。注意するポイントとして冷やしすぎないことがあげられます。冷やしすぎると大吟醸の特有な香りが損ねてしまいます。また、お燗にしても香りがとんでしまいますので避けるようにしてください。

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日本酒大吟醸に合うおすすめのおつまみ:イカの柚子胡椒和え

大吟醸にはさっぱりとした味のおつまみがおすすめです。そんなおつまみにぴったりなのがこのメニュー、イカの柚子胡椒和えです。イカそうめんに柚子胡椒で爽やかな辛さを加え、にんにくで風味をつけたおつまみです。淡白ながらもうま味の強いイカそうめんを引き立てる風味豊かな味付けで、思わずお酒が進んでしまう一品です。

酒を小鍋に入れて中火にかけ、煮たったら火を止めて粗熱を取ります。ボウルにイカそうめん、柚子胡椒、ニンニクのすりおろし、塩、先ほどの酒を入れ、和えてください。器に盛りつければ出来上がりです。大吟醸をチビチビ飲みながらのイカ、最高な取り合わせです。

日本酒大吟醸に合うおすすめのおつまみ:焼きエリンギ

スライスしたエリンギを網で焼くだけのお手軽メニューです。うま味と歯ごたえの両方を楽しめるおすすめのおつまみです。網がなければ魚焼きグリルやオーブントースターでも大丈夫です。レシピでは醤油をかけていますがポン酢で青ネギをふりかけてもおいしいです。さっぱりとしているので大吟醸酒に合うおつまみです。

エリンギは縦に3~4等分に切り、酒をからめます。長い場合は横半分に切ってください。焼き網を熱して薄くサラダ油を塗り、エリンギに両面少し焼き色がつくくらい焼きます。器に盛って、かつお節をのせ、お好みで七味唐辛子を振り、しょうゆをかければ出来上がりです。シンプルな味わいですが、それが大吟醸には良く合います。

日本酒大吟醸に合うおすすめのおつまみ:大葉とタラコの天ぷら

魚卵の濃厚なうま味と塩辛さ、大葉の爽やかな風味の天ぷらです。油を使った料理ながら大葉が効いてあっさりしているので、大吟醸酒にも合うおつまみです。

大葉は軸を切り落とします。タラコは切り込みを入れ、中身をしごき出しみりんと混ぜ合わせます。ボウルにウズラの卵と冷水を混ぜ合わせ、小麦粉を加え軽く混ぜて衣を作ります。揚げ油を170℃に予熱し始めます。大葉にタラコをのせ、半分に折るようにしてタラコを包みます。これを衣に通して、170℃の揚げ油に入れ、サクッと揚げて油をきって器に盛れば出来上がりです。何もかけなくても、タラコの塩気があり十分に美味しいです。

日本酒大吟醸に合うおすすめのおつまみ:帆立貝の酒蒸し

帆立貝の酒蒸しは味付けが日本酒なので、基本的にどの日本酒とも相性の良いおつまみです。しかし帆立貝は味わいがとても淡泊なので、帆立貝のうま味に合うのは端麗な大吟醸酒が一番です。
 

帆立貝は、殻の汚れが味わいを悪くするので、水で何回も洗います。帆立貝をビニール袋に入れ、料理酒を適量入れて10分間封をします。その帆立貝を少し深い皿に入れ、ラップをかけて電子レンジで3分ほど加熱します。味を見て、塩こしょうし、お皿に盛ります。上からネギをかければ出来上がりです。

まとめ:日本酒大吟醸を飲もう

日本酒の大吟醸の魅力を紹介しました。大吟醸は他の日本酒に比べても雑味をなくすために酒米を半分以上磨いて作るため、かなり贅沢に酒米を使っています。また、低温で熟成させるので製造には時間もかかります。それらの理由からも大吟醸の値段が高いのです。しかし大吟醸の美味しさはやはり格別です。香りが良く、味が柔らかく、のどごしが良く、後味がスッキリして、どんどん飲めてしまうのが大吟醸です。

この美味しさを一旦覚えると、やはりまた飲みたくなるものです。日本酒の飲み方の楽しみの一つが温度を変えて飲むことです。熱燗、常温、冷やとそのお酒の表情も随分と違います。大吟醸は冷やか常温がおすすめとされていますが、冷やしすぎは香りをとばしてしまうので、10度程度で飲むようにしてください。冷蔵庫で冷やす場合は冷えすぎない野菜室がおすすめです。

日本酒は入れ物を変えて飲むことでも楽しむことができます。ワイングラスで飲めば、その香りをより感じることができます。また、升に入れて飲めば、ヒノキの香りとともに日本酒を楽しむこともできます。熱燗は陶器のおちょこで飲むのが一番です。

日本酒はワインと違い、年によって出来不出来がありません。よってお気に入りの品種を見つければ、毎年同じものを飲むことができるというメリットがあります。大吟醸は値段もしますが、美味しさには定評があり、蔵の個性が特に出ますので、ぜひ試していただきたいです。今年の夏は冷やの大吟醸をさっぱりとしたおつまみと一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか?それでお気に入りの銘柄を見つけてみるのもいいかもしれません。

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