メッコールは世界一まずいコーラ？販売している自販機や通販を調査！

メッコールは韓国で作られている炭酸入り清涼飲料水の名称です。日本では販売されている地域が限られており、販売数も多くないこともあって、あまり馴染みがないという人が多いですが、韓国では「韓流コーラ」として一時期大ヒットした商品で、今でも根強いファンがいます。メッコールは原材料に大麦エキスを使っており、韓国語で麦を表す「メッ」とコーラを組合わせて名前が付けられたと言われています。

メッコールは韓国で清涼飲料水を販売していた株式会社一和（イルファ）が、1982年に世界初の大麦炭酸飲料製品として開発しました。メッコールは有機栽培の大麦と天然の炭酸水を使ったミネラルウォーターを原料としており、発売初期の容量は120mlのみでした。メッコールは消費者の健康と安全性を考慮した商品だったものの、香ばしい味ではなく強い酸味が残るものだったようで、あまり売れ行きは思わしくありませんでした。

メッコールは製品の安全性を保ちつつも、味の改良を重ねていきました。また容量も200ml、340ml、640mlとラインナップを充実させ、同時に流通システムを見直すなどしてマーケティングに力を入れていきました。特に、人気歌手をコマーシャルに起用するなどして知名度を上げた事が功を奏し、メッコールは韓国内ではメジャーな商品になりました。現在でも幅広い年代にファンを持つ、韓国を代表する清涼飲料水です。

メッコールが日本に上陸したのは1986年ですが、あまり販売数は多くなく、関東や大阪などの一部地域でしか販売されていませんでした。ですが、一度飲んだら忘れられないメッコールの味がクセになり、やがて日本にも根強いファンが生まれていきました。大阪などでは、メッコールを子供の頃の懐かしい味として覚えている人もいます。メッコールは日本でも30年以上にわたって愛され続けています。

メッコールは原料に麦を使用している炭酸飲料ということもあり、ビールに似た香りをしています。味の方もコーラというよりはビールに近いと感じる人が多いようです。メッコールは炭酸は強く、注いだ時にコーラのように泡が消えるタイプではなく、ビールのように炭酸の泡が上方に残るものになります。麦の香ばしさが印象的なので、ビールを薄めたような味と表現したり、甘い麦茶に炭酸を加えたものと表現する人もいます。

メッコールは原料に大麦を使用するなど、一般的なコーラとは原料が大きく異なっています。また、コーラは多量のカフェインを含んでいますが、メッコールはカフェインを使用していません。ですので厳密にはメッコールはコーラとは異なる飲み物ということになるのですが、製造会社は「韓流コーラ」や「麦のコーラ」というキャッチコピーで宣伝しており、あくまでもコーラという扱いになっています。

メッコールをまずいと聞いていた人が初めて飲んだ時の感想としては、意外にもそれほどまずくはない、というものが多いです。匂いが気になって最初から口をつけられない、全く受け付けられない、という人もいますが、中にはメッコールを飲んでいるうちにクセになってしまい、リピート購入しているという人もいます。韓国でもメッコールの好き嫌いは分かれています。

メッコールを好んで飲んでいる人でも、「メッコール」という飲み物として飲んでいることが多く、「コーラ」とは考えていません。メッコールが好きという人であっても、普通の飲み物としてはまずくないが、「コーラ」として考えると美味しくないと思っているようです。メッコールが「世界一まずいコーラ」というのはあながち間違ってはいないということでしょうか。

「世界一まずいコーラ」と言われると余計に気になってしまい、メッコールを飲んでみたい、あるいは友人などに飲ませてリアクションを見てみたい、などと考えている人もいるのではないでしょうか？メッコールを購入する方法はいくつかあります。以下にまとめましたので参考にしてください。

メッコールは株式会社コスモフーズが韓国から輸入、販売をしています。コスモフーズは埼玉県に本社があり、埼玉県の大宮、東京、横浜、大阪の4箇所に支店があります。コスモフーズの各支店では直接メッコールを購入することができますが、失礼のないよう事前に連絡を入れて確認しておくと良いでしょう。

コスモフーズは、宮城、福島、茨城、群馬、愛知、岡山の6箇所に営業所があります。営業所で直接メッコールを購入することはできませんが、1箱単位から自宅に配送してもらうことが可能です。但し、送料が別途かかりますので、事前にきちんと確認しましょう。

ヴィレッジヴァンガードは変わった雑貨や本を販売しているお店ですが、面白商品の一つとしてメッコールを販売していることがあります。ヴィレッジヴァンガードは全国に約250店舗が展開していますが、全ての店舗でメッコールを取り扱っているわけではないので注意してください。現在のところ、関東や大阪など、コスモフーズの支店や営業のある地域の店舗でメッコールを置いていることが多いです。

ヴィレッジヴァンガードは店舗ごとに入荷する商品を決めています。ですので、今現在はメッコールを取り扱っていない店舗であっても、リクエストが多ければメッコールを置いてくれる可能性はあります。近くの店舗で店員さんに聞いてみると良いでしょう。

メッコールはもともと韓国で作られている商品なので、韓国系の雑貨店や百貨店などに置いてあることがあります。他の輸入ショップよりも安く販売していることもあるので、是非店頭をチェックしてみてください。また、韓国系の料理店などでは、ドリンクメニューとしてメッコールを出しているところもあります。本場の韓国料理と一緒にいただくメッコールは一味違うかもしれません。

メッコールを輸入している株式会社コスモフーズは、自販機で清涼飲料水を販売している会社です。ですので、自販機からメッコールを購入することができます。もちろんコスモフーズの全ての自販機にメッコールが置いてあるわけではありませんし、地域によってはそもそもコスモフーズの自販機を置いていない県もあります。支店や営業所のある地域の自販機であれば、メッコールが置いてある可能性は高くなります。

自販機も季節に合わせて商品の入れ替えを行っているので、以前にメッコールを販売していた自販機が今も販売しているとは限りません。ですが、コスモフーズの大阪支店前に設置されている自販機は1年を通してメッコールを販売しています。他の支店前の自販機でも販売していることが多いです。

また、東京や横浜、大阪といった韓国人が多く住んでいるエリアに設置されている自販機では、メッコーラが販売されていることが多いです。メッコールが韓流コーラとして親しまれている証拠です。大阪などの地域を訪れた際に、メッコールの置いてある自販機を探してみるというのも面白いです。

メッコールは通販で購入することも可能です。メッコールは製造会社の株式会社一和の日本支部であるイルファジャパンの公式サイトから直接注文することが出来ます。ただし、1箱（30本）からの注文になります。楽天市場、ファイン通販ショップからも注文できますが、やはり1箱単位になります。Amazon、YAHOO!ショッピングなどでは1本から注文することができます。必要数に応じて購入先を選ぶと良いでしょう。

コーラのつもりで口にした人からはまずいと言われるメッコール。大阪など、早くから販売されていた地域では懐かしい味として親しんでいる人も多いです。「コーラ」としては世界一まずいかもしれませんが、健康にも配慮されており、飲み物としてはけっして悪くはありません。まだ飲んだことがないという人は、是非自分の下でその味を確かめてみてはいかがでしょうか？