コーヒー牛乳とカフェオレの違いは?カフェイン・作り方などで比較!

コーヒー牛乳とカフェオレの違いを説明できるでしょうか?多くの人は同じものだととらえていると思います。コーヒー牛乳とカフェオレの関係は結構曖昧でよくわからないものです。そもそもカフェオレやカフェラテ、カプチーノなどコーヒーには多くの種類が存在してあまりカフェオレ自体普段よく飲んでいてもどういう定義のものなのかわからなかったりします。そこで今回はコーヒー牛乳とカフェオレの違いに焦点を当て、比較していきたいと思います。

コーヒー牛乳とカフェオレの違いは?カフェイン・作り方などで比較!のイメージ

目次

  1. 1コーヒー牛乳とカフェオレって?
  2. 2コーヒー牛乳とは
  3. 3カフェオレとは
  4. 4現在「コーヒー牛乳」は販売されていない!
  5. 5コーヒー牛乳とカフェオレのカフェイン量
  6. 6コーヒー牛乳の作り方
  7. 7カフェオレの作り方
  8. 8コーヒー牛乳とカフェオレのカロリー
  9. 9コーヒー牛乳とカフェオレは実はダイエットに向いている!
  10. 10コーヒー牛乳とカフェオレの違い
  11. 11コーヒー牛乳とカフェオレは気分や効果で飲み分けよう

コーヒー牛乳とカフェオレって?

そもそもコーヒー牛乳とカフェオレとはどういうものなのか、違いはあるのかと考えたことはあるでしょうか?よくカフェオレとカフェラテやカプチーノなどの違いについては聞きますが、コーヒー牛乳が比較対象になっていることは少ないように思えます。なので今回はコーヒー牛乳とカフェラテの作り方やカロリーなどの違いを比較し、紹介していきたいと思います。

コーヒー牛乳とは

まずコーヒー牛乳という言葉を聞いて思いつくのは何でしょうか?銭湯や温泉などでお風呂上りに瓶詰されたものをごくごく飲むというシーンや給食に出てきたミルメークや三角コーヒーなどが思いつきませんか?カフェオレに比べて日本に馴染みの深い昔ながらの飲み物だという印象を受けると思います。

コーヒー牛乳の歴史

コーヒー牛乳は今から約95年前の1923年に守山乳業が作ったのが始まりです。まだ日本にコーヒーと牛乳が普及していないころ、守山乳業の創業者である守山謙さんが初めてコーヒーを飲み、そのコーヒーの苦さに驚いたそうです。その際にアメリカではコーヒーにクリームを入れて飲むと聞き、クリームの代わりに牛乳を混ぜたらどうかと考えました。

そして、奥様とともにコーヒーと牛乳の量を調節して試行錯誤し、1対1の割合が両者の風味や味が混ざりあいちょうど良くなると判断。また、そこに砂糖をたくさん入れるアイデアを奥様が提案し、コーヒーと牛乳に砂糖を加えた美味しいコーヒー牛乳が誕生したそうです。

コーヒー牛乳の主役は「牛乳」

コーヒー牛乳のメインは「牛乳」で「たっぷりの牛乳にコーヒーと砂糖を加えたもの」となっていて、実はコーヒー牛乳に明確なレシピがないのです。ほとんどが牛乳となっているためコーヒーの香りが薄めでまろやかで飲みやすく、子供から大人まで安心して飲める飲み物となっています。

カフェオレとは

カフェオレはフランスで好まれるコーヒーの飲み方で、「カフェ」はコーヒー、「オ」は前置詞で「レ」は牛乳のことを指すフランス語になっています。フランスの家庭では朝食時にたっぷりとカフェオレを飲むことを好む人が多く、朝に目を覚ますために濃いコーヒーを飲みたいが、空腹時に濃いコーヒーは刺激が強い為、牛乳で和らげて飲みやすくしたのだとか。

ちなみに本場のフランスでは「カフェオレボウル」という大きな食器たっぷりとカフェオレを飲むそうです。カフェオレボウルには取っ手がなく、基本的に両手で持ち上げて飲むのが一般的な方法なんだとか。また、カフェオレにはパンを浸しながら食べるそうで、フランスの朝食というと優雅なイメージがありますが朝食はパパッと短時間で済ましてしまうそうです。

カフェオレの主役は「コーヒー」

カフェオレはコーヒー牛乳とは違って「コーヒーと牛乳の量が1対1の割合で混ぜられたもの」という明確なレシピが存在します。カフェオレはメインを「コーヒー」とした牛乳が脇役のコーヒー飲料となっています。なので、大人が楽しむコーヒーメニューという印象を持ちます。

レシピが明確になっているため原料が同じだとしても、コーヒーの焙煎度合いや抽出方法、ミルクの割合や使い方が異なるだけでカフェオレではなく別のコーヒー飲料になってしまうのです。ちなみにカフェオレに使われるコーヒーはドリップ抽出されたコーヒーとなっています。

現在「コーヒー牛乳」は販売されていない!

実は現在「コーヒー牛乳」という名前の付いた商品が店頭から消えているということを知ってましたか?以前はコーヒーで味をつけた牛乳は生乳の割合に関係なく「コーヒー牛乳」と呼ぶことができました。ですが、2003年に飲用乳の表示に関する公正競争条約により生乳100%のものしか「牛乳」と表記できなくなりました。

つまり、コーヒー牛乳は牛乳にコーヒーを混ぜて作るので生乳100%ではなくなってしまい「コーヒー牛乳」という名称は使われていないということなのです。その代わりに現在では「コーヒー入り乳飲料」や「コーヒー(乳飲料)」、「ミルクコーヒー」、「カフェオレ」などとラベル表記されています。ちなみに「ミルク」「乳」は無脂乳固形分8%以上、乳脂肪分3%以上で使用可能です。

先ほど「コーヒー牛乳」の名称の代わりに「カフェオレ」の表記が使われていると述べましたが、きちんとカフェオレをレシピ通りに作るとコーヒー牛乳とは全然違う味わいになるということを覚えておいて欲しいです。さらに味わいだけでなくそのほかの違いもあるということをこれから紹介していきます。

コーヒー牛乳とカフェオレのカフェイン量

コーヒー飲料で気になる物の1つといえばカフェインの量。カフェインの取りすぎは体に良くないとされています。最近ではカフェインを取り除いたデカフェやカフェインレスのものなどが増えてきていて、体に負担がかからないものが多くなってきています。そこで一般的なコーヒー牛乳とカフェオレのカフェイン量についてみていきます。

ちなみに1日のカフェインの摂取量の目安を知っていますか?日本では国が明確な基準値を出しているわけではありませんが、海外の研究機関データを見てみると、1回の摂取につきカフェイン200mg(約3mg/kg体重)以下、1日あたりでは400mg(約5.7mg/kg体重)以下なら健康な成人であれば安全上の懸念はないとされています。

コーヒー牛乳にもカフェインは含まれている!

配合にもよりますが一般的なコーヒー牛乳のカフェイン量は「100mlあたり約16mg」となっています。牛乳がたっぷりなコーヒー牛乳にもカフェインが入っているということを知らなかった人も多いようです。決して多くはない量ですが、お子様や妊婦さんなどカフェイン量を気にしている方が飲む場合は少し注意しておきましょう。

カフェオレのカフェイン量はコーヒー牛乳の約2.5倍も!

また、カフェオレのカフェイン量は「100mlあたり約40~50mg」となっています。コーヒー牛乳の約2.5倍以上のカフェイン量が含まれています。カフェオレの飲みすぎはカフェインの過剰摂取につながるので量を加減して飲むようにしましょう。ですが、最近ではデカフェやカフェインレスのカフェオレが手軽に購入できるのでカフェインが気になるけどカフェオレをたくさん飲みたい!という方はそちらをおススメします。

気分やシーンで飲み分けて味わうのがおススメ

カフェインの量に差があるコーヒー牛乳とカフェオレは気分やシーンで飲み分けるのがおススメです。例えばコーヒー牛乳はお子様でも安心して飲め、大人だと疲れた時や夜、寝る前のひと時などホッと甘さに癒されたいときに。カフェオレは勉強や仕事の休憩時間など少し気分転換をしたいときなどに飲み分けるのも楽しみ方の1つなのではないでしょうか。

コーヒー牛乳の作り方

コーヒー牛乳の作り方は明確なものがないのでアバウトに説明すると「たっぷりの牛乳にコーヒーと砂糖を加えたもの」です。なので、コーヒー牛乳は作る人によって別物のように感じることもあるかもしれません。そこで、ここでは人気のコーヒー牛乳の作り方を3つ紹介したいと思います。

温泉のあの味をお家でも!温泉で飲むようなコーヒー牛乳の作り方

温泉で飲むコーヒー牛乳はなんだかやさしい甘さで癒されてお風呂上がりの火照った体にぴったり。そんなコーヒー牛乳が家でも飲めたら気分はいつでも温泉にいるような気分になれるかもしれません。そんなコーヒー牛乳の作り方で必要なものは5つ。砂糖小さじ2杯、水小さじ1/2、牛乳200cc、インスタントコーヒーティースプーン1杯くらい、スキムミルクスプーン1杯位です。

まず砂糖、水、インスタントコーヒーをマグカップに入れてレンジで20秒ほど温めます。ここにスキムミルクを加えます。入れても入れなくてもいいのですが入れたほうがコクがでて美味しくなるそうです。そして溶けずらいのですがここは頑張りどころ。完全に溶けたら牛乳を入れて完成です!この後にレンジで温めてホットいしてもアイスのままでも美味しくいただけます。

豆乳でさらにまろやかなコーヒー牛乳の作り方

牛乳で作るコーヒー牛乳もまろやかで美味しいのですが牛乳を豆乳に変えるだけでさらにまろやかになって美味しいのです!胃にも優しい味になり、豆乳にはダイエットに効果的なビタミンB群が豊富に含まれているため美味しいうえにうれしい効果付き。そんなコーヒー牛乳の作り方に必要なのは入れた熱湯の1/3ぐらいの量の豆乳、インスタントコーヒー適量、お湯適量、砂糖もお好みの量となっています。

この作り方は単純にいつも作るコーヒー牛乳の牛乳を豆乳に変えるだけなので、普通にコーヒーを入れて後から豆乳を加えるだけです。ですが、豆乳に変えるだけで本当にまろやかさでおいしくなるそうで豆乳のコーヒー牛乳をリピートして作ってますなど虜になっている人がたくさん見られました。

素を作れば、薄めて飲むだけ!コーヒー牛乳の素のレシピ

コーヒー牛乳がさっと作れる濃縮タイプの素の作り方です。これを作ってストックしてあれば飲みたいときにすぐこの元と牛乳をコップに注げばいつでもコーヒー牛乳が簡単に飲めます。凝縮されているものなのでコーヒーソースのように使えてアイスやヨーグルトにかけるのもおススメです!そんなコーヒー牛乳の素の作り方で必要なのは3つ。インスタントコーヒー20g、砂糖50g、水200ccです。

すべての材料を鍋に入れ火にかけ、沸騰したらそのまま火を止めて冷まします。冷めたら十分に消毒した保存容器等に入れて冷蔵庫に保存するだけです。飲む際は牛乳で4~5倍に薄めれば美味しいコーヒー牛乳が手軽に飲めます。コーヒー牛乳を作るとなるとすぐにアイスで飲めないのですが、この素さえあればいつでもアイスのコーヒー牛乳が飲めるのがうれしいところです。

カフェオレの作り方

カフェオレの作り方は「ドリップ抽出したコーヒー5割に対してに温めた牛乳(スチームミルク)を5割加えたもの」となっています。カフェオレの発祥であるフランスではもともと酸味が多く苦みが少ない浅煎りの豆で、ドリップコーヒーのような比較的薄めのコーヒーが好まれているようです。

そこで自宅で作れる簡単で美味しい本格ドリップのカフェオレの作り方を紹介します。飲みたいと思ったら約10分、手間がかからず簡単に作れるのでぜひ作ってみてください!このカフェオレでポイントは深煎りで細挽きのコーヒー豆を用意することです。深煎りで細挽きのコーヒー豆は牛乳で割ってもコクの香りがある濃厚なコーヒーがドリップできるのでおススメとなっています。

自宅で簡単美味しい本格ドリップコーヒーの作り方

この作り方で用意する材料は牛乳60ml~100ml、コーヒー豆8~15g、お湯120ml、お好みで砂糖・蜂蜜・シナモンなどの4つとなっています。用意するものとしては一般的なサイズのマグカップとメリタまたはベトナムコーヒーのフィルターを使うと美味しく作れるそうです。

始めにマグカップに牛乳を注ぎ、電子レンジで温めておきます(600wなら約1分くらいが目安)。牛乳の量は60mlではかなりビターなカフェオレになり、100mlだとマイルドなカフェオレが仕上がるのではじめは中間の80mlからお試しすることをおススメします。次にコーヒー豆をフィルターにセットして、牛乳を温めたマグカップに直接コーヒーをドリップします。フィルターにお湯約20mlを注ぎ、コーヒー豆を約30秒ほど蒸らします。

そして約100mlのお湯をそーっと注いでいくだけ。注ぎ終わったら軽くかき混ぜて、お好みの味付けをして完成です!まずは、そのままの味を試してみてから好みの味にしてみてください。甘めにしたいのなら小さじ1~2杯位の蜂蜜でやさしい甘さのホットハニーカフェオレになります。

コーヒー牛乳とカフェオレのカロリー

原料は同じコーヒー牛乳とカフェオレ。ですが、その割合が異なるためカロリーも異なってきます。作り方にもよりますが一般的にコーヒー牛乳はコーヒーカップ1杯で約90キロカロリー、カフェオレは約55キロカロリーとなっています。コーヒー牛乳は牛乳がたっぷりな上に砂糖も入っているのでやはりカフェオレに比べて高カロリーとなっていました。

コーヒー牛乳とカフェオレは実はダイエットに向いている!

コーヒー牛乳とカフェオレは高カロリーでダイエット中には飲めないと思いがちですが、少し注意すればダイエットにコーヒー牛乳やカフェオレは向いている飲み物だといえるんです!なぜ高カロリーなのにダイエットに向いているのか疑問に思う人も多いと思うのでその理由をさっそく紹介していきます。

コーヒー牛乳とカフェオレにはどちらにも牛乳が含まれているため高脂肪となっています。高脂肪ということはつまり腹持ちが良いということなんです。ですので、コーヒー牛乳やカフェオレは間食の代わりに飲めばダイエットに効果的といえます。高カロリーですがその分満足感が得られるというメリットがあります。

牛乳は「カルシウム」や「鉄」を筆頭に栄養面でのトータルバランスがよく、砂糖は加えすぎるのはあまりよくありませんが、「糖」の効果で脳が活性化します。さらにコーヒーに含まれるカフェインには「脂肪燃焼効果」があるため運動する約30分前に飲むと効果的だとされています。ですので、飲み分け方としてはカフェオレは運動をよくする人に、コーヒー牛乳はダイエットでつい間食しがちな人に向いているといえるのです。

コーヒー牛乳とカフェオレの違い

いろんな面からコーヒー牛乳とカフェオレの違いを見てきました。カフェイン量や作り方、カロリーなどを比較しましたがやはりコーヒー牛乳とカフェオレの大きな違いは「主役の違い」と「作り方」だといえるのではないでしょうか。「牛乳」と「コーヒー」と主役が変わるとカフェイン量もカロリーも大きく差が出てきます。

さらに「作り方」の面から言えばカフェオレは砂糖を含むことがレシピにはないためその分コーヒー牛乳に比べ低カロリーとなっています。また、たっぷりの牛乳にコーヒーと砂糖を加えるコーヒー牛乳はコーヒーの配分が少ないためカフェイン量がカフェオレよりも少なくなっていました。断言できるほど明確な違いはありませんが大まかな違いはこの2点だと思います。

コーヒー牛乳とカフェオレは気分や効果で飲み分けよう

たくさん説明してきましたがコーヒー牛乳もカフェオレもそれぞれ別のおいしさがあるのでその時の気分やシーン、または効果で飲み分けるのがいいのではないでしょうか。また、美味しいコーヒー牛乳やカフェオレの作り方を自分で作り出すのも楽しいと思うのでぜひチャレンジしてみてください!

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