2019年01月09日公開
2024年08月27日更新
わらび餅は高カロリー?コンビニ毎に比較【セブン/ローソン/ファミマ】
つるっとした食感ときな粉の旨みが美味しいわらび餅は、低カロリーでヘルシーなイメージがあります。では実際にどれくらいのカロリーなのか知っているでしょうか?低カロリーなイメージだけでダイエット中に食べていると、意外と高いカロリーで太る原因になってしまうかもしれません。今回はそんなわらび餅を売っているコンビニやスーパーでカロリー・糖質を比較調査し、ダイエットに向いているスイーツなのかどうか、わらび餅の効能や注意点、ヘルシーレシピまで紹介していきます。
わらび餅のカロリーをコンビニ毎に比較調査!
つるつるとした喉越しのわらび餅は、特に夏になると食べたくなる人気の和菓子です。わらび餅はその見た目から低カロリーなイメージがありますが、わらび餅のカロリーは本当に低いのでしょうか?夏のコンビニスイーツの代表でもあるわらび餅のカロリーをセブン、ローソン、ファミマの各コンビニ毎に比較し、またスーパーのわらび餅とも比較しつつ、カロリーと糖質、注意点やダイエットにおすすめのレシピまで調査していきます。
セブンのわらび餅のカロリー・糖質
セブンで販売されているわらび餅の商品は「京風きなこのわらび餅(沖縄県産黒みつ使用)」138円です。ぷるんとした食感のわらび餅に、濃厚な味わいの沖縄県産の黒みつを使用し、香ばしく焙煎した京風きなこをまぶしてあります。原材料にはわらび粉と寒天を使用し、本格的なわらび餅特有の食感と喉越しが味わえます。セブンのわらび餅のカロリーは189kcal、糖質(炭水化物換算)41.8gになります。
ローソンのわらび餅のカロリー・糖質
ローソンで販売されているわらび餅の商品は「もちもちとしたわらび餅(沖縄産黒糖の黒蜜付)」165円です。もちもちとした食感が特徴で、冷たいままでもすぐ食べられるわらび餅です。黒蜜をかけてちょうどいい甘さで食べやすく、他のわらび餅と比べるとやわらかめに出来ています。ローソンのわらび餅のカロリーは159kcal、糖質は35.9gになります。
ファミマのわらび餅のカロリー・糖質
ファミマで販売されているわらび餅の商品は「とろーりわらび餅 ホイップ&黒蜜」128円です。大きめのわらび餅の中に沖縄産の黒糖を使用したコクのある黒蜜とホイップクリームが入っていて、餅にも厚みがあり食べ応えがあります。焙煎したきな粉をまぶしてあり、香ばしい風味も楽しめます。ファミマのわらび餅のカロリーは162kcal、糖質は25.4gになります。
スーパーのわらび餅のカロリー・糖質
それでは、スーパーで売られているわらび餅のカロリーや糖質はどれくらいなのでしょうか?スーパーでよく見かける「明日香野 わらび餅(黒糖蜜付)」(明日香食品)は、涼し気な水色の大きなトレーに透明感のあるわらび餅がたくさん入っていて98円ととてもお得なわらび餅です。ラムネ味やいちご味などいろんな味が楽しめます。カロリーは200kcal、糖質は39.1gです。
こちらも良くスーパーなどで見かける「わらび餅(黒糖蜜・きなこ入)」(ヤマザキ)です。量がたっぷり入って116円とお得なわらび餅で、明日香野の「わらび餅」と同じように涼し気なパックに透明なわらび餅がたくさん入っていて、冷やすとよりおいしく楽しめます。
ヤマザキのわらび餅のカロリー・糖質は公表されていませんが、カロリーは約211kcal、同量の一般的なわらび餅を参考にすると糖質は54g程度となります。コンビニのわらび餅と比較してもかなり高い糖質量になっています。
ゼロカロリーのわらび餅もある?
その見かけから低カロリーだと思われがちなわらび餅は、以上のようにコンビニやスーパーで比較しても意外とカロリー・糖質ともに高いことがわかりました。そんな中で遠藤製餡からカロリーがゼロの「ゼロカロリーきなこわらびもち」も販売されています。天然由来の甘味料エリスリトールを使用し、こんにゃくのマンナンから作ったきなこ餅なので、カロリーはほぼゼロです。
糖質は14gと、他のわらび餅と比べてもかなり少ないのに本格的な味が堪能でき、ダイエットをしている方や糖尿病の方にも評判の高いわらび餅です。価格は6個入り1393円より販売されています。
わらび餅はカロリー高いがダイエット向き?
わらび餅の原料とカロリーの関係
わらび餅の原料であるわらび粉は、蕨(わらび)の地下茎から取れます。わらび粉自体はカロリーが低いのですが、蕨から取れるわらび粉は生産量が少ないので、とても貴重で流通量が少なく高価になります。また日持ちもしにくいので、老舗の和菓子屋さんなどでしか使用されていません。わらび粉で作ったわらび餅は、色が濃く黒っぽい色をしています。
出典: http://latta.jp
私たちがコンビニやスーパーでよく目にするわらび餅は、さつまいもやタピオカのでんぷん、くず粉で代用されているのがほとんどです。さらに旨みを出すために、砂糖や水あめなどの糖類を原材料に追加したり、きな粉や黒蜜をたっぷりかけたりします。そのためコンビニなどのわらび餅はカロリーが高いというわけです。
わらび餅は満腹感が得られやすい
もちもちとした独特な食感のあるわらび餅は、食べ応え十分で少しでも満腹感を感じることができます。もっちりとした食感が満福中枢を刺激して、お腹に入ると胃の中もふくらむので、もともとカロリーの高いわらび餅を少量しか摂取しなくても、脳がお腹いっぱいと判断します。おやつを食べる時も少量のわらび餅で済むので、食べ過ぎ防止になりダイエット中のおやつにおすすめです。
わらび餅のきなこで代謝アップ効果
わらび餅にかけるきな粉そのものには、糖分がありません。わらび餅を食べる時にはきな粉に砂糖をまぶさないようにすれば、糖質の量がぐっと減ります。またきな粉にはイソフラボンが豊富に含まれています。イソフラボンは代謝をアップさせる効果があり、代謝が上がると基礎代謝量も上がり1日の消費カロリーが多くなります。それによって痩せやすい体を作り、ダイエット効果を得られます。
またイソフラボンは、女性ホルモンを助ける働きもあるので、美肌や美髪効果、コレステロールの抑制作用もあります。
わらび餅のきなこの食物繊維で便秘改善
わらび餅ときな粉には食物繊維が豊富に含まれています。食物繊維は腸内環境を整える整腸作用があり、便秘の解消効果があるので、体内にたまっている毒素や老廃物を輩出してくれます。またきな粉に含まれる大豆オリゴ糖は、腸内の善玉菌を増やして腸内環境を良好な状態に整える働きをします。
わらび餅は選び方と食べ方に注意
コンビニに売っているようなわらび餅はカロリーや糖質が高いので、あまりダイエットに向いているとは言えません。わらび粉で出来ているわらび餅など原料にこだわって選んだり、量を調整して少なくするなどに気を付けて注意すれば、低カロリーでわらび餅を食べることができます。
どんなに低カロリーでも、食べ過ぎてしまうと太る原因になります。また付属の黒蜜もカロリーが高いので、きな粉だけをかけて食べるなど、食べ方に注意してカロリーを抑える工夫をしましょう。またきな粉に含まれるイソフラボンは過剰に摂取すると子宮内膜症や乳がんのリスクが高まることがあるので、過剰に摂りすぎないよう注意が必要です。
わらび餅のダイエット中におすすめのヘルシーレシピ
気軽に食べられるデザート「寒天粉と片栗粉でわらび餅」
寒天粉と片栗粉で作るわらび餅のレシピは、カロリーが少なくとてもヘルシーなのでダイエット中でも気軽に食べられるデザートです。急に食べたくなっても家ですぐ作ることができるお手軽レシピです。
- 寒天粉4g
- 片栗粉大さじ4
- 水650cc
- 砂糖大さじ1
- 片栗粉を同量の水で溶いておきます。
- 鍋に寒天粉、砂糖、水を入れて沸騰させます。
- 弱火にしたら、溶いた片栗粉を入れて素早く混ぜます。
- もっちりとしてきたら、容器に流し込んで冷まします。このまま冷蔵庫で冷やして切り分けてもOKです。
- ボウルに氷水を作っておき、ある程度冷めたわらび餅をスプーンですくってそのまま氷水の中に入れます。
- 冷えて固まったらお皿に取り、お好みできな粉や黒蜜をかけたら出来上がりです。
黒砂糖でコクがある「わらび餅風ヘルシーおやつ」
寒天とゼラチンで作るわらび餅風のヘルシーなデザートのレシピは、わらび餅のようにさっぱりでつるっとした食感を楽しめます。寒天で低カロリーに作れるので、ダイエット中の方や小さなお子さんのおやつにもおすすめのレシピです。混ぜるだけなので家事の合間にもさっと作れます。
- 水600cc
- 黒砂糖(もしくは三温糖など)大さじ2
- 粉寒天5g
- 粉ゼラチン5g
- きなこ、黒蜜お好みの量
- 鍋に分量の水を入れて、ゼラチンと寒天を入れて火にかけます。
- 黒砂糖を入れて、寒天・ゼラチン・砂糖がそれぞれ溶けるまで混ぜます。ゼラチンは沸騰させると固まらず、寒天はよくゆでないと溶けません。混ぜて透明になったら火を止めます。
- 容器に移して、冷蔵庫で冷やします。
- 固まったらきな粉をかけ、お好みで黒蜜をかけたら出来上がりです。
材料3つで電子レンジで簡単「片栗粉でわらび餅」
たった3つの材料で電子レンジで簡単に作れるわらび餅のレシピです。片栗粉を使用するので低カロリーなわらび餅を、レンジで素早く作れるお手軽なレシピです。
- 片栗粉50g
- 砂糖50g
- 熱湯250~300cc
- きな粉、抹茶、黒蜜などお好みで
- 片栗粉・砂糖・熱湯を耐熱容器で滑らかになるまでよく混ぜます。
- 電子レンジで1分加熱したら、濡れたスプーンでかき混ぜます。これを3~4回繰り返します。
- 3~4回目で、全体的に透明でもちもちした感じになります。混ぜてからスプーンなどで丸く形を整えながら、氷水に落とします。
- より均等で簡単に綺麗に作りたい場合は、絞り出し袋に入れて搾りながら、濡らしたキッチンばさみで切っていきます。
- よく冷えたら、水気を切ってお好みできな粉や黒蜜などをかけて出来上がりです。
わらび餅を美味しく食べながらダイエットを叶えよう!
いかがでしたか?わらび餅のカロリーと糖質についてコンビニやスーパーで比較し、原料とカロリーの関係やダイエットに向いている効果、食べ方の注意点、ダイエット中でも食べられるヘルシーなレシピなどを紹介してきました。
コンビニやスーパーで売られているわらび餅は、その原材料のために意外にカロリーが高く、本来のわらび粉を使ったり、片栗粉などで代用したりすればカロリーや糖質が低くなることがわかりました。またわらび餅はさまざまな効果があり、食べ方などに注意すればダイエットに向いているスイーツです。選び方や食べ方に注意しながら、わらび餅を美味しく食べてダイエットを成功させましょう!